薬膳でセルフケア めざせ!仙人life

中医薬膳学に基づき、薬食同源、医食同源で仙人のような健康長寿を目指します。

夏の食薬はこれ!

 

夏には天の気が降り、地の気が昇る

 

ぺ「仙人、夏の薬膳の食薬を準備しようと思いますが、何がよろしいですか?」

仙「そうじゃのう、にはまず清熱類の食薬、涼性、寒性のものは清熱作用があるから良いな、それに酸味は収斂作用があるからこれも大事、そして鹹味(かんみ)は心気を養うのでこれも必要じゃ。あ、あと辛味は体内の水分を消耗するので控えめにすることじゃ。」

ぺ「苦味は確か心に帰経するんでしたよね?苦味も必要ですか?」

仙「そうじゃ、苦味は夏の主味じゃ、心気に通ずる。しかし苦味でも苦寒性のものと、苦温性のものとがあるから気をつけよ。体質が虚弱だったり、冷え性がある場合は苦寒性のものは控えんとな。」

ぺ「うーん、難しいですね。では仙人、具体的に夏にオススメの食薬を教えていたただけますか?」

仙「よしよし、代表的なものはこんなところじゃな。」

 

夏にオススメの食薬

熱を取り除き、夏の暑さから体を守る:小麦、白菜、せり、セロリ、ニガウリ、レタス、もやし、緑豆、バナナ、薄荷、緑茶

 

喉の渇きを改善する:トマト、ズッキーニ、きゅうり、セロリ、メロン、スイカ、リンゴ、キウイ、豆腐

 

熱を取り除き、体に害を与える毒の作用を排除する:ニガウリ、きゅうり、水菜、じゅんさい、豆腐、湯葉、こんにゃく、緑豆

 

血を養い心を補う:百合根、卵、牛乳、ハツ(鶏、豚)

 

仙「あとは、体を冷やしすぎないよう気をつけることじゃ。冷たいものの食べ過ぎは脾胃を傷めるからのう。」

ぺ「そうですね、でも仙人、食薬辞典見ても、苦味で温性のものって、見当たりませんよ、、。」

仙「よおく、よおく探して見よ。」

ぺ「えーと、苦味、菊花は微寒だし、茶葉も涼性、ニガウリは寒性、、ないなぁ、、苦味で温性、苦味で温性、、、あーあった‼︎ さ、酒⁈」

仙「ハッハハハ、酒は百薬の長じゃ。」

 

仙人問答

仙「よいか、ぺんたん、夏は1年中で最も暑く、雨も多く、万物が成長する季節じゃ。天の気が降り、地の気が昇り、そこで天地の気が交わって天候が順調になれば、植物は花を咲かせ、実をつけるのじゃ。」

ぺ「自然界の成長の季節、、。」

仙「身体の陽気も一番旺盛になる時期じゃ、保養が大切じゃぞ。それから、中医学には、『冬病夏治』という言葉がある。冬の病気は夏に治すという意味じゃ。」

ぺ「冬の病気?」

仙「慢性気管支炎、喘息、肺気腫、リウマチなどの病気じゃ。夏はこれらの病気の治療効果が最も高い季節なんじゃ。」

ぺ「そうなんですか、、。」

仙「さて、そろそろ昼寝の時間じゃのう、zzzzz 」

 

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