薬膳でセルフケア めざせ!仙人life

中医薬膳学に基づき、薬食同源、医食同源で仙人のような健康長寿を目指します。

長ナスでさっぱりそうめん風

 

 

火を使わないで作る夏の薬膳

 

 

 

ギンギン

   ギラギラ

        セミミンミン

 

 

ササッ 

    サササーーーッ

        チョキンチョキン チョキンーーーッ

 

 

仙「ウホホッ、今日は面白いものが収穫できたぞ。」

 

ヒュヒューーン

 

パッ

 

 

仙「ぺんたんよ、夏の薬膳講座じゃ、皆を呼べ。」

ぺ「は、はい!」

 

 

 

仙人の薬膳講座

 

 

ざわざわ

  ガヤガヤ

 

仙「皆、暑い中、よく来てくれるたのう。」

皆「はーい。」

 

ニコニコ

 

仙「雨もあがって、いよいよ夏本番じゃ。」

皆「はぁぁ、、、い。」

 

仙「夏野菜も豊富な時期じゃ。体内の熱を取り陰液を潤す薬膳をな。」

皆「はい♡」

 

仙「作って涼しく、食べて涼しく、、今日は火を使わない薬膳講座じゃぞ。」

皆「わ~~~い。」

 

仙「今日の主役はこれじゃ。」

 

ぽん

  ぽん

 

皆「わっ、ながーーーい。」

 

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長ナスを短冊に切ってラップをしてレンジにかける。

 

 

 

仙「そうよ長茄子じゃ。」

皆「包丁より長い、、。」

皆「40㎝以上あるかしら⁈」

 

 

仙「この長さを活かして、長いまま細く切るのじゃ。」

皆「うへーーーぇーーー。」

 

シュパー

  シュパーー

     シュパパパパーーー

 

 

皆「き、切りました、、。」

仙「よし、ではレンジでチンじゃ。」

 

ピロリロリーン ♪

 

 

仙「豚ひき肉もレンジでチンじゃ。」

 

ピロリロリーン ♪

 

 

仙「タレをあわせて、、」

 

くるくる

 

仙「長ナスと豚肉、梅干しを皿に盛り、」

 

ささっ

 

 

仙「タレをかけて、、出来上がり。」

 

しゅわ~~

 

 

仙「完成、長茄子のそうめん風。」

 

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夏の薬膳「長茄子のそうめん風」

 

 

 

皆「レンジで2回チンしただけで出来ちゃった、、。」

皆「さすが仙人、、。」

 

 

ぺ「では皆さん、、召し上がってみてください。」

皆「はーい!いただきまーす。」

 

  ズズッ

     チュルチュル

 

皆「お、美味しい、。」

皆「ナスが、、そうめんみたいに、、。」

皆「タレと梅干し、ひき肉が見事に混ざりあってる、。」

 

ズズッ

   チュルチュルチュルー

 

皆「私、、ひき肉苦手だからよけちゃったけど、、これ、ナスだけでも充分美味しい!」

皆「ほんと、そうすればベジタリアンの方にも良いわね。」

 

ズズズッ

  チュルチュル

 

 

皆「食べだしたら止まらない。」

皆「うわ、、涼しくなってきた~~ぁ。」

 

 

 

 

【 長なすのそうめん風 】

 

《 立法: 清熱滋陰 》

 

材料: 2人分

  • 長ナス2本
  • 豚ひき肉100g
  • 酒大さじ1
  • 梅干し2個
  • 大葉4枚
  • 生姜5g、

〈たれ〉: 昆布水50cc、醤油大さじ1.5、みりん大さじ1

 

 

作り方

  1. 昆布水を作っておく。ひき肉に酒を振りかけておく。
  2. ナスのヘタを取り、麺の様に細切りにする。
  3. 2のナスを耐熱皿に入れ、ぴったりラップをして、1本につき600Wで4分電子レンジにかける。
  4. ひき肉も耐熱皿にのせ、ラップをして600Wで1分半、電子レンジにかける。取り出して軽くかき混ぜ、中まで熱が通っているか確かめる。
  5. 昆布水、醤油、みりんをあわせ、すりおろした生姜を加え、たれを作る。
  6. 大葉2枚をせん切りにする、2枚は切らずにそのままに。
  7. 3のナスのラップを取り、器に並べ、大葉の上にひき肉と梅干し、せん切りの大葉をのせる。
  8. 7に5のたれをかけて頂く。

 

 

*昆布水の作り方はこちら

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茄子  止血類

[性味/帰経 ]  涼、甘/脾、胃、大腸

[働き]⑴清熱活血止血 血熱の各種出血

    ⑵消腫利尿 黄疸、水腫、むくみ

    ⑶健脾和胃 食欲不振、胃腹脹満

 

豚肉  滋陰類

[性味/帰経 ]  平、甘、鹹/ 脾、胃、腎

[働き]⑴滋陰潤燥 熱病による消渇、空咳、便秘、乳汁分泌不足、病気の回復

 

烏梅(梅)  収渋類

[性味/帰経 ] 平、酸/肝、脾、肺、大腸

[働き]⑴斂肺止咳 肺虚の慢性咳、喘息

    ⑵渋腸止瀉 慢性の下痢

    ⑶生津止渇 虚熱の消渇

    ⑶安蛔止痛 回虫による腹痛、嘔吐

 

大葉(紫蘇)  辛温解表類

[性味/帰経 ]  温、辛/肺、脾

[働き]⑴発表散寒     風寒表証の発汗、解熱、咳

    ⑵行気寛中   脾胃気滞の胸悶、嘔吐

    ⑶解魚蟹毒     蟹、海老、魚介類の中毒

 

*薬膳素材辞典より

 

 

 

*夏の食薬はこちら

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仙人問答

 

 

ぺ「仙人、今日の薬膳講座、とっても楽しかったです。長茄子を長いまま、、皆さん、面白がってましたよ。」

仙「ふむ、長茄子も短く切ってしまえばただの茄子になってしまうからのう。」

ぺ「涼しく作れて、、ほんと美味しくて、食後感がとってもさっぱりしていて、。」

仙「ナスは涼性、体を冷やすからのう。食べ過ぎには注意じゃぞ。」

ぺ「はい、その為の生姜や大葉ですよね。」

仙「そうじゃ、血の熱を取る茄子、体を冷し過ぎないための生姜・大葉、疲労回復・収斂作用のある梅干し、汗で消耗する陰液を補陰する豚肉、良いバランスじゃ。」

 

 

ピッ

ぺ「そうだ!」

 

仙「なんじゃ?」

ぺ「仙人、まだ長ナスありますか?」

仙「もちろんじゃ、。」

 

ぺ「もうすぐ土用の丑、、この長茄子をうなぎに見立てて、、長茄子の蒲焼き、作っちゃおうッと。」

 

シュパーーーーン

 

 

 

 

 

*本物の鰻が食べたいわ、という方はこちら

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 *8月の『薬膳酒ワークショップ』開催のお知らせ

8月13日(火)13:00~15:00

8月14日(水)13:00~15:00

セージ・タイムや青シソは今が漬けごろです♡

 

お申し込み、お問い合わせは下記のページからどうぞ。

皆様のお越しをお待ちしております。

tabica.jp

 

 

 

スモモ&はと麦酒で美肌カクテル

 

 

貧血に、むくみに

 

 

 

トットトット

    タッタタッタ

 

るんるんるん ♪

   ワンワンワン

 

 

 

ぎぃ〜

 

ぺ「マスター、こんにちは!」

マスター「いらっしゃいませ、ぺんたんさん。」

 

 

ガヤガヤ

   ペチャクチャ

 

 

ぺ「今日は混んでますねー」

マスター「はい、夏向きの新メニューを始めたので、。」

ぺ「夏向きの新メニュー⁈ わ、楽しみ、、。」ニコニコ

 

マスター「ぺんたんさん、今日はとっても嬉しそうですね。」

ぺ「えへっ、、わかります?」

マスター「何か良い事があったのですか?」

 

