茶々っと4月
皆様こんにちは、ぺんたんです
ずずっと伸びた円筒状の袖口からは指の先っぽしか見えない
着丈もお尻を遥かに超えている
そんなダボダボの学生服を着た
誰がどう見ても
ピッカピカの中学1年生が
私の職場に顔を出した
「ぺんたんは鬼だ!ぺんたんはもう死んでるんだ!鬼殺隊にやられたんだ!」
「全集中!水の呼吸、壱の型」
と
私に襲いかかってきたあのヤンチャ坊主が
この4月
中学1年生となっていた
ふじのくに茶の都ミュージアム
仕事の毎年の一大イベントを終え
膨大な残務処理は後回しにして
一旦一息入れようと
静岡へ向かった
お茶が大好きな私は
『ふじのくに茶の都ミュージアム』へ
そうしたら、思いがけずこんなところに知り合いが!
ご紹介します
陸羽さんです♪
陸羽は中国、唐の時代の人で、世界で初めて茶の専門書『茶経』を書いた人
茶樹の性質・茶葉の品質と土壌の関係・茶の作り方・道具・茶の種類・煎茶&飲茶の器具などを
源・具・造・器・煮・飲・事・出・略・図の10節に収め
『茶聖』『茶神』と呼ばれた人です
茶経には
『茶はネギや生姜、なつめ、橘皮、山茱萸、薄荷などと一緒に煮てから飲む』と記されていて、今で言う薬膳茶のような組み合わせも書かれています
以前も書いたけれど
1番最初に「食」に「薬」としての効能がある事がわかったのが『お茶』
お茶が食薬の始まり〜〜
そしてそれは世界へ
中国茶の歴史は世界のお茶の歴史でもあり
『茶馬古道』と呼ばれるティ・ロードから広まって行ったんです〜
世界のお茶の種類、日本のお茶の種類がわかりやすく展示されていました
薬膳中医学では、お茶もやっぱり「涼性」「温性」に区別され
体調や季節によって飲み分けます
緑茶や白茶など、発酵の低いものは「涼性」体を冷やします
これからの暑い時期にオススメです
一方
紅茶や黒茶など発酵が進んだお茶は「温性」で体を温めます
秋・冬にオススメです
茶葉の見本も凄く沢山あって(写真はほんの一部です)
引き出しを開けて触ったり匂いを嗅ぐこともできました
館内を見た後は外へ出て散策
お茶室もありましたが
残念ながら、時間が決められていてお抹茶をいただく事はできませんでした(◞‸◟)
その代わりにお茶アイスを
好きなアイスを2種類選ぶ事が出来ます
抹茶アイスだけで5種類!(抹茶の濃さが違う)
他、ほうじ茶、煎茶、玄米茶、ミルク、ストロベリーなど
私は抹茶2と玄米茶の組み合わせで(抹茶5が1番濃い)
茶の都ミュージアムを後にし
日本平夢テラスへ
人は私の事を「雨女」と呼ぶ
確かに今年の仕事のイベントも見事な雨で
搬入には随分手こずった!
しかし
しかし!
私だってやる時はやります!!
どうだ!この富士山!
(霞んでるけど)
*茶は食薬の始まり
*水出し茶
*黒茶
桜エビ〜♡
食いしん坊の私が『お茶』目当てに出かけたりはしない
美味しいものを食べるのがいつだって旅の目的
今回は由比の桜エビ
かき揚げ最高でした〜〜〜♡♡♡
自然界便り
庭のプランターも賑やかになってきました
スイスチャード(フダンソウ)
こちらは西洋ワサビ
薬草園便り
薬草園では
姫りんごの花が満開
山楂子の花も咲き始めました
編集後記
ダボダボの学生服の袖をブラブラさせながら
「『はいよろこんで』のあの速いラップのところ、全部歌えるようになった!」
とその歌声を披露してくれる
中学生になっても中身はあんまり変わってないね♪
6年以上前
前任者が交通事故で入院し
突然この過疎地域に赴任する事になった私
6ヶ月の約束で赴いたのに
結局、6年4ヶ月も通う事になってしまった
その過疎地域の職場がこの4月で閉鎖となる
お陰で一大イベントを終えた後も
この職場の閉鎖に伴う片付けやら何やらで忙しかった
この6年・・・
過疎地域の良いところも
好ましくないところも
いろいろ経験させて頂いた
私の職場に顔を出してくれた子供達は
皆、元気で物おじせず、コミュニケーション能力が高い
1学年が十数人しかいない学校で育った子供達
先生の目も行き届き
どの子も常に
主役で、準主役で、或いは名脇役で、、、
そんな環境で育った子供達は
「その他大勢」を知らない
「その他大勢」になれない
高校に進学した女の子が、泣きごとを言ってきた
「私の自己肯定感が、、全部崩れていく、、小学生に戻りたい!」
そんな過疎地域の職場
エンジンをかけて
左手に海を見ながら走る
巨大な伊勢エビモニュメントを通り過ぎたら
右に曲がって・・・
おさらばえ