薬膳でセルフケア めざせ!仙人life

中医薬膳学に基づき、薬食同源、医食同源で仙人のような健康長寿を目指します。

薬膳七味を作る

 

 

柚子でも陳皮でも

 

 

 

ササッ

 ガサガサ

   ピカーン

 

ぺ「うふふ、、新品、。」

 

 

ヒュヒューン

 

仙「ぺんたんよ、何をニヤニヤしておるのじゃ。」

ぺ「仙人、へへ、これ見てくださいよ。」

 

ぽん

 

仙「これは、、何じゃ?」

ぺ「フードプロセッサーです。」

仙「ほぉ、、フードプロセッサー、、買ったのかな?」

ぺ「いえ、貰ったんです。」

仙「そうか、どなたから頂いたのかな?」

ぺ「うふふ、、それが、仕事場の電動コーヒーミルが壊れたので新しいのを買ったんですが、レビュー書いたらこのフードプロセッサーが貰えちゃって、、。」

仙「それは素晴らしい!」

ぺ「で、早速使ってみたいんですけど、、。」

仙「よし、良いものがあるぞ。」

 

 

パパッ

 

 

 

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赤紫蘇・山椒の葉・柚子皮・唐辛子・あおさ・黒ごま・松の実

 

 

 

ぺ「わ、、これは、、。」

仙「干しておいた赤紫蘇の葉に山椒の葉、柚子皮、今年採れた唐辛子、それにアオサ、黒ごま、松の実じゃ。」

ぺ「はいはい、、今年も唐辛子🌶ピリピリッと出来上がりましたね。」

 

仙「これらを使って、、。」

ぺ「え、これで?」

仙「七味じゃよぺんたん、薬膳七味じゃ。」

ぺ「あ、そうか、これをフードプロセッサーにかけて、、。」

仙「そうじゃ。」

ぺ「はい、では早速、、スイッチon!」

 

ウィーン

  ウィウィーン

 

 

 

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フードプロセッサーにかける

 

 

 

ぺ「出来ました、薬膳柚子七味 。」

 

ぽん

 

 

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薬膳柚子七味



 

ぺ「う〜ん、柚子皮があまり細かくなってませんよ。」

仙「ふむ、陳皮で作れば綺麗に出来るのじゃが、、まぁ良しとしよう。」

ぺ「はい、。」

仙「さて、味見じゃ。湯豆腐にでもかけてみるか、。」

 

パラ

パラパラッ

 

仙「おぉ、柚子の良い香りじゃ。」

ぺ「はい、アオサも香ってます。」

仙「そしてピリッと唐辛子も効いておる。」

ぺ「新鮮七味って、こんなに美味しい、。」

仙「松の実も入れたので、しっとり感もあるある〜。」

ぺ「鍋もの、うどん、おでんにも、、食欲を誘っちゃいます。」

 

パッパ

  パラパラ

 

 

 

 

 

 

 【 薬膳柚子七味 】

 

《 立法: 温陽行気 》

 

 

材料 (全て乾燥させたもの)

  • 紫蘇1g
  • 柚子皮5g(又は陳皮)
  • あおさ3g
  • 山椒葉1g
  • 松の実5g
  • 黒ごま5g
  • 唐辛子2本

   

 

 

作り方

 

  1. 唐辛子のタネを取り、材料を全てフードプロセッサーにかける。
  2. 密閉容器に入れて冷蔵庫で保存。

 

 

             

柚子   理気

[性味/帰経 ]  温、辛、苦/肺

[働き]⑴理気和中 脾胃気滞の腹脹満、嘔吐、食欲不振、消化不良

         ⑵燥湿化痰 胸苦しい、咳、多痰、喘息

 

唐辛子  温裏類

[性味/帰経 ]  熱、辛/ 心、脾

[働き]⑴温中散寒 胃腹冷痛、胸背の冷え、疼痛

⑵健胃消食 食欲不振、消化不良

*注 前立腺肥大、膀胱炎、痔疾患、便秘の場合は控える

ビタミンK、止血剤を使用している人には禁忌

 

紫蘇  辛温解表類

[性味/帰経 ]  温、辛/肺、脾

[働き]⑴発表散寒     風寒表証の発汗、解熱、咳

    ⑵行気寛中   脾胃気滞の胸悶、嘔吐

    ⑶解魚蟹毒     蟹、海老、魚介類の中毒

 

花椒(花山椒、山椒)  温裏類

[性味/帰経 ]  温(熱)、辛/肺、腎、脾、胃

 [働き]⑴温中散寒 脾胃寒証の胃腹の冷え、嘔吐、下痢

    ⑵燥湿除痺 関節・筋肉の冷え、麻痺

    ⑶温経止痛 生理痛、脾胃の寒湿疼痛、四肢疼痛

    ⑷殺虫 寄生虫による腹痛

 

胡麻  滋陰類

[性味/帰経 ]  平、甘/肝、腎

[働き]⑴滋補肝腎・養血益精 耳鳴り、頭痛、めまい、白髪、疲労

         ⑵潤燥滑腸 皮膚乾燥、腸燥便秘

 

松の実  滋陰類

[性味/帰経 ]  温、甘/肝、肺、大腸

[働き]⑴養陰平肝 めまい、かゆみ

    ⑵潤肺止咳 肺燥の咳、皮膚乾燥

 

海苔  化痰

[性味/帰経 ] 寒、甘、鹹/肺

[働き]⑴化痰軟堅 リンパ節腫、甲状腺

         ⑵清熱利尿 水腫、淋病、小便不利、脚気、不眠、皮膚病

 

*薬膳素材辞典より

             

 

 

 

仙人問答

 

 

ぺ「仙人、フードプロセッサーも、干しておいた葉っぱや皮、唐辛子、全て役に立ちましたね。」

仙「ふむ、自家製は何と言っても香りが違う。」

ぺ「そうなんですよね〜、。あ、でも仙人、体を温める『陽』に働く七味なのに、『滋陰類』の食薬も使ってしまいましたが、良かったですか?」

 

仙「『陰中求陽』」

ぺ「え、、陰中求陽⁇」

仙「陰の中に陽を求める。陰陽互根互用じゃ。陰から陽が生まれ、陽から陰が生まれる。」

ぺ「陰と陽は互いに助け合わなければ存在できない、、ですね。」

仙「そうじゃ。」

ぺ「それで陽の食薬にも陰の食薬を合わせる。」

 

仙「ふむ、今日作った七味じゃが、唐辛子のような温裏類の食薬は体を温めはするが、それによって津液を損なう場合もある。」

ぺ「あ、いつも仙人が言っている『温裏類は香辛料が多いから気をつけろ!』ですね。」

 

仙「例えば、土鍋に水を入れて温めるとしよう。」

ぺ「はい。」

仙「冷たかった水も火をつける事で温かくなって行く。」

ぺ「はい、。」

仙「しかし、沸騰し、温め続ければどうなる?」

ぺ「それは、、水が、いえお湯が蒸発していきます。」

仙「そうじゃ、放っておけば湯は無くなり、土鍋はカラカラになってしまう。」

ぺ「あ、だから、水、つまり陰を補う。」

仙「そうじゃ、水が無ければ、、つまり陰が無ければ陽は生まれんという事じゃ、。」

ぺ「なるほど、、常に温かいお湯を保つには、水が必要、、。陽を生む為には陰、、」

 

仙「ウハハハハ〜、滋陰類の食薬を入れておけば、土鍋がカラカラになる事もなく、乾燥を防いでくれるという訳じゃな。」

ぺ「温めて、、でも乾燥を防いで、、冬のお肌にも優しい七味、、か、。」

 

仙「さて、今日は冬至。久しぶりに土鍋温泉じゃ〜柚子湯、柚子湯〜〜」

 

ヒューン

 

 

 

*「柚子&唐辛子湯」はこちら

www.senninlife.com


        

 

柚子酒を漬けよう!

