薬膳でセルフケア めざせ!仙人life

中医薬膳学に基づき、薬食同源、医食同源で仙人のような健康長寿を目指します。

月刊仙人life 7月号 2019


 

 

 

  雨  ; あめ ; 7月

 

 

皆さま、こんにちは、ぺんたんです。

 

シソ、エゴマ、ミツバ

  シソ、エゴマ、ミツバ

    シソ、エゴマ、シソ、ミツバ

 

増殖し続けるこの葉っぱを

毎日順番にグリンスムージーにして

ゴクリ ゴクリ と 夏の朝

 

 

 

 

余韻

 

 

ひぃひぃふぅふぅだった私の日常は、あっという間に元の日常を取り戻してしまった。

まるでこの6ヶ月間、何事もなかったかのように、いとも簡単に戻ってしまった。

以前にもこんな事があったっけ、と、ちょっと思い出してみる。

いっぱいいっぱいでいつまで続くのかわからない恐怖と戦っていた日々、でもそれもポン!と終了してしまえば、そこからの日々はあっという間で、、あの頃の突然の動悸やめまいや何かに飛び込みたくなるような衝動は全て一瞬にして消えてしまった。

人は「忘れる」という素晴らしい能力を持っているのだと確信する。

 

 

やっと庭の草むしりをしたり、いつものスーパーにのんびり買い物に出かけたり、あたりまえの日々。

思わず手に取ったのは黄瓜、、キンコ瓜、、

 

 

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キンコ瓜

 

 

 

 

この瓜は、私の中でいつも微かな余韻を放っている、それは、とある本を読んだ証、、みたいなもの。

 

『風待ちの人』(伊吹有喜著)

 

もうずーっと前の事だけれど、テレビで見た『四十九日のレシピ』というドラマがなんとも言えず心に残っていて、

そんなある日、本屋さんで《『四十九日のレシピ』と同じ作家が書いた本です。》と店頭に並んでいたこの本を見つけ、買ってしまった本。

読み終わった時は、なんだ、四十九日のレシピみたいに響いてこないわ、、とほとんど心を動かされる事もなく、。

 

ところが、不思議な事に、、それ以降、ちょっとしたシチュエーションでこの本を思い出してしまうのだ。

 

例えば庭のハーブの周りの雑草取りをしている時に、

例えば男の人の長く伸びた襟足を見てしまった時に、

そして例えばこのキンコ瓜を目にした時に、、

 

2個180円で買えてしまうキンコ瓜、甘くもなく、大して美味しくもなく、

 

妙な余韻を私に残してくれた本、

あれ以来、なぜか、見つけると必ずこのキンコ瓜を手に取ってしまう。

 

キンコ瓜の夏

 

相変わらず、私はまだ、この本の余韻の中にいる。

 

 

 

記憶

 

 

覚えておこう!と思った訳でもないのに、こうしてなぜかぼんやりとだけれど記憶に残っているもの。

なにかの折に触れてふっと蘇ってくるもの、。

記憶とは摩訶不思議な世界だ。

中医学で言うならば、記憶力に関わっているのは『腎』。

中医学での五臓は西洋医学のそれとはちょっと違う捉え方なので、腎=腎臓、心=心臓、、、等ではない。

その腎が持つ『腎精』から『髄』が作られ、その髄の一つ『脳髄』は『髄の海』と呼ばれ思考能力、記憶力、視力、聴力、臭覚に深く関わっている。

だから老化により腎精が減少してくれば、物忘れ、視力減退、聴力減退、、となり、薬膳学としてはアンチエイジングには必ずこの腎を補う食薬を使う事になる。

 

 

7月の半ば過ぎに久しぶりにバッちゃん2に会いに行った。

1月のジッちゃん2の1周忌に会って以来だから半年ぶりだ。

認知症になってしまったバッちゃん2は、介護施設で暮らしている。もう、私の事など忘れてしまったか、と覚悟して行ったのだけれど、バッちゃん2は私を見つけるとすぐににっこり笑って手を振った。

「私、誰かわかる?」と聞くと、「ぺんたんちゃん。」と答えが返ってくる。バッちゃん2は、私がぺんたんちゃんだという事はわかるけれど、ぺんたんちゃんと自分とがどういう関係なのかはわからない。

 

バッちゃん2が認知症になったのはもう2年ほど前、。髄膜腫ができて視力を失ってしまったジッちゃん2を介護して3年ほど経ったある日、バッちゃん2は転んで骨折し、救急車で運ばれてそのまま大腿骨の手術を受けた。手術前から認知症の症状が出始めてはいたのだけれど、まだ普通の生活が出来る範囲内だった。ところが、手術後、バッちゃん2は完全なる認知症患者となって目覚めたのだ。

バッちゃん2の全ての記憶は時も場所もスクランブルされ、自制心も失って暴れだし、、私が着いた時にはベッドにくくりつけられ拘束状態となっていた。一夜にして完璧な認知症になってしまったバッちゃん2。その認知症ぶりに驚いたのはもちろんだが、更に驚くべき事が起こった。

食事の時間だというので、ベッドをウィ〜ンと持ち上げて、バッちゃん2に食べさせようと準備をする。するとバッちゃん2の首がカクンと後ろにのけぞって、まるで首の座ってない赤ん坊のようになってしまう。「首がフラフラしますねぇ。」と看護婦さんがバッちゃん2の首の後ろに枕をあてがう。

「え?バッちゃん、首、、首痛くないの?」思わず尋ねたけれど、もちろんバッちゃん2は知らんぷりで、目の前のお粥に意識は集中している。そして不安定なフラフラした首を揺らしながら、口を大きく開けている。

 

バッちゃん2は、この転倒骨折事件が起こる半年ほど前から、、首が上がらなくなって、何をするにも下を向いたまま生活していたのだ。少しでも顔を上げると「痛いっ、痛いっ、」と声があがる。毎日整形外科に通ってなんらかの治療を受けていたけれど、痛みは一向にひかず、顔の下向き加減は会う度に酷くなって、転倒前には、殆ど真下を向いて生活しているような状態だった。そのバッちゃんの首があろう事か後ろに横にカクンカクンと揺れ動いているのだ。

「バッちゃん、首、、首、、。」と驚く私をよそに、もくもくとお粥を食べ続けるばっちゃん2、。

 

 

バッちゃん2はきっと手術のドサクサに紛れて、自分にとって不都合な現実を記憶と一緒に全て捨ててしまったのだ。ジッちゃん2の介護からもう逃れたかった、、だからバッちゃん2は首が上がらないという病気にしがみついていたのだけれど、全て捨ててしまう事でもうこの病気にしがみつく必要もなくなったのだ。

つまり、バッちゃん2の首の病気は『腎精不足による筋骨の衰え』ではなく、『情志失調による気滞血瘀』だったのだ。そしてバッちゃん2が全てを忘れてしまった事で正常な気血の流れを取り戻し、首は完治した、という事になる。

 

『忘れる』という事はいかにも良くない事に捉えられがちだけれど、、こうしてみるとそうでもない。

 

 

 

『髄の海』の底に沈んだ記憶の砂をパラパラとフルイにかけて、嫌な記憶はポン!とdelete してしまおう。

そうすればきっと、たくさんの人のおかしな病はみんな消えてしまうんだ。

 

そうして、

覚えておきたいものでもなく、忘れてしまいたいものでもなく、

ただプカプカと『髄の海』に浮かび上がったキンコ瓜を眺めていれば、、それで、いい。

 

 

 

 

 

 

 

自然界便り 

 

 

5月に生まれたカマキリ達が、元気です!

