ぴゅー
ぴゅるる〜
ぺ「ウッ、風が冷たくなってきた、、寒っ、。」
パラ
パラパラッ
ぺ「うわっ、や、ヤバイ、、干しっぱなしのえごまの種が、、風で飛ばされちゃう、。」
そそくさ
そそくさ
ぺ「ふう、、。」
ヒュヒューン
仙「どうした、ぺんたん、、。」
ぺ「あ、仙人、、お帰りなさい。風が強くなってきたので、慌ててえごまの種を取り入れたところです。」
仙「おぉ、そうか、、では、今日はえごまの種を使った薬膳じゃな。」
ぺ「はい、、。あ、そういえば、、この夏中、、えごまの葉っぱを食べてたにも関わらず、1度もえごまの葉の薬膳を作ってないですねー。」
仙「そうじゃな、、。あまりに大量に出来ておったので、、食べるのに必死じゃったからのう。」
ぺ「はい、ほんとに、、。えごまは台風にもめげずに、うちわかと思うほどの大きな葉っぱになってましたものね。」
仙「ウハハハハ〜、そうじゃそうじゃ。」
ぺ「で、仙人、、この自家製えごまの種、、どうしましょうか?」
仙「ふむ、えごま味噌は如何かな?えごま味噌を作って田楽、、など良いじゃろう。」
ぺ「えごま味噌、。味噌はもちろん八丁味噌!カクキューのお味噌を使います。」
仙「良し、では、乾煎りして、すり鉢で擦るのじゃぁ〜。」
ぺ「はい!」
シャッシャッ
シャッ シャッ
ゴリゴリ
ゴリゴリ
スリスリ
スリスリ
ぺ「仙人、、出来ました、、。でも、、これ、、。」
ちらっ
仙「なんじゃ、これだけか、、少ないのう、。」
ぺ「はい、自家製えごまの種、、収穫量は、、5g、、でした。」ガックリ
仙「ウハハハハ〜、そんなのものよ。では、自家製でないエゴマも使って、、。」
ぺ「はい、エゴマ味噌again 、、。」
シャッ シャッ
ゴリゴリ
スリスリ
ぺ「出来ました、仙人、えごま味噌 です。ちっちゃいすり鉢のが自家製エゴマ味噌、ウフッ♡」
仙「おぉ、良い香りじゃ。」
ぺ「田楽、田楽、、。」
仙「えごまの種は、体を温め、咳や喘息に良いのじゃ。化痰類の里芋と合わせ、咳・痰を改善する薬膳を作るとしよう。」
ぺ「は〜い。」
コトコト
コトコト
トントン
パラッ
仙「仕上げに柚子の皮をのせ、出来上がり。えごま味噌で里芋田楽 じゃ。」
ぺ「わ、美味しそう、、。頂きまーす。」
パクッ
ぺ「んん〜、美味しい、えごまの独特の風味が、、。」
仙「里芋がとろっとろじゃ。」
ぺ「咳にも痰にも良いって、、この季節にぴったりの薬膳ですね。」
仙「ふむ、里芋は、体内の汚い塊をほぐし、消化を良くしてくれるのでな、。」
ぺ「汚い塊、、。そっか、中医学での『痰』とは、湿がたまって水液の代謝が悪くなって出来る病的な塊、、の事でしたね。」
仙「そうじゃ、その『痰』に良いのが化痰類の食薬、そして『咳』に良いのが止咳平喘類。えごまの種はこの止咳平喘類の蘇子(そし・シソの種)の仲間じゃからの。」
ぺ「脳の活性化、認知症、生活習慣病に良いと、一時期大人気となっていたエゴマ油もブームの時だけ食べるんじゃなくて、、普段から少しずつ取り入れると良いですよねー。」
仙「そうじゃ、今日は里芋と合わせて、咳・痰に良い薬膳を作ったが、『気』を補うもち米やご飯と合わせても良いぞ。」
ぺ「あ、それ、、五平餅とか焼きおにぎり、、ですね。」
仙「うまいぞ〜〜。」
パクッ
えごま味噌で里芋田楽
【 立法: 化痰止咳 】
材料(2人分)
里芋4個、出し用昆布、水、柚子皮
作り方
《 えごま味噌 》
- エゴマを乾煎りし、すり鉢でしっかりとする。
- 1のすり鉢に調味料を全て入れ、すり合わせる。
《 里芋田楽 》
- 鍋に水と昆布を入れておく。
- 1の鍋に皮をむいた里芋を入れ、煮る。
- 里芋を器に盛り、えごま味噌をかけ、柚子皮を飾る。
*えごま味噌は、田楽だけでなく、和え物、五平餅、焼きおにぎり、などにも使えます。
えごま
[性味/帰経 ] 温、辛/肺、脾、胃
[働き]⑴止咳平喘 咳、喘息などの気の上逆、お腹の冷え
里芋 化痰類
[性味/帰経 ] 平、甘、辛/大腸、胃
[働き]⑴化痰軟堅・消腫散結 瘰癧、血便、消渇、泄瀉
⑵益胃寛腸通便 消化不良、便秘
*「豚コマと小松菜のえごま和え」はこちら
*「化痰・止咳平喘類の食薬」はこちら
仙人問答
仙「ところで、ぺんたんよ、これを見よ‼️」
シャキーン
ぺ「えっ下駄?」
仙「そうよ、、今年もAmazonのサイバーマンデーセール、仙人界プレミアム会員限定のグッズから選んだのじゃ。」
スタスタ
サササッっ
ぺ「あ、思い出しましたよ。去年は確か、、カウントダウン衣装で、、酉と犬の柄の、、。それで年が明けて、犬が飛び出してきちゃって、、今、、飼ってるんでしたよね?」
ワン
仙「ウホホッ、。」
ぺ「あれ?この下駄、、下駄の歯、、4本ついてる、、。しかも動物の足の形、、。」
仙「今年中は犬の足、、犬の走り、、。しかし来年になればイノシシの足となり、イノシシの走り、、となる。」
ぺ「おぉ、、猪突猛進、、。スピード出そう、。」
仙「そこへわしの『気』を送り込めば、ムハハハー。」
ぺ「すごそう、、。でも、仙人、、飛べるんだから、そんなに急いで走る必要ないじゃないですか。」
仙「何を言うか、、。そんな程度の走りではないぞ。人には見えぬぐらいのスピードで走る事が出来るのじゃ。つまり、、瞬間移動、、したかのような、走り、。」
ぺ「え、瞬間移動⁉️ あ、それ、私、、私にも履かせてください。Mr.スーに言われてるんです、瞬間移動の修行を、、。」
サッ
仙「ならぬ。これは仙人界プライム会員限定。それ以外の者が履けば恐ろしい事が起きる。」
カラン コロン
カランカラン コロン
ぺ「え、、、仙人、、。まさか、、この下駄も来年になったらイノシシが飛び出してくる、、なんて事、ないでしょうね?」
ジーッ
仙「案ずるな、今年はロック機能付きじゃ。」
ぺ「ロックを外したら?」
仙「ロックを外す時も3タイプから選べる。」
ぺ「3タイプ?」
仙「①リアルイノシシ、②しし鍋、③しし舞」
ぺ「しし舞?」
仙「正月用じゃの、。では、わしはこの下駄でお散歩、足慣らしじゃ。」
ワン
カラン コロン
カラカラ コロン
ぺ「ほ、欲しい、、あの下駄、、。」
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