 

柚子酒と柚子皮塩麹漬け

 

 

 

どさっ

 どさどさっ

 

仙「おぉぺんたん、どうしたのじゃ、この沢山の柚子は、、。」

ぺ「へへ、、ワークショップのゲストのルナルさんから頂いたんです。」

仙「それは有難い、、ふむ、見事な柚子じゃ。」

 

ぺ「はい、ですからね、早速これで柚子酒を漬けようと思って、、。」

仙「良い良い、それは良いぞ、よし、では薬膳酒講座じゃ、皆を呼べ。」

ぺ「え、、皆も呼んじゃうの、、。」

 

 

 

 

 

仙人の薬膳酒講座

 

 

 

ガヤガヤ

  ウキウキ

 

仙「皆、よく来てくれたのう。ぺんたんがワークショップのゲストのルナルさんから見事な柚子を頂いたのでな、今日は皆で柚子酒を漬けるとしよう。」

皆「わぁ、、嬉しい。」

皆「私、薬膳酒作り、、初めてよ。」

皆「うちも柚子がなってるから、しっかり作り方を覚えていくわ。」

うず玉「ご無沙汰しています。今日は薬膳酒と聞いて飛んできました。」

皆「あら、うず玉の君、、ほんとお久しぶり。」

 

ぺ「はい、では皆さん、始めましょう!」

 

仙「まずはあら塩をこすりつけて、柚子を洗うのじゃ。」

 

ゴシゴシ

  キュキュッ

 

 

仙「次に柚子を縦に切って、真ん中の白い筋を取るのじゃ。」

 

シュパッ

  シュッシュッ

 

 

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あら塩で洗い、縦半分に切って、真ん中の白い筋を取る

 

 

 

皆「わぁこの柚子、果汁がたっぷり~~」

 

仙「そして皮を剥き、皮の中側の白い部分も包丁で軽くとっておく。」

 

くるっ

 ゴソゴソっ

 

 

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実を取り出し、皮の白い部分を軽く包丁でこそげとる。

 

 



仙「水気をしっかりと切って、よし、これで準備オッケーじゃ。」


ぺ「はい、では熱湯消毒した瓶に柚子の実と皮2個分を入れて、ホワイトリカーを静かに注ぎます。」

 

ぽん

 ぽん

 

ドボドボ

  ドボドボッ

 

 

仙「よし、蓋をしっかり閉めて、冷暗所で3ヶ月以上ねかせておけば、体を温め、気の巡りを良くする美味しい柚子酒が出来上がるぞ。」

 

ぺ「はい、柚子酒 です。」

 

ぽん

 

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体を温め、気の巡りを良くする「柚子酒」


 

 

 

皆「わぁ、、出来上がりが楽しみ、、。」

皆「え、でもこれって、氷砂糖とか入ってないですけど、、。」

仙「甘味は濾してから加えるのが良いぞ。3ヶ月ぐらい経ったら濾して、リカーの10%ぐらいの蜂蜜を加え、更に1週間以上熟成させる。」

うず玉「なるほど、、。」

 

ぺ「あ、皆さん、皮は1週間ぐらいで取り出してくださいね、苦味が強くなっちゃうので、。」

仙「そして、そのかわりに干しておいた柚子皮を入れるのじゃ。」

皆「え、残った皮は干しておくのですか?」

仙「そうじゃ、干しておく、又はせん切りじゃな。」

 

 

 

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残った皮を天日干し・千切りにする。



 

皆「せん切りにして、、」

仙「水気を切って、塩麹に漬けておくのじゃ。」

 

皆「塩麹に、、。」

ぺ「1週間ぐらい漬けておくと使えますよ。冷蔵庫で保存して1日1回混ぜるといいです。」

仙「いろいろ楽しめる柚子皮じゃ。」

 

ぺ「そう、リカーから取り出した柚子皮は蜂蜜で煮ると美味しい柚子ピールができますよ。」

皆「ほんと、いろいろ楽しめちゃう。」

 

うず玉「後で入れた干し柚子皮はいつ取り出したら良いですか?」

仙「ふむ、それはお好みのタイミングでな、。時折少しずつ味見をしながら、取り出すタイミングを見つけるのじゃ、楽しいぞ、、ウホホッ。」

うず玉「時折、味見をしながら、、それは嬉しい、、至福の時間ですな。」

 

 


        



 

【 柚子酒 】

 

《 立法: 行気活血 》

 

材料

  • 柚子10個(560g)
  • 皮2個、干し皮2個
  • リカー1000ml

   

 

作り方

  1. 柚子を粗塩を擦り付けてぬるま湯で洗う。
  2. 柚子はヘタを取り、縦に切り、真ん中の白いすじを取る。
  3. 皮の中の白いわたを包丁で軽くこそげとり、水気をしっかり切る。
  4. 熱湯消毒した瓶に、柚子と2個分の皮を入れ、リカーを注ぎ、冷暗所で保存する。
  5. 残った皮2個分は天日干しにする。
  6. 1週間経ったら4の皮を取り出し、5の干し皮を入れる。
  7. 1ヶ月後ぐらいから飲めるが、6ヶ月以上熟成させると良い。(果実は3ヶ月後ぐらいに取り出す。その時に軽く実を絞る。)
  8. 濾した後、お好みで蜂蜜をリカーの10%ほど入れて更に1週間ほど熟成させると良い。 
  9. 6で取り出した柚子の皮を千切りにし、蜂蜜で煮ると柚子ピールが出来る。
  10. 後で入れた干し柚子皮は1週間~お好みのタイミングで取り出す。
  11. 8で取りだした果実は袋に入れてお風呂へ、又は冷蔵庫で保存して、少しずつ鍋物、湯豆腐、お吸い物に使う。

 

 

 

 

柚子   理気

[性味/帰経 ]  温、辛、苦/肺

[働き]⑴理気和中 脾胃気滞の腹脹満、嘔吐、食欲不振、消化不良

         ⑵燥湿化痰 胸苦しい、咳、多痰、喘息

 

酒  去風湿類

[性味/帰経 ]  温、辛、甘、苦/心、肝、肺、胃

[働き]⑴行気活血 胸痺、四肢の冷え

⑵散寒止痛 関節・筋肉の痛み、脘腹冷痛、風湿痺痛

 

 

 

 

【 柚子の皮の塩麹漬け 】

材料

  • 柚子の皮
  • 塩麹(柚子皮の20%)