 

 

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枇杷の葉でカマキリと蝉の抜け殻のツーショット

 

 

 

 

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ゴーヤの花の上でお食事中のカマキリ

 

 

ハエを捕まえて、ご機嫌なカマキリくんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

  編集後記

 

 

毎日毎日、玄関の掃除、。

玄関先に使い古しの大きなバットを置き、新聞紙を広げ、ツバメのフン対策。

ヒナがか細い声で鳴き始め、、私のふん掃除も報われた、と、新しい命の誕生を喜ぶ。

 

2、3日後、、仕事から帰ってきたら、フンに混ざって大量の土、土、土、、

    土が落ちている。

 

ヤ・ラ・レ・タ ‼︎

 

見上げれば巣は左半分が崩れ落ち、、

 

  親ツバメも 

     ヒナツバメも

        誰も いなくなった・・・

 

 

自然界はこんなもんです、、、。

 

厳しさと優しさの中で、、人間も動物も植物も生きているんですよね。

 

 

今月もお越し下さった皆様、新しく読者になってくださった皆様、スター、コメント、ブクマをしてくださった皆様、本当にありがとうございました。

 

 

雨ばかりの7月も終わり、いよいよ夏本番でしょうか。

暑い日々には「水出し茶」を、夏風邪には「くず茶」を!

 

 

*水出し茶

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*くず茶

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 *8月の『薬膳酒ワークショップ』開催のお知らせ

8月13日(火) 13:00〜15:00

8月14日  (水) 13:00~15:00

 

夏のオススメは「山楂酒」です。

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お申し込み、お問い合わせは下記のページからどうぞ。

皆様のお越しをお待ちしております。

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長ナスでさっぱりそうめん風

 

 

火を使わないで作る夏の薬膳

 

 

 

ギンギン

   ギラギラ

        セミミンミン

 

 

ササッ 

    サササーーーッ

        チョキンチョキン チョキンーーーッ

 

 

仙「ウホホッ、今日は面白いものが収穫できたぞ。」

 

ヒュヒューーン

 

パッ

 

 

仙「ぺんたんよ、夏の薬膳講座じゃ、皆を呼べ。」

ぺ「は、はい!」

 

 

 

仙人の薬膳講座

 

 

ざわざわ

  ガヤガヤ

 

仙「皆、暑い中、よく来てくれるたのう。」

皆「はーい。」

 

ニコニコ

 

仙「雨もあがって、いよいよ夏本番じゃ。」

皆「はぁぁ、、、い。」

 

仙「夏野菜も豊富な時期じゃ。体内の熱を取り陰液を潤す薬膳をな。」

皆「はい♡」

 

仙「作って涼しく、食べて涼しく、、今日は火を使わない薬膳講座じゃぞ。」

皆「わ~~~い。」

 

仙「今日の主役はこれじゃ。」

 

ぽん

  ぽん

 

皆「わっ、ながーーーい。」

 

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長ナスを短冊に切ってラップをしてレンジにかける。

 

 

 

仙「そうよ長茄子じゃ。」

皆「包丁より長い、、。」

皆「40㎝以上あるかしら⁈」

 

 

仙「この長さを活かして、長いまま細く切るのじゃ。」

皆「うへーーーぇーーー。」

 

シュパー

  シュパーー

     シュパパパパーーー

 

 

皆「き、切りました、、。」

仙「よし、ではレンジでチンじゃ。」

 

ピロリロリーン ♪

 

 

仙「豚ひき肉もレンジでチンじゃ。」

 

ピロリロリーン ♪

 

 

仙「タレをあわせて、、」

 

くるくる

 

仙「長ナスと豚肉、梅干しを皿に盛り、」

 

ささっ

 

 

仙「タレをかけて、、出来上がり。」

 

しゅわ~~

 

 

仙「完成、長茄子のそうめん風。」

 

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夏の薬膳「長茄子のそうめん風」

 

 

 

皆「レンジで2回チンしただけで出来ちゃった、、。」

皆「さすが仙人、、。」

 

 

ぺ「では皆さん、、召し上がってみてください。」

皆「はーい!いただきまーす。」

 

  ズズッ

     チュルチュル

 

皆「お、美味しい、。」

皆「ナスが、、そうめんみたいに、、。」

皆「タレと梅干し、ひき肉が見事に混ざりあってる、。」

 

ズズッ

   チュルチュルチュルー

 

皆「私、、ひき肉苦手だからよけちゃったけど、、これ、ナスだけでも充分美味しい!」

皆「ほんと、そうすればベジタリアンの方にも良いわね。」

 

ズズズッ

  チュルチュル

 

 

皆「食べだしたら止まらない。」

皆「うわ、、涼しくなってきた~~ぁ。」

 

 

 

 

【 長なすのそうめん風 】

 

《 立法: 清熱滋陰 》

 

材料: 2人分

  • 長ナス2本
  • 豚ひき肉100g
  • 酒大さじ1
  • 梅干し2個
  • 大葉4枚
  • 生姜5g、

〈たれ〉: 昆布水50cc、醤油大さじ1.5、みりん大さじ1

 

 

作り方

  1. 昆布水を作っておく。ひき肉に酒を振りかけておく。
  2. ナスのヘタを取り、麺の様に細切りにする。
  3. 2のナスを耐熱皿に入れ、ぴったりラップをして、1本につき600Wで4分電子レンジにかける。
  4. ひき肉も耐熱皿にのせ、ラップをして600Wで1分半、電子レンジにかける。取り出して軽くかき混ぜ、中まで熱が通っているか確かめる。
  5. 昆布水、醤油、みりんをあわせ、すりおろした生姜を加え、たれを作る。
  6. 大葉2枚をせん切りにする、2枚は切らずにそのままに。
  7. 3のナスのラップを取り、器に並べ、大葉の上にひき肉と梅干し、せん切りの大葉をのせる。
  8. 7に5のたれをかけて頂く。

 

 

*昆布水の作り方はこちら

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茄子  止血類

[性味/帰経 ]  涼、甘/脾、胃、大腸

[働き]⑴清熱活血止血 血熱の各種出血

    ⑵消腫利尿 黄疸、水腫、むくみ

    ⑶健脾和胃 食欲不振、胃腹脹満

 

豚肉  滋陰類

[性味/帰経 ]  平、甘、鹹/ 脾、胃、腎

[働き]⑴滋陰潤燥 熱病による消渇、空咳、便秘、乳汁分泌不足、病気の回復

 

烏梅(梅)  収渋類

[性味/帰経 ] 平、酸/肝、脾、肺、大腸

[働き]⑴斂肺止咳 肺虚の慢性咳、喘息

    ⑵渋腸止瀉 慢性の下痢

    ⑶生津止渇 虚熱の消渇

    ⑶安蛔止痛 回虫による腹痛、嘔吐

 

大葉(紫蘇)  辛温解表類

[性味/帰経 ]  温、辛/肺、脾

[働き]⑴発表散寒     風寒表証の発汗、解熱、咳

    ⑵行気寛中   脾胃気滞の胸悶、嘔吐

    ⑶解魚蟹毒     蟹、海老、魚介類の中毒

 

