薬膳でセルフケア めざせ!仙人life

中医薬膳学に基づき、薬食同源、医食同源で仙人のような健康長寿を目指します。

月刊仙人life 12月号 2019


 

 

漬けて干して 12月

 

 

 

皆さま、こんにちは、ぺんたんです。

 

 

土を整備し

春にタネをまき 苗を植え

芽がでて 葉が出て 花が咲き

実のなるもの タネができるもの

フレッシュで楽しみ

それから

ひとつ ひとつ

丁寧に収穫し

干して保存し

フードプロセッサーにかけたら

七味が出来ました

8ヵ月がかりの  薬膳七味

今年1年の集大成

 

ピリリ  しっとり 良い香り

 

 

 

 

 

 

深く

 

 

近い将来、私はリカーの製造会社から感謝状が頂けるのでは?と思うくらい今年1年、薬膳酒を漬けて漬けて漬けて、。

今月だけでも「春ウコン酒」「秋ウコン酒」「菊芋酒」「フランス菊芋酒」「柚子酒」「ザクロ酒」。

何酒あるのか、もうよく分からなくなっているのだけれど、2度ワークショップに来て頂いたルナルさんが、1回目21酒、2回目20酒、テイスティングして頂いたにもかかわらず、まだ20酒以上飲んで頂けていない、、ので、60酒ぐらいはある、、らしい。

それに、もし、全部テイスティングして頂いたとしても、ね、同じ薬膳酒をもう一度飲んで頂くのも良いかな、と思うのです。何故なら、、1か月、2か月、、どんどん熟成されて味が変わっていくので、その変化も楽しんで頂ける訳ですよ。

 

同じ食薬を漬ける場合は前回とは少しずつ条件を変えて、その変化を見るようにしています。もちろんこれは効能を高める或いは和らげる、そしてより美味しくしたいと思って条件を変えているのだけれど、その味の変化が解るのは少なくとも1ヶ月後、。それもかなり大雑把な変化しか解らない。上記の様に薬膳酒は濾した後もどんどん熟成が進むので、テイスティングする度にその味は変わり、1ヶ月後あたりで比べたものと、3ヶ月後、半年後、1年後では味も香りも全く違ってきてしまい、答えの出しようがない、。

ふふふ、良いですよね、答えのないものって、味も香りもその時々の熟成具合を楽しむ、、という、もう感性に身を委ねてこの一期一会を楽しめば良いだけなのです。

 

 

ワークショップ第1回目のゲストたぁこさん、帰られて1ヶ月後にメールを頂きました「なつめ酒、解禁日となり早速飲んでみました。でも、あれ?ぺんたんさんのところで飲んだのと味が、。」

5回目目のゲストしおんさん「1か月経ちましたが、何となくまだキーンという匂いがするので、もう少し熟成させます。」

6回目のゲストルナルさん「なつめ酒、少し飲んでみましたが、まだ熟成させた方が良い感じなので、おいてあります。」

きっと皆さん、テイスティングした時の味を覚えてみえて、「なんか違う、、」と感じて見えるのだと思います。嬉しいですね。でもこの味の違いをしっかりと感じて頂くためにも、先ずは1ヶ月後に味見をして頂くのが、、良いんですよ〜。

「1日1回、優しく揺すってやってくださいね〜」なんてゲストの方にお願いするんですが、50も60もの薬膳酒を抱えた私はなかなか目が行き届かず、「あ、そう言えばこの薬酒って、、」と久しぶりに取り出して飲んでみたりするとその味の激変にびっくり!「へ〜こんなにまろやかになってる、、ごめん、ごめん、気づかずに、、。」

 

あれもこれも、とにかく漬けてみる、そうすると予想とは全く違う薬膳酒ができたりして、本当に面白い。漬けてみて初めて解る事がこんなにあるんだと、「作ってみる」事の大切さをつくづく感じてしまう。中医学というのは「経験値」で成り立っている学問だけれど、その「経験値」がいかに重要なものかを薬膳酒作りを通して実感し、やはり「机上の食う論」ではダメなのだ!と思うぺんたんなのです。数値では計り知れないものが潜んでるんですよね〜♪

 

 

一問一答ではない世界、一問に百も千もの答があり、

百問、千問に対しては一答しか必要ないかもしれない。

いつか、そんな境地に辿り着けるかも・・・

 

 

 

 

 

 

広く

 

 

