薬膳でセルフケア めざせ!仙人life

中医薬膳学に基づき、薬食同源、医食同源で仙人のような健康長寿を目指します。

暑い!だからセロリスムージー

 

高血圧にも

  イライラ解消にも

   もちろん暑さにも

 

 

バタバタ 

 ドタバタ

 

道「あ、ぺんたんさん、こっちこっち。」

 

ぺ「は、はーい」

 

ドタバタ 

 バタバタ

 

トッコ「遅いよぺんたん、」

ぺ「ごめんごめん、。なんだか道が混んでて、、。」

 

道「そうなの、もう、すっごい人なの、仙人社、。」

 

マスター「ぺんたんさん、スムージースタンドはこちらに設置してあります。」

ぺ「マスター、ありがとうございます。」

マスター「今年の仙人社の盆祭りは一段と凄い人出になってますね。」

 

ぺ「仙人の霞シールドの噂を聞きつけて、ここなら安全だと思ってみえるんですよ。」

道「そうみたいですね、この状況ではお盆休みといってもどこへも出かけられないから、。」

 

ぺ「すみません、マスターや道子さんにまでお手伝い頂いて、。」

道「とんでもない、もともと『クチナシの葛餅』は仙人様に教えていただいたものですし。」

トッコ「トッコも手伝って作ったのよ。」

ぺ「ありがとう、トッコちゃん。」

 

マスター「カフェのお客様もこちらにみえるので、僕もここでお店が出せて助かってますよ。」ニコッ

ぺ「ありがとうございます。では、道子さんの葛餅屋さんで、その隣に私のスムージー、で、その隣にマスターの夏の甘酒とサンドイッチ、、」

マスター「はい、急いで準備しましょう。」

 

ぺ「はい、あ、でも、、仙人は?」

道「仙人様は、山の裏手にある墓地へ行ってくるって、、。」

ぺ「墓地?」

道「はい、そろそろご先祖様たちもお戻りになるだろうから、って。」

ぺ「え?ご先祖様に会いに行ったの?」

 

 

ぞろぞろ 

 わさわさ

 

客「すいません、、あの、もうお店やってるんですか?」

ぺ「はい、、ただいま、。」

 

道「こちら、夏の肌あれ、マスク荒れに良い『クチナシの葛餅』です。」

客「あ、じゃ、私それください。」

 

マスター「こちらは、暑さをとって疲労回復に良い『はと麦と緑豆の甘酒』です。」

客「まぁ、私はそれがいいわ。」

 

ぺ「はい、皆さん、暑さスッキリ、イライラ解消、その上、高血圧の人にも持って来いの『セロリとキウイフルーツのスムージーはいかがですかあ〜〜」

客「お、俺はそれだな、高血圧むけスムージー、、」

 

ウィン

 ウィンウィーーン

 

ぺ「はい、どうぞ。」

 

ぽん

 

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熱を取り、渇きを潤し、精神不安にも良い「セロリスムージー

 

 

ごくごく 

 ごくごくっっ

 

客「ウマイ、もう一杯!」

 

ぺ「はい、毎度あり〜〜」

 

客「イライラ解消にも良いなら、私もそれ頂戴、ストレスマックスなの!」

ぺ「あ、はい、ただいま」

 

客「さっぱり系がいいから、私も頂こうかしら?」

ぺ「はい、、。」

 

客「お母さん、、わたし、あのキレイな色の葛餅食べたい、。」

客「はいはい、、。」

 

客「俺はサンドイッチ食おうかな。」

客「そう、じゃ、私は甘酒ね、、素敵なマスター、、。」

マスター「はい、ありがとうございます。」ニコッ

 

 

 

 

 

 

セロリとキウイのスムージー   

 



《 立法: 清熱止渇 》

 

材料(2人分)

   

 

作り方

  1. セロリは洗って葉も茎も1、2cmに切る。
  2. キウイフルーツは皮を剥いて角切りに、胡瓜はそのまま角切りにする。
  3. 1、2と水をミキサーにかける。

             

     

セロリ(芹菜) 清熱瀉火類

[性味/帰経 ]  涼、甘、辛/ 肺、胃

[働き]⑴清熱利尿 かぜの発熱、肺熱の咳、黄疸、浮腫、百日咳

    ⑵涼血止血 皮下出血、血尿

    

 

胡瓜  清熱瀉火類

[性味/帰経 ]  涼、甘/ 脾、胃、大腸

[働き]⑴清熱解毒 熱病の煩渇、咽喉腫痛

    ⑵利水消腫 下痢、むくみ

    ⑶潤膚美容 皮膚の赤み、乾燥

 

 

キウイフルーツ  清熱瀉火類

[性味/帰経 ]  寒、酸/ 腎、胃

[働き]⑴解熱止渇 煩熱、口渇、黄疸

    ⑵降逆和胃 食欲不振、消化不良、便秘

 

 

*薬膳素材辞典より

 

 

 

 

 

 

仙人問答

 

 

ヒュヒューン

 

ぺ「仙人、もうっ、遅いですよ、すっごい人で大忙しなんですから、。」

仙「すまんすまん、夜になったら墓地で『お化け大会』を開催しようと思うてな、。」

 

ぺ「え、墓地で、お化け大会?」

仙「そうじゃ、それで、ご先祖様たちにお化け役をお願いしようかとな、。」

 

ぺ「えーーっ、もう、何言ってるんですか、うちのバッチャンなんか絶対引き受けませんよ、気持ちはいつだって『シンデレラ』なんですから。」

仙「シンデからもか、、」

ぺ「はい、。」

 

仙「ふむ、しかし、どの道、『ご先祖様お化け大会』は無理じゃった。」

ぺ「え、、どうして?」

 

仙「閻魔様から『帰省自粛』の要請がでてな、今年は皆盆には戻らんそうじゃ。」

ぺ「先祖盆に帰らず、。」

 

仙「三途の川をまたいでの移動自粛じゃ。」

ぺ「わ、それは良いですね。こっち側からも三途の川を渡れませんように、、。」

 

 

 

 

そよそよそよ〜〜 

 

ゴトゴト

 パッカパッカ

 

ぺ「え?馬車?かぼちゃの馬車???」

 

パッカパッカ 

 キィーーーーッ

   パタッ

 

よろっ

 よたよたっ

 

マスター「あ、お客様、大丈夫ですか?」

 

客「おぉぉ王子様ぁ、甘酒とサンドイッチおくれ〜〜、セロリスムージークチナシの葛餅もおくれ〜〜」

 

 

ぺ「ヒ、ヒェーーーッ、ば、ば、ばっ、バッチャンンン、、じ、自粛、、自粛ぅぅx、、」

 

 

 

 

 

 

 

*肌荒れ対策『クチナシの葛餅』

www.senninlife.com

 

 

 

*夏バテ予防に『夏の甘酒』

www.senninlife.com

 

 

 

*貧血予防に『にんじんとツナのサンドイッチ』

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 *熱中症対策に『スイカココナッツ』

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*水分補給に『水出し茶』

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マスクによる肌荒れに「クチナシのくず餅」

 

熱も湿もとってスッキリ!

 

 

 

ジッ

 ジッジー

 

シャワシャワ 

  シャワシャワシャワシャワシャワ〜~

 

ぺ「おぉ、セミパワー全開、、。夏本番だわ、、。」

 

トコトコ

  トコトコ

 

 

ぺ「こんにちは〜、道子さ〜〜ん。」

道「ぺんたんさん、お久しぶり、。まぁ素敵な日傘。」

ぺ「うふふ〜〜。」

 

キョロキョロ

 

ぺ「あの、、道子さん、、トッコちゃんは?」

道「学校よ、ほら、今年夏休みが短くなっちゃって、、。」

 

ぺ「あ、そうなんですね、、こんな暑いのに学校へ行くのも大変、、。」

道「そうなの、それで『熱中症対策として日傘をさしましょう!』って学校から連絡が来て、、。」

ぺ「日傘⁈」

 

道「ね、なんだか笑っちゃうんだけど、小学生が日傘をさして登校してるのよ、子供同士の距離も保てて良いんですって。」

ぺ「日傘でソーシャルディスタンス、、。」

 

道「ごめんなさいね、折角来てくださったのに、トッコいなくって、、。」

ぺ「あ、いえ、、。今日は仙人に頼まれて、これを道子さんに渡してくださいって。」

 

 

ぽん

 

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クチナシを砕く

 

 

 

道「まぁクチナシの実、、ありがとうございます。」

ぺ「道子さん、クチナシの実で何か作られるんですか?」

 

道「ええ、実は先日、仙人様から、クチナシの実を使った薬膳おやつを教えて頂いて、、美味しくできたのでお店にも置いてみたらこれが好評で、。」

ぺ「クチナシの実で薬膳おやつ、、ですか?」

 

道「そうなの、。ほら、こんな暑いのに毎日マスクマスクでしょ、。子供たちも顔に汗をかいて、なんだかプツプツと出来物ができたり、肌荒れしたりして、。」

ぺ「それで、クチナシ、、。なるほど、。熱をとって解毒効果のあるクチナシなら肌荒れ、吹き出来物にバッチリですね。」

 

道「そうなんですってね。仙人様に相談をして教えて頂いたんですよ。」

ぺ「それで道子さん、どんなおやつ何ですか?」

 

