薬膳でセルフケア めざせ!仙人life

中医薬膳学に基づき、薬食同源、医食同源で仙人のような健康長寿を目指します。

脾を元気に!「ささみといんげんのきな粉和え」

 

梅雨のジメジメにも

    疲労回復にも

 

るんるん

 らんらん〜♪

 

ぺ「隠元さん〜隠元さん〜♪

      明の僧の隠元さん〜〜♪

       美味しいインゲン豆をありがとう〜♪」

 

仙「なんじゃぺんたん、ご機嫌じゃな」

ぺ「だって仙人ほら」

 

ドサドサ

 

仙「いんげん豆か」

ぺ「はい、里へ行ったら田んぼのババが『たくさん収穫したから』ってくれたんです」

仙「よし、ぺんたん、旬のインゲンで薬膳講座じゃ、皆を呼べーーッ」

ぺ「はい!」

 

 

仙人の薬膳講座

 

ざわざわ

  わいわい

 

仙「皆、久方ぶりじゃのう」

皆「はい!仙人様、今日はウキウキです」

 

仙「よしよし、では今日は旬のインゲンと鶏ささみ、そしてきな粉を使って薬膳を作るとしよう」

皆「はーい」

 

ぺ「仙人、旬の新玉ねぎも、、ですよ」

仙「ウホホッ、そうじゃそうじゃ」

 

仙「そろそろ梅雨時、湿気も増えてくる、脾は湿気が大嫌いじゃ」

 

ジメジメ

 ウジウジ

ジメジメ

 ウジウジ

 

ぺ「そう、湿気をとってスッキリさせたい脾アースです」

仙「そんな時こそこのインゲン豆、それにきな粉じゃ」

皆「きな粉⁈」

仙「きな粉は大豆じゃ、大豆も湿気を取り除いてくれる優れ者じゃぞ」

ぺ「それに、鶏ささみと玉ねぎを+ですね」

仙「ふむ、鶏ささみを加えれば更に脾アースはパワーアップ!」

ぺ「そして玉ねぎで巡りをよくする」

皆「うわー早く食べたい!」

 

仙「よしではチャチャッと作るとしよう」

皆「はーい」

 

ぺ「まず、ささみの筋をとって、塩麹をまぶし紹興酒に漬けておきます」

仙「そしてレンジで蒸すのじゃ、こうすればササミがパサつかんぞ」

 

ぺ「玉ねぎはスライスしておきましょう」

 

トントン

 トントン

 

仙「インゲンは筋を取って、沸騰した湯に塩少々入れて茹で、冷水にとればよい」

 

ほわほわ

 

ぺ「あとは、ボウルに醤油と蜂蜜、きな粉を入れて混ぜ、そこにほぐしたササミ、いんげん、玉ねぎを入れて和えれば出来上がり」

 

くるくる

 混ぜ混ぜ

 

仙「混ぜたら味がなじむまで少し置いておくとよいぞ」

 

 

 

ぺ「完成!ささみといんげんのきな粉和え

 

ぽん

 

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湿を取り脾を整える「ささみとインゲンのきな粉あえ」

 


皆「美味しそう〜」

ぺ「どうぞ、召し上がれ」

 

皆「頂きまーす」

 

パク

 パクパクッ

 

皆「きな粉が、、」

皆「ほんと、きな粉が、、お味噌みたい⁈」

皆「きな粉、香ばしい、、」

皆「ささみも柔らかーい」

皆「美味しーーッ」

 

 

 

 

ささみとインゲンのきな粉和え   

 

《立法: 健脾化湿》

 

材料: 2人分 

  • 鶏ささみ1本
  • いんげん100g
  • 新玉ねぎ1/4個
  • きな粉大さじ2、蜂蜜小さじ1、醤油小さじ1、
  • 紹興酒&塩麹適宜

   

