薬膳でセルフケア めざせ!仙人life

中医薬膳学に基づき、薬食同源、医食同源で仙人のような健康長寿を目指します。

おやつに、おつまみに芽キャベツ焼き

 

甘くて美味しい

 

仙「よし、ぺんたん、今日は里へ出かけるぞ。」

ぺ「えー、まさか、私が一生懸命書いて貼ったあのポスターを剥がすのですか?」

仙「何を言うておるのじゃ、そんな事はせぬ、ただ、ポスターは物言わぬ2次元の世界じゃ。」

ぺ「はぁ、QRコードでも貼っておけばよかったのでしょうか?スマホでピュッと飛べる様に、、。」

仙「伝承じゃ、伝承、、。行くぞ。」

 

ヒューン

 

ぺ「あ、仙に〜〜ん、もう、私は飛べないんですから、、。」

 

トットトットコ 

 

 

ざわざわ  ガヤガヤ

 

里の人々「なるほどなぁ仙人さん、『疲れた』っちゅう事は『気が減っておる』っちゅう事なんだなぁ。」

仙「そうじゃ、そうじゃ、そういう時には気を補うものを食べるんじゃ、つまり、♪♪フラフラ くたくた補気ッチャえ!♪♪ じゃ。」

里の人々「 ♪♪フラフラ くたくた補気ッチャえ!♪♪   か。」

 

里の人々「うちの主人は仕事で体だけじゃなく、精神も疲れちゃってるんですけど、そういう時も補気ッチャえ!ですか?」

仙「そういう時は 理気ッチャえ!じゃ。気が落ち込んだり、イラつく時は、気の巡りを良くしてやるのじゃ、♪♪ イライラ うつうつ 理気ッチャえ! ♪♪

 

里の人々「 ♪♪フラフラ くたくた補気ッチャえ!♪♪

      ♪♪ イライラ うつうつ 理気ッチャえ! ♪♪」

 

タカタカ

 

里の人々「仙人さん、芽キャベツが沢山採れたんで、これでもつまみながら、、。」

仙「お、これは良い、皆、これじゃ、この芽キャベツ、これがまさに 補気ッチャえ!なんじゃ。よしよしこれを、、。」

 

レンジでチーン

オーブントースターでチーン

 

仙「出来上がりじゃ、芽キャベツのたこ焼き風  。さぁ皆 、補気るのじゃ。」

 

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パクパク  パクパク

 

里の人々「あまい、うまい、。」

仙「1度レンジで蒸してから焼いたのでのう、甘さが増すのじゃ。醤油がなくても充分美味しいじゃろ。」

 

タッタタ タタタタタタ

 

ぺ「ハァハァハァ、、やっと、着いた、、。」

 

里の人々「 ♪♪フラフラ くたくた補気ッチャえ!♪♪

     ♪♪ イライラ うつうつ 理気ッチャえ! ♪♪」

 

ぺ「な、何これ、一体何の騒ぎ?」

 

里の人々「あら、ぺんたんさん、芽キャベツどうぞ、美味しいですよ。」

里の人々「食べて一緒に歌おう! 

 

 ♪♪フラフラ くたくた補気ッチャえ!♪♪

  ♪♪ イライラ うつうつ 理気ッチャえ! ♪♪ 

 

ぺ「こ、これはミュージカル??はたまた新興宗教??」

 

 

 

芽キャベツのたこ焼き風

材料(2人分)

芽キャベツ160g、かつお節削り、生姜、醤油

 

 

 

作り方

  1. 芽キャベツを洗って、レンジで蒸す。
  2. 耐熱皿に芽キャベツをのせ、オーブントースターで6、7分焼く。
  3. 取り出してかつお節削りをかける。
  4. お好みで、生姜醤油をつける。

 

 

芽キャベツ  補気類

[性味/帰経 ] 平、辛、甘/ 胃

[働き]補中益気 脾胃虚弱、疲れ、胸焼け、胃痛、食欲不振

 

 

 

 

仙人問答

 

ぺ「仙人、今日のあの騒ぎは何ですか?」

仙「ウハハハハ、皆しっかり覚えて唄っておったぞ。どうじゃ、わしの必殺『伝承の術』じゃ。」

ぺ「『補気る』、、なんて言葉、中医学にはないですよー。」

仙「わしのオリジナルじゃ、覚え易いじゃろ。」

ぺ「そうですけど、、。」

 

仙「ぺんたんよ、皆に薬膳を広める為には難しい理論よりも、わかり易く日常に溶け込ませる事じゃ。」

ぺ「はい、。」

仙「薬膳学の食薬の分類は特殊で分かりにくい、だからこそ、簡単にするのじゃ。」

ぺ「はい、、、でも、、、。」

仙「ぺんたんよ、方法はいくつあっても良いのじゃぞ。」

ぺ「あ、そう、そうですよね。」

 