道「くず餅ですよ、クチナシの実を使った葛餅。」

ぺ「葛、、熱をとってくれる葛、まさに夏の食薬、山梔子と葛、さすがだわ仙人、。」

 

道「このクチナシの実で今から作るので、ぺんたんさん、手伝って頂けますか?私ひとりじゃ自信ないし、。」

ぺ「はい、もちろん。」

 

道「ではまず、、クチナシを煎じるんでしたよね。」

ぺ「はい、砕いて、煎じます。」

 

道「えーっと、土鍋に水を入れて、、砕いたクチナシを入れて、、。」

ぺ「15分ほど煎じます。」

 

フツフツ 

 フツフツ

 

道「薬湯ができたら濾して冷まして、後はこれで葛餅を作れば良いですよね。」

ぺ「はい、火にかけてしっかり混ぜます。」

 

 

とろり

 

道「仙人様が、この葛の中へ蜂蜜を少し入れておけば、きな粉にお砂糖をまぶす必要がないからって、。」

ぺ「はい!」

 

 

ぐるぐる 

 ぐるぐる

 

道「綺麗な色、、でも、必死で混ぜないと、。」

ぺ「ええ、もう少しですよ、道子さん、。」

 

ぐるぐる 

 ぐるぐる

 

道「あーー、出来た、もう、いいわよね。」

ぺ「はい、では型に流して、。」

 

どぼ 

 どぼ

 

道「後は、冷水で冷まして、、。あ、そうそう、きな粉にね、焙煎はと麦粉を少し混ぜなさいって、、仙人様が。」

ぺ「はと麦粉、なるほど、、湿を取る効果と肌荒れ改善効果をアップさせるためですね。」

 

サラサラ

 サラサラ

 

道「この焙煎はと麦粉も香ばしくて、。」

ぺ「ほんと、美味しそう、、。では、そろそろくず餅を適当なサイズに切り分けて、。」

 

とん 

 とんん

 

道「完成、山梔子の葛餅。」

 

ぽん

 

 

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熱と湿をとってスッキリ「クチナシの葛餅」



 

ぺ「わぁ、、美味しそう、、。」

道「ぺんたんさん、どうぞ召し上がれ。」

 

ぺ「いいんですか?では、遠慮なく、頂きまーーす。」

 

パッ  

  パクッ  

 

ぺ「うーー、美味しい、、さっぱり、、それにスーッと爽やか、。」

道「ね、美味しいでしょ。」

 

ぺ「はい、とっても、、。」

道「幼稚園時にも、小学生にも、中高生にも、大人にも、お年寄りにも人気なの。」

 

パク

  パクッ  

 

ぺ「わかります、、わかります、。」

 

 

 

客「ごめんくださ〜〜い」

道「いらっしゃいませ。」

 

客「この前のクチナシ葛餅、あるかしら、今日も暑いからおやつに買って行こうと思って、。」

道「はい、今丁度出来上がったところで、、。」

 

客「じゃ、4人分お願いします。」

道「はい、ありがとうございます。」

 

さっ

  ささっ

 

 

客2「こんにちは〜、クチナシ葛餅あるう?」

 

 

 

ぺ「確かに人気商品、これは急いで追加を作らないと、、。」

 

グツグツ   

   ぐるぐる

 

 

 

 

 

山梔子くず餅

 

 

《 立法: 清熱解毒利湿 》

 

材料(4人分)

  • クチナシ 2g
  • 水 600cc
  • 葛粉 65g
  • 蜂蜜大さじ1
  • きな粉、はと麦粉(焙煎)適宜

 

 

 

 

作り方

 

  1. クチナシの実を砕いて、分量の水に30分つけておく。
  2. 1を火にかけ、沸騰したら弱火にし、15分煎じ、濾して冷ましておく。
  3. 鍋にくず粉、蜂蜜、2の薬湯を400cc入れ、強火にかけて木べらで溶かす。
  4. 全体が透明になり、鍋底からフツフツと気泡が出てきたら火を止め、容器に移し、冷水に浸けて冷やし固める。
  5. 適当な大きさに切り分け、きな粉にはと麦粉(焙煎)を少量混ぜ、まぶして頂く。

 

 

 

山梔子(さんしし)(クチナシ) 清熱瀉火類

[性味/帰経 ]  寒、苦/ 肝、心、肺、胃、三焦

[働き]⑴瀉火除煩 熱証、出血、不安、汗、喉の乾き、咳、尿通

         ⑵清熱利湿 黄疸、痰黄

         ⑶涼血解毒 瘡瘍腫毒

 

 葛根(かっこん)  辛涼解表類

[性味/帰経 ]  涼、辛、甘/ 脾、胃

[働き]⑴発表解肌 外感表証の発熱、頭痛、無汗

         ⑵昇陽透疹 風疹、麻疹の透発が不十分な時

         ⑶解熱生津 発熱、口渇

 

きな粉(大豆)  利水滲湿類

[性味/帰経 ] 平、甘/ 脾、胃、大腸

[働き]⑴健脾益胃 疲れ、消痩

         ⑵潤燥利尿 妊娠中毒症、むくみ

 

 薏苡仁(よくいにん、はと麦)  利水滲湿類

[性味/帰経 ] 微寒、甘、淡/ 肺、脾、胃

[働き]⑴利水滲湿 むくみ、下痢、かっけ、四肢痙攣

    ⑵健脾補肺 咳、痰多、胸の痛み、食欲減少

         ⑶清熱排毒 皮膚の化膿症

 

 蜂蜜  補気

[性味/帰経 ] 平、甘/ 脾、肺、大腸

[働き]⑴補中緩急 脾胃虚弱の疲労、食少、胃痛、腹痛

    ⑵潤肺止咳 肺気虚の咳、空咳、息切れ、皮膚の乾燥

    ⑶潤腸通便 虚弱者、腸燥便秘

         ⑷解毒      トリカブトの中毒

 

 

*薬膳素材辞典より

 

 

 

 

クチナシの実 

 

 

 

 

 焙煎はと麦粉

 

 

 

 

 

 

 

 

 *夏のお肌に良い薬膳茶

www.senninlife.com

 

 

*熱・湿を取る「緑豆はと麦ぜんざい」

www.senninlife.com

 

 

 

*熱を取る「ゴーヤ茶」

www.senninlife.com

 

 

 

*「夏風邪の薬膳茶」

www.senninlife.com

 

 

月刊仙人life7月号 2020


 

 

ざぁーざぁー7月

 

 

 

皆さま、こんにちは、ぺんたんです。

 

6月のお誕生日にプレゼントして貰った日傘の出番が・・・

ない!

今までは折り畳みの日傘を使っていたのだけれど

どうにも風に弱くて、次から次へとポキポキ折れる

なので今度は折り畳みではないショートタイプの日傘を

もちろん、晴雨兼用なんだけれど

今月の雨はそんな程度の量ではないので

ラベンダー色の日傘は玄関にポツンと放置されたまま

 

やはり、雨女の私には不似合いなものなのかしら・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

小麦(しょうばく)

 

 

 

朝、出勤前に夕食の準備をしていたら、ラジオから、なにやら面白そうな会話が聞こえてくる。

料理をしていると、音楽とかラジオとかは、途切れ途切れにしか聞こえてこないので、必死に耳を傾けていると、

「古代メシ」とか「エンマー小麦」とか「古代のビール」とか、、気になる気になる。

エンマー小麦って何?」と思いながら、ま、いいや後で検索しようっ、と思いながら家事を済ませ、家を出る。

 

便利な時代ですね、聞き逃したって、ちゃんとレシピに辿りつけるんですから。

後日、検索してレシピを入手し、スペルト小麦を入手し、レシピ通りに作ってみました『古代小麦パン』

普通の薄力粉やセモリナ粉も使っているし、ビールも現代のものですから、完全な古代パンの再現にはほど遠いとは思われますが、『古代パンもどき』を味わって、ひととき、メソポタミアに想いを馳せてみるのも楽しいものです。

 

調べてみると、古代小麦グルテンの含有量が少なく、栄養価も高いので、欧米では再び栽培が盛んになってきているとの事。

そして何と言ってもスペルト小麦、とっても美味しいです。甘味があって、噛みごたえがあって、こういう素朴な感じの小麦、、好きですね。ご飯と一緒に炊いて、麦とろにしてみましたが、本当に美味しくて、、とまりませ〜〜ん。今後、リゾットや、スペルト小麦粉でのパン作り、そしてパスタ、、とめいっぱい楽しむつもりでいます。

ルンルン♪

 

 

さて、そんな小麦、中医学では『小麦(しょうばく)』と言って清熱瀉火類に属します。

心(しん)に帰経し、心のざわつきや不安、更年期障害、イライラに良いと言われている小麦。

 

 

それではご紹介致しましょう、本日の特別ゲスト「小麦(ショウバク)」さんです。どうぞ!

