え? moon⁇
マスター「ほら、すぐそこに三日月、美しい真っ白な三日月。」
ぺ「・・・」(え?マスター、何を言ってるのかしら?)
マスター「ぺんたんさん、『It's only a paper moon』という曲をご存知ですか?」
ぺ「え、あ、えっと、、聞いたことがあるような気がします、、。」
マスター「僕の大好きな曲なんですよ。ちょっと演奏してみますね。」
店の片隅にあった古いオルガンで、マスターは演奏を始めました。
♪〜♪♪〜
マスター「紙の月が、本物の月になる、、そんなことがあったら素敵ですね〜」
♪〜♪♪〜
ぺ「はい、、、それはもう、、。」(紙の月?)
マスター「ぺんたんさんと眺めていると、本物の月のように見えますよ。」
♪〜♪♪〜
ぺ「ええ、そうですね、、。」(紙でもないし、、月でもないけど、、)
マスター「ぺんたんさんも一緒に演奏しませんか?ほら、そこに古いギターがあるでしょう。」
♪〜♪♪〜
ぺ「え?私が?」
マスター「さぁ、」
♪〜♪♪〜
ぺ「は、はい」(え〜い、ままよ、適当に弦を弾けばいいのよ)
♪〜♪♪〜
マスター「ね、素敵な三日月、、でしょ?」
♪〜♪♪〜
ぺ「はい、、本当に、マスターと一緒に演奏していたら、本物の月を見ているような気がしてきました、、。」
♪〜♪♪〜
マスター「月が本物かどうかなんて事は、どうでもいい事かもしれませんね。」
♪〜♪♪〜
休日の穏やかな夜空に、2人の演奏が響きます。
paper moon?も2人の演奏に耳を傾けながら、ゆっくりと夜風に揺れています。