*薬膳素材辞典より

 

 

 

*夏の食薬はこちら

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仙人問答

 

 

ぺ「仙人、今日の薬膳講座、とっても楽しかったです。長茄子を長いまま、、皆さん、面白がってましたよ。」

仙「ふむ、長茄子も短く切ってしまえばただの茄子になってしまうからのう。」

ぺ「涼しく作れて、、ほんと美味しくて、食後感がとってもさっぱりしていて、。」

仙「ナスは涼性、体を冷やすからのう。食べ過ぎには注意じゃぞ。」

ぺ「はい、その為の生姜や大葉ですよね。」

仙「そうじゃ、血の熱を取る茄子、体を冷し過ぎないための生姜・大葉、疲労回復・収斂作用のある梅干し、汗で消耗する陰液を補陰する豚肉、良いバランスじゃ。」

 

 

ピッ

ぺ「そうだ!」

 

仙「なんじゃ?」

ぺ「仙人、まだ長ナスありますか?」

仙「もちろんじゃ、。」

 

ぺ「もうすぐ土用の丑、、この長茄子をうなぎに見立てて、、長茄子の蒲焼き、作っちゃおうッと。」

 

シュパーーーーン

 

 

 

 

 

*本物の鰻が食べたいわ、という方はこちら

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 *8月の『薬膳酒ワークショップ』開催のお知らせ

8月13日(火)13:00~15:00

8月14日(水)13:00~15:00

セージ・タイムや青シソは今が漬けごろです♡

 

お申し込み、お問い合わせは下記のページからどうぞ。

皆様のお越しをお待ちしております。

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スモモ&はと麦酒で美肌カクテル

 

 

貧血に、むくみに

 

 

 

トットトット

    タッタタッタ

 

るんるんるん ♪

   ワンワンワン

 

 

 

ぎぃ〜

 

ぺ「マスター、こんにちは!」

マスター「いらっしゃいませ、ぺんたんさん。」

 

 

ガヤガヤ

   ペチャクチャ

 

 

ぺ「今日は混んでますねー」

マスター「はい、夏向きの新メニューを始めたので、。」

ぺ「夏向きの新メニュー⁈ わ、楽しみ、、。」ニコニコ

 

マスター「ぺんたんさん、今日はとっても嬉しそうですね。」

ぺ「えへっ、、わかります?」

マスター「何か良い事があったのですか?」

 

ぺ「はい、マスター、この写真、、みてください。」

 

ぽん

 

 

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ツバメの卵の殻・餌を与える親ツバメ

 

 

 

マスター「これは、、。」

ぺ「ツバメですよ、今年やって来たツバメのカップルが卵を産んで、、やっと雛が孵ったんです ♪ 」

マスター「そうですか、、それは良かった、。」

ぺ「はい、雛が小さすぎてまだ写真がうまく撮れないんですけど、親ツバメが餌を与えてるところなんです。ハゲ頭と小さなくちばしがちょこんと見えて、すご〜く小さな声でピチュピチュ鳴いてるんですよ。」

 

マスター「感動、、ですね。」

ぺ「はい、ここ何年かはカラスや蛇に襲われて卵が孵らなかったんですけど、、今年は成功です!」

マスター「では、ぺんたんさん、今日はお祝いしましょう。」

 

ぽん

 

 

 スモモはと麦酒カクテル

 

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貧血・むくみを改善し、肌に良い「スモモはと麦酒カクテル」

 

 

 

ぺ「え?」

マスター「これ、今日からの新メニューなんです『スモモはと麦酒カクテル』。」

ぺ「わぁ、ステキ♡」

 

トコトコ

  ガヤガヤ

 

客1「あら、きれい、このドリンク。」

マスター「ツバメの赤ちゃんが誕生したので、新メニューのカクテルで乾杯!です。」

 

客2「まぁ、おめでとう、では私もこのカクテル頂くわ。」

マスター「はい、ただいま。」

 

客3「美味しそうなカクテル、、マスター、これ何のカクテルなの?」

マスター「はい、スモモとはと麦酒を使って、美肌、貧血、むくみに良いカクテルです。」

客3「貧血⁈むくみ⁈あら、嬉しい。」

マスター「スモモもはと麦も鉄分がしっかり含まれています、それに水の巡りを良くして余分な水分を排泄するので、むくみにも良いのですよ。」

 

客4「それで肌に良いのね、、美肌カクテル!私も飲みたいわ、、でも、私、アルコールダメなのよねー。」

マスター「はい、ではノンアルコールでお作りします。」

客4「ノンアルコールもあるの⁈ 嬉しい、、。」

マスター「はい、こちらは少々、お時間頂きます。」

 

グツグツ

   ウィンウィン

       ウィーーン

 

 

マスター「お待たせ致しました。ノンアルコールのスモモはと麦カクテルです。」

 

 

 

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ノンアルコールスモモはと麦カクテル

 

 

客4「ありがとう、美味しそうだわ。」

 

客達「では、みんなで、ツバメの赤ちゃん誕生に、カンパ~~イ ❣️」

 

 

 

 

 

 

【 スモモはと麦酒カクテル 】

《 立法: 清熱利湿 》

材料: 2人分

  • スモモ3個(完熟)
  • はと麦酒60ml
  • 陳皮1g
  • ミント少々

   

作り方

  1. 陳皮を分量のはと麦酒に漬けておく。
  2. スモモは洗って皮ごと適当な大きさに切り、タネを取る。
  3. スモモ、陳皮、はと麦酒をミキサーにかける。
  4. グラスに注いで、ミントを添える。

 

 

*はと麦酒の作り方はこちら

www.senninlife.com

 

 

 

 

【 スモモはと麦カクテル(ノンアルコール) 】

《 立法: 清熱利湿 》

材料: 2人分

  • スモモ3個(完熟)
  • はと麦20g
  • 水1カップ
  • 陳皮1g
  • ミント少々

 

作り方

  1. はと麦は洗って、分量の水に1時間以上浸けておく。陳皮も一緒に浸けておく。
  2. 1から陳皮を取り出す。残りのはと麦と水を鍋に入れて火にかけ、はと麦が柔らかくなるまで蓋をして6、7分弱火で煮る。煮えたら冷ましておく。
  3. スモモは洗って皮ごと適当な大きさに切る。タネを取る。
  4. スモモ、陳皮、はと麦を煮汁ごとミキサーにかける。
  5. グラスに注ぎ、ミントを添える。

 

 

すもも  利水滲湿類

[性味/帰経 ] 平、甘、酸、苦/ 肝、腎、脾

[働き]⑴清熱利水 むくみ、下痢、陰虚発熱

    ⑵生津止渇 口渇、消渇、煩躁

*注意: ①体が弱い、長期間病気にかかっている、気血両虚、陽虚の場合、老人の食べ過ぎは胃腸に負担がかかるので控える。

             ②蜂蜜と併用しない。

 

薏苡仁(よくいにん、はと麦)  利水滲湿類

[性味/帰経 ] 微寒、甘、淡/ 肺、脾、胃

[働き]⑴利水滲湿 むくみ、下痢、かっけ、四肢痙攣

    ⑵健脾補肺 咳、痰多、胸の痛み、食欲減少

         ⑶清熱排毒 皮膚の化膿症

 

