薬膳でセルフケア めざせ!仙人life

中医薬膳学に基づき、薬食同源、医食同源で仙人のような健康長寿を目指します。

月刊仙人life10月号 2018


 

 

 

    楽しんだ10月 

 

 

皆さま、こんにちは、ぺんたんです。

 

新しい靴を買いました。

秋ですが、、ウグイス色のウォーキングシューズです。

軽やかにフィットして、どこまでも歩けそうな気がします。

山々の紅葉や、落ち葉を楽しみながら、、お散歩、、

を、している暇が全くなかった10月を振り返って、、。

 

 

 

 

体質シリーズ、完結!

 

 

やりました、遂に書き終えました。

気虚・陽虚・血虚陰虚気鬱痰湿・陽盛・血瘀」

8体質、全て書き終えました〜〜👏👏👏

 

ふぅーっとひと息つきながら、で、この体質のお話は一体いつ書き始めたんだろう?と、、振り返って見てみると・・・

2017年の10/9 に体質チェックの記事を書いてるんですね。

そしてそこから、ボチボチと「⚪︎⚪︎体質におススメの食薬」と言う記事を書き始め、、今月末に最後の血瘀体質を書き終えたのです!

あはは、、1年、、かかってしまいました。

 

薬膳において「体質」のお話はとても重要なので、レシピが貯まって来たら書き始めようとは思っていたのですが、ブログを書いて行くうちに、更にその必要性を感じました。

 

色々なところで「体に良いよね」とか「体に良さそう、」と言う言葉を目にしたり、耳にしたり、。

もちろん、このブログも薬膳ブログなので、体に良い薬膳料理をアップしています。

(「体に良さそう〜」と言うコメントを頂く度、いつも「一応薬膳ブログなので、」と突っ込んでます(笑))

 

でも、でもですね、その薬膳が全ての人に良いか?と言われると、、それはちょっと、、違います。

ひと言で「体に良い」と言いますが、それは一体、どんな人の体に、どんな風に良いのか、、と言う事です。

 

「この食薬はおススメじゃ。」とか「この食薬には注意した方が良いぞ。」などの仙人のお言葉も、全ての人に当てはまる訳では無いのです。

 

体質によって、、いえ、正確に言えば体質だけではなく、気温や天気、季節、住んでいる土地、社会的環境、立場、年齢、性別、その日の体調、、本来なら全てを加味しなければなりません。

 

薬膳の施膳を考える時、これら全てを考慮して、それに合わせた「立法」を立て、レシピを考えるのです。

オーダーメイド・・・

 

でも、さすがに大勢の方を対象にしたレシピを考える時にそこまでの事は出来ません。

ですから、せめて、先ず、先ず、、体質の記事を書いて、出来るだけ個人個人にあった食薬、合わない食薬を見つけて頂きたいと思い、書いてきたのです。ですから私がアップする薬膳料理も、ご自分の今の状況に合ったものかどうか、判断して取り入れて頂けると嬉しいですね。あー、でも、薬膳で扱っているものはどれも劇薬ではありません。ですから体質に合わないものを1回2回食べたからって急に悪くなったりはしませんし、体質に合ったものを2、3回食べたところで良くなったりもしません。

だからこそ、毎日、コツコツ、、積み重ねていく事が大切なんです。

でも、自分の体に悪いものを「ちょっとぐらいなら、、」と毎日コツコツ積み重ねた折には、、、症状が出始めた頃には、もう遅い、、そんな時になって薬膳を頼られても、、それは簡単ではないですよ。

 

誰かの体に良いものでも、他の誰かの体には合わないものある。

「おススメの食薬」も「注意する食薬」も自分がその体質で無いのなら、さほど気にする必要もありません。

それをお伝えしたくて「体質の記事」を書いたんです。

 

 