 

パチパチ 

 パチパチ

 

ぺ「ようこそお越し下さいました、ショウバクさん、どうぞお座り下さい。」

小「は、どうも、お招きに預かり光栄です。」

 

ぺ「今日は、色々お話を伺いたいと思うのですが、、まずは簡単な自己紹介からお願いできますでしょうか?」

小「はい、そうですね、。まぁお陰様で今や「小麦」を知らぬ人はいないというぐらい有名になってしまった私達ですが、私どもの祖先は西アジアに生まれまして、。」

ぺ「西アジア、、ですか。」

 

小「はい、それから、中国、そして韓国、」

ぺ「中国、韓国、。」

 

小「はい、その後に日本へやって参りました。丁度、4〜5世紀ごろのことでしょうか、。」

ぺ「4、5世紀、、その頃の日本は弥生時代とか古墳時代にあたるんでしょうか、、。随分日本での生活も長くなりましたね、。」

 

小「ええ、お陰様で、」

ぺ「実はこの度、、私、古代小麦のスペルトショウバクさんを使って、なつめや甘草と一緒に薬膳粥を作らせて頂いたのですが、。」

 

小「はい、もちろん承知しております。ぺんたんさん、私どもが『甘麦大棗湯』という方剤に使われている事をご存知の様で、。」

ぺ「ええ、そうなんです。その『甘麦大棗湯』を元に、今回『小麦・なつめ・甘草のお粥』を作らせて頂きました。」

 

小「『甘麦大棗湯』におきましては『君薬』という重大な役割を担っており、私どもは皆様の心の安定に、と常に働いております。ですから方剤だけでなく、身近な薬膳粥として、こうして皮ごと使って頂ける事は本当に嬉しい限りです。」

ぺ「ありがとうございます。」

 

 

ぷかぷか

  ぷかぷか

 

ぺ「??ところでショウバクさん、さっきから気になっているのですが、、そちらの方は?」

小「あ、はい、本日、どうしても皆さまにご紹介したいと思い一緒に連れて参りましたが、まだ未熟者で、、ぷかぷかと浮いてしまうんです。」

ぺ「ハァ、、水にぷかぷか、、。」

 

小「これ、フショウバク、挨拶をしなさい。」

浮「はじめまして、フショウバクと言います。」

ぺ「あ、、は、はじめまして。」

 

浮「まだ未熟者ですが、、昼間にやたらと汗をかく人や、夜中に寝汗がひどい人なんかのお役に立てると思います。」

ぺ「へぇ、、そうなんですか、。」

 

小「フショウバクは私たちショウバクとはちょっと分類が違いましてね、『収渋類』に属しているのです。」

ぺ「え、あの、色々なものをキュッと引き締める『収渋類』、レモンや蓮の実やザクロ と同じ、。」

 

小「はい、そうです。まあどの道、私どもと一緒に使われるのでしょうが、お見知りおきを、、と思い連れてまいりました。」

ぺ「ありがとうございます、。全く存じ上げず、大変失礼致しました。」

 

小「いえいえ、どうぞ、今後とも私ども、小麦、浮小麦を宜しくお願い致します。」

ぺ「はい、本日はお越しいただきありがとうございました。」

 

ペコリ

 

 

 

小麦(しょうばく) 清熱瀉火類

[性味/帰経 ]  涼、甘/ 心、脾、腎

[働き]⑴清熱除煩・養心安神 躁鬱、精神不安

    ⑵補益脾胃 消渇、食欲不振、下痢

 

浮小麦(ふしょうばく)  収渋類

*水に入れた時に浮いてくる未成熟なもの。

[性味/帰経 ]  涼、甘/ 心

[働き]益気、除熱、自汗、盗汗、ほてり、のぼせ

 

 

 

 

 

 

【 方剤 滋養安神剤 】

 

【 甘麦大棗湯】(かんばくたいそうとう)

 

君薬小麦 甘、微寒、心経

臣薬甘草 甘、平、心・脾・肺・胃経

   大棗 甘、温、脾・胃経

 

効用:養心安神・和中緩急

 

症状:精神恍惚感・悲哀感・よく泣く・感情をコントロール出来ない・焦燥・睡眠不安・あくび・言行に異常

舌質紅・舌苔少

 

*心陰不足・肝気失和の更年期障害、ヒステリー、精神恍惚・悲喜失調により泣きたい、などの治療に適してる

 

 

 

*『古代小麦パン』

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*『小麦・なつめ・甘草のお粥』

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*『方剤のお話2』

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*『収渋類と六味のお話』

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歴史

 

 

小麦も昔はグルテンが少なかったんだぁ、、、いつの間に増えていったんだろう?

やっぱり、モチモチ感や美味しさを追究して品種改良が繰り返されたからかなぁ?

気がつけば、小麦アレルギーを持つ人も増えて、、。

などと思いながら、薬膳の歴史についても振り返ってみる。

 

そうそう、歴史嫌いの私が、薬膳の勉強を始めた時に、またもや膨大な中医学の歴史にぶち当たり、「あーーもうヤダーー。知らない人ばっかり、、。」と嘆いていた時に差し込んだ一筋の光、、。

それが『夏禹(かう)』(紀元前2100〜1700)の時代の

「儀狄(ぎてき)」さん。

 

 

夏禹(かう)の時代、儀狄が酒を作り禹王に献呈した

 

 

うふふ、これだけは瞬時に覚える事が出来ましたね。

そしてもう1人、もう一つ

明の時代に『本草綱目』という書物を完成させた「李時珍(りじちん)」さん。

この本にはなんと薬酒が75種類載っているそうなんです。なんとかこの75種類の薬酒を勉強したいと思っているぺんたんなんですよ(笑)

あ、でもこの書物にはもちろんそれだけではありません、「薬1892種類」「方剤11916種類」「薬酒75種類」「薬粥42種類」が載っているという、それはもう凄い書物なんです。

 

私が歴史嫌いになったのは、年号や人物名、事象ばかりを丸暗記する学生時代の勉強法が良くなかったんでしょうね。本当はそこに物凄くたくさんの努力や、忍耐や、挑戦が詰まっているわけで、、。いつだったかオランダからの留学生が言ってましたね。「僕たちの歴史の先生は、とっても面白くいろんな話をしてくれるんだ。ナポレオンの話をする時、彼はナポレオンになりきってその時代の事を話す、いや演じてくれるんだ。だから、歴史ほど面白いものはないね。」

history はhis story、と誰かが言っていたけれど、確かにstory 、物語として、本で読む中国史はとても思白い。「蒼穹の昴」は壮大なスケールで楽しめるし、「ワイルドスワン」は正にher story 。

 

 

とは言っても試験となると、そうはいきません。

 

そういえば、4月に行われるはずだった薬膳師の試験が来月8月に行われる様です。

国際薬膳師の試験は、過去問とかが一切なくて、何をどう勉強したら良いものか、ホント不安なものです。

何でも、試験後、日本で採点されて合否は決まるのですが、その後、問題・回答ともに中国へ全部送ってしまうそうで、それで、過去問がないそうです。

マークシート方式ではなく、すべて記述式、弁証論治・薬膳施膳はレポート形式。穴埋め問題は選択肢があるものもあれば、ないものもある。だから、漢字の練習は必須です!

今年は夏場の受験となり、皆さん、コロナ対策は勿論、エアコン対策も必要になってきますね。上京して受験する人にとっては、2泊3日のスケジュール、丸2日間、8教科の試験、悔いのないよう取り組んでください。

 

 

で、歴史の問題、何が出題されるんでしょうね?

私の時は何が出題されたのか、、はっきり言って、全く覚えておりません、、そんなに沢山出ないしね、。

 

 

やっぱり、お決まりの

 

  • 漢の時代 『傷寒雑病論』「医聖」と言われる「張仲景」
  • 唐の時代 「薬王」と言われる「孫思邈(そんしばく)」 (孫正義ではありませんよ)
  • 同じく、唐の時代 「茶聖」と言われる「陸羽」

 

なんかでしょうか、。

 

「お酒を作った夏の時代の人は誰でしょう?」とか

本草綱目は、李時珍が書いたものですが、この本には何種類の薬酒が載っているでしょう?」なんて問題は、出ないんだろうなぁ〜。

 

もし、万が一、こんなイキな問題が出題されましたら、受験生の皆さん、是非、ぺんたんにご一報ください‼︎

 

加油❗️

 

 

 

 

 

 

 

自然界便り

 

 

 

 

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月桃の花

 

 

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月桃の花



 

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月桃の花



 

月桃の花が咲きました❣️

 

種を撒いて育てて、どんどん株が増えて

でも、花は咲かず

 

ところが、今年、遂に!