さて、50も60もの薬膳酒を抱えていると、深いだけではありません。

「体質改善の為に」「季節に合わせて」「その時々の症状に合わせて」「その日の気分で」などというだけではなく、ありとあらゆる料理作りに薬膳酒、使いたい放題なんです。ブログ内のレシピでは「紹興酒」とか「酒」とか書いておりますが、実は私自身は紹興酒や日本酒ではなく、もう取っ替え引っ換え、薬膳酒を使って作っているんです。そうすると、ね、料理の味もググッと変わってきます、、もう、ほんと、これは使った人にしか分からない、贅沢な味です。そしてどの料理にどの薬酒を使うか、これはもう経験以外の何者でもないですよ、もちろん薬膳学の理論に則って使うわけですが、理論に適した薬膳酒が何酒かある場合は、料理人としての『感』『閃き』の活かしどころ、、それはそれは心地よい瞬間なんです。

 

薬酒を濾した後の食薬の使い道もいつもワークショップではお伝えしているんですが、先日もルナルさんが「濾した後の食薬も使い切って、、本当に薬膳って無駄が無いですね〜。」と仰っていました。そう、この濾した後の食薬も使い方次第で料理の味をぐっと引き立ててくれるんです。

ただ私の様に次から次へと薬酒を漬けていると、濾した後の食薬の保存は冷蔵庫の空きスペースとも関係してきて、、それに私、「酒」だけじゃなく「酢」も漬けていますので、薬酒を濾すタイミングは「冷蔵庫と要相談」という事になっちゃうんです。

 

そして、これはブログ内でもご紹介しておりますが、薬酒というのは飲むだけではなく「外用」としても沢山の使い道があります。湿布、ローション、クリーム、うがい薬。外用としての薬酒の使い道もまだこれからどんどん広げて行きたいですねー。

 

薬膳料理に、外用に、、そしてより効能を高める為に薬膳酒同士の合わせ技「薬膳酒カクテル」、、

無限に広がる順列組み合わせの世界・・・

 

 

 

 

 

 

薬膳酒を使った「うがい薬」・「傷薬」

www.senninlife.com

 

 

 

*薬膳酒を使った「保湿クリーム」

www.senninlife.com

 

 

 

*薬膳酒を使った「ローション」

www.senninlife.com

 

 

 

 

 

 

自然界便り 

 

 

 

 

収穫した「山わさび


 

 

 

 

 

春に植えた『山わさび』を収穫しました。

ふた株植えたんですけど、ひと株は夏の間に虫にやられてしまいました。

 

葉っぱも楽しめた山わさび

ツーンと品の良い辛さが広がって、お料理を引き立ててくれます。

 

 

 

 

 

 

 

  編集後記

 

 

 

どんなに忙しい日々でも

あーもう無理、めちゃ面倒くさい、と思っても

方剤のお話で仙人が仰った様に

「効能」の高い時期に収穫をして干しておかなければ、、と、

そしてその「効能」の高い時期に収穫しようと思うと、

その時期に収穫出来るように種を蒔くなり、苗を植えておかなければ、と

ま、いいか、この薬酒、昨年漬けたものがまだあるし、と思っても

えーなんでこの年は漬けておかなかったんだろう、と後悔したくないし

だって、現実は漫才みたいに簡単に「時を戻そう!」なんて、出来ないんですよ、ぺこぱさん。

 

 

多くの事を学び、実り多かったこの1年

ただ、その日々は恐ろしいほど忙しかった、、(涙)

けれど、とても楽しい1年でした╰(*´︶`*)╯♡

 

 

今年もこのブログにお越しくださった皆様、新しく読者になってくださった皆様、スター、ブクマ、コメントをくださった皆様、本当にありがとうございました。

そしてまた、私の薬膳酒ワークショップにお越し頂いたゲストの皆様、心より感謝致します、ありがとうございました。

 

 

新しい年、またワクワクしながら精進していこう!

と思ってはいるんですけど、4月に本業の大事なイベントを控え、更に忙しい日々となりそうです。ブログの更新は今以上にのんびりペースになるかと思います、はてなブログの皆さまのところへもお邪魔出来なかったらごめんなさい、、です。

 

そして、そう31日の23時、例のネズミのマウスが動き出します。

来年はこのマウスがどんな活躍をしてくれるのか、、期待しながら

 

皆さま、酔いお年を‼️

 

 

 

 

 

*2020年も『薬膳酒ワークショップ』をよろしくお願い致します。

皆さまのお越しをお待ちしております(*^^*)

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フラフラくたくた補気ッチャえ! イライラうつうつ理気ッチャえ!