仙「ところで、今日の芽キャベツは美味かったじゃろ?」

ぺ「あ、はい、すっごくて甘くて、、かつお節ともぴったり、どれだけでも食べれちゃいます。」

仙「そうじゃろう、。芽キャベツには普通のキャベツよりもずっと多くのビタミンCが含まれておるのじゃ。風邪対策にも良いのでな、見つけたら忘れずにゲットする事じゃ。」

 

ぺ「美味しかったです、とっても、、でも、仙人、今日はひな祭りですよ、、。皆さん、美味しそうで綺麗なお寿司を作られてますよ、それなのに、、。」

仙「よし、わかった、ではわしがローゼル酢を使って、淡いピンクのお寿司を作ってやるとしよう。」 

ぺ「やった!」

 

 

 

血糖値を下げる文旦を使って

 

インスリン様の成分を持つ文旦

 

 ドボドボ  ドボドボ

 

ぺ「よし、山うど酒 完成、ふふ、これで風邪・湿邪・寒邪に、マ・ケ・ナ・イ ‼︎ 」

 

ヒュヒューン

 

ぺ「あ、仙人、お帰りなさい。」

仙「今、里をひとまわりして来たのじゃ。やはり風邪は里のあちこちをうろついておるな。」

ぺ「田んぼのババ、大丈夫かしら?」

仙「ウハハハハハ、心配するな、風邪も懲りたらしく、ババの家のあたりにはおらなんだぞ。」

ぺ「よかった、、。」

仙「これは田んぼのババから、ぺんたんにじゃ、ほれ。」

 

ゴロゴロ

 

ぺ「わ、文旦、、ババが、、美味しそう、、早速、食べちゃおうかなぁ、。」

仙「文旦は気の巡りを良くして、消化を良くする果物、、何かと組み合わせて、薬膳にしてみるのじゃ。」

ぺ「はい、気の巡りを良くするって事は理気類ですね、理気類なら補気類と組み合わせるか、、消化を良くする消食類と組み合わせるか、、、あ、そうだ、かぶら、かぶらと合わせてサラダにしようっと、。」

仙「ふむ、それはさっぱりして美味そうじゃ。」

 

トントン

ギュッギュッ

くるくる ムキムキ

まぜまぜ

 

  

ぺ「できました、文旦と蕪のサラダ です。」

 

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仙「おぉ、綺麗にできたな、どれ、。」

 

パクっ

 

仙「うん、美味いぞ、カブの甘みと文旦の酸味が上手く混ざっておるな。」

ぺ「かぶの葉をちょっと入れたのも、良いアクセントですね。」

仙「文旦の果汁の中には、インスリン様成分が入っておって、血糖値を下げる効果があると言われておるのじゃ。蕪と合わせれば一層消化も良くなるしな。」

ぺ「へぇ、そんな効果が、、、じゃ、沢山食べよー。」

仙「うおっホン、食べ過ぎない薬膳、飲み過ぎない薬膳じゃぞ。」

ぺ「あ、そうでした。」

 

 

 

文旦と蕪のサラダ

材料(2人分)

文旦1/4個、蕪1/4(140gぐらい)、塩麹小さじ1/2、蕪の葉適宜

 

 

 

作り方

  1. 蕪は皮をむき薄切りにする。蕪の葉は細かく切る。
  2. 1に塩麹を入れ、混ぜておく。
  3. 文旦の皮をむき、実を取り出す。
  4. 2の蕪の水気を切り、文旦と和える。

 

 

文旦  理気類

[性味/帰経 ]  寒、甘、酸/ 胃、肺

[働き]⑴健胃消食   食欲不振、消化不良

         ⑵止咳化痰  痰が多い、咳

         ⑶解酒    酒の飲み過ぎ

 

  消食類

[性味/帰経 ]  平、辛、苦/肺、脾、胃

[働き]⑴下気寛中    消化不良、脘腹脹満、げっぷ、吐き気

    ⑵清熱利湿     多汗、ほてり、黄疸、消渇

 

 

 

 

仙人問答

 

仙「ところでぺんたん、里の至るところにポスターが貼ってあったが、あれは何じゃ?」

ぺ「薬膳普及の為の営業活動です、。 薬膳講座の生徒さん募集用に作ったんです。なかなか良く出来たと思いますが、。」

仙「そうかのう、なんかこう、面白味のないポスターじゃったのう、。」

ぺ「そ、そんな、、必死で考えたのに、。」

仙「” 様々な人の  様々な暮らしに 仙人lifeの薬膳御膳 ”  、、ありきたりでつまらんのう、つまらん、つまらん。」

ぺ「ウッウウッ、、」

 

仙「♪♪フラフラ くたくた 補気ッチャえ! イライラ うつうつ 理気ッチャえ!♪♪

ぺ「何ですか、それ?」

仙「これじゃよ、これ、いつもこのブログの1番下に書かれているじゃろうが、、。」

ぺ「え、そんなのありましたっけ、、。」

仙「スマホの人には見えんがのう、、タブレットやPCの人には見えるはずじゃ。」

ぺ「えーっと1番下、下、下、、あ、あった。  仙人、いつの間にこんなの書いたんですか?」

仙「初めの日じゃ。」

ぺ「え、初めの日?」

仙「そうじゃ、ぺんたんが弟子入りした、あの初めの日。」

ぺ「初めの日に、すでにこんな落書きを、。」

仙「ウハハハハ、これじゃこれじゃ。つまらん、ありきたりのコピーなどブッ飛ばせー。」

 

