肌荒れ、貧血、生理不順や老化予防にも
トコトコ トコトコ
ぎぃ〜
ぺ「こんにちはー。」
マスター「いらっしゃいませ、ぺんたんさん。」
ぺ「ふう、汗かいちゃいました。」
マスター「お散歩ですか?」
ぺ「いえ、里の寄合所に食薬の資料を貼ってきたんです。」
マスター「食薬の資料、ですか?」
ぺ「はい、新人君が結構熱心なので、なんか私も嬉しくなっちゃって、。」
キュッキュッ
ぺ「あれ、マスター、何を作って見えるのですか?」
マスター「はい、いま、ライチ酒の仕込みを、、」
ぺ「ライチ酒! えーグッドタイミングです。養血類の食薬表を貼ってきたところなので、。」
マスター「そうですか、それは確かにグッドタイミングですね。」
キュッキュッ
ぺ「ライチ、皮をむいて漬けるんですね。」
マスター「はい、こうして、皮をむき、種も出します。」
ぺ「美味しそう、、。」
マスター「これは冷凍のライチで、1ヶ月漬け込むのですが、濾過する時に、種だけ残して浸けておくのですよ。」
ぺ「種だけ残すんですか?」
マスター「ええ、そうすると香りが一層良くなるので、、。」
ぺ「なるほど、びわの種と一緒ですね。」
ドボドボ ドボドボ
マスター「こうして、ホワイトリカーを注いで、、。」
ドボドボ ドボドボ
マスター「はい、ライチ酒 です、おまけでブランデー漬けも作ってみました。」
ぺ「わぁ、キレイ、美味しそう、、。ブランデー漬けも良いですね。」
マスター「ブランデー漬けは、お菓子作りにも良いですからね。」
ライチ酒
材料
ライチ(冷凍又は生)200g、ホワイトリカー400cc
(この割合でお好きなだけ)
作り方
- 瓶は熱湯消毒しておく。
- ライチは解凍しながら皮をむき、タネを出す。
- 1の瓶にライチの皮、実、タネを入れ、ホワイトリカーを注ぐ。
- 1ヶ月後に漉して、タネだけはそのまま漬け込む。(生ライチの場合は2ヵ月漬け込む)
- ロック、炭酸割り、牛乳割り等、又紅茶やウーロン茶に、1日30ml飲む。
茘枝(ライチ) 養血類
[性味/帰経 ] 温、甘、酸/脾、胃、肝
[働き]⑴補脾養血 血便、貧血、不眠、健忘、肌荒れ
⑵生津止渇 津傷口渇、煩渇
⑶理気止痛・降逆止嘔 胃痛、げっぷ、吐き気、行気消腫
*降血糖作用、免疫力増強、二日酔い防止
茘枝核(レイシカク、ライチの種) 理気類
[性味/帰経 ] 温、辛、渋/肝、胃
[働き]⑴理気止痛 腸のヘルニア、睾丸腫痛
⑵袪寒散滞 肝脾不和の脇痛、生理痛、産後腹痛、疼痛
ぺ「マスター、ライチは養血類で、種は理気類なんですね。」
マスター「 はい、そうなのです。」
ぺ「すごい、血を養うライチの実、そして巡りを良くする種、、完璧ですねライチって、、。」
マスター「ライチは喉の渇きを潤し、皮膚を明るくし、脳を活性化させ、記憶力を高める、と言われているのですよ。」
ぺ「そんなに、、。」
マスター「種は茘枝核(レイシカク)と言われる中薬です。気を巡らせ、冷えを改善するのですよ。」
ぺ「実は昨日、仙人に龍眼肉の話を聞いたところなんです。ライチと龍眼肉って効能が似てますよね。」
マスター「はい、同じムクロジ科なんです。」
ぺ「龍眼肉は手に入りにくいですが、ライチなら冷凍物もあって便利ですね。」
マスター「はい、ただ、龍眼肉は心にも帰経しますので、心気が弱って見える方は、龍眼肉の方がお勧めですよ。」
ぺ「そうなんですか、、でもライチもお肌にも、貧血にも良くて、冷えにも良い、、、女性には嬉しい事ばかり、、。」
マスター「楊貴妃が愛したライチ、ですからね。」ニコッ
ぺ(ホワ〜〜〜ン)