 

 

作り方 

 

  1. 柚子皮を千切りにし、分量の塩麹と混ぜ合わせる。
  2. 熱湯消毒した保存瓶又は保存袋(ジップロック等)に入れ、1週間ほどおく。
  3. 1日1回混ぜると良い。(冷蔵庫で保存)

 

 

 

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柚子の皮の塩麹漬け・柚子酒

 

 

 

 

ぺ「柚子皮の塩麹漬けの使い方はこちらを参考にしてくださいね~」

皆「はーい。」

うず玉「おおっ、さわらに柚子皮塩麹のホイル蒸し、、うまそうです。」

皆「こっちは紫キャベツとシラスを柚子皮塩麹漬けで和えたんですね。」

ぺ「はい、他にも大根と和えたり、納豆に混ぜたり、湯豆腐に、和風パスタに、と、こちらも色々お楽しみください。」

 

 

 

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柚子塩麹で鰆のホイル蒸し・紫キャベツとシラスの柚子塩麹和え


 

 

 

 

 

 

 

 

*「柚子茶」の作り方はこちら

www.senninlife.com

 



*「秋ウコン・菊芋の薬膳酒ワークショップ」はこちら

www.senninlife.com

 

 

 

 

*『薬膳酒ワークショップ』に興味を持って頂けた方はこちらから↓

秋ウコンはまだありますので漬けて頂けます。フランス菊芋はありませんが普通の菊芋はあります。

 リクエスト開催のメッセージをお待ちしております。

tabica.jp

 

『秋ウコン・フランス菊芋収穫祭』ワークショップ開催しました♪

 

 フレッシュ食薬を楽しんで!

 

 

12月8日(日)11:00~『薬膳でセルフケア、体質に合った薬膳酒を漬けよう!』ワークショップを開催致しました。

 

お越し頂いたのは、前回の『プチ収穫体験付きワークショップ』に来てくださったルナル様、初のリピーターゲストです♪

ルナルさんは前回のワークショップをとっても気に入ってくださって、「ウコンの時期にも来たいので連絡くださいね。」と。今回、ご連絡を差し上げると直ぐに申し込んでくださりました。ルナルさん、ありがとうございます。

 

さて、秋ウコンの葉もボチボチと枯れ始めた土曜日、凄く寒い日だったんですけど、ぺんたんは早起きして出勤前に秋ウコンを掘り出しましたよ。ワークショップ当日掘っていては色々な準備と重なって大忙しになりますし、それに、掘り出した秋ウコンを少し天日干しにしておきたかったので、はい、頑張りました!

 

 

そして迎えた日曜日、空はピカーンと晴れ渡り、、あ、やっぱりルナルさんは晴れ女、、です。

前回同様、歩いて駅までお迎えに、、そしてなんと駅にはもうルナルさんが、、。

「祖母から譲り受けた畑があるんですけど、、その畑の柚子を収穫してきました。」と新鮮柚子のお土産です。

 

 

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お土産に頂いた採れたて柚子

 

 

 

「わぁ、、綺麗な柚子、、。」

「ええ、出来るだけ綺麗なのをよってきたんです。」

ほんと、ありがとうございます。

 

 

お家について早速ワークショップのスタートです。

ぺ「今日は秋ウコンとフランス菊芋が準備してあります。もちろんレギュラーの中薬類もありますけど、、どうされますか?」とお聞きすると

ル「はい、もう今日は秋ウコンと菊芋を漬けるつもりで来ました。」とにこやかなお返事を頂きました。

ぺ「秋ウコンと菊芋は今、天日干ししてありますので、先にティスティングから始めましょう。ティスティングリストに前回飲んで頂いたのものには◉が付けてありますので、。」

 

ル「では、今回はハーブ酒を飲んでみようかしら、ラベンダー酒、ペパーミント酒、和薄荷酒は前回頂いたので、、。」と

 

 

ル「わ、すっごく美味しいです、、。あ、これはアルコールが苦手な人でも大丈夫ですね、、」「こっちはお酒好きが喜びそうな味、」

とひとつひとつに丁寧なコメントを、。

 

ぺ「今回は2回目なので、私のオススメの薬膳酒カクテル、、組み合わせの良い薬膳酒を2酒混ぜたものを如何ですか?」とオススメし

 

  • 苺酒&パセリ酒
  • 赤紫蘇ブランデー酒&生姜酒のお湯割

 

ル「苺の甘味がパセリで和らげられます、、。」

ル「あ、これは、お酒飲んでる感じじゃなくて、ほんと生姜湯みたいな、、美味しい、。」

ぺ「炭酸で割れば、自家製ジンジャーエールになりますし、このお湯割は冬風邪に良いんですよ。」

 

 

今回もきっちり20酒のティスティングを楽しんで頂き、さて、薬膳酒作りです。

天日干ししておいた秋ウコンとフランス菊芋を刻んで漬けます。

 

 

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秋ウコン・フランス菊芋で薬膳酒作り

 



 

 

切ってみえる途中「菊芋、召し上がってみてください。」とオススメすると

パクッ

「甘い、、甘いです、、生で食べれるんですね~。」

 

 

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フランス菊芋酒作り




 

 

ル「フレッシュ薬膳酒って良いですねー、作っててとっても楽しい、、。」

終始笑顔のルナルさん、

収穫祭&リピーター特典で、何時もよりたっぷり漬け込んで頂きましたよ(^_−)−☆

 

 

 

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秋ウコン酒・フランス菊芋酒



 

 

 

そして薬膳酒作り後の薬膳茶、もちろん『秋ウコン茶』&『菊芋茶』です。

 

 

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薬膳茶「秋ウコン茶」「菊芋茶」

 

 

 

 

ウコン茶、、美味しいんですねー。あ、菊芋は生で食べた時とまた違った味わいです。」

 

2度目という事もあり、気楽におしゃべりをしながらのとっても楽しいワークショップとなりました。

 

そんなおしゃべりの中で、ルナルさんが、

「ね、ぺんたんさん、もっとこうなんて言うかFacebook とかも立ち上げて、あちこちに広めてみては?私、薬膳酒を作りたくて教えてくれる所をすっごく色々検索して調べてたんですよ。でも東京にしかなくて、それも1万円~1万5千円とかして、、レシピだけでも3000円もするんですよ。どうしようか悩んだんですけど、東京まで行ってもし自分が求めていたものと違ったら嫌だし、、。そんな時、このワークショップを見つけて、。」

キラキラと目を輝かせてお話してくださるルナルさん、。

「そしてね、このワークショップの次のステップとして、今度はティスティング無しで、ただ薬膳酒をたっぷり、、1年分ぐらい漬けるのってどうですか?ティスティングが無ければ車でも来れるし、そうしたら重くても大丈夫でしょ。あ、それからこんなのはどうでしょう・・・・・」

次から次へとルナルさんの口から色んなアイデアが飛び出して来て、、もう、それを聞いてるだけワクワクハッピーな気分になったぺんたんなのでした。

 

『たっぷり薬膳酒ワークショップ』も、、考えてみようかな?

