抗ガン作用のあるカリフラワーを使って
パラパラ
ぺ「そうかぁ、バーニャカウダってイタリアの食べものなのね。」
パラパラ
ぺ「意味は、、あったかいソースの事かぁ、アンチョビが入ってるんダァ。」
ジーーッ thinking time
ぺ「でも、アンチョビって塩っ辛いから、、。」
ピッ!
ぺ「そっか、アンチョビってイワシの仲間だから、同じくイワシの稚魚のシラスを使えば、、。」
グルグル コネコネ
サッサ グツグツ
ぺ「出来た! 仙人〜、仙〜人〜〜」
ヒューン
仙「なんじゃ、ぺんたん。」
ぺ「出来ました。イタリア人向け薬膳です。」
仙「よし、海外向けの薬膳じゃな。」
ぺ「はい、温野菜でシラスバーニャカウダ です。」
ポチャッ パクッ
仙「うんうん、あっさりしてうまいのう、普通のバーニャカウダより随分ライトな感じじゃ。」
ぺ「丁度、生しらすが手に入ったので、それを茹でて使ってみました。」
仙「そうか、生しらすがなくても、うす塩のしらすで作れるからのう。」
ぺ「はい、しらすの甘みと温野菜がよくマッチしてます。」
仙「そうじゃのう、野菜を食べるのが楽しくなるのう。」
温野菜でしらすバーニャカウダ
材料(2人分)
温野菜:カリフラワー60g、人参1/4本、パプリカ2色×1/4、マッシュルーム4個
バーニャカウダ:しらす30g、ニンニク1片、牛乳100cc、パセリ2g、オリーブオイル、コショウ少々
作り方
- しらすをすり鉢で細かく潰しておく。
- 鍋にオリーブオイルを入れ、ニンニクを炒める。
- 2にしらすとパセリを入れ炒め、牛乳を入れ弱火で煮込み、コショウで味を整える。
- 野菜類は好きな形に切り、蒸す。
- 器に盛り、しらすバーニャカウダをつけて頂く。
花菜(カリフラワー)補気類
[性味/帰経 ] 平、甘/腎、脾、胃
[働き]⑴補脾和胃 脾胃虚弱、疲れ、胸焼け、胃痛
⑵補腎強筋 耳鳴り、健忘、発育遅延
にんじん 養血類
[性味/帰経 ] 平(微温)、甘/肺、脾、胃、肝
[働き]⑴養血明目益肝 血虚による目の乾燥、かすみ、視力低下
⑵斂肺止咳 咳、咳痰
マッシュルーム 補気類
[性味/帰経 ] 平、甘/ 胃
[働き]⑴補気益胃 脾胃気虚の食欲不振、胃痛、げっぷ、嘔吐
パプリカ(ピーマン) 温裏類
[性味/帰経 ] 熱、辛/心、 脾
[働き]⑴温中散寒 脾胃虚寒による脘腹冷痛、嘔吐下痢
⑵開胃消食 食欲不振、消化不良
しらす(イワシ) 補気類
[性味/帰経 ] 温、甘/脾
[働き]⑴補益気血 気血虚弱、息切れ、めまい、むくみ
牛乳 滋陰類
[性味/帰経 ] 平、甘、/心、肺、胃
[働き]⑴生津潤膚 口渇、消渇、盗汗、痒み、皮膚乾燥、便秘
⑵補肺益胃 虚弱、疲れ、微熱
(*注;中医学では糖尿病は『消渇』に属します。)
仙人問答
仙「ぺんたんよ、今日はカリフラワーを使ったのも良かったのう。」
ぺ「はい、収穫の時期になりましたので。」
仙「そうじゃな、そろそろカリフラワーやブロッコリーの収穫が始まる頃じゃ。」
ぺ「ブロッコリーはカリフラワーの原型、って食薬辞典に書かれてました。」
仙「そうじゃ、カリフラワーもブロッコリーも抗ガン作用があると言われておるのじゃ。腎に帰経し、腎機能の低下に良い食薬じゃ。」
ぺ「え、そうなんですか、、じゃ、冬の腎に必要な食薬ですね。」
仙「そうじゃ、その上、カリフラワーには筋や骨のもろさを改善する働きもあるのじゃ。」
ぺ「へぇ、では、カルシウムの豊富なしらすとは良いコンビですね。」
ヒューン