大豆、弥生時代に海を渡る
ぺ「仙人、先週漬けておいた枸杞子ポン酢で何か作ってみましょうか?」
仙「ふむ、それは良い考えじゃ、暑い日が続いておるからさっぱりしたものが良いのう。」
ぺ「では、まずはチャチャッと冷奴といきましょうか?」
仙「ふんふん、豆腐は夏にオススメの食薬じゃ。」
ぺ「では、ん〜いつも大葉かネギで作ってるので、ちょっと雰囲気を変えてバジルで。」
仙「彩りもきれいにしたいのう、薬膳は見た目も美しく、味も美味しくが基本じゃぞ。」
ぺ「はい、ではバジルとトマトを採ってきまーす。」
仙「ぺんたんがトマトを採りに行っている間に、豆腐の水切りでもしておくか。」
ぺ「はい、仙人、お待たせしました。ミニトマト、赤と黄色と2色採ってきましたよ。」
仙「よしよし、豆腐の水も切れておるぞ。」
ぺ「ありがとうございます。では、豆腐を切って、トマトもちょっと切って、バジルとポン酢の枸杞子も飾って、ハイ出来上がり。」
枸杞子ポン酢で冷奴
仙「お、うまそうじゃ。」
ぺ「はい、あとはお好みでかつお節をかけてください。もちろん枸杞子ポン酢も忘れずに。」
仙「そうじゃ、少しおろし生姜を添えると良いのう。」
枸杞子ポン酢で冷奴
材料(2人分)
豆腐1/2丁、ミニトマト赤、黄各2個、バジル6枚
枸杞子ポン酢、おろし生姜、かつお節
豆腐 清熱瀉火類(せいねつしゃかるい)
[性味/帰経 ] 寒、甘/ 脾、胃、大腸
[働き]⑴益気和中 肺熱の咳、喘息、食欲不振
⑵生津潤燥 消渇、便秘
⑶清熱解毒 水腫、麻疹、皮疹、吐血
トマト 清熱瀉火類
[性味/帰経 ] 微寒、甘/ 肝、脾、胃
[働き]⑴生津止渇 熱病による煩渇
⑵健胃消食 食欲不振、消化不良
仙人問答
ぺ「夏はやっぱり冷奴ですねー。」
仙「さっぱりして食欲のない時でも良いからのう。」
ぺ「そう言えばトマト、yinでしたね、リコピン一緒にスロウyin ♪」
仙「そうじゃ、豆腐もyinじゃから、少しyooのものを足すんじゃ。生姜、ネギ、大葉、バジル等、、。そうすれば体が冷え切ることがない。」
ぺ「なるほど、薬味っていうのは大事ですね。」
仙「豆腐は2000年程前に中国で初めて作られたと言われておるんじゃ。」
ぺ「2000年前⁈ 薬膳の歴史の始まりと同じ頃ですね。」
仙「そうじゃ、大豆が日本へ渡ってきたのは弥生時代だと言われておる。中国から朝鮮を経て日本に渡来したのじゃ。」
ぺ「弥生時代、大豆の大航海!ロマンを感じますね♡」