 

ル「今回も本当に楽しかったです。また、来年もよろしくお願いします!」と笑顔でお別れ、、

お家に帰られたルナルさんから「帰ったら大量の見た目が悪い柚子があったので早速消費でお風呂に入れました。」とメールが、、(笑)

 

 

ルナル様、

本当に楽しい時間をありがとうございました。

  • 体を温め血流を良くする秋ウコン酒
  • 水の代謝を良くしてむくみ・ダイエット・糖尿病に良いフランス菊芋酒

出来上がりを楽しみにお待ちください。

 

頂いた綺麗な柚子はとても良い香りで、果汁もたっぷり。早速、カブラを漬けて頂いております。 

そしてもちろん『柚子酒』も

感謝の気持ちを込めて柚子酒のレシピを近日中にアップさせて頂きます。

 

 

 

 

 

 

 

*『薬膳酒ワークショップ』に興味を持って頂けた方はこちらから↓

秋ウコンはまだありますので漬けて頂けます。フランス菊芋はありませんが普通の菊芋はあります。

 リクエスト開催のメッセージをお待ちしております。

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方剤のお話①

 

 

中医学と漢方

 

 

 

ごそごそ

  がさがさ

 

 

 

ぺ「えーっと、、これが桂枝で、こっちが半夏、、それから、茯苓に黄耆、、。」

 

 

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桂枝・半夏・茯苓・黄耆

 

 

 

ヒュヒューン

  パッ

 

仙「ぺんたんよ、中薬を並べて何をしておるのじゃ。」

ぺ「あ、仙人、お帰りなさい。今ちょっと方剤の勉強を、。」

 

仙「ほお、方剤の勉強とな、、。」

ぺ「はい、なんか色んな方剤があって難しくて、、名前だけ見ててもピンとこないので、中薬をあれこれ並べてる所なんです。」

 

仙「ふむ、そうか。」

 

ぺ「ねぇ仙人、方剤の勉強しててちょっと思ったんですけど、、中医学と漢方、これって同じなんですよね⁈」

 

仙「そうよのう、まあ、元は同じなのじゃが、、同じではないな。」

ぺ「え、違うんだ、。」

 

仙「中医学というのは、中国の伝統医学じゃ。」

ぺ「はい、。」

仙「その中医学が日本に伝わって『漢方』と呼ばれるようになった。漢の国、あるいは漢民族の『漢』じゃ。」

ぺ「そっか、、漢の国の方から来たから『漢方』って事ですね。」

仙「ではない、漢の国から来た手法、方法と言う意味じゃ。」

ぺ「あ、ハハハ」

 

仙「そして、日本に伝わった『漢方』は日本独自の発展を遂げて行った。」

ぺ「独自の発展を、、。」

仙「ふむ、中医学を元に日本流に独自に発展していった物が『漢方』、そこで使われるのが『漢方薬』じゃ。」

ぺ「なるほど、、。だから中医学では『方剤』と言うけれど、漢方では『漢方薬』と言うんですね。」

 

仙「そうじゃ。まぁその後日本にはオランダからも医学が伝わり、それは『蘭方』と呼ばれておったそうじゃが。」

ぺ「オランダ、、蘭学ですね、、あ、思い出しました。」

仙「何をじゃ?」

ぺ「以前、出会ったオランダの留学生ですよ。キッチンでリンゴを剥いている私の周りをウロウロしていたので『ねぇ、これはオランダ語で何て言うの。』とペティナイフを見せたら『メス』と、、『わぉ、手術用語だ。』と言うと『医学はオランダから伝わったんでしょ。』と言われてしまいました、アハっ。」

 

仙「ふむ、その通り、そして更にドイツの医学が入って来るわけじゃ。」

ぺ「はい、、以前、『くすり博物館』に行った時にちょっとだけ勉強して来ましたよ。そこから日本の医学は西洋医学が主流になっていく訳ですよね~。」

仙「" yoo yoo yo sei yoo " じゃな。」

 

 

ぺ「ふぅ、、それで、、中医学では薬効性のあるものを『中薬』と言っていますが、、。」

 

仙「中薬というのは植物の葉・根・種・動物・鉱物などがあるが、どれも必ず乾燥させたものなんじゃ。」

ぺ「あ、はい、知ってます。長芋とか山芋はそのままでは食薬ですが、乾燥させたものは『山薬』という中薬になる。ゆり根も乾燥させると『百合(びゃくごう』という中薬になる。」

 

仙「動物や昆虫などの中薬もあるぞ。」

ぺ「あ、そうだ鹿の角とか、、ですよね。」

仙「蝉の殻とか、ロバの皮、、とか。」

ぺ「ふぇ〜〜、庭に転がってるセミの殻も中薬に!」

仙「蛇の皮とか、、。」

ぺ「蛇⁈  もも介くんの抜け殻も~〜」

仙「もも介、だれ蛇?」

ぺ「白ヘビ蛇〜〜」

 

 

仙「こういう色々な物を乾燥させた物が『中薬』或いは日本国内・漢方では『生薬』となる、。」

ぺ「ふむむ、、乾燥させた物に効力が、、。あ、仙人、人間も歳を取ると乾燥して行きますが、これって効力を増してるって事なんでしょうかね?」

仙「その乾燥は『陰虚』じゃ。」

ぺ「アハハ、、ご隠居さん、陰虚なんですね〜、なんて、。」

 

仙「何を言うておる、全く、、。良いかぺんたん、中薬・生薬と言うのはただ干した物ではないぞ。薬物として最も薬効に優れた時期に採取し乾燥させた物で、その利用部分のみを生薬と言うのじゃ。」

ぺ「そうなんだ、、採取の時期が重要なんですね。」

仙「そうじゃ。そしてこの乾燥させた物の品質や残留農薬など、、様々な検査をして公定の規格に合格したものが『医薬品』となるのじゃ。」

ぺ「ふむふむ、、。」

仙「こうなると流通その他取り扱いには薬剤師が当たる事になる。生薬を作った生産者が勝手に販売したり譲ったりする事は出来ぬのじゃ。まあ作った本人や家族までは使用が認められるておるようじゃがのう。」

 

ぺ「なるほど、、。でも仙人、その医薬品である生薬を使って薬膳を作るのはオッケーなんですよね?」

仙「もちろんじゃ。」

ぺ「ふんふん、これでちょっとずつ解ってきましたよ。」

 

 

仙「さてここから『方剤』の話になるのじゃが。」

ぺ「はい! 待ってました。中薬を組み合わせて作ったもの、それが『方剤』。」

 

 

仙「今日はここまでじゃ、、、ウホホッ。」

ぺ「え、仙人、、。そ、そんな、、。」

 

 

 

 

 *「くすり博物館」のお話はこちら

www.senninlife.com

 

 





 

仙人問答

 

 

仙「これじゃ、これじゃ!今、届いたんじゃ~」

 

ぽん

 

ぺ「何ですか、これ?」

仙「買ったのじゃ、今年もAmazonサイバーマンデーセール、仙人界プライム会員限定商品!」

 

じろじろ

 

ぺ「今年はまたずいぶんとちっちゃいですね、黒?灰色?粘土のかたまり?」

仙「ほら、カワユイじゃろ、ちょこんとわしの手のひらに乗っかって、。」

 