ぺ「はい、マスター、この写真、、みてください。」

 

ぽん

 

 

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ツバメの卵の殻・餌を与える親ツバメ

 

 

 

マスター「これは、、。」

ぺ「ツバメですよ、今年やって来たツバメのカップルが卵を産んで、、やっと雛が孵ったんです ♪ 」

マスター「そうですか、、それは良かった、。」

ぺ「はい、雛が小さすぎてまだ写真がうまく撮れないんですけど、親ツバメが餌を与えてるところなんです。ハゲ頭と小さなくちばしがちょこんと見えて、すご〜く小さな声でピチュピチュ鳴いてるんですよ。」

 

マスター「感動、、ですね。」

ぺ「はい、ここ何年かはカラスや蛇に襲われて卵が孵らなかったんですけど、、今年は成功です!」

マスター「では、ぺんたんさん、今日はお祝いしましょう。」

 

ぽん

 

 

 スモモはと麦酒カクテル

 

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貧血・むくみを改善し、肌に良い「スモモはと麦酒カクテル」

 

 

 

ぺ「え?」

マスター「これ、今日からの新メニューなんです『スモモはと麦酒カクテル』。」

ぺ「わぁ、ステキ♡」

 

トコトコ

  ガヤガヤ

 

客1「あら、きれい、このドリンク。」

マスター「ツバメの赤ちゃんが誕生したので、新メニューのカクテルで乾杯!です。」

 

客2「まぁ、おめでとう、では私もこのカクテル頂くわ。」

マスター「はい、ただいま。」

 

客3「美味しそうなカクテル、、マスター、これ何のカクテルなの?」

マスター「はい、スモモとはと麦酒を使って、美肌、貧血、むくみに良いカクテルです。」

客3「貧血⁈むくみ⁈あら、嬉しい。」

マスター「スモモもはと麦も鉄分がしっかり含まれています、それに水の巡りを良くして余分な水分を排泄するので、むくみにも良いのですよ。」

 

客4「それで肌に良いのね、、美肌カクテル!私も飲みたいわ、、でも、私、アルコールダメなのよねー。」

マスター「はい、ではノンアルコールでお作りします。」

客4「ノンアルコールもあるの⁈ 嬉しい、、。」

マスター「はい、こちらは少々、お時間頂きます。」

 

グツグツ

   ウィンウィン

       ウィーーン

 

 

マスター「お待たせ致しました。ノンアルコールのスモモはと麦カクテルです。」

 

 

 

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ノンアルコールスモモはと麦カクテル

 

 

客4「ありがとう、美味しそうだわ。」

 

客達「では、みんなで、ツバメの赤ちゃん誕生に、カンパ~~イ ❣️」

 

 

 

 

 

 

【 スモモはと麦酒カクテル 】

《 立法: 清熱利湿 》

材料: 2人分

  • スモモ3個(完熟)
  • はと麦酒60ml
  • 陳皮1g
  • ミント少々

   

作り方

  1. 陳皮を分量のはと麦酒に漬けておく。
  2. スモモは洗って皮ごと適当な大きさに切り、タネを取る。
  3. スモモ、陳皮、はと麦酒をミキサーにかける。
  4. グラスに注いで、ミントを添える。

 

 

*はと麦酒の作り方はこちら

www.senninlife.com

 

 

 

 

【 スモモはと麦カクテル(ノンアルコール) 】

《 立法: 清熱利湿 》

材料: 2人分

  • スモモ3個(完熟)
  • はと麦20g
  • 水1カップ
  • 陳皮1g
  • ミント少々

 

作り方

  1. はと麦は洗って、分量の水に1時間以上浸けておく。陳皮も一緒に浸けておく。
  2. 1から陳皮を取り出す。残りのはと麦と水を鍋に入れて火にかけ、はと麦が柔らかくなるまで蓋をして6、7分弱火で煮る。煮えたら冷ましておく。
  3. スモモは洗って皮ごと適当な大きさに切る。タネを取る。
  4. スモモ、陳皮、はと麦を煮汁ごとミキサーにかける。
  5. グラスに注ぎ、ミントを添える。

 

 

すもも  利水滲湿類

[性味/帰経 ] 平、甘、酸、苦/ 肝、腎、脾

[働き]⑴清熱利水 むくみ、下痢、陰虚発熱

    ⑵生津止渇 口渇、消渇、煩躁

*注意: ①体が弱い、長期間病気にかかっている、気血両虚、陽虚の場合、老人の食べ過ぎは胃腸に負担がかかるので控える。

             ②蜂蜜と併用しない。

 

薏苡仁(よくいにん、はと麦)  利水滲湿類

[性味/帰経 ] 微寒、甘、淡/ 肺、脾、胃

[働き]⑴利水滲湿 むくみ、下痢、かっけ、四肢痙攣

    ⑵健脾補肺 咳、痰多、胸の痛み、食欲減少

         ⑶清熱排毒 皮膚の化膿症

 

橘皮(きっぴ)陳皮、橘紅(きっこう) 理気

[性味/帰経 ]  温、辛、苦/脾、肺

[働き]⑴理気和中 脾胃気滞の腹脹満、嘔吐、食欲不振、下痢

⑵燥湿化痰 胸苦しい、咳、多痰、喘息

 

薄荷(はっか、ミント)  辛涼解表類

[性味/帰経 ]  涼、辛/ 肝、肺

[働き]⑴疎風清熱 発熱、頭痛、無汗

         ⑵清利頭目 目の充血

         ⑶宣毒透疹 麻疹の透発が不十分な時

         ⑷疎肝解鬱 肝気鬱結の胸脇脹痛、ため息

 

*「薬膳素材辞典」より

 

 

 

*陳皮の作り方はこちら

www.senninlife.com

    

ミツロウと枇杷の葉酒で肌荒れに良いハンドクリーム

 

香りはラベンダーで

 

 

ゴソゴソ

  ガサゴソ

 

ぺ「あ、あった、、これこれ、、。」

 

トコトコ

  ぽん

 

仙「ほい、ぺんたんよ、何を持ってきたのじゃ。」

ぺ「仙人、、これですよこれ、ほら、ずーっと前に春日養蜂場で買ってきたミツロウ、。」

仙「ミツロウ、、蜜蜂の巣を作っている蝋か、、。」

ぺ「買ってきたまま、放置だったんです。だから今日こそこれでハンドクリームを作るんです!」

仙「ハンドクリーム、、冬でもないのにか、。」

ぺ「はい、友達がね、酷い手荒れ足荒れなんです。」

仙「そうか、、それは可哀相にのう、。」

 

ぺ「えーっと、材料はミツロウ、ホホバオイル、それからアロマオイル、、、道具は大鍋、小鍋、木ベラ、クリームの容器、、と、。」

 

仙「ぺんたんよ、肌に良いのは、枇杷の葉じゃぞ、はと麦も良いしな、。」

ぺ「あ、、そうか、、でも、、どうやって枇杷の葉を、、。」

仙「これじゃよ。」

 

ぽん

   ぽん

 

 

 

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ミツロウ・ホホバオイル・枇杷の葉酒・ラベンダー酒

 

 

ぺ「あ、枇杷の葉酒、ラベンダー酒。」

仙「このエキスを使えば、肌荒れによく効くハンドクリームができるぞ。」

ぺ「そうか、、そうですね、ラベンダー酒も使えば香りも良くなるし、。」

仙「ウハハハハ〜、薬膳酒は飲むばかりではないぞ。」

ぺ「そうでした、枇杷の葉ローションやはと麦ローション、、作りましたもんね。」

 

仙「良し、では早速作るのじゃ。」

ぺ「はい!えーっとまず、ミツロウとホホバオイルを小鍋に入れて、、湯せん、、。」

 

クルクル

  まぜまぜ

 

仙「混ざったところで、まず枇杷の葉酒を入れるのじゃ。」

ぺ「はい。」

 