そして、体質の記事から、季節や年齢にあったレシピを見つける事もできます。

例えば、春なら肝を整える「気鬱体質・血虚体質」に春向きのレシピが、夏なら「陽盛体質・痰湿体質」のレシピ、秋は「陽盛体質・陰虚体質」のレシピ、冬には「陽虚体質・陰虚体質」のレシピ。

ニキビの出来やすい青春期には「陽盛体質」のレシピ、、中年期には「痰湿体質」のレシピ、、シニア世代には「痰湿体質・陽虚体質・陰虚体質」のレシピ、、女性には「陽虚体質・血虚体質・血瘀体質」のレシピ、、など、全てがぴったりと言う訳ではないですが、比較的一致するものが多いと思います。

 

ご自分の体質、又はその時の状況にあった薬膳・食薬を見つけて頂き、役立てて頂ければ、、と思っています。

 

 

私が薬膳を始めて、、でも、もともと全く病院に行かない健康体なので、対して何も変わらないだろうと思っていたのですが、、それでも頭痛薬ぐらいは飲む事もあったのです。で、気がつけば、今は全く、、です。

おそらく、私の頭痛は気滞からくるものだったろうと思います。ストレス、ですね。

何が良かったのか、正直、これが効いた!みたいな事ははっきりとは分かりません。でも、私の中では、『余分な調味料を使わない事』、これが1番の様な気がします。

食薬の六味を活かす、、。これが私にとっての1番です。

ですからね、薬膳を始めてから、ほんと調味料、減らないんです。お砂糖も、お醤油も減らないし、マヨネーズ、ケチャップ、コンソメは殆ど使わないし、使うのは、酢、塩、塩麹、胡椒、紹興酒、昆布やカツオ、味噌、生姜、陳皮、にんにく、オリーブ油、ごま油。甘味類を使うときは蜂蜜・黒砂糖を軸に甜菜糖、羅漢果、みりん。

 

もし、本当に薬膳でなんとか体質や持病を改善したい、、と思ってみえる方がありましたら、おススメの食薬だけを使うのではなく、どうか、この「食薬の六味」を活かす方法を取り入れ、レシピに書かれている通りの調味料で作ってみてください。初めのうちは?と思う薄味でも、だんだんと舌が慣れて、食材の持つ甘みや酸味などをしっかりと感じ取る事が出来るようになります。

いくら体質にあった食薬を取り入れても化学調味料をバンバンに使っていては意味がありません。お子様のおやつも味の濃いジャンクフードは避け、素朴な焼き芋や蒸しパンなどがオススメですし、市販のドレッシングや麻婆豆腐の素とか、唐揚げの素、のようなものを使うのをやめる、いえ、、減らすところから初めてみることが薬膳への第1歩だと思います。

 

また、ウェブ等で薬膳レシピを検索してみると、食薬の効能は書いてあるものの、中身は調味料や食材をふんだんに使った全くの普通の料理、といったものもあるので気をつけて頂きたいです。本来の薬膳料理というものは、調味料も少なく、食材も目的にあったもの数種類のみ、薄味でシンプルなものなのです。

 

 

 

未熟ながらも、どう書いたらわかり易いだろう? どんな例えがイメージが湧き易いだろう?とあれこれ模索しながら、何度も推敲して書いてまいりました体質シリーズ、、まだまだ書き足らない部分もあるのですが、あまり長くなり過ぎても、、ね。

 

中医学では、この『気虚・陽虚・血虚陰虚・陽盛・気鬱痰湿・血瘀』が全ての証の元になります。

ここから、さらに気虚なら、どこの気虚なのか?脾気虚なのか心気虚なのか、、と細かく弁証していく訳です。

そしてその弁証をする為に、「四診」が使われるのです。

少しだけ「望診」のお話も書いてみました。

これも又、ぼちぼち、コツコツと書いて行こうかなって思っています。

 

 

 

 

*「食薬の六味のお話」はこちら 

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

 

自然界便り 

 