ちょこん

 

ぺ「黒豆みたい、、いや、黒豆よりはちょっと大きいから、そら豆サイズかな、。なんなんですか、これ?」

仙「わからぬか?」

ぺ「わかりませんよ。」

 

仙「来年の干支はなぁにかなぁ〜?」

ぺ「あ、そうか、毎年干支にちなんだグッズでしたね、じゃあ、ネズミ。」

仙「ウホホッ、マウス、じゃよ。」

ぺ「マウス、、パソコンの?」

仙「いや、人用、、。」

ぺ「人用⁈」

 

仙「来年の干支はネズミ、、十二支の始まりの年じゃ。それに因んでまずネズミのマウス。」

ぺ「まず?」

 

仙「ぺんたんよ、これはな、今までのグッズとはちと違う。シリーズ化されて、毎年発売されるのじゃ。」

ぺ「シリーズ化?」

仙「そうよ、丑年には丑のマウス。」

ぺ「丑なのに?」

仙「寅年には寅のマウス、、。」

ぺ「えーっ、シリーズ化って、、じゃあ全部揃うのに12年もかかるじゃないですか、。」

仙「ウホッ、わしら仙人にとっては12年など大した年月ではないわ。」

ぺ「ふむむむ、、そうか、、。」

  

ジー

 

ぺ「で、仙人、、このマウス、どうやって使うんですか?」

仙「これか、、これはな、、疲れた体を癒してくれるマッサージマウスじゃ。」

ぺ「マッサージマウス⁈」

仙「そうじゃ、体のあちこちをかけ巡ってコリをほぐし、気血の流れを良くしてくれるのじゃぁ〜。」

 

ぺ「わ、それはなかなか魅力的、、。仙人、このグッズ、いつもの様に来年、つまり2020年になったら動き始めるんですよね?」

仙「ふむ、今回はな、2019年12月31日23時になるとこのマウスがネズミの形となり、足が出て動き出すのじゃ。」

ぺ「おぉ、いつもより1時間早い!仙人、私にも貸してくださいね、そのマウス。」

仙「良いぞ、貸してやろう。」

ぺ「やった!」

仙「しかしな、ぺんたん、このマウスは23時から翌日の午前1時までしか稼動せんから、気をつけよ。」

ぺ「え、23時から1時?2時間しかないじゃないですか、。」

仙「ネズミじゃからの、子の刻しか働かんのじゃよ、ウハハハハ〜〜。」

 

みかんの皮と山楂子で血流を良くする薬膳茶

 

食べ終わったみかんの皮で

      ぽかぽか温まる薬膳茶作りましょ♪

 

 

 

ぴゅ〜

  ぴゅ〜〜

     ぴゅるるるる〜〜〜

 

ぺ「う、、本格的に寒くなってきたぁ、、。」

ワン

 

ぺ「よし、犬よ、走るわよ。」

ワン!

 

タタタタターーーッ

  タタタタターーーッ

 

 

ぎぃ〜

 

ぺ「ハァハァ、、マスター、、こんにちは〜。」

マスター「いらっしゃいませ、ぺんたんさん。」

 

ガヤガヤ

   ケラケラ

 

客1「あら、ぺんたんちゃん、こっちこっち。」

ぺ「え⁈」

 

客2「今ね、マスターが面白い薬膳茶を作ってくれてるの。」

ぺ「面白い薬膳茶?あ、もしかして、『ちょっと楽しい薬膳茶』の事ですか?」

 

マスター「いえ、それとはまた違うんです。」ニコッ

 

グツグツ

  グツグツ

 

客3「あのね、私の家にみかんがたくさん成ったので、持ってきて、今店内の皆さんに配って、食べて頂いたのよ。」

客4「美味しいみかんだったわ。」

 

客2「そしたら、ほら、みかんの皮がね、、。」

ぺ「あ、わかりましたよ、干して陳皮を作るんですね。」

 

客3「陳皮?」

ぺ「はい、みかんの皮を干して作る陳皮です。」

 

客1「干してないわよ。」

ぺ「?」

 

マスター「ええ、ぺんたんさん、みかんの皮を使った薬膳茶なんですけど、今すぐ使いたい場合は、干さずに使っても良いんです。」

ぺ「そのまま?」

客4「そう、食べ終わったみかんの皮、そのままよ。」

 

マスター「陳皮より効能は落ちますが、手軽に使えますので、、。今日は、山楂子と合わせてみました。」

 

 

ぽん

 

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みかんの皮・山楂子

 

 


 ぺ「山楂子と、。」

 

マスター「山楂子には体を温めて、血流を良くする効能がありますからね、同じく体を温め気の巡りを良くするみかんの皮と合わせれば、気血がしっかり巡ってポカポカ暖まってきますよ。」

ぺ「そっか、、。」

マスター「もちろん陳皮で作れば尚良いですけどね。」

 

グツグツ

  グツグツ

 

客3「ね、面白いでしょ。」

 

 

マスター「お待たせ致しました。気血の巡りを良くする『みかんの皮と山楂子の薬膳茶』です。」

 

さっ

 

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血流を良くする「みかんの皮と山楂子の薬膳茶」



 

客「わぁ、、みかんの香りが〜〜。」

マスター「どうぞお召し上がりください。」

客「頂きまーす。」

 

ふぅふぅ

   ごく

 

客1「あ、みかん、。」

客2「ほんと、みかん、、。」

客3「すごい、みかんの味!」

客4「みかんの皮って、、こんなにみかんの味が、、びっくり。」

 

マスター「みかんの皮、、捨てては勿体無いでしょ⁈」

客たち「ほんとねー、こんなに美味しい薬膳茶になるなんて、。」

 

ぺ「山楂子の酸味も、うま~くみかんの酸味に溶け込んでる感じで、飲みやすいですね~。」

 

マスター「山楂子は、ぺんたんさんは薬膳料理で使われますよね?」

ぺ「はい、もちろん!山楂子酒山楂子酢は常備してあります。山楂子はお肉の消化を良くするので、山楂子酒はお肉の下味や煮込みに入れて使ったり、山楂子酢はぽん酢にしてしゃぶしゃぶのタレやサラダのドレッシングに使ったりしてますよ。」

マスター「あると便利な山楂子酒&山楂子酢ですね。」

ぺ「はい、特にお肉料理が多い方、脂っこいものがお好きな方にオススメしてるんです。」

マスター「なるほど、それは良いですね。」

ぺ「ええ、でも山楂子の薬膳茶は初めてで、、これ、忘年会シーズンにも良い薬膳茶ですね、美味しいです。マスター、ありがとうございます。」

マスター「ハハ、確かに暴飲暴食の後にも良い薬膳茶ですね、みかんの皮の救済にもなりますし、。」ニコッ

ぺ「ほんと、、『陳皮を作るなんて面倒くさ~い』って言う方にはきっと喜ばれます、アハハ~」

 

 

 

 

 

 

【 みかんの皮と山楂子の薬膳茶】

《 立法: 理気活血 》

 

材料

  • みかんの皮1個分(15g前後)
  • 山楂子15g
  • 水1ℓ

 

