収穫したなつめで作ろう
さわさわ〜
さわさわさわ〜
ぺ「あー秋の気配〜」
ぽと
ぽとっ
ぺ「ん?んん⁇」
ぺ「あ、なつめ、、なつめの実が落ちた、、」
ヒューン
仙「どうしたんじゃ、ぺんたん」
ぺ「仙人、なつめですよ、なつめ、薬草園に植えたなつめが、、」
仙「おぉ今年は実がついておったようじゃの」
ぺ「はい、そのなつめの実が落ちてきて、、」
仙「ウホホッ、色づいたものが落ちたのじゃな」
ぺ「はい、白っぽいのはまだ木にたくさん実ってます」
仙「よし、では早速収穫じゃ!」
ぺ「はい!」
セッセ
セッセ
ぺ「仙人、白っぽいのも収穫しちゃって大丈夫ですか?」
仙「オッケーオッケー、干しておけば紅くなるぞ」
ぽん
![[f:id:hatenablog:20170217161727j:plain:title=:alt=]](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/senninlife/20250914/20250914195755.jpg)
ぺ「初収穫にしてはたくさん採れましたね」
仙「食べてもよいぞ」
カリッ
ぺ「わ、歯応えあって、りんごみたい」
仙「干しなつめとは随分違うじゃろ」
ぺ「ほんと、甘ったるくなくて、、」
仙「今は白くても、数日おけばこうなる」
ぽん
![[f:id:hatenablog:20170217161727j:plain:title=:alt=]](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/senninlife/20250914/20250914195801.jpg)
ぺ「わー、綺麗な色」
仙「更に天日干しをすればこうなる」
ぽん
![[f:id:hatenablog:20170217161727j:plain:title=:alt=]](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/senninlife/20250914/20250914195758.jpg)
ぺ「あ、これです、これ、これぞまさしく『なつめ』です!」
パクっ
ぺ「あ、美味しい、市販のよりずっと美味しい、酸味も残ってて、ねっとり、干し柿みたいで」
仙「やはり自家製はうまい!」
ぺ「干しなつめは冷蔵庫で保存でしたね」
仙「ふむ、カビがつきやすいからのう。そのまま保存してもおいても良いが、ハサミで切ってタネを取り『なつめチップス』にしても良いぞ」
ぺ「なつめチップス⁉︎」
チョキチョキ
チョキチョキ
仙「切ったらもう半日ほど天日干しして、」
ぽん
![[f:id:hatenablog:20170217161727j:plain:title=:alt=]](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/senninlife/20250916/20250916145611.jpg)
ぺ「わ、なんか唐辛子みたい」
仙「こうしておくと、煮物、汁物、デザート、ジュース、なんにでも使いやすくて便利じゃ」
ぺ「なるほど、お料理、お茶、ヨーグルト、スムージー、簡単に使えてお手軽ですね」
作り方
- なつめを洗って、天日干しにする。(干しなつめ)
- 干しなつめが完成したら、ハサミで切って、再び天日干しする(なつめチップス)
- 完成した干しなつめ、なつめチップスは乾燥剤を入れた容器に入れて冷蔵保存。
- チップスを作った時に取り除いたタネは、なつめ酒や薬膳茶に入れて使う。
- なつめは、煮込み料理、薬膳粥、薬膳茶、汁物、ヨーグルト、ジュースなどに入れて使う。
なつめ(大棗、たいそう) 補気類
[性味/帰経 ] 温、甘/ 脾、胃
[働き]⑴補中益気 疲れ、食欲不振、めまい
⑵養血安神 顔色萎黄、躁鬱、貧血、心悸、不眠、多夢、イライラ
⑶緩和薬性
【なつめを使った薬膳】
*なつめ酒
*なつめ玫瑰花茶
*黒ごまとなつめの薬膳茶
*なつめと長芋のお粥
*なつめと小麦・甘草のお粥
*なつめ入り薬味煮卵
*黒米百合根なつめご飯
*なつめ入り薬膳コーラ
*なつめオーツミルク
仙人問答
ぺ「仙人、2021年に植えた『なつめ』の初収穫、感激です!」
仙「ふむ、そうよのう、育てたもののみが感じる幸せじゃ」
ぺ「昨年も2個ほど実がついていたのですが、いつの間にか消えてしまって、、きっと落ちてしまったんですね」
仙「色づくと簡単に落ちてしまうからのう」
ぺ「薬膳の勉強を始めた時に初めて知った『なつめ』の存在、初めて作った薬膳酒も『なつめ酒』でした」
仙「なつめは薬膳界の重鎮、中薬名を『大棗』と言って多くの漢方薬に含まれておる」
ぺ「はい、」
仙「皆がよく目にする『葛根湯』や『六君子湯』、『桂枝湯』にも含まれておるぞ」
ぺ「はい、脾胃の虚弱や倦怠感、食欲不振、それに営血の不足による不眠・不安などにも良いのですよね」
仙「そうじゃ、大棗は生姜(しょうきょう)と一緒に配合する事が多くてな、」
ぺ「生姜と⁈」
仙「生姜は大棗によってその刺激性が緩和される」
ぺ「生姜の辛味を大棗が和らげるのですね」
仙「ふむ、そして大棗は生姜によって胸苦しさ・つかえ・膨満感、気の停滞などを起こす弊害が緩和される」
ぺ「『気』を補う大棗、その『気』が滞ったりしないよう上手く巡らせてくれる生姜、すごい!名コンビなんですね」
仙「風邪をひいた時など、生姜が衛気(えき)を助けて発汗し、大棗が営気(えいき)を益して発汗による消耗を防止し営衛の調和を保つという訳じゃ」
ぺ「体内を巡る営気と体表を巡る衛気、久しぶりの登場ですが、この営衛コンビは中医学において重要な役どころですね」
仙「そうじゃ、陰の営気・陽の衛気」
ぺ「貴重なお話を聞いたところで、仙人、これをどうぞ」
仙「なんじゃ?」
ぺ「猛暑疲れにもぴったり!『なつめのぬか漬け』です、白いうちに漬けました」
ぽん

カリッ
仙「おぉ甘酸っぱさと塩味と、うまい!」
*『元気・宗気・衛気・営気』のお話
*秋分の日のお話