♪ ♪  フラフラ くたくた 補気ッチャえ! ♪ ♪

   ♪ ♪  イライラ うつうつ 理気ッチャえ! ♪ ♪ 

頭痛、肩凝りに山うど酒

 

ちょっと渋めなお味で

 

ポカポカ  

ピチュピチュ

 

トコトコ  トコトコ

 

ぎぃ〜

 

ぺ「こんにちは、、。」

マスター「いらっしゃいませ、ぺんたんさん。」

 

ぺ「今日は、暖かいですね。」

マスター「はい、もう3月ですからね、。さ、こちらへどうぞ。」

 

ぺ「はい、あ、でも今日はお客じゃなくて、、ポスターを貼らせて頂けないかと、伺ったんです。」

マスター「ポスター、ですか?」

ぺ「はい、仙人から営業努力が足らないって言われてしまって、、。」

マスター「営業努力、、ですか?」

ぺ「はい、薬膳講座の生徒さんを増やして、もっと薬膳をひろめるようにって、、。」

マスター「なるほど、、。」

ぺ「それで、ポスターを作って、あちこちに貼ってるんです。里の寄合所にも行って来たところで、。」

マスター「そうですか、いいですよ、良く見える所に貼っておきますので、ポスターお預かりします。」

ぺ「ありがとうございます。では、これ、お願いします。」

 

サッ

 

マスター「 ”  様々な人の  様々な暮らしに  仙人lifeの薬膳御膳   あなたの健康をサポートします  ”     良いですね。ぺんたんさんが作った薬膳の写真も載っているし、、ショートストーリーも、、分かり易くて良いですよ。」

ぺ「ホッ、良かった。」

 

 

マスター「ところで ぺんたんさん、実は今、丁度新しい薬膳酒の仕込みをするところなんです、これです、山うど、。」

 

 

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ぺ「わぁ、春って感じですねぇ。山うども薬膳酒になるのですか?」

マスター「はい、山うどは今が旬、高麗人参と同じウコギ科の植物で、血流を良くし、体を温め、頭痛や肩凝りに良いのですよ。」

 

ぺ「へぇ、、簡単に作れるのですか?」

マスター「はい、綺麗に洗ってこうして斜め薄切りにします。」

 

 

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マスター「それから、水気をキッチンペーパー等で拭いて、あとはいつもの様に熱湯消毒した瓶に入れ、ホワイトリカーを注ぐだけです。」 

ぺ「簡単ですね。」

 

 

マスター「はい、山うど酒 です。」

 

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ぺ「え、凄い、あっという間に出来ちゃいました。」

 

マスター「はい、あとは冷暗所で1ヶ月以上置きましょう。」

ぺ「1ヶ月、、待ち遠しいですね。」

マスター「ちょっと渋味のある大人な味に出来上がりますよ、。」

ぺ「楽しみ、、。」


マスター「ウドは祛風湿類(きょふうしつるい)なんです。祛風湿類の食薬は筋肉や経路、骨に侵入する風・湿邪気を退治するんですよ。」

ぺ「風邪、湿邪を?」

マスター「はい、その中でもウドは温性で、辛味、苦味ですから、寒邪にも良いですし、関節痛、筋肉痛にも良いですよ。」

 

ぺ「それは、重要な食薬、薬膳酒ですね。私も作って、次なる戦いに備えないと、。」

マスター「もう1本、山うどがありますから、差し上げます。はい、どうぞ作ってみて下さい。」

 

さっ

 

ぺ「ありがとうございます。帰って直ぐに作ります。では、マスター、ポスターお願いします。」

 

ぎぃ〜

 

タタタタ タタタタッーーーーー

 

 

 

山うど酒

材料

山うど1本(200g前後)、35度ホワイトリカー400cc 

(この割合でお好きなだけ)

 

 

 

作り方

  1. 山うどは綺麗に洗って、水気を切る。
  2. 5mmぐらいの斜め薄切りにする。
  3. 消毒した瓶に山うどを入れ、ホワイトリカーを注ぐ。
  4. 冷暗所で1ヶ月以上おく。
  5. 食前に1日30ml、ロック又はストレートで飲む。

 

 

独活(うど)  祛風湿類(きょふうしつるい)

[性味/帰経 ] 微温、辛、苦/ 肝、腎、膀胱

[働き]⑴祛風除湿止痛 頭の重い痛み、四肢の冷え、むくみ、しびれ

    ⑵補益肝腎・強筋健骨 腰・足の重い痛み

 

酒  祛風湿類

[性味/帰経 ] 温、辛、甘、苦/ 心、肝、肺、胃

[働き]⑴行気活血 胸痺、四肢の冷え

    ⑵散寒止痛 関節・筋肉の痛み、脘腹冷痛、風湿痺痛

 