そろそろ

    まぜまぜ

 

仙「そしてラベンダー酒、。」

ぺ「はい。」

 

そろそろ

   まぜまぜ

 

仙「おぉ、良い香りじゃ〜〜。」

ぺ「ほんと〜〜。」

 

 

 

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ミツロウとホホバオイルを湯煎する・あら熱が取れたら容器へ

 

 

 

ぺ「あら熱が取れたら、、容器に移して、、かき混ぜる。」

 

クルクル

   クルクル

 

ぺ「出来ました!枇杷の葉酒&ラベンダー酒入りハンドクリーム 。」

 

 

 

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ラベンダーが香る「枇杷の葉ハンドクリーム」



仙「どれ、、」

 

ぬりぬり

   ぬりぬり

 

ぺ「私も、、」

 

ぬりぬり

  ぬりぬり



 

 

枇杷の葉酒&ラベンダー酒入りハンドクリーム 】

材料(30ml容器1個分)

  • ミツロウ5g
  • ホホバオイル25ml(キャリアオイル)
  • 枇杷の葉酒小さじ1、
  • ラベンダー酒小さじ1、又はラベンダーエッセンシャルオイル4滴

 

【作り方 】

  1. 大鍋に湯を沸かす。
  2. 湯せん用の小鍋にミツロウとホホバオイルを入れて、弱火でかき混ぜながら湯せんする。
  3. 2が溶けたら、枇杷の葉酒を入れ混ぜ、更にラベンダー酒も入れ、混ぜる。
  4. 鍋を降ろし、あら熱をとる。(ラベンダーオイルを使う場合は、あら熱が取れてから入れる)
  5. あら熱が取れたら、容器に移し、かき混ぜながら冷ます。

*「枇杷の葉酒」の代わりに「はと麦酒」を使っても良い。 

 

 

*追記

湯煎ではなく電子レンジで作る方法

材料(120ml容器1個分)(上記の4倍の量になっています)

  • ミツロウ20g
  • ホホバオイル100ml
  • 枇杷の葉酒小さじ4
  • ラベンダー酒小さじ4

 

【作り方 】

  1. レンジ対応のプラスティック容器(そのままクリーム容器となるものが良い)に細かく切ったミツロウとホホバオイルを入れ、500Wで2分温め、一旦取り出してかき混ぜ、さらに1分温める。(完全に溶けてなくても良い)
  2. レンジから取り出して、ミツロウが溶け切るまでかき混ぜる。
  3. 溶けたら、枇杷の葉酒、ラベンダー酒、または月桃チンキ、ラベンダーチンキ等を少しずつ入れてかき混ぜる。
  4. クリーム状になるまでゆっくりかき混ぜて完成。

 

 

 

 

 

ease キャリアオイル ホホバ 未精製 100ml

ease キャリアオイル ホホバ 未精製 100ml

  • メディア: ヘルスケア&ケア用品
 

 

 

 

 

枇杷の葉酒の作り方はこちら

www.senninlife.com

 

 

 

枇杷の葉ローションの作り方はこちら

www.senninlife.com

 

 

 

*はと麦酒の作り方はこちら

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*はと麦ローションの作り方はこちら

www.senninlife.com

 

 

*無水エタノールでのチンキの作り方はこちら

www.senninlife.com

 

 

 

 枇杷葉  止咳平喘類

[性味/帰経 ] 平、苦/肺、胃

[働き]⑴清肺化痰止咳 肺熱の咳、喘息、喀血、呼吸困難、百日咳、喉の乾燥

 ⑵和胃降逆 胃熱の吐き気、口渇 

 

ラベンダー(別名:薫衣草)

[帰経]心、肺

[働き]⑴解鬱健胃除脹

 

蜂蜜  補気

[性味/帰経 ] 平、甘/ 脾、肺、大腸

[働き]⑴補中緩急 脾胃虚弱の疲労、食少、胃痛、腹痛

    ⑵潤肺止咳 肺気虚の咳、空咳、息切れ、皮膚の乾燥

    ⑶潤腸通便 虚弱者、腸燥便秘

         ⑷解毒      トリカブトの中毒

 

*「薬膳素材辞典」より

 

 

 

 

仙人問答

 

 

ぺ「仙人、、なかなか良い香りのハンドクリームが出来ましたね。手荒れだけじゃなく、足も体もどこでもokのクリームです!」

仙「そうじゃのう、枇杷の葉やラベンダーには抗菌・抗炎症作用があるからのう。」

ぺ「その上リラックス効果も、、」

 

仙「枇杷の葉もラベンダーも蜂蜜も、全て肺に帰経する、。もちろん、はと麦も、。」

ぺ「‼️ あ、そ、そうか、、肺の華は、、皮膚、。」

 

仙「そうじゃ。」

ぺ「そうか、。だから肺に帰経する枇杷の葉やラベンダー、蜂蜜、はと麦は肌荒れに良いんですね。」

仙「ハイ、。」

ぺ「はいはい、、。じゃこれ持って、お出かけしてきまーーす。」

 

ブッブーーー

 

 

 

 

五臓の華のお話はこちら 

www.senninlife.com

 

 

 

 

 

 

 

 

 *7月の『薬膳酒ワークショップ』開催のお知らせ

7月14日(日)11:00〜13:00

セージ・ミント・ローズマリー等、フレッシュハーブは今が漬けごろです♡

(写真はセージ酒・ラベンダー酒 ♪ )

お申し込み、お問い合わせは下記のページからどうぞ。

皆様のお越しをお待ちしております。

tabica.jp

 

 

 

月刊仙人life 6月号 2019


 

 

 

  祝!3周年

 

 

皆さま、こんにちは、ぺんたんです。

 

先月号でお話した1羽になってしまったツバメのお話・・・

何日も何日もパートナーの帰りを待ちわびているようで

でも、相変わらず 巣のメンテナンスをする訳でもなく

ただ、毎晩巣に戻って 夜を過ごしていたんです。

3週間ほど過ぎた頃でしょうか

パートナーが戻ってきたんです!

程なくして卵を産んだようで、温め始めたんですね、、卵を。

でも、

激しいおしゃべりの日、見上げてみると、

なんと、卵を温めているツバメの周りに2羽のツバメがうるさく飛び交って、、、

 

 

 

 

 

幸せの香り~

 

 

勢いよく庭を闊歩する

すると、、枝を伸ばしてきたラベンダーに触れて、ポキン

また、やってしまった!と、折れた枝を庭の空いているところに挿しておく

そうやってあちこちに挿しておいたラベンダーがどんどん増えて、今年の収穫は大量(^○^)

基本、ぺんたんは「やはり野に置け蓮華草」タイプなので、むやみに花を摘むのは好きではありません。でもハーブ類はね、、。

 

蕾を摘んで葉っぱを取り、茎を切り揃えて、窓際にぶら下げる。

取った葉っぱや茎は不織布袋に入れてお風呂へgo 🛀

ラベンダーハーブバス、う~ん、やっぱり至福の時です。

ストレス解消にはもってこいだなと湯船に浸かりながら、そうだ『みんなの気を健やかにする薬膳を~~』たら何たら、偉そうな事書いたっけ、、と思い出し、ラベンダーを使った薬膳を作ってみました。

 

 

 

*「手羽元のラベンダー香り蒸し」はこちら

www.senninlife.com

 

 

 

でも、誰かの気鬱を改善するって、そんな簡単な事ではない。

気鬱改善の薬膳をひとつばかり私が考案したところで、この世の中に何の変化ももたらせない。

けれど、以前読んだ養老孟司さんの『バカの壁』に「せめて自分の周りの人だけでも、、自分と関わった人だけでも、、。」みたいな事が書いてあったのを思い出して、この自家製ラベンダーハーブバスを、私の周りの色々な方達に配ってみた。。。

 

 

レギュラーバイトの彼女:「あ〜、いい匂い、ずーっと嗅いでいたい。そうだ職場のロッカーに入れて、イラッときたらこの匂いを嗅ぎに行こう。」と、ひたすら匂いを嗅ぎ続ける。

 

公務員の彼女 :「いい匂いですね。」ひと嗅ぎして、さっさとバッグにしまう。

 

女子大生 :「入浴剤、、好きです。えー、これラベンダーなんですか、、。全然そういうのわからない、。」

 

ブラック調剤薬局の彼女 :「わぁ、癒される、、枕元に置いて寝たいー。あーもう鼻から離せない。」匂いを嗅ぎながら去って行く。

 

一流企業の研究職の彼 :「うん、まあ、いい香りなんじゃないですか、。」

 

小学校の先生 :「ほんと、いい香りですね、これ教室に持って行きます。子供達、どんな反応するかしら?」

 

保育士の彼女 :「いい匂い、、ふうん、ヨモギみたいな匂いがするんすねー、、。」

 

 

 

どうなのかな、、、ストレスの溜まり具合とラベンダーの香りへの執着心は関連があるのかしら?

