玄米よりも栄養豊富な発芽玄米
ジッ
ジージジッ
ミーン
ミンミンミーン
民〜 民〜
民は診ん〜〜 民は診ん〜〜ッ!
ぺ「えッ⁈ 診てもらえないの⁈」
ぺ「やはり手強い、このサバイバルゲーム。」
ハッ
ぺ「いかんいかん、玄米玄米、薬膳薬膳。」
シャカシャカ
シャカシャカ
ヒュヒューン
仙「ぺんたんよ、何をしておるのじゃ?」
ぺ「仙人、おかえりなさい。今日は玄米を使った薬膳を作ろうと思って、。」
仙「玄米を、ほぉ、毎日食べておるがな、。」
ぺ「そうなんですよ仙人、毎日食べてるので意識してなかったんですけど、この前『がんが消えていく生き方』の本について仙人と話をしてて気がついたんです。」
仙「何をじゃ?」
ぺ「あの時、あの本で推奨している食材を使った薬膳のリンクを貼ってみて気付いたんですけど、なんと『玄米』を使った薬膳を一つも作ってなかったんです!」
仙「そうか、、ふむ、そういえば『薬膳講座』でも作っておらんのう。」
ぺ「はい、それで今、玄米を洗って、。」
仙「よし、では久方ぶりの『薬膳講座』じゃ。」
ぺ「皆を呼べ!ですね、はい!」
仙「いや、待てぺんたんよ、皆は呼ぶな。」
ぺ「え?」
仙「ウホホッ、今流行りのリモートじゃよ、リモート。」
ぺ「リモート、、こんな少人数でもリモート、。あのzoomとかいうのですか?」
仙「いや、わしのオリジナル『zoot 』じゃ。」
ぺ「ずーっと?」
仙「そうじゃ、いつでもどこでも、時間も場所も制限なく使える仙人オリジナルリモートシステム『ズーット』」
ぺ「なんか凄そう、。では講習生の皆さんにそのシステムを使えるよう準備して頂かないと。えーっとアプリアプリ、。」
仙「準備など不必要、パソコンもスマホもアプリも要らぬ。わしが念じてビームを送れば、そこに五行の形をしたスクリーンが現れ皆が映る。」
ぺ「えッ、仙人のビームだけで⁈」
仙「ウハハハーッ、たやすい事じゃ。」
ビーム
ビーム
ビーム
「ぺんたんさ〜ん、仙人様ー」☆
ぺ「あ、道子さんが五行のスクリーンに、。」
「私もいるよ〜」☆
ぺ「モコさんだ。」
「参加させていただきます。」☆
ぺ「ウズ玉の君も、。」
「私も」☆
「私も」☆
「私も」☆
仙「ウホホッ、楽しいじゃろ」
ぺ「すごい仙人、あっちにもこっちにも星の形の五行スクリーンがぷかぷか浮かんでて☆」
仙「さて、では始めるとしよう」
皆「はーい!」
仙「今回は、ぺんたんの希望で玄米を使った薬膳を作る事になったのじゃが、今日はまずその下準備じゃ。」
皆「下準備?」
ぺ「え、下準備?」
仙「そうじゃ、下準備として発芽玄米を作る事にしよう。」
皆「発芽玄米を」
仙「そうじゃ、玄米よりも更に栄養豊富で、白米と同じように炊ける便利な発芽玄米じゃ。」
ぺ「そっか、まず発芽玄米を作って、それからその発芽玄米を使って薬膳を作るんですね。」
仙「ふむ、初めてのリモート講座じゃからの、簡単に行こう。」
皆「はーい」
仙「では、皆、玄米は準備してあるかの?」
皆「はーい、もちろん、里で育った新鮮玄米でーす。」
仙「よし、ではその玄米を軽く水で洗って、ボウルをセットしたザルに入れ、たっぷりの水を注ぐのじゃ。
シャカシャカ
ジャーーーーっ
仙「よしよし、それに布巾をかけて、室温で12時間置いておく。密封してはならぬぞ。」
皆「はーい。」
仙「以上!」
皆「え、それだけ?」
仙「ウハハハーッ、では皆、12時間後に会おう!」
シュッ
ぺ「あ、五行スクリーン消えちゃった。」
ビーム
シュパッ☆
仙「皆、12時間経ったぞ、玄米の様子はいかがかな?」
皆「こんな感じで、、ちょっと泡ぶくぶくしてます。」
仙「夏場は気温が高いのでな、では泡ぶくの水を捨て、綺麗な水と取り替えるのじゃ。」
皆「はーい」
ドボドボ
シャカシャカ
ジャーーーーっ
仙「よし、では再び布巾をかけて、12時間じゃ。」
皆「え、又12時間!」
シュッ
ビーム
シュパッ☆
仙「皆、おはよう」
皆「仙人様、おはようございます。玄米を水に浸してちょうど24時間です。」