 

 

【 山うど酒 効能 】

 

  • 血流を良くし、身体を温める。
  • 整腸作用と血行促進で冷え性、肩凝りに良い。
  • 利尿作用を活発にして、痛みやコリを取り除く。
  • 疲労回復・強壮・強精

*普通のウドより 山うどの方が効果が大きい。

月刊仙人life 2月号 2017

 

そして2月

 

皆さま、こんにちは、ぺんたんです。

 

ロウギアからのスタートとなった1月でしたが、何とかギアをセカンドに入れて、2月はまずまずの走りが出来たと思います。

 

そんな2月を振り返りながら、まずは恩師のお話から、、。

 

 

 

予防医学

 

私の恩師は勿論中国の方で、現在は日本に帰化されています。中国で臨床医として働かれていた恩師がどうして薬膳普及の道を選ばれたか、、。

それは、治す事ができない病気を前にした際の医者の無力感だったそうです。

患者の絶望の眼差しに出会う中で、病気を治療する医者より、病気にさせない医者になりたい、との思いがこみ上げてきて、薬膳に辿り着いたと、おっしゃって見えました。

 

日常の中のほんの些細な事の積み重ねが、ある日突然、病となって現れる、、。

それを回避すべく、想像力豊かな?私は、こんなストーリーを考えながら薬膳を作っていました。

 

 

 

薬膳にまつわる3つのショートストーリー

 

 

【 その1 】

 

小学6年生の女の子エイコちゃんのお母さんは、残念ながら、食事を作るのが好きではありません。

毎日毎日、お肉を炒めるだけの簡単料理。エイコちゃんはいつも胃腸風邪を繰り返し、インフルエンザの常連でもあります。

それでもエイコちゃんはお母さんが大好き、だって朝ごはんにはいつもエイコちゃんの大好きなロールケーキや菓子パンを用意してくれるんですもの。

「胃腸風邪の時は何を食べているの?」

「うどん、、」

「ネギとか、椎茸とか、入ってるの?」

「うどんだけ。」

 

こんなエイコちゃんに小学生でも作れる『春キャベツと鮭フレークの和え物』は、如何でしょうか、。

 

 

 

【 その2 】

 

独身OLのビイコさんは、彼氏との共同生活を始めてウキウキモード。

仕事中もクックパッドのページを見ながら、夕飯は何を作ろうかと張り切っています。

2人仲良く夕飯を作って食べて、、でも、半年も経ったある日彼氏に言われてしまいました。

「納豆だけでいいよ、本当はこういうゴチャゴチャしたの、好きじゃないんだ。」

・・・

結局破局、一人暮らしになってしまったビイコさん、1年半が過ぎました。

初めのうちは自炊もしていましたが、どんどん億劫になり、今ではまともな夕飯を食べる事も少なくなり、体調を崩しては病院通いです。

「野菜ジュースは飲んでますよ。あと、お豆腐ぐらいはたまに食べるんですけどね。」

 

こんなビイコさんに『変わり湯豆腐』は如何でしょうか、。

 

 

 

【 その3 】

 

結婚生活10年目のシイオさんは、会社の統廃合で、突然の転勤を言い渡されました。

でも、奥様から『小学生の子供もいるし、実家の近くから離れたくないの。』と言われ、やむなく単身赴任です。

仕事で帰りが遅かったシイオさん、今まで家事は奥様に任せきりで料理などしたことがありません。

外食とコンビニ弁当、カップ麺の日々が続き、なんと3ヶ月で10キロも太ってしまいました。

「服のサイズも合わなくなってしまい、スーツのズボンはもうどれもはけません。休みの日ぐらいは自炊でもしないと、と思っているのですが、包丁もあまり使ったことはなく、鍋や調味料も揃えてありません、、。」

 

こんなシイオさんに『タラのホイル焼き わさび漬け風味』は如何でしょうか、。

 

 

” 様々な人の 様々な暮らしに 仙人life の薬膳御膳

あなたの健康をサポートします ”

 

以上、CMでした (^_−)−☆

 

 

 

 

 

自然界便り 

 

春の訪れを告げる蕗の薹です。

 

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 今年の蕗の薹は小ぶり、、。

もちろん、天ぷらと、蕗味噌にして美味しくいただきました ( ´ ▽ ` )

 

 

 

 編集後記

 

「君の瞳に恋してる」「酒とバラの日々」「空に星が綺麗」(斉藤和義

今月もブログ内にいくつかの名曲が登場しました。

私は音楽が好きで、ジャンルを問わず何でも聞きます。あ、演歌や民謡は聞きませんが、、。

料理を作るとき、食べる時は必ずBGMをかけながら、、。

でも料理って、ブログでもお分かりのように、結構色んな音が出るんですよね、なので、BGMは大きめの音量でないと聞こえません。かなりの爆音で聴いているかも、、です。

それで、、今月気になった事が一つ、radwimpsの「前前前世」と「週刊少年ジャンプ」の曲の「君の前前前世から僕は〜〜♪」の部分と「週刊少年ジャンプ的な未来を〜〜♪」のところのメロディが、同じに聞こえる、、テンポは違うけど、、。