 

 

 

 

 

 

3周年

 

 

6月6日にブログ3周年を迎えました~👏👏👏

 

と言っても、、1月から始まったピンチヒッターの仕事のお陰で、全くもう、そんな事考えてる暇もない毎日でした。

週6は予想以上にしんどかった、。ちょっと何か用事が入れば簡単に週7になってしまうし、こういう時に限ってやたらと雑用も多い。

私は仕事が好きだし、物事の処理能力も結構高い方だと思う、、だからなんとかなるさ、、と思ったのだけれど、

いや、なんとかしたんだけど、、でもきつかった、気の休まる時がなかった。

あと何回、あと何回、、、とひたすらカウントダウンしながら通ったぁぁぁ(涙)

 

でも、期限があるという事はとっても大事ですね、この仕事も6ヶ月という期限が決まっていなければきっと引き受けていなかったと思います。

期限があれば、キツくてもなんとか頑張れるもの、、。これはじっちゃんやばっちゃんの介護から学んだ事ですよ、、いつまで続くかわからない、、これは本当に辛い、、。

 

 

さ、そして無事に6ヶ月間の任務を終了し、晴れて自由の身に~~~

とは、行かなかったのです。

 

前任者は退職されました😱

当然、私の肩にずっしりと、、のしかかる重圧、、。

必死に探しましたよ、後任者を、、しかし、

  • 僻地(車でしか行けない、ボットン○○)
  • 薄給

この条件で来る人などいるはずもなく、

でも、私が辞めれば、ここは閉鎖になってしまう、、。

 

 

 

半島の先端、漁港の町、

島へ行くフェリー乗り場や干物屋さん、料理旅館、お土産店、水揚げされた魚を売る朝市、。

 

ここに居ると、何年も前にタイムスリップしたような感覚に陥る。

メールを送っても返信は来ない、。頂いた名刺にはメールアドレスが書かれているけれど、彼らはメールチェックなどしない、出来ない。

Fax を送っても、「Fax 送りましたー。」と電話をしなければならない。

そして、たまに送られてくるFax は全て意味不明で、結局電話をしなければならない。

電話・口頭で全ての物事は進む、、オーラルコミュニケーション。

 

70代の女性達も、ボットン○○を使う、捕まるところなど全くないけれど、、大丈夫のようだ。

子供達も平気でボットン○○に行く、なんの違和感もないようだ。

私は靴を落とさないように、きちんと履いてから行くように心がけている。

 

 

ジージやバーバの存在は当たり前で、ここで出会った子供達はいつもジージとバーバの話をする。

「バーバと一緒に朝市に行って、、しろめを売ってきた。」

お父さんもお母さんもジージもバーバも皆、家業に従事しており、当然の事の様に子供達もその一端を担っているのだ。

だから皆、力強い、、。大人達に守られてはいるけれど、決して特別扱いされる存在ではないから、。

大人も子供もしっかりと地に足が着いた暮らし、、人の暮らしとは、、こういうものだったのか、と改めて考えさせられる。

 

 

そんな土地で、、

自分で言うのもなんだけれど、結構ぺんたん人気でね、、「ぺんたんがいいよ。」と言ってくれる人達に囲まれているんです。

自分を必要としてくれる人がいるって、すっごく幸せな事、贅沢な事、、そんな事はそうはないんですよ。

だから、すごーーーく悩んだんですけど、今までの仕事の60%分を引き受け、正式に着任することにしました。100%引き受けてしまうとこのままずーっと週6が続く事になってしまいますからね、、今度は期限がないので、それだけは回避しなければなりません!

ここへは週1で通う事になり、トータル週5勤務です(^_−)−☆

 

 

と、長々書いてきましたが、40%分の引き継ぎやら何やらで、ブログは完全放置状態になってしまって、、書く時間もなく、3周年らしき事も出来ず、、つまらない、、。

なんか出来る事ないかしら?と考えた結果、独自ドメインを取得してみました~~♪ ♪

 

3年も経って、、今頃かよ、とお思いでしょうが、、ま、そんな人もいると言う事で、、。

 

 

 

 

 

 

自然界便り 

 

 

 

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春ウコン・エゴマ・ハブ草・決明子・秋ウコン

 

 

 

 

語り部「昔、昔のお話じゃ。わしらの部族、『the草』はな、この池の周りに、みんな仲良く根を張って生活しておったのじゃ。」

坊や「この池の?」

 

語り部「そうとも、この池はな、山からの水を貯める貯水池でな、、その周りをぐるっと囲んで生活しておったんじゃぞ。」

坊や「鳥も来るんだよね。」

 

語り部「カモが渡ってきて、ぷかぷか泳いでおったしな、ヘビもシュシュシュッと見事な泳ぎを見せておった。」

坊や「そんないいところなのに、、どうして、、ぼくたちの部族『the 草』はこの地を離れたの?」

 

語り部「ある日の事じゃった、。人間どもがやって来たのじゃ。」

坊や「人間?」

 

語り部「そうよ。その人間どもは『あら、ここに丁度良い空き地があるわ。ここに薬草を植えましょう。それにはこの邪魔な雑草を全部抜いてしまわないとね。』と言いおってな。」

坊や「ぼくたちの部族を、、全部、、抜く⁈  こわいよ、、こわいよ、、人間ってこわいよ、。」

 

語り部「そうじゃ、そう言って奴らは原住民であるわしら『the 草』を片っ端から抜き始めたんじゃ。」

坊や「え~ん、え~ん、お父さん~、お母さん~、。」

 

語り部「雨にも風にも台風にもマケズ、、地道に暮らしておったわしらをな、、。」

坊や「え~んえ~ん、、」

 

語り部「しかしな、わしらの部族は強いぞ、ちょっとやそっとの事ではへこたれぬ。この池の周りにはな、まだまだ多くの仲間が頑張っているのじゃ。」

坊や「え、ほんと?」

 

語り部「そうとも、戦いはまだまだこれからじゃ。ルーツ、わしら部族の根っこパワーを見せてやるのじゃ。」

坊や「わーいわーい。」

 

 

 

 

見方を変えれば、私も侵略者、

『池の周りの空き地、勝手に薬草園計画 ♪ 』

マルチアングル編  でした (*^^*)

 

 

 

 

 

 

 

  編集後記

 

この6ヶ月間、、いろんな事が放置状態でした。

つまり、一見、やり通せているように見えて、実は出来ていない事が沢山ある訳です。

これを、まだ大丈夫、もう少し大丈夫、、と放置すれば、どこかで完全に滞ってしまう。

巡らなくなったら、、それは、、、。

体の中でもこれと同じ事が起こっている訳ですよね。まだ大丈夫、もう少し大丈夫、、と無理をしない事です。

 

 

今月も訪れてくださった皆様、新しく読者になってくださった皆様、スター、ブクマ、コメントをくださった皆様、本当にありがとうございました。

 

生活のリズムを整えながら、少しずつ、、記事のアップもしていくつもりです。

 

