肌の乾燥に良いですよ
ピチュピチュピチュ チュンチュンチュン
ぎぃ〜
ぺ「おはようございま〜す。」
マスター「おはようございます、ぺんたんさん。」
ぺ「まだ、開店前ですか?」
マスター「いえ、よろしいですよ、どうぞ。」
ぺ「朝の散歩の途中なんです、鳥たちの声を聞きながら、のんびり歩いてました。」
マスター「それは気持ちよくていいですね。」
ゴソゴソ キュッキュッ
ぺ「何か、仕込みですか?」
マスター「はい、お客様からのリクエストで、、。すいません、ちょっと待ってくださいね、手がベタベタで、、。」
ぺ「はい、慌てませんから。」
ジャージャー ゴシゴシ
マスター「はい、お待たせしました、ぺんたんさん、ご注文は?」
ぺ「では、この前いただいたナツメのお茶をお願いします。」
マスター「はい。」
チョンチョン 沸々
ぺ「何を仕込んで見えたのですか?」
マスター「チーズですよ、クリームチーズ。ボジョレー・ヌーボーが解禁になりましたので、お客様から、何かボジョレーに合うおつまみをって頼まれたのですよ。」
ぺ「へぇ、ボジョレーのおつまみですか、、。」
マスター「お待たせしました、なつめ玫瑰花茶です。」
ぺ「ありがとうございます。」
ゴクッ
マスター「クリームチーズを酒粕に漬けたものなんですよ。三日ほど漬けたので、そろそろ良い頃だと思います。」
ぺ「え、、チーズを酒粕に?」
マスター「美味しいんですよ、とっても。チーズは肌の乾燥やかゆみ、便秘にも良いのでこの季節に、そして女性にも良い食薬ですよ。」
ぺ「酒粕につければ、冷えにも良いですよね。」
マスター「そうです、ですから酒粕の中には味醂ではなくて黒糖を混ぜてあるんですよ。」
ぺ「黒糖、、なるほど、黒糖も温裏類で体を温める食薬だから、、。味もますます濃厚になりそう、、。」
マスター「少し、召し上がってみますか?」
ぺ「え、いいんですか?」
マスター「はい。」
ゴソゴソ サッサ
マスター「はい、どうぞ。クリームチーズの酒粕漬け です。」
そーっ ぱくっ
ぺ「美味しい、、。酒粕の味がしみて、、やっぱり濃厚な味ですね。これはボジョレーに合いますよ〜ちょっと一口、ワインも、、。」
ゴクッ ゴクッ パクパク
ぺ「わー、マスター、これ本当にボジョレーと合います、美味しい〜〜」
グビグビ パクパク
クリームチーズの酒粕漬け
材料
クリームチーズ(18g)6個、酒粕(練り状)100g、黒砂糖10g
枸杞子適宜、赤ワイン少々、お好みでバジルの葉
作り方
- 酒粕と黒砂糖をよく混ぜ合わせる。
- タッパーに1の半量を敷く。
- 2の上に布巾を置き、その上にクリームチーズを並べる。
- 3のクリームチーズに布巾をかぶせ、その上に残りの酒粕をのせる。
- ラップをかけ蓋をして、冷蔵庫で2〜3日寝かせる。(漬ける日数によってチーズの味が変わってきます、お好みで。)
- チーズを取り出し、赤ワインで戻した枸杞子をのせる。
- 残った酒粕は1、2回繰り返し使えます。
チーズ 滋陰類
[性味/帰経 ] 平、甘、酸/肺、肝、脾
[働き]⑴養陰補肺 微熱、口渇、喀血、空咳、皮膚の痒み
⑵潤腸通便 腸燥便秘
[性味/帰経 ] 温、辛、甘/脾
[働き]⑴消化不良、お腹の冷え、血行促進、元気不足
黒砂糖 温裏類
[性味/帰経 ] 温、甘/肝、脾、胃
[働き]⑴温中補虚 冷え、食欲不振、疲労、下痢
⑵緩急止痛 産後腹痛、生理痛、胃腹疼痛
⑶活血化瘀 生理不順