ただそれだけの話(笑)

 

 

今月も訪問してくださった皆様、読者になってくださった皆様、スター、コメントをくださった皆様、本当にありがとうございます。

 

少し春めいて、何となく気分がウキウキしてきたら、それは貴方の肝ウーッドが動き始めた証拠。

もし、少しもウキウキして来なかったら、玉ねぎや柑橘類を食べて、肝ウーッドを目覚めさせてあげましょう。

 

梅・桃・桜、、優しい花達の季節がやって来ます。

腎陰腎気を補う 山芋(長芋)入り八宝菜

 

山芋酒の山芋を使って

 

ヒィラヒィラ  ひらりん〜〜

 

ぺ「あ、手紙、、、。」

 

バタバタバタ

 

ぺ「仙人〜〜、薬膳講座の生徒さんから『山芋酒を使った薬膳はもう無いのですか?』というお手紙が届きました。」

仙「ふむ、長芋の明太子和えを作っただけじゃったのう。よし、では今日はもう一つの山芋酒を使った薬膳じゃ。皆を呼べ。」

ぺ「はい。」

 

 

 

仙人の薬膳講座 

 

仙「皆、山芋酒を持ってきたかのう。」

皆「はい。」

仙「よし、では今日はその中の山芋も作って八宝菜じゃ。」

 

ワイワイ ウキウキ

 

仙「まず、山芋酒の中から山芋を取り出すんじゃ。」

ぺ「はい、山芋酒の良い香りがしますね。」

仙「豚肉に下味をつけておくんじゃ。」

ぺ「はい、みじん切りにしたネギとすりおろした生姜、それに山芋酒、醤油ですね。」

仙「キクラゲを戻しておくのも、忘れずにな。」

ぺ「はい、戻したら石づきは取りましょうね。」

仙「あとは、簡単じゃ。全て一口大に切ってな。」

ぺ「はい、にんじんは短冊切りにしましょう。」

仙「よし、炒めるんじゃ。」

ぺ「はい、お肉だけ先に炒め、一旦取り出しておきます。」

 

ジュージュー シャッシャッ

 

ぺ「完成、山芋入り八宝菜 です。」

 

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皆「良い香りね〜〜。」

ぺ「どうぞ、召し上がってください。」

 

パク パクパク

 

皆「美味しい、山芋がシャキシャキだわ。」

皆「ほんと、山芋にリカーが沁みてるわね〜。」

仙「どうじゃ、うまい使い方じゃろ。」

皆「はい、山芋酒の山芋をどう使ったら良いのか分からなかったので、。」

皆「そうなんです、使い方がわかってとても嬉しいです、。」

仙「ウハハハハ、自分達でも工夫してな、色々試してみると良いぞ。」

皆「はい。」

 

 

 

 

山芋(長芋)入り八宝菜

材料(2人分)

豚肉切り落とし100g、山芋酒の山芋(長芋)60g、キクラゲ5g、人参1/4本、白菜100g、ピーマン1個、玉ねぎ1/4個、うずら卵4個、生姜5g、山芋酒(紹興酒)大さじ1、水50cc、塩、ごま油、水溶き片栗粉

下味: 山芋酒大さじ1、醤油小さじ1、生姜すりおろし小さじ1、ネギ2cm

 

 

 

作り方

  1. ネギをみじん切りにして下味を作り、豚肉を漬けておく。
  2. キクラゲは水で戻し、石づきをとり一口大に切る。
  3. 生姜はみじん切り、人参は短冊切り、あとは皆一口大に切る。
  4. フライパンを熱しごま油を入れ、豚肉を炒め、一旦取り出す。
  5. 再びフライパンを熱し、ごま油、生姜を入れ、人参、ピーマン、玉ねぎを炒める。
  6. その後キクラゲ、白菜、山芋(長芋)、豚肉を入れて炒める
  7. 山芋酒、水、うずら卵を入れて混ぜ、塩で味を整える。
  8. 水溶き片栗粉を入れて仕上げる。

 *山芋酒が無い方は、長芋と紹興酒で作ってください。

 

 

 

豚肉 滋陰類

[性味/帰経 ]  平、甘、鹹/ 脾、胃、腎

[働き]⑴滋陰潤燥、益脾補腎、長筋肉、生津液、潤皮膚

 

山薬(山芋、長芋、自然薯)  補気類

[性味/帰経 ]  平、甘/脾、肺、腎

[働き]⑴健脾止瀉 脾気弱の食少、腹脹、泥状便

    ⑵養肺止咳 肺陰虚の慢性咳、喘息

    ⑶補腎縮尿 腎気虚の遺精、頻尿、帯下

 

白菜     清熱瀉火類(せいねつしゃかるい)

[性味/帰経 ]  平、甘/ 胃、大腸

[働き]⑴清熱除煩 胸苦しい、煩熱、肺熱の咳、消渇

   ⑵導滞通便 熱性便秘、腹脹

 

