生海苔を使って蒸しスープ
シュボボボボォーー
仙「ウホホッ、今日も大漁で、ノリノリ〜〜。」
ヒュヒューン
仙「ぺんたんよ、ぺんたん〜〜。」
バタバタバタ
ぺ「は、はい。」
ドボドボドボッ
仙「今日はこれじゃ、海苔、新鮮な海苔を収穫してきたぞ。」
ぺ「うわっ、真っ黒、、いや緑? ん〜〜磯の香りだーー。」
仙「海苔は化痰類。肺に帰経して、熱による痰を取り除くのじゃー。」
ぺ「はい、では今日は海苔を使った薬膳ですね。」
仙「ふむ、しかし海苔は寒性じゃからな、温かくして使うとするか。」
ぺ「はい。」
ドボドボ
シュッシュッ
トントン
くるくる
こねこね
くるくる
ほわほわ
ほわわ〜〜ん
仙「完成、海苔肉団子の蒸しスープ じゃ。」
ぺ「うわぁ、美味いしそう。では早速、、。」
ズズッ
ぺ「わぁ、スープから磯の香りが、、海苔の出汁と豚の出汁が絡まってる〜〜。」
ズズッ
パクッ
仙「うん、美味い。水菜の辛味が効いて、わさび海苔の様な風味じゃ。」
ズズッ
パクパク
ぺ「あーー、これもうめちゃ美味しいから、薬膳的説明、、要りませんねぇー。」
ズズッ
パクパク
ムシャムシャ
仙「そうじゃのう、美味ければそれで良しじゃ。」
ズズズッ
パクパク
完食!
海苔肉団子の蒸しスープ
材料(2人分)
豚ひき肉120g、生海苔50g(生海苔が無ければ焼き海苔)、水菜40g、鰹出汁160cc
下味: 紹興酒小さじ1、醤油小さじ1、片栗粉小さじ1、胡椒少々
作り方
- 生海苔は洗って水気を切り、布巾で絞っておく。(焼き海苔の場合は、濡れ布巾で湿らせる)
- 豚ひき肉に下味の材料を入れ、しっかりとこね、6個に分けて団子を作る。
- 鰹出汁を作っておく。
- 2の肉団子を1の海苔で包み、器に入れ、出汁を注ぐ。
- 蒸気の上がった蒸し器で、強火で10分〜12分蒸す。
- 細かく刻んだ水菜を散らす。
豚肉 滋陰類
[性味/帰経 ] 平、甘、鹹/ 脾、胃、腎
[働き]⑴滋陰潤燥、益脾補腎、長筋肉、生津液、潤皮膚
海苔 化痰類
[性味/帰経 ] 寒、甘、鹹/肺
⑵清熱利尿 水腫、淋病、小便不利、脚気、不眠、皮膚病
水菜 清熱瀉火類
[働き]⑴清熱解毒・瀉下通便 熱病、煩熱、熱性便秘
⑵滋陰潤燥 陰虚の消渇、皮膚の乾燥
仙人問答
ぺ「仙人、、海からのプレゼント、海苔で包んだ肉団子蒸しスープ、美味しかったですぅ〜。」
仙「海苔や海藻などの化痰類の食薬は、熱のある黄色い痰に良いのじゃ。」
ぺ「熱がある時に、、。」
仙「そうじゃ、海苔は黄痰、咳、不眠、便秘、慢性の気管支炎、高血圧などに良いのじゃ。」
ぺ「なるほど、その海苔と豚肉、水菜との組み合わせ、、。」
仙「熱を取るという意味で、清熱類の食薬と組み合わせるのが良いのじゃ。」
ぺ「それで、水菜なんですね。」
仙「ふむ、セロリや豆腐、トマトなども良いぞ、どれも熱を取って潤いをもたらす食薬じゃ。」
ぺ「はい、豚肉も肌の潤いに良いから、冬の乾燥肌にも良い、ウフっ。」
仙「そうじゃ、滋陰類の豚肉は腎に帰経して潤いをもたらし、疲労回復、無気力、食欲不振に良いからのう。」
ぺ「では今日の薬膳は、熱が出た時などの滋養の薬膳と言う訳ですね。」
仙「ふむ、風寒邪にやられて熱っぽい時にも良いと言う事じゃ。」
ぺ「熱による黄痰には、海苔が良い!」
仙「他にも熱を取り、痰を取る食薬は海苔、昆布、クラゲ、あさり、春菊じゃな。」
ぺ「クラゲ!うわッ、、海月姫の瀬戸くん思い出しちゃった。美しい〜〜。」
ドッフーー‼️
ぺ「瀬戸くん女装話のついでにもうひとつ、、仙人、、ぺんたん昨日男の子に間違われました。」
仙「ふむ、そうか、、 。」
ぺ「スイミンさんのブログでこのブログを紹介して頂いたのですが、なんと『男性ブログ』として紹介されてたんですー。」
仙「ブホッ、ブハッ、ブハハハハハーー、。」(爆笑‼️)
ぺ「やっぱ、女子力が足りてない、、タリ、、。」
仙「いや、もしかしたら、スイミンさんはぺんたんの事をイケメン男性ブロガーと思い、淡い恋ごころを抱いていたやも知れぬぞ。」
ぺ「そっか、、それは申し訳ない、、。」
仙「どれどれ、その楽しいページを見てみるか、、。」
ぺ「あ、それが、残念ながら、スイミンさんが慌てて記事を訂正して下さったので、、。」
仙「むむ、それは残念じゃ。そのままにしておいた方が面白かったのにのう。ウハハハハー。」
という事で、訂正されてしまったけれど、ご紹介して頂いた記事はこちら
スイミンさ〜ん、楽しい記事をありがとうございました。
これからも、よろしく、です(^_−)−☆
*咳・痰に効く、化痰止咳平喘類の食薬はこちら
*「クラゲと大根の和え物」はこちら
*「春菊のゆり根味噌和え」はこちら