金木犀の花びらです
カラン コロン
カランカラン コロン
ぺ「あ、あれは仙人の下駄の音、、。」
仙「今日も楽しく散歩をしてきたぞ。」
ワン
仙「山々を歩き、、桂花を収穫してきた。」
ぺ「桂花?」
仙「金木犀の花びらじゃ、ほれ、、。」
パラパラッ
ぺ「わぁ、キレイ、、。」
仙「体を温め、冷えを改善する中薬じゃ。」
ぺ「綺麗な中薬ですねー。」
仙「紅花と合わせて、ホカホカあったまるスープを作るとしよう。」
ぺ「はい。」
フツフツ
フツフツ
仙「紅花は20分ほど煎じるのじゃが、桂花は香りが飛んでしまわぬよう、煎じず出来上がりに入れるのじゃ。」
ぺ「はい。」
仙「『気』を補うブロッコリーと『血』を補うにんじんも少々入れてな、。」
ぺ「はい。」
ドボドボ
仙「煎じた薬湯を濾して、、スープを作るのじゃ。」
グツグツ
仙「にんじんと茹でたブロッコリーを入れて、軽く煮込み、最後に桂花を入れるのじゃ。」
ぺ「はい。」
パラパラッ
仙「ようし、完成。桂花と紅花のスープじゃ。」
ぺ「桂花が、、綺麗です。クリスマス向きですねー。」
ズズッ
ぺ「あ、紅花の味、、。」
仙「あったまるじゃろ、。」
ズズッ
ぺ「はい、ホカホカしてきました。」
仙「体を温める桂花と血流を良くする紅花、これで冬の寒さも吹っ飛ぶぞ。」
ぴゅーーー
ぺ「あ、ほんと、、吹っ飛んだ!」
桂花と紅花のスープ
【 立法 : 活血化瘀 】
材料(2人分)
にんじん10g、ブロッコリー少々
作り方
- 土鍋に分量の水を入れ、紅花を入れて30分おく。
- にんじんは5㎜角に切る。ブロッコリーは茹でて、細かく分けておく。
- 1を20分煎じ、濾す。
- 鍋に3を入れ、にんじん、ブロッコリー、塩麹を入れて5分ほど煮る。
- 4に桂花を入れて火を止め、蒸らす。
桂花(けいか) 温裏類
[性味/帰経 ] 温、辛、甘/心、脾、肝、胃
[働き]⑴温中散寒 脘腹冷え、疼痛、歯痛、風湿痺痛
⑵化痰止咳 咳・喘息
⑶芳香除臭 口臭
紅花(こうか)活血化瘀類
[性味/帰経 ] 温、辛、甘/肝、心
[働き]⑴活血通経 血瘀による生理不順、生理痛、産後の腹痛、出血
⑵祛瘀止痛 胸痹心痛、脇痛、打撲疼痛、塊り
にんじん 養血類
[性味/帰経 ] 平(微温)、甘/肺、脾、胃、肝
[働き]⑴養血明目益肝 血虚による目の乾燥、かすみ、視力低下
⑵斂肺止咳 咳、咳痰
[性味/帰経 ] 平、甘/肝、脾、腎
[働き]⑴補脾和胃 脾胃虚弱、疲れ、胸焼け、胃痛
⑵補腎強筋 耳鳴り、健忘、発育遅延
《体を温めるスープ》
*「生姜と黒糖のスープ」はこちら
*「紅花酒とちんげん菜のスープ」はこちら
*「海老とカリフラワーのカレースープ」はこちら
《クリスマス向きのスープ》
*「ブロッコリーのクリスマススープ」はこちら
*「梨と百合根のホワイトクリスマススープ」はこちら
仙人問答
ぺ「仙人、桂花のスープ、とっても温まりました。」
仙「ふむ、桂花も色々に使えて楽しい中薬じゃ。体を中から温め、咳にも良い。冬の間楽しむと良いな。」
ぺ「はい。冷え性や瘀血にも良いですねー。あ、そう言えば、桂花酒っていうのも良く聞きますよね。」
仙「そうじゃ、中華料理店などに行くと置いてあるな。酒屋でも売っておるし、。」
ぺ「1度作った事あるんですよ、、でも、すっごくたくさんの桂花が必要で、、。」
仙「ウホホッ、そうよのう、、。大量に桂花を買い込まねばならぬのう。」
ぺ「桂花は、中国茶を扱っているお店で買えますけど、、そう言えば紅花も桂花もAmazonで見かけましたねー。」
仙「ふむ、仙人界プライム会員でなくとも購入可能じゃ。こうしてスープにしたり、お料理に添えたり、、薬膳茶として飲んだり、、。」
ぺ「薬膳茶⁈ あ、そうだ、まだ桂花残ってますよね?」
仙「そこにあるじゃろ、。」
ぺ「うふふ、これ、頂き、、。マスターに持って行って薬膳茶を作ってもらおうっと。」
ぺ「じゃ仙人、、ちょっと出かけてきま~す。」
トコトコ
ワン
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