 

 

 6年目の奇跡‼️



ただただ感激・・・

 

そして 美しい・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

薬草園便り

 

 

 

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薬草園の3種類のローゼル

 

 

「公園で薬草園」に3種類のローゼルが植えてあります。

ローゼルは食用ハイビスカスと言われ、葵科の植物、同じ葵科のオクラと似たような花が咲き、花が終わった後に出来るガクの部分を頂きます。

CO2の吸収に優れ、二酸化炭素削減に良いと言われる、地球環境に優しい植物です。

 

さてこの3種類、種の入手先が違ったので、花も違うのかなぁ、、と分けて植えてみたのです。

向かって左から

  • SAの花屋さんでバーゲンで百円で売っていた切り枝のローゼル
  • 内藤記念くすり博物館の薬草園で、ローゼル収穫体験で採ってきたローゼル
  • 以前から我が家にあったローゼル(元はどこかの農家さんの種)

 

SAで買ったローゼルは、もう枯れ枯れで汚くて、誰がこんなもの買うんだ?という状態のものを買いました(笑)。枝に付いているガクが薄いピンクで提灯の様にぷっくりと膨らんで、我が家のそれとは全く違っていたので、気になって買い、種をとっておいたものです(ガクは食べれる様な状態ではなかった)。葉っぱの形は我が家の右端のローゼルとほぼ同じですよね。

 

真ん中の内藤記念館の薬草園で採ってきたローゼルは、ガクが大きくて細長くイチゴの様な形をしていました。他の2種と比べて葉っぱの形がこれだけ違うように見えます。

このガクもローゼル酒にしてみましたが、これはとろみが少ないです。

 

我が家のローゼルは、小粒で丸くルビー色のガクが出来ます。とろみがたっぷりで、ローゼル酒も美味しく出来あがりました。

 

 

 

 

 

 

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向かって左のローゼル咲き始めてます

 


その3種のローゼルですが、SAで買ってきたものが1番早く芽を出し、どんどん伸びてなんと6月の終わり頃から花も咲き始めました。しかもクリームがかった色で本当にオクラの花みたいです。例年、ローゼルの咲き始めは9月ごろなので、、もうビックリ!です。現在身長140〜150cm

真ん中のローゼルはあまり伸びておらず、花芽もまだついていません。内藤記念館の薬草園ではかなりの背丈に伸びてたんですけど、、。現在身長80〜90cm

我が家のローゼルは、それなりに伸びて花芽はつき始めてます。昨年咲いた花は薄いピンク色だった様な、、。現在身長120cm程度

 

 

さて、どうなるのかな?

 

 

 

 

 

 

 

  編集後記

 

 

日傘の出番がやってこない

という事は水撒きの必要もない日々で、

先月末に予想された「汗だくの日々」は何処へやら

 

今月、殆どの日々が水撒きから解放され、朝、少しだけ時間にゆとりができ

そうすると、心にもゆとりができ

ラジオにも耳を傾ける余裕ができた

 

今月もお越し下さった皆様、新しく読者になって下さった皆様、スター・ブクマ・コメントを下さった皆様、本当にありがとうございました。

 

それでも、流石に梅雨明けかなぁ

8月、今度こそ「汗だくの日々」?

 

でも大丈夫、フショウバクさんがいる!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

心が騒いだら「小麦・なつめ・甘草のお粥」

 

イライラしたら

   泣きたくなったら

               眠れない夜に

  

 

 

 

ジー

 ジッジジー

 

ぺ「あ、セミ、、雨の止み間をぬって鳴いてる〜〜。」

 

 

ぺ「ふう、、。仙人の癒し、、セレナーデ、かぁ、、。」

 

 

ぺ「そうだ、アレクサ、シューベルトのセレナーデをかけて、」

 

 

〜 〜 ♪ ♪  〜 〜

 

 

ぺ「確かに癒される〜〜」

 

♪ ♪ ♪ 〜

 

 

ハッ

ぺ「あ、そうか、、小麦、小麦は精神安定に良い食薬、、殻ごと使うのがポイントだから、この殻付きの古代小麦で、、。」

 

〜 〜 ♪  〜 ♪ 〜

 

 

ぺ「イタリア料理なら、スペルト小麦でリゾットとか作るんだけど、、でも、、ここはやはり原点に戻って、。」

 

 

サッ

 ザザっ

 

 

ぺ「先ずは、甘草を水に浸けておき、それから煎じる。」

 

グツグツ  

 グツグツ  

 

 

ぺ「そして、古代小麦とお米を洗って、、」

 

シャカシャカ

 シャカシャカ

 

 

ぺ「甘草の薬湯で、お粥を炊く、」

 

カチッ

 

 

ぺ「忘れちゃいけない、な・つ・め、。」

 

ぽん

 ぽん

  ぽん

 

グツグツ  

 グツグツ  

 

ほわ

 ほわほわ〜ん

 

 

ぺ「良し、完成!心を落ち着かせる『小麦となつめ・甘草のお粥』

 

 

ぽん

 

 

 

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心の安定に良い薬膳「小麦・なつめ・甘草のお粥」

 

 

 

ヒュヒューン

 

ぺ「仙人、、お帰りなさい。丁度今、薬膳粥が炊きあがったところです。」

仙「ほぉ、、薬膳粥、、。」

 

ぺ「はい、殻付きのスペルト小麦となつめを、甘草を煎じた薬湯で炊きました。」

仙「なに、、甘草の薬湯と小麦、なつめ、、。」

 

ぺ「はい、心のざわつき、ヒステリー、苛立ち、悲しみを改善して、精神を安定させる薬膳粥です。」

仙「ふむ、、考えたのう、ぺんたんよ。」

 

ぺ「ふふっ、、セレナーデを聴いていたら、、浮かんだんです。」

仙「良し、食してみよう。」

 

ぺ「はい!」

 

パク

 パクッ

 

仙「甘草の優しい甘みじゃ、、。」

ぺ「はい、スペルト小麦の歯応えも良いですね。」

 

もぐ

 もぐッ

 

 

仙「なつめが柔らかいのう。」

ぺ「はい、とろっと、甘くて、。」

 

 

パッ

 パッ

 

仙「おお、和薄荷、、スースースーーー」

ぺ「はい、ホント、スースーー。」

 

 

 

 

 

 

スペルト小麦となつめ・甘草のお粥   

 



《 立法: 養心安神・和中緩急 》

 

材料 (2人分)

  • スペルト小麦 30g(又は殻付き小麦)
  • 粳米 20g
  • なつめ 6個
  • 甘草 6g
  • 水 600ml   
  • 薄荷少々

 

 

作り方

  1. 甘草を分量の水に浸け30分おき、土鍋で蓋をして30分煎じる。
  2. スペルト小麦と粳米は洗ってザルにあげておく。
  3. 土鍋に1の薬湯と水で400mlを入れて火にかけ、沸騰したら2となつめを入れる。
  4. 3が沸騰したら、弱火にし蓋をして30分程炊く。(吹きこぼれに注意)
  5. 火を止め、5分ほど蒸らし、薄荷を添える。

 

 

*前回ご紹介したスペルト小麦が売り切れになってましたので、こちらを↓

 

有機スペルト小麦丸粒900g

有機スペルト小麦丸粒900g

  • メディア: その他
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小麦(しょうばく) 清熱瀉火類

[性味/帰経 ]  涼、甘/ 心、脾、腎

[働き]⑴清熱除煩・養心安神 躁鬱、精神不安

    ⑵補益脾胃 消渇、食欲不振、下痢

 

粳米  補気

[性味/帰経 ]  平、甘/ 脾、胃

[働き]⑴補中益気・健脾和胃 脾気虚の疲れ、食欲不振、むくみ、下痢

    ⑵除煩止渇      精神不安、イライラ、口渇

 

 

なつめ(大棗、たいそう)  補気

[性味/帰経 ] 温、甘/ 脾、胃

[働き]⑴補中益気 疲れ、食欲不振、めまい

         ⑵養血安神 顔色萎黄、躁鬱、貧血、心悸、不眠、多夢、イライラ

         ⑶緩和薬

 

甘草(かんぞう) 補気

[性味/帰経 ]  平、甘/心、脾、肺、胃

[働き]⑴健脾益気 脾胃虚弱の疲れ、息切れ、食欲不振、下痢(泥状便)

         ⑵潤肺止咳 肺気虚の咳、喘息

         ⑶緩急止痛 脘腹部疼痛、四肢の筋肉・関節の疼痛

         ⑷清熱解毒(生) 瘡瘍腫毒、咽喉腫痛

         ⑸緩和薬性(生) 薬効の強い薬と一緒に使う

 

薄荷(はっか)  辛涼解表類

[性味/帰経 ]  涼、辛/ 肝、肺

[働き]⑴疎風清熱 発熱、頭痛、無汗

         ⑵清利頭目 目の充血

         ⑶宣毒透疹 麻疹の透発が不十分な時

         ⑷疎肝解鬱 肝気鬱結の胸脇脹痛、ため息

 

 

*薬膳素材辞典より

 

 

 

 

*「酸棗仁とゆり根の薬膳茶」はこちら

www.senninlife.com

 

 

 

 

 

仙人問答

 

 

 

仙「ぺんたんよ、今日の薬膳粥は、、」

ぺ「今日の薬膳粥は、、。」ドキドキ

 

仙「悪くない。」

ぺ「悪くない、、?」

 

仙「最上級の褒め言葉じゃ、この前ある探偵が言っておった、。」

ぺ「あ、、美食、、。」

 

 

仙「コロナの不安もある。大雨の不安もある、、。色々な事で人々の心がかき乱されておる。」

ぺ「はい、。」

 

仙「心のコントロールが難しくなったら、こんな粥が良いのじゃ。」

ぺ「はい、。」

 

仙「小麦(しょうばく)は、皮は涼性、実は温性、効能は皮にあるのでこうして殻ごと使うのが良い。」

ぺ「はい、殻ごと使う事で、熱を取り、精神を安定させます。」

 

仙「そうじゃ、そして大棗で気血を潤す。」

ぺ「なつめは心神の不安や不眠を改善してくれます。」

  

仙「ふむ、甘草も気を補い、疲れを癒し、調和させる。」

ぺ「薄荷もスースーして、気持ちリラックスさせる。」

 

仙「薄荷の代わりに玫瑰花(まいかいか)も良いぞ。」

ぺ「あ、そうか、気の巡りをよくするから、。」

 

仙「セレナーデでも聴きながら、この粥を食せば、皆、安心して眠りにつく事が出来るであろう。」 

ぺ「はい、。」

 