黒木耳(くろきくらげ) 止血類

[性味/帰経 ]  平、甘/肺、胃、大腸

[働き]⑴涼血止血  各種出血、眼底出血、瘡瘍

    ⑵潤肺益胃  肺燥の空咳、腎陰虚の喉の乾き

    ⑶利腸通便  便秘

 

鶉玉子(うずらのたまご) 滋陰類

[性味/帰経 ]  平、甘/ 脾、肝、腎

[働き]⑴補虚強骨足腰  倦怠感、めまい、記憶力低下

    ⑵補気養血  貧血、消痩、精神不安

 

 

にんじん  養血類

[性味/帰経 ]  平(微温)、甘/肺、脾、胃、肝

[働き]⑴養血明目益肝 血虚による目の乾燥、かすみ、視力低下

    ⑵斂肺止咳 咳、咳痰

 

ピーマン 温裏類

[性味/帰経 ]  熱、辛/心、 脾

[働き]⑴温中散寒 脾胃虚寒による脘腹冷痛、嘔吐下痢

    ⑵開胃消食 食欲不振、消化不良

 

玉葱  理気類

[性味/帰経 ]  温、辛、甘/脾、胃、肺、心

[働き]⑴健脾理気 食欲不振、下痢

    ⑵和胃消食 げっぷ、吐き気、胃もたれ

    ⑶発表通陽 発熱、悪寒

 

山芋酒

効能:胃弱、消化不良、強壮、強精、若返り、物忘れ、足腰の衰え、頻尿、疲労回復

 

 

 

 仙人問答

 

ぺ「仙人、今日の薬膳は腎陰を潤し、腎気を補う薬膳でしたね。」

仙「ふむ、腎をしっかり労っておけば、春の陽気が増してきても、肝ウーッドが元気に過ごせるという訳じゃ。」

ぺ「腎ウォーターが潤えば、肝ウーッドはすくすく育つ、ですね。」

仙「木が成長するには水が要るからのう。」

 

ぺ「あ、そう言えば、今日うずら卵を使いましたよね。」

仙「八宝菜には欠かせんぞ。うずら卵は、鶏卵よりもタンパク質が豊富でな、自律神経失調症や、慢性の気管支喘息にも良いのじゃ。」

ぺ「そうなんですか、、、実は、そのうずら卵を海辺の近くの『スーパーなぎさ』に買いに行ったんですけどね、。」

仙「そうじゃ、ぺんたんが『面倒臭いから、水煮のうずら卵を買って来る。』と言って出かけたんじゃ。」

ぺ「うずら卵をカゴに入れた時、知らないおじさんに声をかけられたんです。」

仙「ほぉ、何と?」

ぺ「『うずら卵って八宝菜に入ってますね、自分で八宝菜が作れたらいいですね。』って。」

仙「それで、何と?」

ぺ「はい、『もちろん自分で作れますよ。』って答えたんですけど、、。何でしょう?あのおじさん、、。」

仙「なんという奴じゃ、何故そこで薬膳講座に誘わんのじゃ、生徒獲得のチャンスを逃しおって、、。」

ぺ「あ、そうか、、」

仙「営業能力の足らん奴よのう、、、」

ぺ「え、だって、私、薬膳の修行に弟子入りしたので、営業って言われても、、。」

仙「薬膳を広める事が、皆の健康に役立つんじゃ、営業努力も惜しまぬようにのう。」

ぺ「はぁ、、、。」

 

お肌にも良いアオサで雑炊

 

はと麦ごはんを使って

 

 ヒュヒューン

 

仙「ぺんたん、アオサが干し上がったぞ、今日はこれで薬膳じゃな。」

 

〜 しぉ〜ん  しぉ〜ん〜〜

 

ぺ「はい、あー磯の良い香り、、。」

仙「そうじゃろう、色艶も良いぞ。」

ぺ「海で採れるから、昇降浮沈の降・沈ですね。」

仙「そうじゃな、さて、何と組み合わせる?」

ぺ「はい、、えーっと、化痰類・鹹味(塩味)は塊をほぐし、散らし、排泄するだから、、。はと麦と併せてはどうでしょう?」

仙「ほぉ、それは良い考えじゃ。」

ぺ「はと麦も余分な水分を排出しますから、体の中の汚水処理っていう感じで、、。」

仙「ふむ、それはお肌にも良さそうじゃな。ついでに大根も入れて消化機能アップじゃ。」

ぺ「はい、アオサ、大根共に体を冷やす食薬ですから、温かくして使う、、。」

 

ピッ

 

ぺ「雑炊です。はと麦ごはんでアオサのお雑炊、、。」

仙「それは良い考えじゃ、シラスも入れれば良い味になるぞ。」

ぺ「はい。まずははと麦ごはんを炊いて、、。」

 

チョロチョロ パッパ

 

ぺ「雑炊って、ご飯が少なくてすむからダイエットにも良いわ、ウフフ、、。」

 

グツグツ

くる〜り  パッ

 

ぺ「はい、はと麦ご飯であおさとシラスの雑炊 出来ました。」

 