 

‼︎

に、に、、庭が、、『the 草』部族に・・・

 

 

 

 

 

 

 *7月の『薬膳酒ワークショップ』開催のお知らせ

7月14日(日)11:00〜13:00

セージ・ミント・ローズマリー等、フレッシュハーブは今が漬けごろです♡

(写真はセージ酒・ラベンダー酒 ♪ )

お申し込み、お問い合わせは下記のページからどうぞ。

皆様のお越しをお待ちしております。

tabica.jp

 

 

梅雨の気鬱を吹き飛ばす、手羽元のラベンダー香り蒸し

 

幸せの香りは湿にも良い

 

 

ザザッ

  チョキンチョキン

  

ザザッ

  チョキンチョキン

 

ほわわわ〜〜ん

 

ぺ「う~~ん、いい香り~癒される~~♪ 」

 

ひょこっ

仙「わしも癒される~~♪ 」

 

ぺ「わっ、仙人、、びっくりしたぁ、、。。いきなり現れないでくださいよ。」

 

仙「ウホホッ、良し、このラベンダーで薬膳講座じゃ。皆にも幸せの香りを~。」

ぺ「はい!」

 

 

 

仙人の薬膳講座

 

 

わいわい

  ガヤガヤ

 

皆「まあ、、なんか、、部屋中に良い香りが、、。」

皆「ほんと、、すっごくいい香り、、。」

 

 

仙「皆、久しぶりじゃ。良く集まってくれたのう。」

皆「仙人様、今日は教室中に良い香りが漂ってますねー。」

 

仙「ふむ、今年もラベンダーが沢山咲いたのでのう、そのフレッシュラベンダーの蕾と葉、茎を使って、梅雨の薬膳を作ろうと思うてな。」

 

皆「わぁ、、ラベンダーの薬膳⁈」

皆「ステキ♡」

 

仙「香りのあるものは湿を取る。これを『芳香化湿の術』と言うのじゃ。そして又、香りのあるものは鬱の改善にも繋がる。鬱陶しい梅雨にはもってこいなんじゃ。」

皆「なるほど。」

 

ぺ「では、皆さん、まずは外へ出てラベンダーを摘みましょう。」

皆「わーー。」

 

ドカドカ

   バタバタ

 

 

バサバサッ

  チョキチョキ

 

皆「たくさん、摘んだわ、いい香り〜。」

皆「私、ラベンダー摘み初めてなの、楽しかったぁ~、。」

 

ニコニコ

   ウキウキ

 

ぺ「では、摘んだラベンダーをさっと洗って蕾の部分だけ切り落としましょう。」

 

チョキン

 

ぺ「葉と茎も使いますので、捨てないで、洗って適当な長さに切っておいてください。

皆「はーい。」

 

 

 

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ラベンダーを摘んで、蕾・塩麹・白ワインを混ぜ、手羽元を漬け込む。

 

 


 ぺ「水気を切った蕾を塩麹と白ワインにまぜて、手羽元を漬け込みます。」

仙「胡椒も忘れずにな」

 

パパッ

 

ギュッギュッ

   ギュギュッ

 

ぺ「ラップをして冷蔵庫で30分以上寝かせます。」

 

ぐーぐー

   スヤスヤ

 

 

仙「そして、皿にラベンダーの葉と茎を敷き、ここに手羽元をのせて蒸し上げるのじゃ。」

 

ほわほわ  

   ほわほわ

 

ぺ「残り10分ぐらいになったら、とうもろこしも入れて一緒に蒸します。」

仙「とうもろこしも、体内の余分な水分を取り除いてむくみを改善する、梅雨・夏におススメの食薬じゃからな。」

 

ほわ〜~ん

皆「あ~、ラベンダーの香りが、。」

 

仙「蒸しあがったようじゃのう。」

 

 

ぺ「はい、出来上がりました、手羽元のラベンダー香り蒸し です。」

 

 

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湿・鬱を改善する「手羽元のラベンダー香りむし」

 

 


ぺ「さぁ、皆さんどうぞ召し上がってください。」

 

皆「頂きまーす。」

 

パク

  むしゃむしゃ

 

 

皆「わっ、なんか、、香りを食べてるみたい。」

皆「ほんと、、とうもろこしもラベンダーの香りになってる。」

皆「爽やか、、。」

皆「癒される。。。」

 

 

 

 

手羽元のラベンダー香り蒸し

【立法 :芳香解鬱除湿 】

材料(2人分)

手羽元4本、

フレッシュラベンダー蕾5g(ドライの場合は半量)、塩麹小さじ1、白ワイン大さじ1/2、胡椒、

とうもろこし1/2本、塩麹少々

 

 

作り方

  1. ラベンダーをさっと洗って、花を取る。茎は適当な長さに切っておく。
  2. 塩麹、ラベンダー、白ワインを混ぜ、水気を拭き取った手羽元に揉み込む。
  3. 2に胡椒をして、ぴったりラップし、30分以上おく。
  4. 皿にラベンダーの茎をのせ、その上に3を乗せ、湯気の上がった蒸し器で25分~30分蒸す。
  5. 残り10分になったら塩麹をまぶしたとうもろこしも入れて一緒に蒸す。

            

 

 

鶏肉  補気

[性味/帰経 ] 平(温)、甘/ 脾、胃

[働き]⑴補中益気 脾胃虚弱、消渇(糖尿)、食欲不振、下痢

    ⑵補精添髄 虚弱体質、消痩、産後無乳、四肢無力

    ⑶降気止逆 咳、げっぷ、しゃっくり

 

玉蜀黍(とうもろこし)  利水滲湿類

[性味/帰経 ]  平、甘/ 脾、胃、大腸、肝、腎、膀胱、心、小腸

[働き]⑴清熱利湿 むくみ、黄疸、排尿困難

    ⑵健脾益肺 疲労、食欲不振、食少

 

ラベンダー(別名:薫衣草)

[働き]⑴解鬱健胃除脹

 

*「薬膳素材辞典」より

 

 

 

*「梅雨の食薬」はこちら

 

www.senninlife.com

 

 

 

 

仙人問答

 

 

ぺ「仙人、、久しぶりの薬膳講座、皆さん、良い香りに包まれてハッピーな気分でお帰りになりましたよ。」

仙「ウホホッ、皆が楽しんでくれればそれが1番良い事じゃからのう。」

 

ぺ「気の巡りを良くする、これが何より大切、、なんでしたよね。」

仙「そうじゃ、『人身の諸病は、多くは鬱によって生じる。』」

ぺ「えーっと、確か鬱証は、六鬱あって、、気鬱、、湿鬱、、、、、」

 

仙「その鬱に良いのが、『香り』じゃ。香りは湿を取り除く。」

ぺ「はい、そして『香り』で食欲を誘い、脾の働きを促進する。」

仙「そうじゃ、そして『香り』によって気の巡りを良くし、消化機能を良くする。」

ぺ「『香り』によって気の巡りを良くする事で気鬱も改善する。」

 

仙「鶏肉もな、脾胃に働き、脾を温め、脾の気を補ってくれる。」

ぺ「そっか、一緒に使えば、脾の働きがますます安定するんですね。」

仙「そういう事じゃな。」

ぺ「梅雨は『脾』を大切に。だから、今日の薬膳は湿を嫌う脾アースが喜ぶ香りの薬膳。」

仙「ふむ、これでわしの『脾』も絶好調~‼︎」

 

 

ぷぉ~ん

 

ぺ「ん?んん?何か、、匂う、。」

 

ぷぉぉぉぉ~~ん

 

ぺ「わ、く、く、臭い‼️」

 

ハッ!