 

作り方

  1. 土鍋に分量の水と、綺麗に洗ったみかんの皮、山楂子を入れ20分ほどおく。
  2. 土鍋を火にかけ、沸騰したら弱火にして20分煎じる(蓋をする)。
  3. 火を止め、5分ほど蒸らして、器に注ぐ。
  4. 1日に何回かに分けて(温めて)飲む。

            

 

 

 

 

橘皮(きっぴ)陳皮、橘紅(きっこう) 理気

[性味/帰経 ]  温、辛、苦/脾、肺

[働き]⑴理気和中 脾胃気滞の腹脹満、嘔吐、食欲不振、下痢

⑵燥湿化痰 胸苦しい、咳、多痰、喘息

 

山楂子(さんざし)  消食類

[性味/帰経 ]  温、酸/脾、胃、肝

[働き]⑴肉の食べ過ぎによる脹満、嘔吐、吐き気、下痢

         ⑵胸痛、生理痛、産後出血、腹痛

 

 

*薬膳素材辞典より

 

 

 

 

*山楂子はこちら

干しサンザシ100g

干しサンザシ100g

 

 



 

*『山楂子酢』の作り方はこちら

www.senninlife.com

 

 

 

*山楂子を使った薬膳はこちら

www.senninlife.com

 

 

 

*「ちょっと楽しい薬膳茶」はこちら

www.senninlife.com

 

 

 

*「陳皮のつくり方」はこちら

www.senninlife.com

 

 

 

 

 

*「薬膳酒ワークショップ」のお知らせ

 

開催日時; 12月8日(日)11:00~13:00

 (申し込み締め切り:12月7日(土) 13:00)

薬膳酒ワークショップに興味を持っていただけた方は、是非!下記のページよりお申し込みください↓

皆さまのお越しをお待ちしています(*^^*)

tabica.jp

 

月刊仙人life 11月号 2019


 

 

実って 11月

 

 

 

皆さま、こんにちは、ぺんたんです。

 

 

黄色い銀杏の葉が舗道に敷き詰められ、、その上をサクサク歩きます。

仕事が終われば、パチパチと銀杏を割って、その実を頂きます。

秋はやっぱり、美味しいものがいっぱい、、。

食いしん坊の11月を振り返って・・・

 

 

 

 

 

美味しそうな、、その1 『映画』

 

 

世界中を駆け巡るF1の放送を見るために、CSのフジネクストを契約しています。F1シーズンは11月で終わり、また翌年3月から新しいシーズンが始まります。なので、毎年11月末でフジネクストの契約を切ります。けれど、このチャンネル以外契約をしていないので、12月~2月の間、何か別のチャンネルを契約しなくてはいけません。仕方なく毎年、映画チャンネルを契約しています。洋画のチャンネルだったり、邦画のチャンネルだったり、。で、時々番組表をチェックして、適当に予約録画しておきます。もちろん、本当に観たい!と思って録画するものもあるんですけど、ほとんどが適当、、です。そしてその適当、、は、ほぼタイトルで決めています。つまり『美味しそうな、、』タイトルです。

『チョコレートドーナツ』『めぐり逢わせのお弁当』『南極料理人』などなど、、。

どんなストーリーなのかは全くチェックしません。予備知識なく観た方が先入観がなくて楽しいですからね。

 

『チョコレートドーナツ』『めぐり逢わせのお弁当』どちらも、ズシんと、ホワんと、心に残る映画でした。

内容は書きませんよ、、これから観られる方の為に、、。

ただ一つ、「眼差しが、、ステキ、、」だと、感想を書いておきたいです。

「愛ある眼差しは人を幸せにするんだなぁ。」なんて思います。言い換えれば、憎しみのこもった眼差しは人を傷つけるんでしょうね。

 

 

 

「『チョコレートドーナツ』って言う映画が良いよ~」なんてあちこちで言っていたら、シィータソルトさんがレンタルして観てくださって記事にしてくださりました、ありがとうございます。

あ、でもこの記事、バッチリネタバレありなので、これからこの映画を観たいと思われた方はまずはスルーして頂いて、映画鑑賞後、ご覧ください(^^)

 

*『シィータソルト(id:shixi-tasolt)さんの記事』はこちら

shixi-tasolt.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

この『チョコレートドーナツ』、原題は『Any Day Now 』です、、少しも美味しそうじゃない(笑)

 

“  Any Day Now, Any Day Now  We Shall Be Released〜♪  ”

 

ボブディランの名曲を歌いあげるラストシーン

ただ、観て、聴いて、、そして感じてください。

 

 

 



 

 

 

美味しそうな、、その2『道の駅』

 

 

私、ぺんたん、どこかに出かけると、必ず立ち寄るのが『道の駅』です。多分、必要以上に立ち寄ってます、なので、目的地になかなか辿り着きません(笑)

道の駅でのお楽しみはもちろん地元農家の方の産直野菜、、。見たことも聞いたこともないような野菜にめぐりあったりするんですよね。

今月アップした『鹿ソテーの栗胡桃ソースがけ』の鹿肉も実は岐阜県の道の駅で購入したもの。見つけた時は嬉しかったです、だって、普通じゃ手に入らないですからね。薄切り鹿肉の他に、干し鹿肉も買ってみました。ビーフジャーキーみたいでこちらの方がお手軽で食べ易いですね。購入した鹿肉にもレシピが添えられていたのですが、ここはやはり薬膳テイストでね、、。

 

そうそう、この記事にスフレさん(id:sufuretan)から、こんなコメントを頂きました。

 

鹿肉を使って不妊にも良い薬膳 - 薬膳でセルフケア めざせ!仙人life

こんにちは、ぺんたんさん。 栗胡桃ソースがおいしそうですね(#^.^#)。鹿肉はまだ食べたことないです(#^.^#)。雉、海老と一緒に食べない なぜなのかなぁと思いました(#^.^#)。すてきなワークショップですね! (#^.^#)

2019/11/21 15:01

b.hatena.ne.jp

 

 

スフレさん、コメント、ご質問ありがとうございます。

鹿肉の禁忌で、『海老、雉と一緒に食べない』というのは、どちらも温める作用(熱エネルギー)が強く、『一緒に摂ると悪瘡(アクソウ・たちの悪い腫瘍の事)を生じる』と言われています。同様の理由で『鶏肉と海老を一緒に食べると消化不良を生じ易い』と言われています。今回のレシピでも、体を温める為に鹿肉と一緒に使ったのは、栗・胡桃等の植物性の食薬です。動物性と動物性では、働きが強くなり過ぎちゃうんですよ。

 

 

 

 

*鹿肉を購入した道の駅「織部の里もとす」

www.oribenosato.jp

 

 

 

*鹿肉生産者「里山ジビエ会」はこちら

satoyama-jibie.org

 

 

 

 

 

 

 

3月ごろだったでしょうか、滋賀県の道の駅へ立ち寄った時に『フランス菊芋』という菊芋を見つけたので買ってみました。で、それを種芋にして、ちょっとだけ育ててみたんですけど、、ふふ、収穫できましたよ。

 

 

じゃん

 