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仙「おぉアツアツじゃ。」

 

フゥフゥ  ズズッ

 

仙「アオサの風味が良いな、しらすの塩加減とマッチして、。」

ぺ「あ、プツプツとはと麦の食感も良いですね。大根も甘いし、、。」

 

 

 

あおさとシラスの雑炊

材料(1人分)

はと麦ごはん70g(米1合にはと麦大さじ1を入れて炊いておき、そのうちの70g)、あおさ5g、シラス10g、大根50g、卵1個、ネギ5cm、出し用昆布1g、水300cc

 

 

 

作り方

  1. 米1合にはと麦大さじ1を入れて炊いておく。
  2. 土鍋に出し用昆布と分量の水を入れておく。
  3. 大根は5mm角に切り、あおさはさっと洗って水気を切っておく。
  4. ネギは小口切りにする。
  5. 土鍋に大根を入れて火にかけ、煮立ったら弱火にして大根が柔らかくなるまで蓋をして煮る。
  6. 5にはと麦ごはんを入れ暫く煮る。
  7. 6にシラスを入れて一煮立ちしたら、溶き卵を回し入れ、あおさ、ネギを入れて火を止め、蓋をして蒸らす。

 

 

 

アオサ(海苔)  化痰類

[性味/帰経 ] 寒、甘、鹹/肺

[働き]⑴化痰軟堅 リンパ節腫、甲状腺

    ⑵清熱利尿 水腫、淋病、小便不利、脚気、不眠、皮膚病

 

しらす(イワシ) 補気類

[性味/帰経 ] 温、甘/ 脾

[働き]⑴補益気血  気血虚弱、息切れ、めまい、むくみ

 

薏苡仁(よくいにん、はと麦)  利水滲湿類

[性味/帰経 ] 微寒、甘、淡/ 肺、脾、胃

[働き]⑴利水滲湿 むくみ、下痢、かっけ、四肢痙攣

    ⑵健脾補肺 咳、痰多、胸の痛み、食欲減少

         ⑶清熱排毒 皮膚の化膿症

 

大根 消食類

[性味/帰経 ]  涼、辛、甘/肺、胃

[働き]⑴順気消食・下気寛中     食積脹満、嘔吐、吐き気、下痢、便秘

    ⑵清化熱痰     肺熱咳、痰多、痰黄、声がれ

    ⑶散瘀止血 喀血、吐血、鼻血

 

玉子   滋陰類

[性味/帰経 ] 平、甘/ 肺、心、脾、肝、腎

[働き]⑴滋陰潤燥 空咳、口渇

    ⑵清咽開音 目赤、声嗄れ、発声困難、のどの痛み

    ⑶養血安胎 不眠、多夢、めまい、精神不安、胎動不安

 

  辛温解表類

[性味/帰経 ]  温、辛/肺、胃

[働き]⑴発汗解表     外感風寒の発熱、悪寒

    ⑵散寒通腸     陰寒腹痛

    ⑶解毒散結     瘡瘍腫毒

 

 

 

 

仙人問答

 

ぺ「仙人、今日のお雑炊、とっても温まりましたね。」

仙「ふむ、美味かったのう。」

ぺ「温まって、消化も良くて、お肌にも良い。」 

仙「アオサと大根で高血圧や高脂血症にも良いぞ。」

ぺ「あ、やっぱり汚いものを排出する薬膳、ってわけですね。」

仙「効能はそうじゃな。しかし何より見た目が美しく美味しそうじゃ。それも重要ポイントじゃ。」

ぺ「確かに、、美味しそうだと食欲をそそりますし、作りたくもなりますよね。」

仙「食べたくなる薬膳、作りたくなる薬膳、これは忘れてはならぬな。」

ぺ「はい、、。あー、でも一つ気をつけないと、、。」

仙「何をじゃ?」

ぺ「美味しすぎて食べすぎてしまう薬膳、飲みすぎてしまう薬膳。」

仙「うオッホン、、それはお互い様じゃな。」

 

ヒューン

陰陽のバランスを整える薬膳

 

真っ黒だけど、美味

 

ピチュピチュ 

 

「ふぅ、今日はちょっと暖かい、、。」

 

ヒュヒューン

 

仙「何じゃぺんたん、今日は何も作っておらんのか?」

ぺ「あ、仙人、お帰りなさい。このところ、寒かったり、暖かかったり、気温がバラバラで、何を作ったら良いのか、、。」

仙「そうじゃのう、春分に向けて陽気は増してきておるのじゃが、まだまだ陰気も衰えてはおらぬからのう。」

ぺ「そんな時は、何を作ったら良いのでしょう?」

仙「陰陽のバランスを整える薬膳じゃな。」

ぺ「陰陽のバランスを?」

仙「そうじゃ、気陰をバランス良く補う薬膳じゃ。」

ぺ「ううん、mmmm、。」

 

バサバサ バサバサ

 