〜 〜 ♪  ♪  〜 〜

 

 

 

 

ぺ「ところで仙人、、『1日に3個なつめ を食べると老いない』って、、本当ですか?」

仙「『一日食三棗、終生不顕老』、楊貴妃も好んで食したと言われておる『棗』じゃな。」

 

ぺ「はい、妊活にも欠かせない『なつめ』です。」

仙「毎日3個食べておるのか?」

 

ぺ「いえ、毎日はちょっと、、。それにそのまま食べるのはあまり好きじゃないので、エナジーボールにしたり、薬膳酒にして飲んでます。あ、あとクルミと一緒に食べるのも美味しいですし、アーモンドミルクになつめ酒を入れるのもお気に入り、。」

仙「ふむ、クルミやアーモンドと一緒に摂れば『血』を補う力が強くなり、貧血改善に良いし、お肌も潤う。」

 

ぺ「で、、老いないんですか?」

仙「老いない、、」

 

ぺ「わ!!!やった!」

仙「、、かもしれない。」

 

ぺ「えーーーっ、、仙人、、。」

 

 

仙「目に見える肉体と、目に見えぬ精神、この二つをバランスさせてこそ、充実した日々を過ごせる。」

ぺ「あ、はい、、確かに、。」

 

仙「なつめは、目に見える『血』を補い、目に見えぬ『気』を補う。」

ぺ「つまり、、『血』は『陰』で、『気』は『陽』だから、、。」

 

仙「そうじゃ、『陰陽』じゃ。」

ぺ「そうか、、『陰陽』のバランスの取れた食薬・中薬って事なんですね、。」

 

仙「ふむ、毎日食して『めざせ!楊貴妃』じゃな、ウハハハハ〜〜」

 

ヒューン

 

 

 

 

楊貴妃を目指す方はこちらをどうぞ↓↓

 

*「なつめ酒」

www.senninlife.com

 

 

*「エナジーボール

www.senninlife.com

 

古代小麦で、メソポタミア時代のパン「アカル」を作ってみる

 

仙人、発酵の歴史を語る

 

 

 

わさわさ 

 ぞくぞく

  ぞろぞろ

 

ぺ「わっ、、仙人社、なんかすっごい人、人、、人、、、」

 

もやもや

 ふわふわ 

 

ぺ「???なんか、、変、、参拝客の顔のまわりに、、??」

  

 

 

キュー 

 グルグルゥ

 

ぺ「お腹すいた、、。あーー、マスターが作ってくれた『にんじんとキュウリのさっぱりサンドイッチ』美味しかったなぁ〜〜」

 

(ぺんたんさん、小麦の季節ですよ〜

         小麦の季節ですよ〜♡)

 

ぺ「マスターの優しい低音ボイスが、、心に響き渡って、、離れない、。」

 

ハッ

ぺ「そうだ、、確かこの前、『秘伝の書』最新号に、古代小麦の記事が、、。」

 

 

 

ぐぃ〜〜

 

ぺ「う〜〜いつもヒンヤリ、気持ちがいい、、この蔵は、、。」

 

 

キョロキョロ

 

ぺ「最新号、、最新号、、あ、あった、これこれ、。」

 

パラパラ

ぺ「へへ、、みっけ、古代パン。ん?でも妙に読みやすい、、おかしい、いつも薄墨で、字がぼやけて読みにくいのに、。修行の成果かな?」

 

ジー

ぺ「えーーっと、古代パンの作り方、『読むらじる』より、、。なんだ、パクったのか、道理で読みやすい。仙人界のオリジナルじゃないのね。」

 

じろじろ

ぺ「ま、いいか、、。簡単そうだから、とりあえず作ってみよ、、。うふふ、出来上がったらマスターに持って行くもんね〜〜。」るんるん

 

 

ぺ「ふうん、これが古代小麦、、古代米の赤米や黒米みたいなものね、、。」

 

パラパラ

 

ぺ「なになに、、古代小麦グルテンが少ない、、健康的な面から栽培を復活させる動きが進んでいる、。へぇ、、そうなんだ、。」

 

ぺ「えーーっと、小麦粉とセモリナ粉、古代小麦と塩、蜂蜜を合わせて、、げっ、古代小麦、茹でもせずにそのまま使うのか、。」

 

サラサラ

 パラパラ

 

ぺ「そこへビールを注いで、よく混ぜる。ふふ、では、ぺんたんお気に入りのサッポロ黒ラベルを、、」

 

 

ドボドボ

 

 

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材料を入れ、ビールを注ぎ、しっかり混ぜる

 

  

クルクル

 混ぜ混ぜ

 

ぺ「あとはオーブンで焼くだけ、、。なんとシンプル!」

 

ジージー

 ジージー

 

ぺ「焼けた」

 

 

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180度で45分焼いた「古代小麦パン」



ぺ「つぶつぶ、、。ちょっとひと口、味見、、。」

 

パクッ

 パクモグ

  んモグモグ

 

ぺ「は、歯応え抜群、麦の甘味が、、。これがメソポタミア時代のパン、美味しいけど、んーー、あんまりビールの味はしないなぁ、キリンラガーのが良かったかな?」

 

もぐもぐ

 

ぺ「ま、よしとして、これにオクラと舞茸のスープを添えて、マスターに、。」

 

 

 

メソポタミア時代のパン『アカル』完成!」

 

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古代小麦パン「アカル」を作ってみた

 

 


ヒュヒューン

パッ

 

仙「お、旨そうな麦酒と、、??」

ぺ「あ、仙人、おかえりなさい。今、古代メソポタミア時代のパンを焼いたところなんです。」

 

仙「おぉ、これは『アカル』か、」

ぺ「はい、、。」

 

仙「アカル、古代メソポタミアで話されていた『アッカド語』で『パン』という意味じゃ。」

ぺ「へぇ、、そうなんですか、。」

 

パク

 モグ

 

仙「うん、美味い。」

ぺ「あ、、」

 

仙「パンの起源は紀元前7000〜6000年、メソポタミアの小麦栽培の開始に遡るのじゃ。」

ぺ「はぁ、。」

 

仙「当時は大麦と小麦を混ぜて焼くだけの無発酵パンだったのだそうじゃ。ちょうどこのパンのようじゃのう。」

 

パク

 ゴクッ

 

ぺ「無発酵、。このパンは一応ビールが入ってます、、。」

 

 

仙「発酵したパンの起源を知っておるか?」

ぺ「知りませんよ、、そんな事。」

 

仙「ウホホ、大麦粥の食べ残しじゃよ、その食べ残しの粥が大気中の酵母や乳酸菌によって膨らみ、それを焼いて食べたら美味しかった。と古文書に書かれておるそうじゃ。」

ぺ「あ、それ、、中国のお酒の始まりと似てます、、。薬膳史を勉強してた時に、『儀狄(ぎてき)』と言う人がお酒を作ったって。」

 

もぐモグ

 ゴクゴク

 

仙「そうじゃ、紀元前2000年ごろ、『夏(か)』の時代じゃ。」

ぺ「そう、確か、『火』が使われるようになり火を使った料理が始まった。そしてご飯や穀物の残りものが発酵してお酒になったって、、。」

 

仙「ふむ、食べ残しも役に立ったという訳じゃ。」

ぺ「それが、お酒の始まり、。」

 

仙「発酵によって穀物が新しい食品『酒』に生まれ変わった。」

ぺ「発酵が生んだ新しい食品。」

 

もぐん

 もぐん

 

 

仙「知っておるか、ぺんたん。この時代の発掘された青銅器で1番多いのが酒器なんじゃぞ。」

ぺ「わあ、、その時代の人もみんなお酒、好きだったんですね、。」

 

仙「西周時代に書かれた『詩経』にはな、『大きな酒器でおいしいお酒を飲んで、健康長寿を祈る』と記されておるのじゃ。」

ぺ「うへぇ、、やっぱり酒は百薬の長、。」

 

仙「ふむ、医療の『医』の古字は『醫』と書く。『醫』の下の部分の『酉』は『酒』と同じ意味なんじゃ。」

ぺ「あ、ほんと、酒の字の右っ側と一緒、。」

 

仙「つまり、酒を使って医療を行っておったと言う事じゃ。」

ぺ「なるほど、、お酒で治療、、。これが薬酒へと発展していくんですね、。」

 

仙「そうじゃ、医療と酒は深ぁい関わりを持っておるのじゃ。しかし、しかぁし、、それよりも遥か昔、紀元前8000年のメソポタミアではワイン作りが行われておったそうじゃ。」

ぺ「わぁ、、そんなむかしから。」

 

仙「ウホホッ、これが、このワインが、人類が最初に口にした発酵食品じゃ。」

ぺ「人類が初めて口にした発酵食品がワイン、。」

仙「つまり、、『酒』じゃ。」

 

グビっ

 

 

ぺ「発酵の始まりはお酒の始まり、、」

仙「そうじゃ、発酵の歴史は酒の歴史、。発酵技術は酒と共に進化した、。紀元前4000年ごろにはメソポタミアで麦酒、つまりビールも作られておったからのう。」

 

ぺ「あ、だからビールでパンを作ったんですね。」

仙「ふむ、この麦酒入りの古代パンじゃ、、美味いのう。」

 

グビグビ

 グビーッ

 

仙「ほい、ご馳走様、。」

 

完食!