 

 

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パイナップルセージの花

 

 

パイナップルセージの花が咲いてます。

この頃になると、ものすごーーい勢いで成長し、ボッサボサのワッサワサ、。

花が終わったら直ぐに切り戻してやる!、、と身構えています。

 

 

 

 

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ハブ草とケツメイシ

 

種の収穫の時期でもあります。
台風の暴風を物ともしなかったハブ草とケツメイシ

短い方がハブ草、細長いのがケツメイシです。

 

このタネを乾煎りして煮出し、お茶にして頂きます。

 

 

 

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はぶ草と決明子の種

 


艶消しタイプがハブ草の種、コーティングされてピカピカ綺麗なのはケツメイシの種、チョコレートみたいです。

中薬としては、どちらもほぼ同じ効能という事で、ハブ茶も決明茶もどちらもハブ茶と呼ばれたりします。

こうして種を取って、、又、来年へと命を繋いでいきます。

 

 

 

 *「ハブ茶のお話」はこちら

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

 

 

  編集後記

 

F1を楽しみ、、ワークショップの準備を楽しみ、、色々楽しんだ10月、。でも過密スケジュールで、余りの忙しさに舌の裏を覗けば、あら、ま、すっごい紫色に、、完全な、気滞状態でございました。初めてみた、こんな舌の裏の色に「わー、本当に凄い紫、、これが気滞血瘀だー、、」なんて、訳の分からない感激が、。

 

さて、それ程忙しく、でもウキウキるんるん楽しんで準備した第1回ワークショップでしたが、残念ながら、参加者が皆無で開催には至りませんでした。でもまぁこんな状態でしたので、「申し込みが無いなら無いで、丁度いいわー、はい次~。」と、切り替えの早い事。

フフッ、でも、「いつもブログを読んでいます。」という方から「平日なら行けるんですけど、、。」などというスッテキなメッセージを頂いちゃったので、もう、天にも昇る心地、、まさに奇跡だ!と、さっさと11月のワークショップの準備を始めました。

一応Mr.スーからは「1ヶ月に1回ぐらいの割合で開催してくださいね。」なんて言われているので、、。

 

という事で、薬膳酒キャリーオーバー発生中!

10月のワークショップで減らなかった分に、新たに11月には出来上がる薬膳酒もありで、、多分、、20種近くの薬膳酒が出来上がっていると思います。わざわざ来て頂くのだから、、と、珍しい薬膳酒も漬けてあります♡

「よーっっしゃ、20種、テイスティング、全部行ったろうじゃないか、、。」というツワモノ、又、一緒に薬膳酒を楽しんで頂ける方、体質相談したいわ、という方、、お申込みをお待ちしております。

薬膳の「加減」「加味」なども取り入れまして、お一人お一人にあった薬膳酒をご用意致します。

オーダーメイド・・・

 

 

*「薬膳酒ワークショップ開催」のお知らせ 

11月のワークショップは、クリスマスに向けて『玫瑰花酒』をオススメします。

『気』の巡りを良くして、気鬱気滞・ストレスを改善する薬膳酒です。

美しい赤い薬膳酒でステキなクリスマスを迎えませんか?

開催日: 11月21日(水)13:00〜15:00

(日時が合わない場合は、リクエスト開催も受け付けております。下記のページよりメッセージにてお問い合わせ下さい。メッセージ大歓迎です♡)

 

 

tabica.jp

 

 

 

 

今月も訪れてくださった皆様、新しく読者になってくださった皆様、スター、コメント、ブクマをしてくださった皆様、そして私のワークショップの為にお骨折りくださった皆様、、本当にありがとうございました。心より感謝致します。

 

そろそろローゼルも収穫時期、、お芋も、、ウコンも、、秋のお楽しみがいっぱいです ♪ ♪ ♪

フラフラくたくた補気ッチャえ! イライラうつうつ理気ッチャえ!