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フランス菊芋

 

 

 

 

 

普通の菊芋と比べるとこんな感じ

 

 

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フランス菊芋・白菊芋

 

 


 

フランス菊芋はほんのり赤くて『紫フランス菊芋』とも呼ばれているようです。形も白菊芋みたいにゴツゴツ凸凹ではありません。

食感はどちらもシャキシャキですが、フランス菊芋の方がよりシャキシャキ感が強いかも、、味はあまり変わりません。

フランス菊芋を買った時に添えられていた説明によれば、

『フランス菊芋は白菊芋よりイヌリンも豊富で、白菊芋には少ないリノール酸オレイン酸などの不飽和性脂肪酸が豊富』

だそうです。更に

『月刊宝島で血糖値効果だけでなく、癌に効いた抗ガン野菜として取り上げられた』

そうです。

 

 

真偽の程はわかりませんが、菊芋が糖尿病に良い事、メタボ対策になる事は間違いないと思いますので、、早速このフランス菊芋で薬膳酒を漬けてみました。豊富なイヌリン、リノール酸オレイン酸、しっかり抽出しちゃいますよ。

お味の方も白菊芋酒とどう違ってくるか、、出来上がりが楽しみです♡

 

 

 

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フランス菊芋酒

 

 

 

 

はてなブログ内でも『糖尿病の親の為に菊芋を買っています。』と言った記事をお見かけした事があります。

購入したフランス菊芋に添えられていたHPを貼っておきますので、気になる方はチェックしてみてください。添えられていた説明書には「鮮度を保つ為、土付きで販売しています」と書かれていました。菊芋は土を洗ったところからイヌリンが減少していきますので、土付き販売は魅力的ですよね。

菊芋だけでなく、様々な健康野菜・お試し野菜セットとかもあるようです↓

 

 

*フランス菊芋生産者「ベジ食べる菜園」

www.bejitaberusaienn.com

 

 

 

*フランス菊芋を買った道の駅「マキノ追坂峠」

ossaka-touge.com

 

 

 

 

菊芋  利水滲湿類

[性味/帰経 ]平、甘/ 脾、胃

[働き]⑴利水去湿 むくみ、尿の出が悪い

         ⑵和中益胃 食欲低下、腹脹、胃のもたれ

         ⑶清熱解毒 腫れ物

 

*むくみ、糖尿病、高血糖、腫瘍にも効果がある。

*菊芋の主成分『イヌリン』はノンカロリーの糖質で、腸内の善玉菌の餌となり、インシュリンの分泌を抑える働きがあるので糖尿病患者の食事療法やダイエットに使われている。

*『イヌリン』は水溶性で土を洗った時点から減少するので、調理直前に洗うのが望ましい。

 

「薬膳素材辞典」より

 

 

 

 

美味しそうな、、ものを求めて、、道の駅ツアーはまだまだ続きます・・・

 

 

 

 

 

 

自然界便り 

 

 

先月号で書いた『公園で薬草園』の地をなんとかせねば、、とウロウロしています。

the草部族は、『抜く』と言った次元ではなく、掘り起こさなければならない状態です。シャベルで掘り起こしながらの整地作業です。日曜日の午前中はほぼこの作業に費やされ、、なんだかなぁ、、と言った日々。

水栓も遠く、30mのホースでは足りず、20mのホースリールを2つ繋いでなんとか、、といった状況で、、先が思いやられます、、ふう、、。

 

 

そんななか、、土を掘り起こしていたら、、あれ、、

 

 

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冬眠中のカエル君

 

 

冬眠中のカエル君が出てきてしまいました。

ごめんよごめんよ~~

 

そー〜っと、戻しておきました、ホッ。

 

 

 

 

 

  編集後記

 

 

今月も訪れてくださった皆様、新しく読者になってくださった皆様、スター、ブクマ、コメントをくださった皆様、本当にありがとうございました。

 

『勝手に薬草園』の悲劇から1ヶ月以上、、切り取られてしまったハブ草たち、、。

枝をバッサリ全部斬られてしまったものは再生しませんでしたが、枝がほんの少し、一部でも残っていたハブ草はそこからなんとか芽を出して生きよう生きようと枝葉を広げています。薬草たちの生命力の強さです。人もきっと同じ、。

 

 

そしてその薬草園の奥で被害を免れた『うこん』の収穫時期がやってきます。

薬膳酒ワークショップ、ウコン収穫祭開催です♪

 

『フレッシュウコン酒・フレッシュ菊芋酒を漬けよう!』

日時; 12月8日(日)11:00~13:00

 

薬膳酒ワークショップに興味を持っていただけた方は、是非!下記のページよりお申し込みください↓

皆さまのお越しをお待ちしています(*^^*)

tabica.jp

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鹿肉を使って不妊にも良い薬膳

 

 男性にも、女性にも

 冷えにも、足腰の疼痛にも

 

 

ぺ「ううん、、、読みづらい、、『秘伝の書』、、。」

 

ジー

 ジッジーーッ

 

ぺ「し、、かく、、か、、。」

 

ジッジッ

 ジジジーーーッ

 

ぺ「かくかく、、し、、しか、、しかじか、、?」

 

仙「読めたかのう?」

ぺ「は、、はい、、かくかくしかじか、、?」

 

仙「まったく、、修行が足らんのう、、かくかくしかじかではない、しか、、鹿肉じゃよ、。」

ぺ「え?鹿肉⁇  鹿肉の事が書いてあるんですか?どこに⁇」

 

キョロキョロ

 

仙「ここじゃ、冬にオススメの薬膳特集、『鹿肉を使った薬膳』じゃ。」

ぺ「ふぇーー、、さっぱり読めん、、。」

 

仙「よしでは今日はこの『秘伝の書』の特集のように鹿肉を使った薬膳を作ってみるのじゃ。」

ぺ「は、はい!」

 

 

仙「さて、ここに鹿肉を用意してあるぞ。」

 

ぽん

 

[f:id:hatenablog:20170217161727j:plain:title=:alt=]

鹿肉薄切り

 

 

 

 

 ぺ「わ、さすが仙人、、。鹿肉、、赤い、、。」

仙「今日は薄切りの鹿肉を使うとしよう。」

ぺ「はい、、。」

 

仙「ところでぺんたんよ、鹿肉は何類の食薬か知っておるかのう?」

ぺ「はい、えーっと確か、、助陽類、、です。」

仙「そうじゃ、助陽類。鹿肉は腎を温め、全ての陽虚、つまりあらゆる冷えによく、益精にも良い、。不妊症にも良いと言われておる優れものじゃ。」

ぺ「鹿、、そんな凄いんですね。」

仙「鹿の角は『鹿茸(ろくじょう)』『鹿角膠(ろっかくきょう)』と言う中薬じゃ。」

ぺ「えーー、角まで、、。」

 

仙「さて、そんな鹿肉と、、同じ腎に働く栗とクルミを使った薬膳じゃ。」

ぺ「はい!」

 

 

 

トントン

  サッサ

 

仙「鹿肉の臭みはネギと生姜でな、、。」

ぺ「はい。」

  

シャッシャッ

 シャッシャッ

 

