プチプチ食感はお好き?
ぺ「仙人、今日は海ぶどうが手に入ったんですよ。」
仙「海ぶどう?ふむ、それは食したことがないぞ、こんなに長く生きておるのに、まだ食べてないものがあったか、、。」
ぺ「そうなんですか、仙人でも知らないこともあるんですね。」
仙「新種の葡萄か?」
ぺ「いえ、これです。果物じゃないですよ、海藻です。沖縄で採れるんですよ。」
仙「ほぉ、これか、確かにちっちゃな葡萄みたいだな、どれひと口。」
ぺ「あ、仙人ダメですよ、まだ水洗いしてないんですから。」
仙「うぇ、塩っ辛いぞ。」
ぺ「だから、水洗いして塩抜きしてから食べるんですよ。」
仙「ふん、そうか、で、どうやって料理するのかのう?」
ぺ「生のまま食べるんですよ。ちょっと待ってください、今から作りますね。」
仙「ぺんたんが作ってくれるのか、それは楽しみじゃ。」
ぺ「えーと、まず水洗いして、塩抜きして、、あれやって、これやって、、。」
仙「豆腐も使うのか、枸杞子ポン酢も出てきたぞ。」
ぺ「はい、仙人、できました。海ぶどう豆腐丼です。」
仙「おぉこれはうまそうじゃ!いっただっき、いや戴くとしよう。」
もぐもぐ、むしゃむしゃ、ずるずる、ぷちぷち、、
仙「ぺんたん、これは面白い食感じゃのう、ぷちぷちしておるぞ。」
ぺ「はい、歯ごたえがいいんです。」
仙「ふんふん、ポン酢との組み合わせも良いのう、温泉卵の絡みもなんとも言えんのう。」
ぺ「海ぶどうとポン酢だけでも美味しいのですが、海ぶどうは結構高価なものなので、
少量でも豪華に見える丼にしたんです。」
仙「それは良いアイデアじゃ。海ぶどう、『お気に入り』に入れとこう!」
海ぶどう豆腐丼
材料(2人分)海ぶどう100g 、豆腐1/2丁、温泉卵2個、大葉4枚
枸杞子ポン酢、おろし生姜適宜
作り方
- 海ぶどうを洗って、しばらく水につけ塩抜きし、水気を切る。
- 卵を厚手の鍋に入れ、熱湯を入れ蓋をして20分おく。(温泉卵)
- 豆腐は湯通しをして、水気を切る。
- 生姜をすって、枸杞子ポン酢と合わせておく。
- 丼にご飯を入れ、豆腐を崩して載せ、海ぶどうをのせ、大葉を敷き温泉卵をのせる。
- 生姜入り枸杞子ポン酢をかけていただく。
仙人問答
ぺ「仙人、いかがでしたか?」
仙「あっさり、プチプチで大変美味しかったぞ。」
ぺ「よかった、仙人に気に入っていただけて。」
仙「それに食薬の組み合わせもよかったぞ、夏にぴったりじゃ。」
ぺ「そうですか、仙人に褒めていただけて、嬉しいです。」
仙「熱をとる豆腐に、むくみを解消する海藻、それに渇きを潤す卵、夏は清熱類と滋陰類の組み合わせが良いのう。」
ぺ「はい、そう思って滋陰類の卵も入れたんです。」
仙「あぁ、しかしちょっと食べ過ぎたかな、散歩にでも行ってくる。」
ぺ「いってらっしゃーい。」