米麹を使って
チュンチュン
チュンチュン
仙「スズメも可愛く鳴いておるのう、、。」
タッタタッタ
ぺ「仙人、、そろそろ塩麹がなくなってきました。」
仙「そうか、、それでは仕込んでおくか、。」
ぺ「はい。」
仙「そうじゃ、ぺんたん、薬膳講座の皆にも声をかけて一緒に仕込むと良いぞ、皆を呼べ。」
ぺ「はーい。」
仙人の薬膳講座
仙「皆、元気じゃったか、、。」
皆「はい。」
仙「待ちに待った『食欲の秋』の到来じゃ。秋刀魚や鮭の美味しい季節じゃからのう、焼き魚にもぴったりの塩麹を皆で一緒に仕込むのじゃ。」
皆「はい。」
ざわざわ
ウキウキ
ぺ「塩麹の仕込み、、とっても簡単なんですけどね。仙人が皆で一緒に仕込んだ方が、、とおっしゃるので。」
うず玉「ありがたいです。スーパーなぎさで出来合いの塩麹を買ってましたので、。」
講習生「私もよ、。」
仙「ふむ、最近は甘酒の流行りのお陰で、米麹を売っている店も増えておるのでのう、米麹が手に入りやすくなって、ラッキーラッキーじゃ。」
うず玉「確かに、スーパーなぎさで米麹を見かけました。」
ぺ「米麹と塩とミネラルウォーター、この3つで出来ちゃいますからね。」
仙「良し、では早速仕込んで行くとしよう。」
ぺ「はい、まず、これが米麹です。」
米麹
ぺ「麹が固まってますので、これを綺麗にほぐします。」
バラバラ
バラバラ
ぺ「そうしたら、この米麹に塩を入れて、よーく混ぜます。」
混ぜ混ぜ
混ぜ混ぜ
ぺ「それから、ミネラルウォーターを注いで、またまたしっかり混ぜます。」
混ぜて混ぜて
混ぜて混ぜて
ぺ「これをタッパーに入れて、蓋をして、あ、蓋は少しゆるめで良いです。」
仙「あとは、常温で熟成させれば出来上がりじゃ。」
皆「簡単だわー。」
うず玉「どれぐらい熟成させれば良いのですか?」
ぺ「はい、夏だと1週間ぐらい、冬だと2週間ぐらいです。」
仙「米麹がふっくらとお粥の様になって、芯が無くなれば出来上がりじゃ。」
ぺ「途中、水と麹が分離している様でしたら、良く混ぜてくださいね。」
仙「出来上がると、こんなカンジじゃ。」
講習生「ほんと、ふっくら、美味しそう、。」
ぺ「出来上がったら冷蔵庫で保存して、半年ぐらいで使い切るようにしてください。」
皆「はーい。」
仙「皆、これまでも、薬膳の中にチョイチョイ塩麹が登場していたと思うが、これからは自分で仕込んだ塩麹で作れるのでな。」
皆「あ、そうですね。」
仙「塩麹は食材のうま味を引き出してくれるからのう。」
ウキウキ
仙「その上、麹は100種もの酵素を含んでおると言われておる。」
ざわざわ
ガヤガヤ
仙「中でも、消化酵素は食材のでんぷんやタンパク質を分解し、糖やアミノ酸を作り、食べ物を消化吸収し易くしてくれるのじゃ。」
わいわい
ニコニコ
仙「米麹以外にも、玄米麹や麦麹、発芽玄米麹などもあるのでのう、それらを使って色々な塩麹を作ってみるのも楽しいぞ。」
ワクワク
仙「塩麹を使った薬膳も、またぺんたんが考えると思うのでな、。」
ぺ「え、私?」
クスクス
皆「ぺんたんさーん、楽しみにしてまーす。」
ぺ「げっ、プレッシャーー。」
材料
米麹300g、塩90g、ミネラルウォーター300cc
作り方
- 米麹の固まりをほぐす。
- 塩と米麹をしっかり混ぜる。
- ミネラルウォーターを注ぎ、混ぜる。
- タッパーに入れて、軽めに蓋をして常温で熟成させる。(1〜2週間)
- 完成したら冷蔵庫で保存する。
米麹
[性味/帰経 ] 温、辛、甘/ 脾、胃
[働き]⑴補中益気・健脾和胃 脾気虚の疲れ、食欲不振、むくみ、下痢