橘皮(きっぴ)陳皮、橘紅(きっこう) 理気

[性味/帰経 ]  温、辛、苦/脾、肺

[働き]⑴理気和中 脾胃気滞の腹脹満、嘔吐、食欲不振、下痢

⑵燥湿化痰 胸苦しい、咳、多痰、喘息

 

薄荷(はっか、ミント)  辛涼解表類

[性味/帰経 ]  涼、辛/ 肝、肺

[働き]⑴疎風清熱 発熱、頭痛、無汗

         ⑵清利頭目 目の充血

         ⑶宣毒透疹 麻疹の透発が不十分な時

         ⑷疎肝解鬱 肝気鬱結の胸脇脹痛、ため息

 

*「薬膳素材辞典」より

 

 

 

*陳皮の作り方はこちら

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ミツロウと枇杷の葉酒で肌荒れに良いハンドクリーム

 

香りはラベンダーで

 

 

ゴソゴソ

  ガサゴソ

 

ぺ「あ、あった、、これこれ、、。」

 

トコトコ

  ぽん

 

仙「ほい、ぺんたんよ、何を持ってきたのじゃ。」

ぺ「仙人、、これですよこれ、ほら、ずーっと前に春日養蜂場で買ってきたミツロウ、。」

仙「ミツロウ、、蜜蜂の巣を作っている蝋か、、。」

ぺ「買ってきたまま、放置だったんです。だから今日こそこれでハンドクリームを作るんです!」

仙「ハンドクリーム、、冬でもないのにか、。」

ぺ「はい、友達がね、酷い手荒れ足荒れなんです。」

仙「そうか、、それは可哀相にのう、。」

 

ぺ「えーっと、材料はミツロウ、ホホバオイル、それからアロマオイル、、、道具は大鍋、小鍋、木ベラ、クリームの容器、、と、。」

 

仙「ぺんたんよ、肌に良いのは、枇杷の葉じゃぞ、はと麦も良いしな、。」

ぺ「あ、、そうか、、でも、、どうやって枇杷の葉を、、。」

仙「これじゃよ。」

 

ぽん

   ぽん

 

 

 

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ミツロウ・ホホバオイル・枇杷の葉酒・ラベンダー酒

 

 

ぺ「あ、枇杷の葉酒、ラベンダー酒。」

仙「このエキスを使えば、肌荒れによく効くハンドクリームができるぞ。」

ぺ「そうか、、そうですね、ラベンダー酒も使えば香りも良くなるし、。」

仙「ウハハハハ〜、薬膳酒は飲むばかりではないぞ。」

ぺ「そうでした、枇杷の葉ローションやはと麦ローション、、作りましたもんね。」

 

仙「良し、では早速作るのじゃ。」

ぺ「はい!えーっとまず、ミツロウとホホバオイルを小鍋に入れて、、湯せん、、。」

 

クルクル

  まぜまぜ

 

仙「混ざったところで、まず枇杷の葉酒を入れるのじゃ。」

ぺ「はい。」

 

そろそろ

    まぜまぜ

 

仙「そしてラベンダー酒、。」

ぺ「はい。」

 

そろそろ

   まぜまぜ

 

仙「おぉ、良い香りじゃ〜〜。」

ぺ「ほんと〜〜。」

 

 

 

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ミツロウとホホバオイルを湯煎する・あら熱が取れたら容器へ

 

 

 

ぺ「あら熱が取れたら、、容器に移して、、かき混ぜる。」

 

クルクル

   クルクル

 

ぺ「出来ました!枇杷の葉酒&ラベンダー酒入りハンドクリーム 。」

 

 

 

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ラベンダーが香る「枇杷の葉ハンドクリーム」



仙「どれ、、」

 

ぬりぬり

   ぬりぬり

 

ぺ「私も、、」

 

ぬりぬり

  ぬりぬり



 

 

枇杷の葉酒&ラベンダー酒入りハンドクリーム 】

材料(30ml容器1個分)

  • ミツロウ5g
  • ホホバオイル25ml(キャリアオイル)
  • 枇杷の葉酒小さじ1、
  • ラベンダー酒小さじ1、又はラベンダーエッセンシャルオイル4滴

 

【作り方 】

  1. 大鍋に湯を沸かす。
  2. 湯せん用の小鍋にミツロウとホホバオイルを入れて、弱火でかき混ぜながら湯せんする。
  3. 2が溶けたら、枇杷の葉酒を入れ混ぜ、更にラベンダー酒も入れ、混ぜる。
  4. 鍋を降ろし、あら熱をとる。(ラベンダーオイルを使う場合は、あら熱が取れてから入れる)
  5. あら熱が取れたら、容器に移し、かき混ぜながら冷ます。

*「枇杷の葉酒」の代わりに「はと麦酒」を使っても良い。 

 

 

*追記

湯煎ではなく電子レンジで作る方法

材料(120ml容器1個分)(上記の4倍の量になっています)

  • ミツロウ20g
  • ホホバオイル100ml
  • 枇杷の葉酒小さじ4
  • ラベンダー酒小さじ4

 

【作り方 】

  1. レンジ対応のプラスティック容器(そのままクリーム容器となるものが良い)に細かく切ったミツロウとホホバオイルを入れ、500Wで2分温め、一旦取り出してかき混ぜ、さらに1分温める。(完全に溶けてなくても良い)
  2. レンジから取り出して、ミツロウが溶け切るまでかき混ぜる。
  3. 溶けたら、枇杷の葉酒、ラベンダー酒、または月桃チンキ、ラベンダーチンキ等を少しずつ入れてかき混ぜる。
  4. クリーム状になるまでゆっくりかき混ぜて完成。

 

 

 

 

 

ease キャリアオイル ホホバ 未精製 100ml

ease キャリアオイル ホホバ 未精製 100ml

  • メディア: ヘルスケア&ケア用品
 

 

 

 

 

枇杷の葉酒の作り方はこちら

www.senninlife.com

 

 

 

枇杷の葉ローションの作り方はこちら

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*はと麦酒の作り方はこちら

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*はと麦ローションの作り方はこちら

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 枇杷葉  止咳平喘類

[性味/帰経 ] 平、苦/肺、胃

[働き]⑴清肺化痰止咳 肺熱の咳、喘息、喀血、呼吸困難、百日咳、喉の乾燥

 ⑵和胃降逆 胃熱の吐き気、口渇 

 

ラベンダー(別名:薫衣草)

[帰経]心、肺

[働き]⑴解鬱健胃除脹

 

蜂蜜  補気

[性味/帰経 ] 平、甘/ 脾、肺、大腸

[働き]⑴補中緩急 脾胃虚弱の疲労、食少、胃痛、腹痛

    ⑵潤肺止咳 肺気虚の咳、空咳、息切れ、皮膚の乾燥

    ⑶潤腸通便 虚弱者、腸燥便秘

         ⑷解毒      トリカブトの中毒

 

*「薬膳素材辞典」より

 

 

 

 

仙人問答

 

 

ぺ「仙人、、なかなか良い香りのハンドクリームが出来ましたね。手荒れだけじゃなく、足も体もどこでもokのクリームです!」

仙「そうじゃのう、枇杷の葉やラベンダーには抗菌・抗炎症作用があるからのう。」

ぺ「その上リラックス効果も、、」

 