 

ぺ「仙人ッ!もうッ、、ラベンダーの香りが台無しーーーーッ。」

 

仙「ウへへへへ~~、中国四千年の香りじゃーー。」

 

ヒューン

 

 

 

 

        

月刊仙人life5月号 2019


 

 

 

  暑いよ 5月 

 

 

皆さま、こんにちは、ぺんたんです。

 

玄関先で賑やかなおしゃべりが止まらないのは

今年もやって来たツバメのカップル♡

中古の巣だから それなりのメンテナンスが必要なんだけど

 補強もしない   卵も産まない

 

普段よりおしゃべりが一層騒がしい日

見上げてみると

あれ? 3羽いる ‼️

なに???

 

 

 

 

 

アホのお話

 

 

ゴールデンウィークの余波で、予想通り連休明けはバタバタの日々。

今月はもうレシピアップできないかも、と諦めモードでいつものスーパーへ向かう。

このスーパーには地元農家の方のお野菜コーナーがあって、まず、そこからお買い物はスタート。

「あ、アホ。」

採れたてのにんにくが山盛り。

そのとなりには、新玉ねぎやむきグリンピースもたっぷり。

先月末にワークショップにお越し頂いたCah0hさんの顔がパッと浮かぶ。

色々なストレスを抱えて、肩凝りが酷かったCah0hさん、

「よし、これで気滞から来る肩凝り改善の薬膳を作ろう!」

 

 

*「ワークショップ開催」の様子はこちらから

tabica.jp

 

 

 

採れたてのにんにくって、すっごくジューシーで、香りもフレッシュ!

オリーブオイルとにんにく、玉ねぎ、えのき茸で基本のスープ、今回はCah0hさんの症状を意識して、旬のグリンピースと卵、ローズマリー黒酢を入れて作ってみることに。

ひとつまみの塩と大さじ一杯の黒酢で出来る激ウマスープ~~。

 

この「オリーブオイル+にんにく+玉ねぎ+きのこ類」はバリエーションも豊かで、

アサリとトマトを足してパスタソースに、

ソーセージ、じゃがいも、にんじん、トマトを足してポトフに、

にんにく・玉ねぎ・きのこ類をじっくり炒めることで、良い出汁がでる、なので、どちらも少量の塩と胡椒だけでok 、コンソメなんか要らないよ。

 

 

以前出会ったメキシコ人の方から『にんにくはスペイン語でアホ』と教わった事があった。

にんにく入りのパンは『パン デ アホ 』と言うそうで、

それ以来、にんにくを見ると「あ、アホ」と言いたくなる。

 

 

*肩凝りに良い『ソパ デ アホ  (にんにくのスープ) 』

www.senninlife.com

 

 

もちろん『にんにく酒』も漬けました(笑)

 

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にんにく酒

 

 

 

 

 

 

 

読書感想文

 

 

『たんぽぽのお酒』を図書館に返却に行って、以前から借りたいと思っていた『食べものだけで余命3ヶ月のガンが消えた』を借りてきました。そして、衝動借りをしてきたのが『漢方小説』。

借りたはいいが、読む時間が、、、と思っていたんですけど、、

 

 

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『食べたものだけで余命3ヶ月のガンが消えた』・『漢方小説』

 

 

 

薬膳スープの記事をアップしてから、読みかけたんですが、どちらもあっという間に読めてしまいました。

『たんぽぽのお酒』は、読むのにとっても時間かかったのにね。

 

『食べものだけで〜〜』は、私と同じ『国際中医薬膳師』の資格を持つ高遠智子さんと言う方が書いてみえます。食生活を疎かにして来た作者が28歳で卵巣がんにかかり、肺への転移、死を覚悟して渡仏、そこで食の大切さを知り、ガンと闘いながらパリの学校で食の勉強、上級ディプロマ、ハーブ・アロマの資格を取得し、今度は中国へ渡り薬膳の勉強、国際中医薬膳師の資格を取得する、という事が書かれています。もちろん、食に関する説明とレシピなども書かれていましたが、、私が求めていた物とはちょっと違っていて、、、あまり得るものがありませんでした。が、高遠さんの精神力の強さには脱帽です!

 

【*追記、この記事をアップしたら、猫P(id:nkobi1121)さんから、以下のコメントをいただきました。

 nkobi1121 ぺんたんさん、こんにちは。高遠智子さんの本は私も読んだことがありますが、医療者としてちょっと疑問に思うことがあり、調べてみるとちょっと怪しいかなと。真偽はわかりませんが。

調べてみましたら、病歴のことはよくわかりませんが、上級ディプロマ、国際中医薬膳師の資格は全て経歴詐称でした。猫P さん、ありがとうございました。】

 

 

 

 

 

もう1冊の、衝動借りしてきた『漢方小説』、こちらはとても面白かったです。

31歳の独身女子が、自分と別れた男が結婚する事を聞き、そのショックで体が突然震えだし、激しい動悸、胃痛に襲われ、西洋医学の病院を4つまわってラチがあかず、5人目の医者として漢方医を訪ねるお話、。

 

漢方医から「水が下がっちゃって、火が勝っている状態です。」と訳の分からない事を言われる主人公。

腎が弱っているらしい事を説明され、病名を知りたがる主人公に漢方医は言う。

東洋医学では病名ではなく『証』がその代わりをします。西洋医学では『この病気には、この薬』ですが、東洋医学では『病気にかかってるあなたはこういう人だから、この薬』という治療をします。その『こういう』が『証』です。」

 

~うふふ、嬉しくなっちゃいますね、このセリフ、。だって丁度私もスープの記事でこんなような事を書いたばかり、。

 

五行、五臓、気、血、水、不可思議なワードに引っ張られ、どんどん東洋医学にはまっていく主人公。

そして、、、彼女は『七情』に辿り着く。

《 人に五臓あり、五気を化して、以って喜怒悲憂恐生ず 》

黄帝の言葉だ、。

腎の七情は、『驚き(ショック)』と『恐れ(不安)』だと知り、それを相剋(そうこく)の関係にあてはめる。

 

『喜び』は『悲しみ』に勝ち、

『悲しみ』は『怒り』に勝ち、

『怒り』は『思い』に勝ち、

『思い』は『恐れ』に勝ち、

『恐れ』は『喜び』に勝つ。

 

 

「『思い』は『恐れ』に勝てる」と、

「病気という『恐れ』を自ら克服する為に『思い』悩んでいたのだ」と、

そして「変化を恐れない自分になりたい」と、主人公は力強く踏み出して行くのだ。

 

 

物語の中で彼女が処方された漢方薬は、

腎の働きを良くする『サイコケイシカンキョウトウ』『ロクミガン』

漢字で書くとこうなる↓

  • 柴胡桂枝乾姜湯
  • 六味丸(六味地黄丸) 

 

中医学では、『漢方薬』とは言わず、『方剤』と言う。

多分、『漢方薬』というのは、中国から入ってきたものを日本風にアレンジして出来たものだと思う。

 

主人公が言われた「火が勝っている、」とは肝火(肝陽)のこと、「水」は腎陰。

腎ウォーターが弱ってしまった為、肝のコントロールが出来なくてなっている状態。

そして肝気が上手く巡らず、横逆して胃痛が起こる。

だから、、、

肝気の流れを改善し、精神を安定させ、胃を温める『柴胡桂枝乾姜湯』

水の代謝を良くし、虚熱を取り、肝腎陰を補う『六味丸』

 

さーっと読めてしまう本だけれど、ひとつひとつ丁寧に取り上げると、とても奥深い。

 

 

 

 

 

と、ここまで長々と書いてみて思ったのだけれど、結局、全て『気』の話だった気がする。

『気』の流れが悪くなり、肩凝りが酷くなったCah0hさん、

『気』の強さで、ガンを克服した高遠さん、

『気』を知る事で、五臓の七情と向き合った主人公、

 

そしてこの3人に共通している事がもう一つ。

それは『自分の体に起こったことを自分でどうにかしよう!』と思っている事だ。

 

 

仙人の声が聞こえる・・・

「宇宙の森羅万象を存在せしめている根元的なエネルギー、それが『気』であるのじゃ~ウハハハハ~」

 

 

 

*『七情のお話』はこちら

www.senninlife.com

 

 

*『相剋のお話』はこちら

www.senninlife.com

 

 

 

 

 

 

 

自然界便り 

 

 

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卵から、続々出てくるカマキリの赤ちゃん

 

庭仕事の合間に見つけた  感動の瞬間!

