脾胃に優しい薬膳
ゴロゴロ
ドサドサ
仙「そら豆の季節じゃぁ、、。」
ぺ「あ、ほんと、美味しそう。」
仙「ぺんたんが薬膳をサボっておった間に、そら豆やらグリンピースやら、色々収穫出来ておるぞ。」
ぺ「あ、はい、、すいません。」
仙「そろそろ梅雨もやって来るのでのう、湿を取り、脾胃の働きを良くするそら豆の出番と言う訳じゃ。」
ぺ「そうですね、梅雨どきには利水滲湿類(りすいしんしつるい)が活躍しますものね。」
仙「ふむ、利水滲湿類は、利尿作用により湿の排泄を促進する食薬じゃ、大豆や小豆などの豆類も多いのじゃ。」
ぺ「で、その利尿滲湿類のそら豆を使って、、」
仙「そら豆は脾胃を温める海老と相性が良いぞ、。」
ぺ「はい、ではちゃちゃっと、、。」
トントン
シャカシャカ
ジュジューッ
パッパ
仙「 おお、バジルの良い香りじゃ、。」
ぺ「はい、海老とそら豆のバジル炒め です。」
パクッ
仙「美味い、。空豆が美味い、にんにくも良い感じじゃ。」
パクッ
ぺ「確かに美味しい、にんにく、そら豆、海老、バジル、、うーん良いコンビネーション。」
仙「脾アースはのう、暖かい環境だと働きが良くなるのじゃ。だから海老のように脾を温める食薬と、湿を排泄する空豆を一緒に使うと、効果的、と言う訳じゃ。」
ぺ「なるほど、、温めて、湿を追い出して、、脾アースの喜ぶ環境を作ってやるんですね。」
仙「そうじゃ、脾アースは湿に弱いからのう、、バジルのように香りのあるものも湿気退治には良いから、ハーブ類も活躍させるのじゃ。」
ぺ「はい!」
海老とそら豆のバジル炒め
材料(2人分)
海老150g、空豆(さやつき)400g(正味120g)、玉ねぎ1/4個、ドライバジル小さじ1/2、にんにく1片、オリーブ油、塩、胡椒
作り方
- そら豆をさやから取り出し、薄皮をむく。
- 海老は殻をむき、背わたを取り、軽く塩を振る。
- フライパンにオリーブオイルを入れて火にかけ、温まったらにんにくを入れて香りを出す。
- 3に海老を入れて炒め、一旦取り出す。
- 4のフライパンで玉ねぎとそら豆を炒め、海老を戻して塩胡椒し、火を止めてバジルをかける。
海老 助陽類
[性味/帰経 ] 温、甘/肝、腎、 脾、肺
[働き]⑴補腎壮陽 勃起不全、腰膝軟、骨痛、冷え
⑵温陽開胃 胃痛、食欲不振
⑶托毒通乳 口瘡、癰瘡腫毒、母乳分泌不足
蚕豆(そらまめ) 利水滲湿類
[性味/帰経 ] 平、甘/ 脾、胃
[働き]⑴健脾利湿 むくみ、お腹の張り、小便不利
⑵補中益気 食欲減少、疲れ
玉葱 理気類
[性味/帰経 ] 温、辛、甘/脾、胃、肺、心
[働き]⑴健脾理気 食欲不振、下痢
⑵和胃消食 げっぷ、吐き気、胃もたれ
⑶発表通陽 発熱、悪寒
バジル
[性味/帰経 ] 温、辛/肺、脾、胃、大腸
[働き]⑴気や血の滞り
⑵消化不良、お腹のはり、胃痛、頭痛
仙人問答
ぺ「ところで仙人、、今日が何の日か、覚えてます?」
仙「今日?6月6日、、なんだ、、芸事を始める日か、、はたまた、、。」
ぺ「もう、仙人、すっかり忘れてるんですね。ひどい、、。」
仙「???」
ぺ「私が仙人に、、弟子入りした日 !なんですよ。」
仙「おぉそうか、、。」
ぺ「はい、弟子入りし、ブログを一般公開したのが、6月6日、、丁度1年経ちました。」
仙「ふむ、、1年か、、。」
ぺ「薬膳が141品、薬膳茶、薬膳酒、デザートを合わせて44品、計185品作りましたよ。」
仙「そうか、そうか、、、で、そこから何を学んだ?」
ぺ「はい、それはやはり、、仙人から、、仙人から多くの事を学びました、感謝してます!」
仙「そうじゃろう、そうじゃろう、、。」ニコニコ
ぺ「仙人から学んだ1番大事な事、。」
仙「ふむ、わしから学んだ1番大事な事、とは?」
ぺ「はい、『適当』です!」
仙「ウハハハハ、、ウハハハハ、、『適当』、、良い言葉じゃ。ほど良い事、好い加減じゃ、、。何事もバランスが大事と言う訳じゃな。ウハハハハ、、。」
ぺ「仙人の場合は、ホントに適当で、いい加減で、、。」
仙「それが良いのじゃー、よし、弟子入り1年記念に今日は 1red dewを授けよう〜〜。」
ポタッ
ぺ「1年経ったし、、ここからは私も仙人を見習って、『適当 』で、行こうっと。」
ニッ (^_−)−☆