仙「枇杷の葉もラベンダーも蜂蜜も、全て肺に帰経する、。もちろん、はと麦も、。」

ぺ「‼️ あ、そ、そうか、、肺の華は、、皮膚、。」

 

仙「そうじゃ。」

ぺ「そうか、。だから肺に帰経する枇杷の葉やラベンダー、蜂蜜、はと麦は肌荒れに良いんですね。」

仙「ハイ、。」

ぺ「はいはい、、。じゃこれ持って、お出かけしてきまーーす。」

 

ブッブーーー

 

 

 

 

五臓の華のお話はこちら 

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 *7月の『薬膳酒ワークショップ』開催のお知らせ

7月14日(日)11:00〜13:00

セージ・ミント・ローズマリー等、フレッシュハーブは今が漬けごろです♡

(写真はセージ酒・ラベンダー酒 ♪ )

お申し込み、お問い合わせは下記のページからどうぞ。

皆様のお越しをお待ちしております。

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月刊仙人life 6月号 2019


 

 

 

  祝!3周年

 

 

皆さま、こんにちは、ぺんたんです。

 

先月号でお話した1羽になってしまったツバメのお話・・・

何日も何日もパートナーの帰りを待ちわびているようで

でも、相変わらず 巣のメンテナンスをする訳でもなく

ただ、毎晩巣に戻って 夜を過ごしていたんです。

3週間ほど過ぎた頃でしょうか

パートナーが戻ってきたんです!

程なくして卵を産んだようで、温め始めたんですね、、卵を。

でも、

激しいおしゃべりの日、見上げてみると、

なんと、卵を温めているツバメの周りに2羽のツバメがうるさく飛び交って、、、

 

 

 

 

 

幸せの香り~

 

 

勢いよく庭を闊歩する

すると、、枝を伸ばしてきたラベンダーに触れて、ポキン

また、やってしまった!と、折れた枝を庭の空いているところに挿しておく

そうやってあちこちに挿しておいたラベンダーがどんどん増えて、今年の収穫は大量(^○^)

基本、ぺんたんは「やはり野に置け蓮華草」タイプなので、むやみに花を摘むのは好きではありません。でもハーブ類はね、、。

 

蕾を摘んで葉っぱを取り、茎を切り揃えて、窓際にぶら下げる。

取った葉っぱや茎は不織布袋に入れてお風呂へgo 🛀

ラベンダーハーブバス、う~ん、やっぱり至福の時です。

ストレス解消にはもってこいだなと湯船に浸かりながら、そうだ『みんなの気を健やかにする薬膳を~~』たら何たら、偉そうな事書いたっけ、、と思い出し、ラベンダーを使った薬膳を作ってみました。

 

 

 

*「手羽元のラベンダー香り蒸し」はこちら

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でも、誰かの気鬱を改善するって、そんな簡単な事ではない。

気鬱改善の薬膳をひとつばかり私が考案したところで、この世の中に何の変化ももたらせない。

けれど、以前読んだ養老孟司さんの『バカの壁』に「せめて自分の周りの人だけでも、、自分と関わった人だけでも、、。」みたいな事が書いてあったのを思い出して、この自家製ラベンダーハーブバスを、私の周りの色々な方達に配ってみた。。。

 

 

レギュラーバイトの彼女:「あ〜、いい匂い、ずーっと嗅いでいたい。そうだ職場のロッカーに入れて、イラッときたらこの匂いを嗅ぎに行こう。」と、ひたすら匂いを嗅ぎ続ける。

 

公務員の彼女 :「いい匂いですね。」ひと嗅ぎして、さっさとバッグにしまう。

 

女子大生 :「入浴剤、、好きです。えー、これラベンダーなんですか、、。全然そういうのわからない、。」

 

ブラック調剤薬局の彼女 :「わぁ、癒される、、枕元に置いて寝たいー。あーもう鼻から離せない。」匂いを嗅ぎながら去って行く。

 

一流企業の研究職の彼 :「うん、まあ、いい香りなんじゃないですか、。」

 

小学校の先生 :「ほんと、いい香りですね、これ教室に持って行きます。子供達、どんな反応するかしら?」

 

保育士の彼女 :「いい匂い、、ふうん、ヨモギみたいな匂いがするんすねー、、。」

 

 

 

どうなのかな、、、ストレスの溜まり具合とラベンダーの香りへの執着心は関連があるのかしら?

 

 

 

 

 

 

3周年

 

 

6月6日にブログ3周年を迎えました~👏👏👏

 

と言っても、、1月から始まったピンチヒッターの仕事のお陰で、全くもう、そんな事考えてる暇もない毎日でした。

週6は予想以上にしんどかった、。ちょっと何か用事が入れば簡単に週7になってしまうし、こういう時に限ってやたらと雑用も多い。

私は仕事が好きだし、物事の処理能力も結構高い方だと思う、、だからなんとかなるさ、、と思ったのだけれど、

いや、なんとかしたんだけど、、でもきつかった、気の休まる時がなかった。

あと何回、あと何回、、、とひたすらカウントダウンしながら通ったぁぁぁ(涙)

 

でも、期限があるという事はとっても大事ですね、この仕事も6ヶ月という期限が決まっていなければきっと引き受けていなかったと思います。

期限があれば、キツくてもなんとか頑張れるもの、、。これはじっちゃんやばっちゃんの介護から学んだ事ですよ、、いつまで続くかわからない、、これは本当に辛い、、。

 

 

さ、そして無事に6ヶ月間の任務を終了し、晴れて自由の身に~~~

とは、行かなかったのです。

 

前任者は退職されました😱

当然、私の肩にずっしりと、、のしかかる重圧、、。

必死に探しましたよ、後任者を、、しかし、

  • 僻地(車でしか行けない、ボットン○○)
  • 薄給

この条件で来る人などいるはずもなく、

でも、私が辞めれば、ここは閉鎖になってしまう、、。

 

 

 

半島の先端、漁港の町、

島へ行くフェリー乗り場や干物屋さん、料理旅館、お土産店、水揚げされた魚を売る朝市、。

 

ここに居ると、何年も前にタイムスリップしたような感覚に陥る。

メールを送っても返信は来ない、。頂いた名刺にはメールアドレスが書かれているけれど、彼らはメールチェックなどしない、出来ない。

Fax を送っても、「Fax 送りましたー。」と電話をしなければならない。

そして、たまに送られてくるFax は全て意味不明で、結局電話をしなければならない。

電話・口頭で全ての物事は進む、、オーラルコミュニケーション。

 

70代の女性達も、ボットン○○を使う、捕まるところなど全くないけれど、、大丈夫のようだ。

子供達も平気でボットン○○に行く、なんの違和感もないようだ。

私は靴を落とさないように、きちんと履いてから行くように心がけている。

 

 

ジージやバーバの存在は当たり前で、ここで出会った子供達はいつもジージとバーバの話をする。

「バーバと一緒に朝市に行って、、しろめを売ってきた。」

お父さんもお母さんもジージもバーバも皆、家業に従事しており、当然の事の様に子供達もその一端を担っているのだ。

だから皆、力強い、、。大人達に守られてはいるけれど、決して特別扱いされる存在ではないから、。

大人も子供もしっかりと地に足が着いた暮らし、、人の暮らしとは、、こういうものだったのか、と改めて考えさせられる。

 

 

そんな土地で、、

自分で言うのもなんだけれど、結構ぺんたん人気でね、、「ぺんたんがいいよ。」と言ってくれる人達に囲まれているんです。

自分を必要としてくれる人がいるって、すっごく幸せな事、贅沢な事、、そんな事はそうはないんですよ。

だから、すごーーーく悩んだんですけど、今までの仕事の60%分を引き受け、正式に着任することにしました。100%引き受けてしまうとこのままずーっと週6が続く事になってしまいますからね、、今度は期限がないので、それだけは回避しなければなりません!