卵から

ゾクゾク

   ゾクゾク

カマキリ誕生 🐣

 

 

 

 

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ジャスミンの花を摘んで、ジャスミンティー作り♪

 

池の周りの空き地「勝手に薬草園計画」推進中、続行中、

ご褒美はこのジャスミンティ

この空き地に、誰かが植えたジャスミン

お花を摘んで、ウーロン茶に混ぜ、数日間おきます

手作りジャスミンティ、甘く優しい香り〜〜

 

 

 

 

 

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念願の五味子を植える

 


欲しかった五味子
ついにゲット
実がなったら

フレッシュ五味子で五味子酒を漬けるのだ(笑)


 

 

 

 

 

  編集後記

 

 

ツバメのカップルは、いつのまにか1羽になってしまっていた、、

朝、おしゃべりが聞こえてくると慌てて玄関に出て確かめてみる、、

夜、仕事から帰って来たら、真っ先に巣を見上げてみる、、

でも、いつも、、1羽、、、

1羽のツバメ、、

ショックで腎を痛めなければ良いけれど、。。

 

 

先月号の仙人lifeで、またしても『男性ブロガー』と間違われていたことが発覚したので、今月号は少しダラダラ、長めに女子っぽく書いてみたつもりだけど、、どうかしら? ウフッ

 

 

今月も訪れてくださった皆様、新しく読者になってくださった皆様、スター、ブクマ、コメントをくださった皆様、本当にありがとうございました。

レシピはひとつしかアップできませんでしたが、、ゆっくりゆっくり、、楽しんで薬膳を作っていきたいと思います。

 

春から夏にかけて、肝の気が激しく動き、急上昇に急降下、、コントロールを失った肝気が暴走すれば、考えられない様な事故や事件へとつながってしまいます。

『気』を整えて、『気』を引き締めて、でも『気』を楽にして、、

みんなの『気』を健やかにする薬膳が作れたら    いいなぁ。。。

 

 

 

 

 

 

にんにく・玉ねぎ・黒酢で、肩凝り改善のスープ

 

あなたの肩凝り、どこから?

      〜 気・血・水を考える 〜

 

 

ちくちく

  ちくちく

 

チクッ

ぺ「あ、イタッ、刺しちゃった、、もう、、。」

 

ヒュヒューン

 

仙「ぺんたんよ、何をしておるのじゃ?」

ぺ「仙人、、あずきピローを作ってるんですよ、。」

仙「あずきピロー⁈ 以前作ったじゃろ、もうダメになったのか?」

ぺ「いえいえ、あれはまだちゃんと使えてますよ、。これは新しく里に越してみえた方に、、と思って。」

仙「ほぉ、新しく里に越して来られた方がみえるのか、、嬉しい事じゃ。」

ぺ「はい、昨日、久しぶりに松江くんに会ったんです。そしたら、『里の新しい住人の方が酷い肩凝りで悩んでみえるから、何か良い薬膳はないですか?』って、、。」

仙「それはお気の毒じゃのう。」

 

ぺ「松江くんが言うには、その女性の方はまだこの里の生活に慣れず、もともと肩が凝りやすいようだったのですが、この里に越して来てそれが1段と酷くなってしまった、、という事らしいんです。」

仙「この里に越してきて酷くなった‼︎ むむ、、それは放っておけぬぞ。」

ぺ「はい、そうなんです!それでね、まず、これを作ってるんです。」

 

 

 

ぽん

 

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肩こり・腰痛・眼精疲労に良い「よもぎ入りあずきピロー」

 

 

 

仙「ふむ。」

ぺ「肩凝り、首凝り、腰痛、眼精疲労、、に良いあずきピロー。しかも、今回はバージョンアップして『乾燥よもぎ』を入れてみました。」

仙「艾葉(がいよう)か、、よもぎ蒸しの様な『あずきよもぎピロー』じゃな。」

ぺ「はい、仙人、その通り!まさによもぎ蒸し効果がすごいんですよ。」

仙「そうなのか、。」

ぺ「はい、小豆だけだと、20分前後しか暖かさは持たないのですが、ヨモギを入れると、暖かさの持続力がアップアップ、。寝る前にチーンとレンジで温めてお布団に入れれば、朝まで暖かいんです。」

仙「小豆の蒸気と、よもぎで相乗効果バッチリというわけじゃな。」

ぺ「はい、ほのかによもぎの香りもして、、リラックス~~♪」

 

 

 

「あずきピローの作り方」はこちら

senninlife.hatenablog.com

 

 

「乾燥よもぎの作り方」はこちら

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

ぺ「で、まず、このよもぎ入りあずきピローで、肩の血流を良くして、、それから、、。」

仙「それから、どうする?」

ぺ「もちろん薬膳ですよ、血流を良くする薬膳。」

 

仙「血流を良くする薬膳、、そうじゃのう。それで、ぺんたんよ、その女性の肩凝りはどこから来たのじゃ?」

ぺ「え、どこから?  どこからって、、だから血流が悪くなって、、。」

仙「肩が凝ると言う事は、なにかの巡りが悪くなっておる、、と言う事じゃな。」

ぺ「あ、はい、、。」

 

仙「『不通則痛、通じざれば則ち痛む』つまり、通ずれば痛まず、痛みは通じなくなったところから起こる。」

ぺ「あ、ああ、そうです、、だから、血流が、、。」

仙「体の中を巡っているものは何じゃ?血だけか?」

ぺ「え、いえ、、巡っているのは『気』『血』『水』です。」

 

仙「そうじゃ、では、今回の肩凝り、最初の原因は何じゃ?」

ぺ「最初の原因?えーっと、もともと肩凝りのタイプだったんですが、、引越しをして、この里に馴染めず、、。」

仙「馴染めず、、。」

ぺ「あ、そうかっ!生活環境の変化でストレスが溜まって、、つまり『気』の巡りが悪くなった!」

仙「そうじゃ、そして『気』の巡りが悪くなれば、。」

ぺ「『気血同行』だから、血の巡りも悪くなる。」

 

仙「そいういう事じゃ。はじめに『気』の巡りが悪くなっておる場合、血流だけを良くする薬膳では物足らぬぞ。」

ぺ「はい、では『気』を巡らせて、『血』も巡らせる薬膳、、ですね。」

 

仙「そうじゃ。ウホホッ、実は今日は良いものを収穫してきたのじゃ。」

ぺ「良いもの?」

仙「これじゃ、採れたてのにんにく、玉ねぎ、そしてグリンピース、、。」

ぺ「わぁ、、仙人ありがとう!玉ねぎとグリンピースはどちらも『気』を巡らせる食薬、それに体を温め、血流を良くするにんにく、、バッチリな組み合わせです♪」

 

仙「よし、ではこれで、肩凝り改善のスープをつくるんじゃ。」

ぺ「わ、美味しそう~~。」

 

トントン

   トントン

 

タラタラ

  パパッ

 

仙「よいか、ぺんたん、オリーブオイルとニンニクを入れたら弱火でじっくりとよぉ〜く炒めるのじゃ。」

ぺ「はい。」

 

シャッシャッ

 

仙「そして玉ねぎをいれて、またまたじっくりと炒めるのじゃ。」

ぺ「はい、、。」

 

シャッ シャッ

    シャッシャッ

 

仙「えのきだけを入れて、さらにしっかりと炒めるのじゃ。」

ぺ「はい、、、。」

 

シャッ シャッ

   シャッ シャッ

     シャッ シャッ

 

仙「そこへ水とグリンピースを入れて、蓋をし、じっくり煮込む。」

 

コトコト

  コトコト

 

仙「パッと塩を振り、玉子を割る。」

ぺ「はい。」

 

パッ

 パカッ

 