仙「発芽しておるかな?」
皆「う~~、、パッと見た感じでは、まだみたいです。」
仙「そうか、夏は気温が高いので、場合によっては24時間で発芽する事もあるのじゃが。」
ぺ「私のもまだ発芽してませんよ、水がぶくぶくしてます。」
仙「よし、では水を捨て軽く洗って、今度はボウルに水を入れず、水を切った状態で、濡れ布巾をかけて更に10〜12時間置いておくのじゃ。」
皆「はーい」
シュッ
ビーム
シュパッ☆
仙「10時間ほど経ったが、如何かな?」
皆「仙人様~~、発芽してます。」
「私のも所々発芽してます〜。」
「私も」
「可愛い、、」
仙「よし、これで発芽玄米の完成じゃ。」
皆「簡単、、、でもなんか愛着を感じるわ~」
仙「ウホホッそうじゃろう、自分で作った発芽玄米は可愛いものじゃ。では、次回はこの発芽玄米を使って薬膳を作るとしよう。皆、発芽玄米はしっかりと水気を切って冷蔵庫で保存しておくのじゃ。」
皆「はーい」
仙「では」
シュッ
発芽玄米
材料
- 玄米2合
- 水
作り方
- 玄米を洗い、ザルに入れてたっぷりの水に漬け、布巾をかけ12時間ほど置く。
- 水を取り替え、更に12時間おく。
- 水からあげて2を洗い、濡れ布巾をかけ10~12時間おく。
- 目視で所々発芽していれば完成。キッチンペーパー等で水気をしっかり切って冷蔵、または冷凍保存。(冷蔵の場合は1週間ぐらいで使い切る。冷凍の場合は使う分量ごとに小分けして冷凍。使う時はサッと洗って使う。)
- 冬場の気温の低い時はヨーグルトメーカーで作ると良い。30°Cで12時間、一旦水を取り替え又12時間、取り出して洗い、濡れ布巾をかけて暖かい部屋で24時間前後。(濡れ布巾は乾いたら水で濡らす)(ヨーグルトメーカーで作る時は玄米を入れたカップの蓋を少し開けてセットする)
- 夏は36時間前後、冬は48時間前後が目安。
- 出来上がった発芽玄米は乾燥させ、白米と同じ扱いで炊飯器で炊く。慣れない場合は白米と発芽玄米を半量ずつにして炊いても良い。(炊飯器によっては『発芽玄米モード』がある)
穀芽 消食類
[性味/帰経 ] 平、甘/脾、胃
[働き]⑴消食和中 糧食類の食べ過ぎによる消化不良、腹脹、吐き気、下痢
⑵健脾和胃 食欲不振、少食、ゲップ
⑶断乳 回乳、授乳を中止する時
* 薬膳素材辞典より
仙人問答
ぺ「仙人、初めてのリモート講座、しかも12時間おき、、なかなか楽しかったですね。」
仙「12時間おきにいちいち集まるのは面倒じゃからのう、便利なものじゃ。」
ぺ「そっか、そうですね。ところで仙人、玄米は抗がん効果があるんでしたよね。」
仙「ふむ、そう言われておるのう。食物繊維が豊富でな、腸内環境を整え、体内の余分な糖分、コレステロール、発ガン物質などを排除してくれるのじゃ。」
ぺ「余分な糖分、、確かガンは『糖質がお好き』でしたよね。」
仙「そうじゃ、玄米はな、そのガンの餌になる糖質を『ガン君にはあげないよー。正常細胞君にだけあげるんだ。』と言う性質を持っておるのじゃ。」
ぺ「良い性格してますね、玄米ちゃん。」
仙「ガン細胞に餌はやらぬ!と言う根性の持ち主じゃ。」
ぺ「その見事な根性の玄米を発芽させると、、。」
仙「発芽する時にな、眠っていた酵素が目覚めるのじゃ。」
ムクっ
ぺ「酵素が!」
仙「そうじゃ、酵素が目覚め、活性化し、玄米内の栄養をどんどん増やしてくれる。」
ムクムク
グングン
ぺ「おおっ!増えてく増えてく、パワーアップ、レベルアップ‼︎」
仙「巷でうわさのギャバはなんと白米の10倍!」
ぺ「10倍‼️」
仙「ストレス軽減に大活躍してくれるギャバが豊富とは、嬉しい事じゃろ。」
ぺ「薬膳でのうるち米の効能『除煩』ですね、精神不安・イライラを解消してくれる、。」
仙「民の不安を煽り、イライラを募らせる前代未聞のサバイバルゲーム。」
ぺ「そっか、あの暴走ゲームに対抗するには、」
仙「玄米をレベルアップして、10倍返しじゃ! ウハハハハーーーーッ!」