銀杏と一緒に咳を改善
キョロキョロ
キョロキョロ
ぺ「みっけ、、百合根ゲット!」
タタタタターっ
ポロン
ポロンポロン
パキッ
パキッ
くるくる
ぺ「はい、出来上がり、、と。」
ぺ「よし、これを持って、、。」
タタタターっ
がらがらっ
新人「あ、ぺんたんさん、。」
ぺ「やっぱり、ここに居た。」
新人「どうしたんですか?」
ぺ「カフェのハロウィンパーティで見かけたけど、、まだ咳してたみたいだったから、、これ、百合根と銀杏の黒ごまソース 」
新人「え、僕のために?」
ぺ「そうよ、この前は肺気を養ったから、今日は肺陰と腎陰を潤して、咳を改善する薬膳よ。」
新人「へえー、これが、、。美味しそう、、ですが、、この白いの、何ですか?」
ぺ「 百合根よ、。」
新人「百合根、、ユリの根っこ?」
ぺ「そう、あ、でもどの百合の根っこでも良い訳じゃないのよ。ちゃんと食べて良い百合の根をね。」
新人「食べて良い百合、、。」
ぺ「山百合とか、鬼百合、鉄砲百合、日光キスゲ、白百合なんかが良いみたい。」
新人「ヘェ〜〜」
パクッ
新人「あ、うまい、、黒ごまのタレが絡んで、、。」
ぺ「ね、百合根、美味しいでしょ。」
新人「はい、初めて食べました、クセがなくて、、美味しいです。」
ぺ「百合根はね、肺を潤して咳を止めたりする効能があるんだけど、心にも帰経して精神不安やイライラも解消してくれるのよ。」
新人「仕事が溜まってイライラしてる時なんかに良いんですね。」
ぺ「そ、今の新人君にぴったり、、なんて。」
新人「はい、銀杏も甘くてうまいです。」
パクパク
パクパク
百合根と銀杏の黒ごまソース
材料(2人分)
百合根1/2個、銀杏6粒、
ソース: ねり黒ごま大さじ2/3、醤油小さじ1/2
作り方
- ねり黒ごまと醤油を混ぜておく。
- 百合根は1枚ずつ剥がして、さっと茹でる。
- 銀杏は割って、紙袋に入れてレンジに30秒程かける。
- 器に銀杏と百合根を盛り、黒ごまソースをかける。
銀杏 止咳平喘類(しがいへいぜんるい)
[性味/帰経 ] 平、甘、苦、渋(小毒)/肺、腎
[働き]⑴斂肺定喘 咳、喘息、痰多
⑵収渋止滞 帯下、小便白濁、遺精、頻尿、尿失禁
百合 滋陰類
[性味/帰経 ] 微寒、甘、微苦/心、肺
[働き]⑴潤肺止咳 肺陰虚の空咳、少痰、喀血
⑵清心安神 動悸、不眠、夢多、精神不安、イライラ
黒胡麻 滋陰類
[性味/帰経 ] 平、甘/肝、腎
[働き]⑴滋補肝腎・養血益精 耳鳴り、頭痛、めまい、白髪、疲労
⑵潤燥滑腸 皮膚乾燥、腸燥便秘
仙人問答
仙「そうかそうか、、白黒薬膳で、肺・腎を潤したのじゃな。」
ぺ「白黒?、、あ、そうか、百合根の白と、黒ゴマの黒、、。」
仙「銀杏も肺・腎に帰経する食薬じゃのう、、。」
ぺ「はい、咳にも良いし、、。」
仙「ふむ、銀杏は慢性の気管支炎にも良いのじゃ。しかし、軽度の毒性があるので大量に食してはならぬぞ。」
ぺ「あ、はい、、。」
仙「1日、5〜10粒程度じゃ。それに小児にはあまりお勧めせんのう。」
ぺ「はーい、わかりました。」
仙「立冬も近づいておる、、肺と腎を潤おすことは良いことじゃ、『心・肺に帰経する百合根を食して心配なし』じゃ、ウハハハハハー。」