仙「栗とクルミでとろ〜りソースを作るのじゃ。」

ぺ「はい。」

 

グツグツ

 グツグツ

 

 

 

 

仙「完成じゃ、鹿ソテーの栗胡桃ソースがけ  。」

 

 

[f:id:hatenablog:20170217161727j:plain:title=:alt=]

全ての陽虚に良い「鹿ソテーの栗胡桃ソースがけ」

 

 

 

ぺ「出来た、、これが鹿肉の薬膳、。」

仙「食べてみよ。」

ぺ「はい。」

 

パク

 もぐもぐ 

  もぐもぐもぐ

 

ぺ「仙人、、これはなかなか、かみごたえがあります。」

仙「そうじゃ、しっかり噛めよ。」

 

もぐもぐ

 もぐもぐ

   ごくん

 

ぺ「飲み込むタイミングが難しいです。でも、このソースの栗の甘みが嬉しい!」

仙「ふむ、日本流ならばすぐさま甘辛味やテリヤキティストになってしまいそうじゃが、仙人界ではそうはいかぬ。」

ぺ「なるほど、、。」

仙「このソースで鹿肉をじっくり煮込んでも良いぞ。」

ぺ「はい、、。」

 

仙「さて、わしもがっつりいただくかな。」

 

パクッ

  もぐもぐ

  もぐんもぐん

 

 

 

 

 

【 鹿ソテーの栗胡桃ソースがけ 】

《 立法: 温腎補陽 》

 

材料(2人分)

鹿ソテー

  • 鹿薄切り200g
  • 生姜10g
  • ネギ10cm
  • 紹興酒大さじ1
  • 醤油大さじ1
  • オリーブ油

 

栗胡桃ソース

  • 胡桃10g
  • 甘栗10粒
  • 玉ねぎ1/4個
  • にんじん1/4本
  • 干し椎茸2枚
  • 陳皮3g
  • 唐辛子1本
  • にんにく1片
  • オリーブ油
  • 塩、
  • 黒酢大さじ1/2
  • 水300cc
  • 水溶き片栗粉

 

 

作り方

 

栗胡桃ソース

  1. 干し椎茸は分量の水で戻しておく。にんにくは薄切り、唐辛子はタネをとって輪切り、にんじん、玉ねぎ、干し椎茸はせん切りにする。
  2. 鍋にオリーブ油とにんにくを入れて火にかけ、香りが出たら玉ねぎを炒め、更ににんじんを入れて炒める
  3. 2に椎茸の戻し汁、椎茸、胡桃、甘栗、陳皮、唐辛子を入れて蓋をして弱火で煮る。
  4. 塩で味を整え、黒酢を入れ、水溶き片栗粉でとろみをつける。

 

  ソテー

  1. 生姜は薄切り、ネギはざっくり切る。
  2. 鹿肉は半分の長さに切る。
  3. オリーブ油を入れてフライパンを火にかけ、鹿肉を入れて炒め、生姜、ネギを加える。
  4. 2に紹興酒、醤油を入れて炒め、汁がなくなるまで炒める。
  5. 器に盛り、栗胡桃ソースをかける。

 

 

 

 *陳皮の作り方はこちら

www.senninlife.com

 

 

 

鹿肉はこちら 

 



 

 

鹿肉   助陽類

[性味/帰経 ]  温、甘、鹹/腎、脾、胃

[働き]⑴補陽益精 畏寒、四肢の冷え、勃起不全、遺精、精神疲労

         ⑵強筋壮骨 腰足疼痛、無力、子供の発育の遅れ

         ⑶養血調経 産後虚弱、不妊症、不正性器出血

*注意  1冬季に食べるのが良い

     2多食は禁忌、雉、海老と一緒に食べない

 

栗    補気

[性味/帰経 ] 温、甘/ 脾、胃、腎

[働き]⑴補脾止瀉 脾気虚弱の食少、疲れ、腹部冷痛、下痢

 ⑵補腎強筋 腎気虚による足腰のだるさ、咳、喘息、頻尿 、夜尿

⑶活血止血 鼻血、吐血、血便などの出血

 

胡桃肉(ことうにく、くるみ)  助陽類

[性味/帰経 ]  温、甘/肝、腎、肺、大腸

[働き]⑴補腎助陽 腎虚の腰痛、四肢無力、むくみ、冷え

⑵斂肺定喘 肺腎不足の吸気性呼吸困難、慢性咳、喘息

⑶潤腸通便 老人、虚弱者、病後の腸燥便秘

 

 

舞茸 補気

[性味/帰経 ] 平、甘/ 脾、胃

[働き]⑴補気益胃 脾胃気虚の食欲不振、胃痛、げっぷ、嘔吐

 

 

橘皮(きっぴ)陳皮、橘紅(きっこう) 理気

[性味/帰経 ]  温、辛、苦/脾、肺

[働き]⑴理気和中 脾胃気滞の腹脹満、嘔吐、食欲不振、下痢

⑵燥湿化痰 胸苦しい、咳、多痰、喘息

 

 

玉葱  理気

[性味/帰経 ]  温、辛、甘/脾、胃、肺、心

[働き]⑴健脾理気 食欲不振、下痢

⑵和胃消食 げっぷ、吐き気、胃もたれ

⑶発表通陽 発熱、悪寒

 

にんじん  養血類

[性味/帰経 ]  平(微温)、甘/肺、脾、胃、肝

[働き]⑴養血明目益肝 血虚による目の乾燥、かすみ、視力低下

         ⑵斂肺止咳 咳、咳痰

 

 

*薬膳素材辞典より

      

 

*『助陽類の食薬』はこちら 

www.senninlife.com

 

 

 

 

 

仙人問答

 

 

仙「どうじゃ、鹿肉を使った薬膳、、。」

ぺ「はい、、今までに食べた事のない味で、、でもジビエって感じがしますね。」

仙「鹿肉、栗、クルミで腎陽を温め、玉ねぎ、陳皮で巡りを良くする、冬にオススメの薬膳じゃ。これを食べれば男性諸君は元気盛り盛り、女性諸君も元気ハツラツ、ウハハハハハ〜〜」

 

ムクッ

仙「キタキタ来たーーッ❗️わしも更にパワーアップして来た、山をひとっ飛びじゃ〜〜~。」

 

ヒューン

 

ぺ「あ、仙人、、。ムムム、、鹿肉のパワー恐るべし、、。ようし、、私もパワーアップして、、修行じゃ修行じゃ~~!」

 

 

 

 

 

【 12月のワークショップ開催のお知らせ 】

 

*12月8日(日)11:00〜13:00

薬膳酒ワークショップを開催いたします。

『勝手に薬草園』で育てたウコン・菊芋が収穫時期を迎えます。

血流を良くするウコン、メタボや糖尿病に良い菊芋、

とれたての食薬で、フレッシュウコン酒、フレッシュ菊芋酒はいかがでしょうか?

薬膳酒ワークショップに興味を持っていただけた方は、是非!下記のページよりお申し込みください↓

皆様のお越しをお待ちしております。

 

tabica.jp

フラフラくたくた補気ッチャえ! イライラうつうつ理気ッチャえ!