作り方

  1. ささみは筋をとり、塩麹をまぶし、紹興酒につけておく。
  2. 1をレンジで1分半〜2分弱蒸し、取り出して適当な大きさにほぐす
  3. インゲンは筋をとり、沸騰した湯に入れてさっと茹で、冷水にとる。
  4. 新玉ねぎはスライスしておく。
  5. 3のいんげんを3、4cmに切る。
  6. ボウルに醤油、蜂蜜、きな粉を入れて混ぜ、そこにささみ、いんげん、新玉ねぎを入れて和える。
  7. 味がなじむまで暫く置いておく。

 

 

 

 

*梅雨の食薬

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*梅雨・夏の薬膳

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*梅雨の薬膳茶

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*インゲン豆を使った薬膳

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鶏ささみ  補気

[性味/帰経 ] 平(温)、甘/ 脾、胃

[働き]⑴補中益気 脾胃虚弱、消渇(糖尿)、食欲不振、下痢

    ⑵補精添髄 虚弱体質、消痩、産後無乳、四肢無力

    ⑶降気止逆 咳、げっぷ、しゃっくり

 

隠元  補気

[性味/帰経 ]  平、甘/ 脾、胃

[働き]⑴健脾化湿 口中の粘る感じ、食欲不振、下痢

    ⑵消暑和中 口渇、嘔吐、下痢、暑熱の頭重感

 

玉葱  理気

性味/帰経 ]  温、辛、甘/脾、胃、肺、心

[働き]⑴健脾理気 食欲不振、下痢

    ⑵和胃消食 げっぷ、吐き気、胃もたれ

    ⑶発表通陽 発熱、悪寒

 

大豆(きな粉)  利水滲湿類

[性味/帰経 ] 平、甘/ 脾、胃、大腸

[働き]⑴健脾益胃 疲れ、消痩

    ⑵潤燥利尿 妊娠中毒症、むくみ

 

蜂蜜  補気

[性味/帰経 ] 平、甘/ 脾、肺、大腸

[働き]⑴補中緩急 脾胃虚弱の疲労、食少、胃痛、腹痛

    ⑵潤肺止咳 肺気虚の咳、空咳、息切れ、皮膚の乾燥

    ⑶潤腸通便 虚弱者、腸燥便秘

         ⑷解毒      トリカブトの中毒

 

 

 

 


 仙人問答

 

ぺ「仙人、久々の薬膳講座、好評でしたね」

仙「ふむ、家庭で手軽に作れる1品じゃからのう」

 

ぺ「きな粉がとっても良いお味を出してくれて」

仙「きな粉は手軽に使えて便利な大豆製品、料理に大豆を取り入れにくいという人にもオススメじゃ」

ぺ「きな粉で簡単除湿、、ですね」

仙「ふむ」

 

ぺ「いんげん豆は、、確か、《ある種の毒性タンパク質が含まれていて生食は厳禁!》って仙人に教えてもらいましたよね?」

仙「そうじゃ、その毒性を抑えてくれるのが『ニンニク』じゃ」

ぺ「ニンニク!こちらも今旬真っ盛り!」

仙「いんげん豆とニンニクが同じ頃に収穫を迎える」

ぺ「自然界って凄いですね」

 

仙「いんげん豆とニンニク相畏・相殺』の関係じゃ」

ぺ「配合七情ですね。あ、だったら仙人、今日の薬膳にもニンニクを使えば良かったのに」

仙「そうじゃな、しかし残念な事に、ニンニクと蜂蜜は薬膳ではよくない組み合わせと言われておるのでな」

ぺ「あ、そうか、今日は蜂蜜を使ったから」

仙「ニンニクは酢と相性が良いのでな、いんげん豆をポン酢で和える時などはニンニクを加えるとグッドじゃ」

ぺ「はい!」

 

仙「ウホッ、わしの脾アースも元気いっぱい、山のパトロールじゃ、ウハハハハーーッ」

 

ヒューン

 

 

 

配合七情のお話

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