ここへは週1で通う事になり、トータル週5勤務です(^_−)−☆

 

 

と、長々書いてきましたが、40%分の引き継ぎやら何やらで、ブログは完全放置状態になってしまって、、書く時間もなく、3周年らしき事も出来ず、、つまらない、、。

なんか出来る事ないかしら?と考えた結果、独自ドメインを取得してみました~~♪ ♪

 

3年も経って、、今頃かよ、とお思いでしょうが、、ま、そんな人もいると言う事で、、。

 

 

 

 

 

 

自然界便り 

 

 

 

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春ウコン・エゴマ・ハブ草・決明子・秋ウコン

 

 

 

 

語り部「昔、昔のお話じゃ。わしらの部族、『the草』はな、この池の周りに、みんな仲良く根を張って生活しておったのじゃ。」

坊や「この池の?」

 

語り部「そうとも、この池はな、山からの水を貯める貯水池でな、、その周りをぐるっと囲んで生活しておったんじゃぞ。」

坊や「鳥も来るんだよね。」

 

語り部「カモが渡ってきて、ぷかぷか泳いでおったしな、ヘビもシュシュシュッと見事な泳ぎを見せておった。」

坊や「そんないいところなのに、、どうして、、ぼくたちの部族『the 草』はこの地を離れたの?」

 

語り部「ある日の事じゃった、。人間どもがやって来たのじゃ。」

坊や「人間?」

 

語り部「そうよ。その人間どもは『あら、ここに丁度良い空き地があるわ。ここに薬草を植えましょう。それにはこの邪魔な雑草を全部抜いてしまわないとね。』と言いおってな。」

坊や「ぼくたちの部族を、、全部、、抜く⁈  こわいよ、、こわいよ、、人間ってこわいよ、。」

 

語り部「そうじゃ、そう言って奴らは原住民であるわしら『the 草』を片っ端から抜き始めたんじゃ。」

坊や「え~ん、え~ん、お父さん~、お母さん~、。」

 

語り部「雨にも風にも台風にもマケズ、、地道に暮らしておったわしらをな、、。」

坊や「え~んえ~ん、、」

 

語り部「しかしな、わしらの部族は強いぞ、ちょっとやそっとの事ではへこたれぬ。この池の周りにはな、まだまだ多くの仲間が頑張っているのじゃ。」

坊や「え、ほんと?」

 

語り部「そうとも、戦いはまだまだこれからじゃ。ルーツ、わしら部族の根っこパワーを見せてやるのじゃ。」

坊や「わーいわーい。」

 

 

 

 

見方を変えれば、私も侵略者、

『池の周りの空き地、勝手に薬草園計画 ♪ 』

マルチアングル編  でした (*^^*)

 

 

 

 

 

 

 

  編集後記

 

この6ヶ月間、、いろんな事が放置状態でした。

つまり、一見、やり通せているように見えて、実は出来ていない事が沢山ある訳です。

これを、まだ大丈夫、もう少し大丈夫、、と放置すれば、どこかで完全に滞ってしまう。

巡らなくなったら、、それは、、、。

体の中でもこれと同じ事が起こっている訳ですよね。まだ大丈夫、もう少し大丈夫、、と無理をしない事です。

 

 

今月も訪れてくださった皆様、新しく読者になってくださった皆様、スター、ブクマ、コメントをくださった皆様、本当にありがとうございました。

 

生活のリズムを整えながら、少しずつ、、記事のアップもしていくつもりです。

 

 

‼︎

に、に、、庭が、、『the 草』部族に・・・

 

 

 

 

 

 

 *7月の『薬膳酒ワークショップ』開催のお知らせ

7月14日(日)11:00〜13:00

セージ・ミント・ローズマリー等、フレッシュハーブは今が漬けごろです♡

(写真はセージ酒・ラベンダー酒 ♪ )

お申し込み、お問い合わせは下記のページからどうぞ。

皆様のお越しをお待ちしております。

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梅雨の気鬱を吹き飛ばす、手羽元のラベンダー香り蒸し

 

幸せの香りは湿にも良い

 

 

ザザッ

  チョキンチョキン

  

ザザッ

  チョキンチョキン

 

ほわわわ〜〜ん

 

ぺ「う~~ん、いい香り~癒される~~♪ 」

 

ひょこっ

仙「わしも癒される~~♪ 」

 

ぺ「わっ、仙人、、びっくりしたぁ、、。。いきなり現れないでくださいよ。」

 

仙「ウホホッ、良し、このラベンダーで薬膳講座じゃ。皆にも幸せの香りを~。」

ぺ「はい!」

 

 

 

仙人の薬膳講座

 

 

わいわい

  ガヤガヤ

 

皆「まあ、、なんか、、部屋中に良い香りが、、。」

皆「ほんと、、すっごくいい香り、、。」

 

 

仙「皆、久しぶりじゃ。良く集まってくれたのう。」

皆「仙人様、今日は教室中に良い香りが漂ってますねー。」

 

仙「ふむ、今年もラベンダーが沢山咲いたのでのう、そのフレッシュラベンダーの蕾と葉、茎を使って、梅雨の薬膳を作ろうと思うてな。」

 

皆「わぁ、、ラベンダーの薬膳⁈」

皆「ステキ♡」

 

仙「香りのあるものは湿を取る。これを『芳香化湿の術』と言うのじゃ。そして又、香りのあるものは鬱の改善にも繋がる。鬱陶しい梅雨にはもってこいなんじゃ。」

皆「なるほど。」

 

ぺ「では、皆さん、まずは外へ出てラベンダーを摘みましょう。」

皆「わーー。」

 

ドカドカ

   バタバタ

 

 

バサバサッ

  チョキチョキ

 

皆「たくさん、摘んだわ、いい香り〜。」

皆「私、ラベンダー摘み初めてなの、楽しかったぁ~、。」

 

ニコニコ

   ウキウキ

 

ぺ「では、摘んだラベンダーをさっと洗って蕾の部分だけ切り落としましょう。」

 

チョキン

 

ぺ「葉と茎も使いますので、捨てないで、洗って適当な長さに切っておいてください。

皆「はーい。」

 

 

 

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ラベンダーを摘んで、蕾・塩麹・白ワインを混ぜ、手羽元を漬け込む。

 

 


 ぺ「水気を切った蕾を塩麹と白ワインにまぜて、手羽元を漬け込みます。」

仙「胡椒も忘れずにな」

 

パパッ

 

ギュッギュッ

   ギュギュッ

 

ぺ「ラップをして冷蔵庫で30分以上寝かせます。」

 

ぐーぐー

   スヤスヤ

 

 

仙「そして、皿にラベンダーの葉と茎を敷き、ここに手羽元をのせて蒸し上げるのじゃ。」

 

ほわほわ  

   ほわほわ

 