 

ぺ「あーーーー、仙人、全部食べちゃった、、ヒドイ、、。」

 

 

 

 

材料(4人分)

(オリジナルレシピ)

  • エンマー小麦 200g
  • セモリナ粉 200g
  • 薄力粉 200g
  • ハチミツ 適量
  • 塩 適量
  • ビール 350ml(1缶分)

 

 

材料(2人分)

(今回はオリジナルの半量で作りました。)

  • スペルト小麦(ファッロ)100g
  • セモリナ粉 100g
  • 薄力粉 100g
  • 蜂蜜大さじ 2
  • 塩小さじ 1
  • ビール 175ml

 

 

作り方

  1. 古代小麦、セモリナ粉、薄力粉をボウルに入れ、ハチミツ、塩を加える
  2. ボウルにビールを注ぐ。
  3. 木べらで粉っぽさがなくなるまでかき混ぜる。
  4. 耐熱容器に移し、180℃に余熱したオーブンで40~50分焼く。

 

*ファッロ(古代殻付き小麦) は、麦の大きさによって、大きい順にスペルト小麦、エンマー小麦、アインコーン小麦と呼ばれるそうです。

 

 

 

*今回使用した古代小麦はこちら↓

 

 

 

 

 

 *「読むらじる」歴史めしはこちら↓

マリー・アントワネットは何を食べていた? 古代のパンって? 『歴史めし』レシピ公開|読むらじる。|NHKラジオ らじる★らじる

 

 

 

 

 

小麦(しょうばく) 清熱瀉火類

[性味/帰経 ]  涼、甘/ 心、脾、腎

[働き]⑴清熱除煩・養心安神 躁鬱、精神不安

    ⑵補益脾胃 消渇、食欲不振、下痢

 

 

蜂蜜  補気

[性味/帰経 ] 平、甘/ 脾、肺、大腸

[働き]⑴補中緩急 脾胃虚弱の疲労、食少、胃痛、腹痛

    ⑵潤肺止咳 肺気虚の咳、空咳、息切れ、皮膚の乾燥

    ⑶潤腸通便 虚弱者、腸燥便秘

         ⑷解毒      トリカブトの中毒

 

 

*薬膳素材辞典より

 

 

 

 

*「薬膳の歴史』はこちら↓

www.senninlife.com

 

 

 

 

 

仙人問答

 

 

ぺ「ところで仙人、、仙人社なんですけど、、参拝客の顔の周りが、なんだかモヤモヤしてて、、。」

仙「おぉあれか、あれはなわしが考案した『かすみシールド』じゃ。」

ぺ「『霞シールド』?」

 

仙「そうじゃ、仙人社の『霞で出来た五行の鳥居』をくぐると、『かすみシールド』が噴き出して、参拝客の顔の周りを囲むのじゃ。」

ぺ「マスクがわりって事ですか?」

 

仙「まあ、そう言う事じゃのう。参拝客には人気じゃぞ、暑い日にはクール霞、肌寒い日にはホット霞、ウホッ。」

ぺ「でも仙人、霞じゃマスクがわりにはなりませんよ。ウィルスは簡単に通り抜けてしまいます。」

 

仙「ウハハハー、良いかぺんたん、『かすみシールド』にはな、コロナウィルス分解酵素『コロナーゼ』が含まれておるのじゃ。万が一コロナウィルスが出現したらこの『コロナーゼ』が作用して、皆を守るのじゃ。」

ぺ「『コロナーゼ』? えっ、、でも分解酵素って、、ブドウ糖とか必須アミノ酸とかを生み出したりするんですよ。『コロナーゼ』はどうコロナウィルスを分解するんですか?」

 

仙「まーーったく、つまらん、つまらん、小賢しい奴じゃ、。」

ぺ「だって、、気になるじゃないですか、、。」

 

仙「良し、では教えてやろう! 」

ぺ「はい。」

 

仙「コロナウィルスは、酵素『コロナーゼ』によって分解され『セレナーデ』に生まれ変わる。」

ぺ「『コロナーゼ』で『セレナーデ』???」

 

仙「セレナーデ、、小夜曲じゃよ。」

ぺ「小夜曲(さよきょく)、。」

 

仙「穏やかな夜の音楽となり、人々の五臓六腑に染み込んで、癒し、不安を消し去り、心地よい眠りを与えるのじゃ、。」

ぺ「わ、なんか、、イイ感じ。さすが仙人、、、。」

 

 

仙「ウホホッ、ぺんたんよ、まだまだ修行が足らんようじゃのう、ウハハハハ〜〜」

 

ヒューン

 

 

ぺ「いっそ・・・」

 

 

 

にんじんとキュウリでさっぱりサンドイッチはいかが?

 

 

熱を冷まし、疲れに貧血に眼精疲労

 

 

 

ホー ホー

 ケキョ ケキョ

 

 

トコトコ

 トコトコ

タッタ タッタ

 

 

 ホーホーォホ〜〜ォ

  ケキョケキョキョキョルルルル〜〜〜

 

ぺ「わ、なんかウグイスのさえずりが妙にバージョンアップしてる、、。」

ワン

 

ぺ「ふう、それにしても蒸し暑い、マスターのところで冷た〜い甘酒飲もうっと。」

クゥン

 

トット

 トトットコトコ

タッタタ タッタタ

 

 

ぎぃ〜

 

ぺ「こんにちは〜」

マスター「いらっしゃいませ、ぺんたんさん。」

 

ゲラゲラ

 ぺちゃくちゃ

 

ぺ「マスター、今日もお店、賑やかですね。」

マスター「はい、ステイホームに飽きたお客様がきてくださって。」

ぺ「そうなんですか、仙人社も結構参拝の方がみえていて、、」

マスター「ハハ、それは良い事です、仙人も張り切って見えるでしょうね。」

ぺ「ええ、おかしな『子午流中』御朱印帳を作って販売してました。」

マスター「さすが仙人、、ですね。」

 

シュッシュッ

 シュッシュッ

 

ぺ「マスター、この前の甘酒美味しかったので今日も頂こうと、暑いので『夏の甘酒』の方を、。」

マスター「あ、はい、ただいま。」

 

シュッシュッ

 シュッシュッ

 

ぺ「ん〜〜でも、、マスター、又何か新メニューを作ってみえるんですか?」

マスター「ええ、サンドイッチを、。」

ぺ「サンドイッチ?」

マスター「はい、ステイホームに飽きたお客様たちが、何か軽食を、、と仰るので、。」

ぺ「それでサンドイッチを、。」

 

マスター「ええ、暑いですからね、にんじんときゅうりでさっぱりと、。」

ぺ「わ、美味しそう、、。あのマスター、私もそのサンドイッチを頂きたいです、。」

マスター「はい、もちろん。にんじんもきゅうりも沢山スライスしましたので、。」

 

 

ぽん

 

 

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にんじん・きゅうり・ツナ缶・枸杞子・大葉・バター

 

 

 

ぺ「わぁ、綺麗、。にんじんもきゅうりも色鮮やか、。」

マスター「サンドイッチにする時はこうしてスライサーで切った方が食感が良くなりますから、、ね。」

ぺ「へぇ、、そうなんですか、。」

 

キュキュッ

 クルクル

 

 パッパッ

 

ウィーン

 ウィーーーン

 

サッ

 サッ

 

 

マスター「はい、お待たせしました。にんじんとキュウリのさっぱりサンドイッチ です。どうぞ。」

 

ぽん

 

 

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熱を冷まし、疲れを改善する「にんじん・きゅうりのサンドイッチ」

 

 

 


ぺ「うわッ、にんじんた〜〜っぷり、、美味しそう。」

マスター「ええ、気血を補って疲労回復、にんじんとツナと枸杞子のサンドイッチです。それに、熱を取るきゅうりと大葉のサンドイッチ。トマトスープは僕からのサービスです、今日は七夕ですからね。」ニコッ

 

ドキッ

ぺ「七夕のサービス、、私に、、嬉しい。いただきま〜〜す。」

 

パク

  パクパク

 

ぺ「マスター、、とーーーっても美味しいです。にんじんたっぷり、、すっごく美味しい。」

 

パクパク

ぺ「きゅうりサンドもさっぱりして、、あーー確かに暑さが遠のく、、。」

 

マスター「ありがとうございます。」

 

ぺ「これなら食欲がない時でも、食べれちゃいますよ。」

マスター「それは嬉しい、。」

 

 ズズッ

  パクッ

ぺ「スープもすっごく美味しくて、優しい味で、、、ピクルスも美味しい〜〜」

 

パクパク

 パクパクッ

 

マスター「ぺんたんさんはいつも食欲バッチリですね。1.5人分なんですよ、そのサンドイッチ、。」

ぺ「え?あ、そうなんですか、、えへへ、大盛りサンドイッチ〜〜♪」

 

マスター「このサンドイッチ、にんじんとツナ、枸杞をあわせてあるので、疲労回復にはもちろん、眼精疲労にも良いんですよ。」

ぺ「あ、そうですね、、ステイホームでパソコンやスマホ、テレビばっかり見てた人にオススメしたいです。」

マスター「はい。ゲーム三昧だったお子様にもね。」

ぺ「なるほど、、」

 

パクパク

 パクパク

 

マスター「ぺんたんさん、夏ですからね、小麦の季節ですよ。」ニコッ

 

ドキッ

ぺ「小麦、、心に帰経し、熱を冷ましてくれる。」

マスター「はい。」

ぺ「あー、だから夏はソーメンや冷や麦を食べるんですね〜。」

マスター「そして今日の様なさっぱりサンドイッチを、。」

ぺ「はいマスター、、とーーーっても美味しかったです。御馳走様でした。」

 

完食!