仙「半熟に煮えたら、仕上げに黒酢じゃ。」

ぺ「はい!」

サーッ

 

仙「ローズマリーを散らして、、。」

 

パパッ

 

仙「完成、黒酢入り、にんにく玉ねぎスープ。」

 

 

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気・血のめぐりを良くして肩こりを改善する「黒酢入りにんにく玉ねぎスープ」

 

 

ぺ「うぅ、、美味しそう、、ローズマリーが香ってる~~。頂きまーーす!」

 

パク

  ズズッ

 

ぺ「激ウマ、、。」

仙「そうか、。」

 

ぺ「玉ねぎとえのきの出汁が効いてます、。」

仙「そうじゃろう。」

 

ぺ「ほのかな酸味とグリンピースの甘み、にんにくの風味と、玉子のトロトロ感が、、たまりません、。」

 

パク

  ズズッ

パクパク

  ズズズズッ





黒酢入りにんにく玉ねぎスープ

【 立法: 理気活血 】

材料(2人分)

にんにく2片、玉ねぎ1/4、えのきだけ1/2、グリンピース大さじ1、

玉子2個、

水400、

オリーブオイル、塩ひとつまみ、黒酢大さじ1、

ローズマリー少々

 

 

 

【 作り方 】

  1. にんにくは薄切り、玉ねぎは1㎝幅にスライス、えのきだけは石づきをとって3㎝の長さに切る。
  2. 鍋にオリーブオイルとにんにくを入れて弱火にかけ、じっくりとにんにくを炒める。
  3. 2に玉ねぎを入れとろみが出るまでじっくり炒め、えのき茸を入れてさらにしっかり炒める。
  4. 3に水とグリンピースを入れて強火にし、煮立ったら弱火にして10分ほど煮込む。
  5. 4に塩ひとつまみを入れ、玉子を割り入れる。
  6. 玉子が半熟に煮えたら、黒酢を回し入れて火を止める。
  7. 器に盛り、ローズマリーを散らす。

 

 

 

玉葱  理気

[性味/帰経 ]  温、辛、甘/脾、胃、肺、心

[働き]⑴健脾理気 食欲不振、下痢

⑵和胃消食 げっぷ、吐き気、胃もたれ

⑶発表通陽 発熱、悪寒

 

グリンピース 理気

[性味/帰経 ] 平、甘/ 脾、胃

[働き]⑴健脾益気、健胃利湿 食欲不振、嘔吐、下痢

    ⑵解毒利水 水虫、吹き出物、外傷腫毒

    ⑶生津通乳 産後乳汁不下

 

えのき茸椎茸)  補気

[性味/帰経 ] 平、甘/ 脾、胃

[働き]⑴補気益胃 脾胃気虚の食欲不振、胃痛、げっぷ、嘔吐

 

大蒜(ニンニク) 外用類・その他

[性味/帰経 ]  温、辛、甘/脾、胃、肺、大腸

[働き]⑴健胃止痢 食欲不振、消化不良、下痢

         ⑵殺虫 寄生虫、条虫、回虫

         ⑶辛温散寒  冬の風邪

         ⑷解毒消腫(外用)  瘡瘍腫毒の初期、皮膚炎

         ⑸排膿止痒(外用)  痒み、化膿症

*注意: 蜂蜜と一緒に用いない

 

酢  活血化瘀類(かっけつかおるい)

[性味/帰経 ]  温、酸、苦/肝、胃

[働き]⑴活血散瘀 瘀血性出血

         ⑵消食化積 食欲不振、消化不良

         ⑶解毒殺虫 食中毒、寄生虫

 

玉子   滋陰類

[性味/帰経 ] 平、甘/ 肺、心、脾、肝、腎

[働き]⑴滋陰潤燥 空咳、口渇

⑵清咽開音 目赤、声嗄れ、発声困難、のどの痛み

⑶養血安胎 不眠、多夢、めまい、精神不安、胎動不安

 

ローズマリー

記憶力、集中力、血流促進、抗酸化作用

 

 

「気の巡りを良くする食薬」はこちら

senninlife.hatenablog.com

 

 

「血の巡りを良くする食薬」はこちら

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

仙人問答

 

 

ぺ「あーーーっ、もうめちゃくちゃ美味しかった。」

仙「里の方に作って差し上げるのじゃぞ。」

ぺ「あ、はい、もちろん、。」

 

仙「ぺんたんよ、肩凝りには色々なタイプがある事が分かったかのう。」

ぺ「はい、えーっと、まず、気の巡りが悪くなり、それに伴って血の巡りも悪くなるタイプ。」

仙「中医学で言う『気滞血瘀(きたいけつお)』じゃな、。スマホやPCの使い過ぎで目が疲れてくると血流が悪くなり、肩が凝る、これも気滞血瘀じゃぞ。」

ぺ「血流が悪くなり、気も巡らなくなる、、。確か『『久視は血を損ない、肝・心に影響する』、でしたね。ハハ、、私も結構、眼精疲労が酷いから気をつけようっと、。」

仙「今日使った食薬の他に、玫瑰花や、菊花、陳皮、よもぎ、紅花、少量の酒などがオススメじゃ。」

ぺ「はい。」

 

 

 *「紅花酒と青梗菜のスープ」はこちら

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

 

仙「それから、他のタイプはどうじゃ、。」

ぺ「はい、水の巡りが悪く、痰湿がたまって肩が凝るタイプです。」

仙「そうじゃ、痰湿証。脂っこいものや甘いものの食べ過ぎ、酒を飲みすぎる、と言った人に多い証じゃな。汚い水分が溜まり、血液がドロドロになって血行不良となる。このタイプは湿気が多い時に肩が重くなったり、凝りが酷くなったりするんじゃ。」

ぺ「じゃあ、これからの梅雨時には要注意ですね。」

仙「ふむ、しかしこの場合は同じ肩凝りでも今日の薬膳では合わぬぞ。」

ぺ「あ、そうか、、。」

仙「痰湿タイプの人には、にんにくはあまりオススメせんからのう、、。はと麦やウドなどがオススメじゃ。山うど酒など、良いぞ。」

 

 

*「山うど酒」の作り方はこちら

senninlife.hatenablog.com

 

 

*「痰湿体質のお話」はこちら

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

ぺ「はい、今年もバッチリ山うど酒を仕込んだし、、これで、気・血・水の巡りを良くして、肩凝りを改善できますね。」

 

 

仙「ふむ、しかし、これらは全て慢性的な肩凝りの場合じゃ。」

ぺ「?」

 

仙「慢性的ではなく、急に肩が凝る場合もあるぞ。」

ぺ「えっ、急に⁈」

仙「そうじゃ、寒邪にや風邪に入り込まれ、冷えて血流が悪くなり肩凝りとなるのじゃ。」

ぺ「あ、そうか、、六淫邪気の寒邪、風邪、、つまり風寒証ですね。」

仙「その通り、風寒証、。風寒証には何が良いかのう?」

ぺ「解表類です。」

仙「葛根(かっこん、くずの事)、ネギ、生姜、などじゃな。」

ぺ「はい。」

 

 

*「生姜と黒糖のスープ」はこちら

senninlife.hatenablog.com

 

 

*「六淫邪気のお話」はこちら 

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

*「解表類の食薬」はこちら

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

 

仙「中医学ではな、肩凝りにも色々な証があり、その証に合わせて立法を立て施膳を考える。」

ぺ「はい、同じ肩凝りでも『気滞血瘀証』だったり、『痰湿証』だったり、『風寒証』だったり、、。肩凝りには湿布薬、って訳にはいかないんですね。」

仙「そうじゃ、頭痛には頭痛薬、胃痛には胃腸薬と言う訳にはいかぬ中医学じゃ。」

ぺ「はい、目に見えている症状だけでなく、ちゃんと原因を探って、薬膳を作れるよう、更に精進致します‼︎」

 

 

 

 

 

*薬膳酒のワークショップはこちら

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