ぺ「残り10分ぐらいになったら、とうもろこしも入れて一緒に蒸します。」

仙「とうもろこしも、体内の余分な水分を取り除いてむくみを改善する、梅雨・夏におススメの食薬じゃからな。」

 

ほわ〜~ん

皆「あ~、ラベンダーの香りが、。」

 

仙「蒸しあがったようじゃのう。」

 

 

ぺ「はい、出来上がりました、手羽元のラベンダー香り蒸し です。」

 

 

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湿・鬱を改善する「手羽元のラベンダー香りむし」

 

 


ぺ「さぁ、皆さんどうぞ召し上がってください。」

 

皆「頂きまーす。」

 

パク

  むしゃむしゃ

 

 

皆「わっ、なんか、、香りを食べてるみたい。」

皆「ほんと、、とうもろこしもラベンダーの香りになってる。」

皆「爽やか、、。」

皆「癒される。。。」

 

 

 

 

手羽元のラベンダー香り蒸し

【立法 :芳香解鬱除湿 】

材料(2人分)

手羽元4本、

フレッシュラベンダー蕾5g(ドライの場合は半量)、塩麹小さじ1、白ワイン大さじ1/2、胡椒、

とうもろこし1/2本、塩麹少々

 

 

作り方

  1. ラベンダーをさっと洗って、花を取る。茎は適当な長さに切っておく。
  2. 塩麹、ラベンダー、白ワインを混ぜ、水気を拭き取った手羽元に揉み込む。
  3. 2に胡椒をして、ぴったりラップし、30分以上おく。
  4. 皿にラベンダーの茎をのせ、その上に3を乗せ、湯気の上がった蒸し器で25分~30分蒸す。
  5. 残り10分になったら塩麹をまぶしたとうもろこしも入れて一緒に蒸す。

            

 

 

鶏肉  補気

[性味/帰経 ] 平(温)、甘/ 脾、胃

[働き]⑴補中益気 脾胃虚弱、消渇(糖尿)、食欲不振、下痢

    ⑵補精添髄 虚弱体質、消痩、産後無乳、四肢無力

    ⑶降気止逆 咳、げっぷ、しゃっくり

 

玉蜀黍(とうもろこし)  利水滲湿類

[性味/帰経 ]  平、甘/ 脾、胃、大腸、肝、腎、膀胱、心、小腸

[働き]⑴清熱利湿 むくみ、黄疸、排尿困難

    ⑵健脾益肺 疲労、食欲不振、食少

 

ラベンダー(別名:薫衣草)

[働き]⑴解鬱健胃除脹

 

*「薬膳素材辞典」より

 

 

 

*「梅雨の食薬」はこちら

 

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仙人問答

 

 

ぺ「仙人、、久しぶりの薬膳講座、皆さん、良い香りに包まれてハッピーな気分でお帰りになりましたよ。」

仙「ウホホッ、皆が楽しんでくれればそれが1番良い事じゃからのう。」

 

ぺ「気の巡りを良くする、これが何より大切、、なんでしたよね。」

仙「そうじゃ、『人身の諸病は、多くは鬱によって生じる。』」

ぺ「えーっと、確か鬱証は、六鬱あって、、気鬱、、湿鬱、、、、、」

 

仙「その鬱に良いのが、『香り』じゃ。香りは湿を取り除く。」

ぺ「はい、そして『香り』で食欲を誘い、脾の働きを促進する。」

仙「そうじゃ、そして『香り』によって気の巡りを良くし、消化機能を良くする。」

ぺ「『香り』によって気の巡りを良くする事で気鬱も改善する。」

 

仙「鶏肉もな、脾胃に働き、脾を温め、脾の気を補ってくれる。」

ぺ「そっか、一緒に使えば、脾の働きがますます安定するんですね。」

仙「そういう事じゃな。」

ぺ「梅雨は『脾』を大切に。だから、今日の薬膳は湿を嫌う脾アースが喜ぶ香りの薬膳。」

仙「ふむ、これでわしの『脾』も絶好調~‼︎」

 

 

ぷぉ~ん

 

ぺ「ん?んん?何か、、匂う、。」

 

ぷぉぉぉぉ~~ん

 

ぺ「わ、く、く、臭い‼️」

 

ハッ!

 

ぺ「仙人ッ!もうッ、、ラベンダーの香りが台無しーーーーッ。」

 

仙「ウへへへへ~~、中国四千年の香りじゃーー。」

 

ヒューン

 

 

 

 

        

月刊仙人life5月号 2019


 

 

 

  暑いよ 5月 

 

 

皆さま、こんにちは、ぺんたんです。

 

玄関先で賑やかなおしゃべりが止まらないのは

今年もやって来たツバメのカップル♡

中古の巣だから それなりのメンテナンスが必要なんだけど

 補強もしない   卵も産まない

 

普段よりおしゃべりが一層騒がしい日

見上げてみると

あれ? 3羽いる ‼️

なに???

 

 

 

 

 

アホのお話

 

 

ゴールデンウィークの余波で、予想通り連休明けはバタバタの日々。

今月はもうレシピアップできないかも、と諦めモードでいつものスーパーへ向かう。

このスーパーには地元農家の方のお野菜コーナーがあって、まず、そこからお買い物はスタート。

「あ、アホ。」

採れたてのにんにくが山盛り。

そのとなりには、新玉ねぎやむきグリンピースもたっぷり。

先月末にワークショップにお越し頂いたCah0hさんの顔がパッと浮かぶ。

色々なストレスを抱えて、肩凝りが酷かったCah0hさん、

「よし、これで気滞から来る肩凝り改善の薬膳を作ろう!」

 

 

*「ワークショップ開催」の様子はこちらから

tabica.jp

 

 

 

採れたてのにんにくって、すっごくジューシーで、香りもフレッシュ!

オリーブオイルとにんにく、玉ねぎ、えのき茸で基本のスープ、今回はCah0hさんの症状を意識して、旬のグリンピースと卵、ローズマリー黒酢を入れて作ってみることに。

ひとつまみの塩と大さじ一杯の黒酢で出来る激ウマスープ~~。

 

この「オリーブオイル+にんにく+玉ねぎ+きのこ類」はバリエーションも豊かで、

アサリとトマトを足してパスタソースに、

ソーセージ、じゃがいも、にんじん、トマトを足してポトフに、

にんにく・玉ねぎ・きのこ類をじっくり炒めることで、良い出汁がでる、なので、どちらも少量の塩と胡椒だけでok 、コンソメなんか要らないよ。

 

 

以前出会ったメキシコ人の方から『にんにくはスペイン語でアホ』と教わった事があった。

にんにく入りのパンは『パン デ アホ 』と言うそうで、

それ以来、にんにくを見ると「あ、アホ」と言いたくなる。

 

 

*肩凝りに良い『ソパ デ アホ  (にんにくのスープ) 』

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もちろん『にんにく酒』も漬けました(笑)

 

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にんにく酒

 

 

 

 

 

 

 

読書感想文

 

 

『たんぽぽのお酒』を図書館に返却に行って、以前から借りたいと思っていた『食べものだけで余命3ヶ月のガンが消えた』を借りてきました。そして、衝動借りをしてきたのが『漢方小説』。

借りたはいいが、読む時間が、、、と思っていたんですけど、、

 

 

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『食べたものだけで余命3ヶ月のガンが消えた』・『漢方小説』

 

 

 

薬膳スープの記事をアップしてから、読みかけたんですが、どちらもあっという間に読めてしまいました。

『たんぽぽのお酒』は、読むのにとっても時間かかったのにね。

 

『食べものだけで〜〜』は、私と同じ『国際中医薬膳師』の資格を持つ高遠智子さんと言う方が書いてみえます。食生活を疎かにして来た作者が28歳で卵巣がんにかかり、肺への転移、死を覚悟して渡仏、そこで食の大切さを知り、ガンと闘いながらパリの学校で食の勉強、上級ディプロマ、ハーブ・アロマの資格を取得し、今度は中国へ渡り薬膳の勉強、国際中医薬膳師の資格を取得する、という事が書かれています。もちろん、食に関する説明とレシピなども書かれていましたが、、私が求めていた物とはちょっと違っていて、、、あまり得るものがありませんでした。が、高遠さんの精神力の強さには脱帽です!