 

 

 

 



 

 

にんじん&きゅうりサンドイッチ

 



《 立法: 養血清熱 》

 

 

材料 (2人分)

  • 8枚切り食パン4枚
  • バター

 

にんじんツナサンド

  • にんじん1/2本
  • ツナ缶(70g)1/2缶(お好きなツナ缶で)
  • 枸杞子3g
  • 酢小さじ1/2
  • 塩麹小さじ1/2

 

きゅうりサンド

  • キュウリ1本
  • 大葉4枚
  • 塩麹小さじ1/4   

 

 

作り方

 

  1. 枸杞子を酢につけておく。にんじん、キュウリをそれぞれをせん切りにし(スライサーが有ればスライサーで)、塩麹を混ぜてぴったりラップをかけ暫く置いておく。大葉をみじん切りにする。
  2. 1のにんじん、キュウリをそれぞれしっかりと水気を切る。(絞った水はスープに使えます)
  3. にんじんにツナ(水気を切って)と、枸杞子を酢ごと入れて混ぜる。
  4. キュウリは大葉と和える。
  5. パンにバターをぬり、にんじんツナ枸杞、キュウリ大葉の具材をのせ、それぞれにもう1枚のパンをのせ、切る。

 

トマトスープ (にんじん・きゅうりの絞り汁と、トマト、レモン、塩少々をミキサーにかけ、仕上げにオリーブオイルを垂らす)

 

 

 

パン(小麦) 清熱瀉火類

[性味/帰経 ]  涼、甘/ 心、脾、腎

[働き]⑴清熱除煩・養心安神 躁鬱、精神不安

    ⑵補益脾胃 消渇、食欲不振、下痢

 

にんじん  養血類

[性味/帰経 ]  平(微温)、甘/肺、脾、胃、肝

[働き]⑴養血明目益肝 血虚による目の乾燥、かすみ、視力低下

         ⑵斂肺止咳 咳、咳痰

 

ツナ(まぐろ)

[性味/帰経 ]  温、甘/ 肝、脾

[働き]⑴ 気血の不足、虚弱体質、脳血栓

 

枸杞子  滋陰類

[性味/帰経 ]  平、甘/肝、腎、肺

[働き]⑴滋補肝腎 足腰疼痛無力、遺精、めまい、頭のふらつき

         ⑵益精明目 白髪、視力減退、眼精疲労、風に当たると涙が出る

         ⑶潤肺止咳 肺腎陰虚の慢性咳、喘息

 

胡瓜  清熱瀉火類

[性味/帰経 ]  涼、甘/ 脾、胃、大腸

[働き]⑴清熱解毒 熱病の煩渇、咽喉腫痛

    ⑵利水消腫 下痢、むくみ

    ⑶潤膚美容 皮膚の赤み、乾燥

 

大葉(紫蘇)  辛温解表類

[性味/帰経 ]  温、辛/肺、脾

[働き]⑴発表散寒     風寒表証の発汗、解熱、咳

         ⑵行気寛中   脾胃気滞の胸悶、嘔吐

         ⑶解魚蟹毒     蟹、海老、魚介類の中毒

 

*薬膳素材辞典より

 

 

 

 

 

小麦粉を使った薬膳はこちら↓

*「抹茶そうめん」

www.senninlife.com

 

 

*「タコとトマトの素麺カッペリーニ

www.senninlife.com

 

 

*「スモークサーモンとアボカドのサワーパスタ」

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月刊仙人life 6月号 2020


 

 

晴耕雨読的6月

 

 

 

皆さま、こんにちは、ぺんたんです。

 

 

やっぱり放ってはおけないよね

1度は愛を注いだのだから

荒れ果て、誰からも見捨てられ

もう 散々な姿だったとしても

・・・

 

 

 

 

 

 

はと麦

 

 

はと麦、中医学名は『薏苡仁(よくいにん)』と言います。

薬膳を始めるまでは全く無縁だった『はと麦』ですが、今では私にとって欠かす事の出来ない食薬となっています。

名前は『ムギ』なんですけど、『はと麦』はイネ科キビ亜科数珠玉属の植物で、イネ科イチゴツナギ亜科の小麦や大麦とはちょっと違うようです(確かに薬膳でも分類が違いますね〜)。

数珠玉の様な形状の殻を剥いた中身の部分を『薏苡仁』と言います。

この『薏苡仁』、一般的にはイボとりやシミ抜きに良い民間薬として扱われておりますが、中医学では『利水滲湿類』に分類され、

 

  • 利尿作用により体内の余分な水分を排泄し、むくみ、下痢、排尿困難を改善する
  • 弱っている脾・胃の働きを正常にし、脾気虚の疲れ、めまい、食欲不振を改善する
  • 疼痛、麻痺、筋脈痙攣、肺の化膿症による痰を改善する

 

と言う効能を持っています。

成分を見てみますと、タンパク質・カリウム・鉄・ビタミンB1等々。

イネ科という事もあって、お米との栄養価を比較される事が多いのですが、この『はと麦』タンパク質や食物繊維の含有量はお米より遥かに多く、栄養価はお米よりも断然高い!もちろんその分、カロリーも高いですが、はと麦に含まれるタンパク質は、良質なアミノ酸で形成されており新陳代謝作用が大きいので、美容、健康に大活躍出来るんです。ただし、妊娠中の方は注意が必要ですね。

そして、この『はと麦』、様々な研究により抗癌作用もある事がわかってきている様です。

 

そんな『薏苡仁』を、ヨーグルトメーカーで米麹と一緒に発酵させ、その栄養成分吸収率をパワーアップ❗️

 

 

と、ここでちょっと寄り道をして『米麹』のお話なんですが、『米麹」というのは、蒸したお米に『麹菌』という微生物(カビの仲間)を繁殖させたものなのです。

「おぉ、確かに乾燥米麹にも、米の栄養分を得て繁殖した麹菌が付いてる付いてる」、、って、見た目には全くわからないんですけどね。この麹菌の付いた『米麹』と一緒に発酵させると、麹菌が栄養を吸収する為に『酵素』君を産んじゃうらしいんです。その『酵素』君、あーいますいます、いろんな酵素君、『でんぷん分解酵素』『タンパク質分解酵素』などなど、。

で、この『でんぷん分解酵素』君がでんぷんを分解して『ブドウ糖』に、『タンパク質分解酵素』君が食材のタンパク質を分解して『アミノ酸(旨味)』に、と食材の成分を細かく分解してくれるんです。つまり、握ってあったおにぎりをどんどんバラバラにして米粒にして、ベトベトになるまで潰してみるとか(違うか?)、肉の塊を筋切りし、細かく切り刻んで、たたいてたたいてミンチにしてすりつぶすとか(これも違うか?)

うーん、そうですね、、

ご飯をずーっと噛んでると、お米の甘みがどんどん増してくる感じ、、あれかな、『でんぷん分解酵素』君がブドウ糖を生み出してる感じは。

パイナップルやキウイフルーツを使ってゼリーを作ろうと思ったら、冷蔵庫に入れておいたのにいつまで経っても固まらない、、これかな、パイナップルやキウイフルーツの『タンパク質分解酵素』君がゼリーのタンパク質を分解してる感じは、。

って、うまく説明できませんが、とにかく酵素君達はゴチャゴチャと繋がっている食材の成分をチョッキンチョッキンと切り離して細かく分解し、旨味成分をひき出し、そして当然細かく分解した分、消化も吸収もしやすくしてくれているんです、これぞ『酵素パワー』。ご飯を食べてる時に出てくる唾液も消化酵素含んで消化吸収を助けてるんですけど、その前に既に消化吸収しやすく分解してくれてるんですから、胃腸への負担も少なく、吸収スピードも速い訳です。ぺんたんがいつも「甘い甘い」と嫌っているあの甘酒の甘さは、『でんぷん分解酵素』アミラーゼ君がお米のでんぷんをほぼ全てブドウ糖にしてくれるからなんです。

『米麹』と一緒に『ご飯』を発酵させる事で『でんぷん分解酵素』君が『ブドウ糖』を、『タンパク質分解酵素』君が必須アミノ酸を、そして米麹に付着したたっぷりのビタミン群も甘酒に溶け出し、、栄養補給に優れた甘酒が出来上がる、だから『甘酒』は『飲む点滴』などと言われているんですね。『米麹』も『酵素』君も、ホント良い仕事をしてくれてます!