 

【*追記、この記事をアップしたら、猫P(id:nkobi1121)さんから、以下のコメントをいただきました。

 nkobi1121 ぺんたんさん、こんにちは。高遠智子さんの本は私も読んだことがありますが、医療者としてちょっと疑問に思うことがあり、調べてみるとちょっと怪しいかなと。真偽はわかりませんが。

調べてみましたら、病歴のことはよくわかりませんが、上級ディプロマ、国際中医薬膳師の資格は全て経歴詐称でした。猫P さん、ありがとうございました。】

 

 

 

 

 

もう1冊の、衝動借りしてきた『漢方小説』、こちらはとても面白かったです。

31歳の独身女子が、自分と別れた男が結婚する事を聞き、そのショックで体が突然震えだし、激しい動悸、胃痛に襲われ、西洋医学の病院を4つまわってラチがあかず、5人目の医者として漢方医を訪ねるお話、。

 

漢方医から「水が下がっちゃって、火が勝っている状態です。」と訳の分からない事を言われる主人公。

腎が弱っているらしい事を説明され、病名を知りたがる主人公に漢方医は言う。

東洋医学では病名ではなく『証』がその代わりをします。西洋医学では『この病気には、この薬』ですが、東洋医学では『病気にかかってるあなたはこういう人だから、この薬』という治療をします。その『こういう』が『証』です。」

 

~うふふ、嬉しくなっちゃいますね、このセリフ、。だって丁度私もスープの記事でこんなような事を書いたばかり、。

 

五行、五臓、気、血、水、不可思議なワードに引っ張られ、どんどん東洋医学にはまっていく主人公。

そして、、、彼女は『七情』に辿り着く。

《 人に五臓あり、五気を化して、以って喜怒悲憂恐生ず 》

黄帝の言葉だ、。

腎の七情は、『驚き(ショック)』と『恐れ(不安)』だと知り、それを相剋(そうこく)の関係にあてはめる。

 

『喜び』は『悲しみ』に勝ち、

『悲しみ』は『怒り』に勝ち、

『怒り』は『思い』に勝ち、

『思い』は『恐れ』に勝ち、

『恐れ』は『喜び』に勝つ。

 

 

「『思い』は『恐れ』に勝てる」と、

「病気という『恐れ』を自ら克服する為に『思い』悩んでいたのだ」と、

そして「変化を恐れない自分になりたい」と、主人公は力強く踏み出して行くのだ。

 

 

物語の中で彼女が処方された漢方薬は、

腎の働きを良くする『サイコケイシカンキョウトウ』『ロクミガン』

漢字で書くとこうなる↓

  • 柴胡桂枝乾姜湯
  • 六味丸(六味地黄丸) 

 

中医学では、『漢方薬』とは言わず、『方剤』と言う。

多分、『漢方薬』というのは、中国から入ってきたものを日本風にアレンジして出来たものだと思う。

 

主人公が言われた「火が勝っている、」とは肝火(肝陽)のこと、「水」は腎陰。

腎ウォーターが弱ってしまった為、肝のコントロールが出来なくてなっている状態。

そして肝気が上手く巡らず、横逆して胃痛が起こる。

だから、、、

肝気の流れを改善し、精神を安定させ、胃を温める『柴胡桂枝乾姜湯』

水の代謝を良くし、虚熱を取り、肝腎陰を補う『六味丸』

 

さーっと読めてしまう本だけれど、ひとつひとつ丁寧に取り上げると、とても奥深い。

 

 

 

 

 

と、ここまで長々と書いてみて思ったのだけれど、結局、全て『気』の話だった気がする。

『気』の流れが悪くなり、肩凝りが酷くなったCah0hさん、

『気』の強さで、ガンを克服した高遠さん、

『気』を知る事で、五臓の七情と向き合った主人公、

 

そしてこの3人に共通している事がもう一つ。

それは『自分の体に起こったことを自分でどうにかしよう!』と思っている事だ。

 

 

仙人の声が聞こえる・・・

「宇宙の森羅万象を存在せしめている根元的なエネルギー、それが『気』であるのじゃ~ウハハハハ~」

 

 

 

*『七情のお話』はこちら

www.senninlife.com

 

 

*『相剋のお話』はこちら

www.senninlife.com

 

 

 

 

 

 

 

自然界便り 

 

 

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卵から、続々出てくるカマキリの赤ちゃん

 

庭仕事の合間に見つけた  感動の瞬間!

卵から

ゾクゾク

   ゾクゾク

カマキリ誕生 🐣

 

 

 

 

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ジャスミンの花を摘んで、ジャスミンティー作り♪

 

池の周りの空き地「勝手に薬草園計画」推進中、続行中、

ご褒美はこのジャスミンティ

この空き地に、誰かが植えたジャスミン

お花を摘んで、ウーロン茶に混ぜ、数日間おきます

手作りジャスミンティ、甘く優しい香り〜〜

 

 

 

 

 

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念願の五味子を植える

 


欲しかった五味子
ついにゲット
実がなったら

フレッシュ五味子で五味子酒を漬けるのだ(笑)


 

 

 

 

 

  編集後記

 

 

ツバメのカップルは、いつのまにか1羽になってしまっていた、、

朝、おしゃべりが聞こえてくると慌てて玄関に出て確かめてみる、、

夜、仕事から帰って来たら、真っ先に巣を見上げてみる、、

でも、いつも、、1羽、、、

1羽のツバメ、、

ショックで腎を痛めなければ良いけれど、。。

 

 

先月号の仙人lifeで、またしても『男性ブロガー』と間違われていたことが発覚したので、今月号は少しダラダラ、長めに女子っぽく書いてみたつもりだけど、、どうかしら? ウフッ

 

 

今月も訪れてくださった皆様、新しく読者になってくださった皆様、スター、ブクマ、コメントをくださった皆様、本当にありがとうございました。

レシピはひとつしかアップできませんでしたが、、ゆっくりゆっくり、、楽しんで薬膳を作っていきたいと思います。

 

春から夏にかけて、肝の気が激しく動き、急上昇に急降下、、コントロールを失った肝気が暴走すれば、考えられない様な事故や事件へとつながってしまいます。

『気』を整えて、『気』を引き締めて、でも『気』を楽にして、、

みんなの『気』を健やかにする薬膳が作れたら    いいなぁ。。。

 

 

 

 

 

 

フラフラくたくた補気ッチャえ! イライラうつうつ理気ッチャえ!