そうそう、日本酒のルーツはこの唾液の消化酵素を使ってお米を噛んで壺に吐き溜めておく『口噛み酒』と言われているようですよ。確か、映画『君の名は』に描かれていましたよね。前前前世から僕は〜〜♪

 

と、寄り道のお話が長くなりましたが、こんな訳で、お米よりも多くの良質なタンパク質を持つ『はと麦』を米麹と一緒に発酵させる事で『はと麦』の成分を『酵素』君達が細かく分解してくれて、お米だけで作るよりも効能の高い、バランスの良い甘酒になるだろうと、なるはずだと、

『梅雨の甘酒』『夏の甘酒』を作ってみました。

 

手間をかけずに出来るだけ簡単に、、と思い、『はと麦ごはん』又は『はと麦緑豆ごはん』を炊いて、米麹と一緒にヨーグルトメーカーに入れるだけです。出来上がった時はまだつぶつぶ感の残る甘酒ですが、冷蔵庫に入れておいても発酵は進むので、日毎に柔らかくなりつぶつぶ感も減っていきます。

 

そんな変化も楽しみながら、甘酒として飲むのはもちろんの事、

  • 朝粥に
  • 高齢の方や介護食に

と、毎日の食事に取り入れやすい薬膳です。

 

又、お砂糖、味醂がわりにも使え

  • 麹味噌+はと麦甘酒に、ナスの素揚げを浸して『ナスの揚げ浸し』
  • 醤油+はと麦甘酒に、茹でたインゲン、胡麻を入れて『インゲンの胡麻和え』

など、手軽に使う事が出来ます。

 

はと麦は、その作用は緩慢なので、毎日根気よく頂く事がポイント、効能が強過ぎないのも魅力のひとつ〜♡

同じ『利水滲湿類』の小豆は中薬名を赤小豆(せきしょうず)と言い、はと麦同様体内の余分な水分を排泄する働きを持っていますが、こちらは作用が強いので、陰虚の方や、陽虚で尿量が少ない方には注意が必要です。

はと麦は脾胃に働き、滋補の効能も持っていますので、陰を損なう事もありません。

 

1品ものの薬膳も良いけれど、やはり毎日手軽に摂ることができる薬膳は健康管理、疾病予防、体質改善、慢性化した症状にその力を発揮してくれます。

1番のオススメはなんと言っても『薬膳酒』、そしてそれ以外にも『薬膳茶』『薬膳酢』

そしてこの『はと麦入り薬膳甘酒』、

湿度の高い日本の夏には解暑の効能を持つ緑豆と併せて『はと麦緑豆入り甘酒』、毎日続ける事ができる優れもの達です。

是非、生活に取り入れてみてください。

 

 

 

*「梅雨の甘酒・夏の甘酒」はこちら

www.senninlife.com

 

 

 

*「薬膳酒・薬膳酢・薬膳茶」はこちら

www.senninlife.com

 

 

 

 

 

 

 ぺんたんをヘルプするグッズ

 

 

 

その1

さて、その薬膳甘酒を簡単に作らせてくれる優れもの、それがヨーグルトメーカーです。

以前、記事に書きましたが、私が購入したのはアイリスオーヤマの製品。

他のヨーグルトメーカーを使った事がないので比較はできませんが、このヨーグルトメーカーに関しては『お値段以上〜♪』と思っています。

お手頃な値段で、これだけ色々楽しませていただけるキッチン家電はあまりないと思います。温度管理をしっかりしてくれると言うことは、麹菌の大活躍できる温度を保ってくれると言う事ですから、こんな有難いことはありません。

ヨーグルトメーカーを使っての甘酒レシピを見て「だって私、ヨーグルトメーカー持ってないし、買ってまでは〜」と思われた方、いえいえ是非ご購入の検討を!

私は決してアイリスオーヤマの回し者ではありませんが、とにかくシンプルで置き場所もあまり取らず、お手入れも簡単。毎日美味しいヨーグルトや甘酒が頂けますし、塩麹や醤油麹も短時間で作れて、低温調理に発酵バター、フルーツビネガーなんかも作れちゃうお得なお買い物だったと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 その2

そして、もうひとつのお役立ちグッズ、バイタミックス 。こちらはぐっと高額なので、優れていて当たり前ですが、毎朝飲んでいるグリーンスムージーがすご〜〜く滑らかになりました。

以前、発酵バターを作った時に、ボッシュのコードレスブレンダーで作ったのですが、かなりの時間がかかり結構大変だったので、ボッシュが壊れたのをきっかけに『発酵バターが早く作れるマシン』をと、購入に至りました。ヨーグルトメーカーで発酵させた生クリームをバイタミックスで撹拌して発酵バターを作る、良いコンビとなっております。

発酵バターも日ごとに発酵が進む様で、だんだんチーズの様な香りがしてきます。コロナ中はタカナシの生クリームが手に入らず作れませんでしたけどね(涙)

素焼きのクルミやアーモンドで作る『ナッツバター』『ピーナッツバター』、パンにはもちろん和え物にも使えます。

煮干し・鰹節・昆布・干し椎茸で作る『だし粉』、これのお陰で『味噌玉』アップグレードに成功♪

オメガ3がいっぱい〜〜

とにかくハイパワーなので、どれもあっという間に出来上がる。バイタミックスのパワー恐るべし‼︎(蓋の開け閉めだけが、ちょっとね〜〜)

 

 

 

*「エナジーボール」はこちら

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*「発酵バター」はこちら

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*アップグレード前の「味噌玉」はこちら

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正規品 Vitamix バイタミックス E310 [ブラック] 5年保証付 65736

正規品 Vitamix バイタミックス E310 [ブラック] 5年保証付 65736

  • 発売日: 2018/11/19
  • メディア: ホーム&キッチン
 

 

 

 

 

 

その3
そして最近我が家にやってきた優れもの

『伸びるホース』です。

 

私の朝の水撒きを助けてくれるありがた〜いホース。

普通のホースリールだと、ホースを出したり、使い終わってからの巻き取りに結構時間がかかるのです。なんせ20メートルとかありますからね、グルグルぐるぐると、手間がかかります。

ところがこのホース、使ってない時は5メートルぐらいの代物で、柔らかくて軽く、適当に巻いて引っ掛けておく事ができます。

使うときにザッと放り出して、水栓を開けると、、モソモソグングンニョロニョロと蛇のような動きをしながら伸びて、伸びて、伸びて、3倍ほどの長さになるんです。水を撒き終われば、水栓を閉め、ホース内に残った水をシューシュー撒くと、今度はクシュクシュショボショボと小さくなって縮んで元の長さに戻ります。そのままくるくるっと丸めて水撒き終了、巻き取る時間がかからないので水撒きにかかる時間をかなり短縮できます。薬草園の水撒きには長さが足りませんが、庭の水撒きには大活躍。

見た目はちょっと蛇っぽくて、、と思っていたら、ある朝、家の右側の水栓の近くに置いておいたこのホースが、左側の水栓近くにあるじゃないですか、。あれ?と思ったら、水栓をひねってないのにニョロニョロと動き出し、、ヒェーー、本物の蛇くん!以前おみかけした時よりもかなりデカくなっておりました(≧∇≦)

 

 

 

 

 

 

 

さて、お役立ちグッズを色々紹介させて頂きましたが、どれも時短に大活躍しているものばかりです。

甘酒だって、「ヨーグルトメーカーを使わないで自分で作ってるわ」という方もあろうかと思いますが、私と同じように仕事を抱え、あるいは介護だったり、子育てだったり、、忙しい日々の中、それでも健康を気遣いたい!という時に頼りになるグッズたちです。

 

そうそう、書くのを忘れていましたが、このブログを読んでくださっている方から、「どういうものを使ったら良いですか?」等の質問をちょこちょこ頂きます。薬膳ならではの食薬もあり、スーパーでは手に入りにくいものも多いので、Amazonの商品を紹介させていただいております。

 

 

 

 

 

 

 

自然界便り 

 

 

 

 

[f:id:hatenablog:20170217161727j:plain:title=:alt=]

なつめの花

 

なつめも2年目を迎え、可愛い花が咲きました。

とーーーっても小さな花です。

5mmほどの大きさでしょうか?

これで実がなるのかしら?(実がつくことしか興味がない)

 

よく見ると、花のところに「ありんこ」がいます。

甘いのかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  編集後記

 

 

『公園で薬草園』に心移りした私を恨めしそうに見つめる『勝手に薬草園』

やっぱり、放ってはおけないか、、と、またしてもthe草部族との闘いに挑んだ。

The草部族の隙間から、

見えてくる

  見えてくる

紫蘇が、、エゴマが、、エビスグサが、、、

こぼれ種から芽を出して、元気に育ち始めている、

そして、掘り忘れた春ウコンもひとつ(花は咲いてない、、(´-ω-`)

 

あーーー、ごめんよ、、ほったらかしにして、、と

余り物のローゼルの苗をここにも植えてみた。

そして、ラベンダーの挿し芽をあちこちに、、

 

『公園で薬草園』に手を焼いたら、来年は『公園でラベンダー畑』にしてさっさと撤収しよう、と

手切れの準備も怠らない(笑)

 

 

今月もお越しくださった皆様、新しく読者になってくださった皆様、コメント、スター、ブクマをしてくださった皆様、本当にありがとうございました。

先月は『晴耕』の記事を書いたので、今月は『雨読』の記事を書こうと思っていたんだけど、どうも重たい話になりそうで、梅雨時に気分が滅入るのでやめておいた。

私の大好きで、尊敬する作家、小川洋子さん。『小箱』子供を亡くした人達に優しく寄り添う物語です。

 

 

小箱

小箱

  • 作者:小川 洋子
  • 発売日: 2019/10/07
  • メディア: 単行本
 

 

 

 

 

『公園で薬草園』

  『勝手に薬草園』

     『自宅の庭』

とにかく

 ひたすら

  水を撒く

     撒く

      撒く

 

7月もきっとそんな汗だくの日々

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フラフラくたくた補気ッチャえ! イライラうつうつ理気ッチャえ!