仙「よし、今日はわしが作ろう、。」

ぺ「わ、嬉しい、お手本だ、、」

仙「まずは、気、気を補う、つまりは陽を補う。食薬は鶏肉、それからブロッコリー。」

ぺ「はい。」

仙「次は陰。血も陰液じゃから、血を養うにんじん、そして黒胡麻、目にも良い枸杞子、じゃ。」

ぺ「なるほど、にんじんと枸杞子とで更に目の疲労回復力がパワーアップですね。」

仙「黒胡麻にも養血作用があるのでのう、肝腎に働いてバランスを整えることが出来るのじゃ。」

 

トントン  グチュグチュ

 

仙「こうして、鶏肉に小麦粉と溶き卵を付けたら、あとはたっぷり黒胡麻をつけるんじゃ。」

ぺ「わ、っわわわわ、真っ黒ですよ仙人、大丈夫ですかぁ〜〜?」

仙「心配するでない、これが美味いんじゃ。」

 

 ジュージュー

 

 

仙「完成じゃ、チキンの黒ごまソテー  。」

 

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ぺ「真っ黒ですよぉ、、、。」

仙「まずは食べてみよ。」

ぺ「うぅっ、、。」

 

パ  パク

 

ぺ「あ、美味しい、、。」

仙「そうじゃろう?」

 

パク パクパク

 

ぺ「美味しいです、チキンには下味がしみてるし、ゴマも香ばしくて、、、、あ、これホント美味しい〜〜、。」

仙「気血を補い、陰陽のバランスを整えるプレミアム薬膳じゃ。」

 

 

チキンの黒ごまソテー

材料(2人分)

鶏モモ肉120g、ブロッコリー70g、にんじん50g、塩、枸杞子3g、ごま油

つけ汁:紹興酒大さじ1、生姜・ネギ各2g、塩・胡椒少々、

衣:小麦粉、水溶き玉子、黒ごま

 

 

 

作り方

  1. 枸杞子を水で戻しておく。
  2. 生姜、ネギはみじん切りにし、つけ汁の調味料とあわせておく。
  3. チキンは食べ易い大きさに切って、2に漬け込む。
  4. ブロッコリー、にんじんは適当な大きさに切って塩茹でする。
  5. チキンに、小麦粉、水溶き玉子、黒ごまをつけ、熱したフライパンに油をしき、焼く。
  6. チキンを裏返して蓋をして、中までしっかり焼く。
  7. 焼けたら蓋を取り、余分な水分を飛ばす。
  8. 器に、野菜類、チキンを盛り、枸杞子を散らす。

 

 

 

鶏肉  補気類

[性味/帰経 ] 平(温)、甘/ 脾、胃

[働き]⑴補中益気 脾胃虚弱、消渇(糖尿)、食欲不振、下痢

    ⑵補精添髄 虚弱体質、消痩、産後無乳、四肢無力

    ⑶降気止逆 咳、げっぷ、しゃっくり

 

黒胡麻  滋陰類

[性味/帰経 ]  平、甘/肝、腎

[働き]⑴滋補肝腎・養血益精 耳鳴り、頭痛、めまい、白髪、疲労

    ⑵潤燥滑腸 皮膚乾燥、腸燥便秘

 

ブロッコリー    補気類

[性味/帰経 ]  平、甘/肝、脾、腎

[働き]⑴補脾和胃 脾胃虚弱、疲れ、胸焼け、胃痛

    ⑵補腎強筋 耳鳴り、健忘、発育遅延

 

にんじん  養血類

[性味/帰経 ]  平(微温)、甘/肺、脾、胃、肝

[働き]⑴養血明目益肝 血虚による目の乾燥、かすみ、視力低下

    ⑵斂肺止咳 咳、咳痰

    ⑶健脾化滞 脾虚の食欲不振、下痢、便秘

 

枸杞子  滋陰類

[性味/帰経 ]  平、甘/肝、腎、肺

[働き]⑴滋補肝腎 足腰疼痛無力、遺精、めまい、頭のふらつき

    ⑵益精明目 白髪、視力減退、眼精疲労、風に当たると涙が出る。

    ⑶潤肺止咳 肺腎陰虚の慢性咳、喘息

 

 

 

 

仙人問答

 

ドサドサドサッ

 

ぺ「わ、すごい、これ何ですか?」

仙「受験生からのお礼状じゃよ。」

ぺ「えーこんなに、、仙人、一体どれだけ御守り配ったんですか、、。」

仙「読んでも良いぞ。」

ぺ「ではちょっと、、えーっと『仙人社お守りありがとうございました。無事に滑り止めの大学に合格致しました。』、か、、」

仙「こっちは、、『雪にもマケズ滑り止め校合格を勝ち取りました。』じゃ。」

ぺ「仙人社のお守りパワー、効き目抜群でしたね。」

仙「ウハハハハ、当たり前じゃ。」

ぺ「今週末は国公立大学の入試だから、仙人社お守りもここからが本領発揮ですね。」

仙「いや、仙人社お守りの効力はここまでじゃ。」

ぺ「え?だって、国公立は?」

仙「わしが配ったのは、あくまでも試供品じゃ、試供品の効力は滑り止めまでじゃ。その為の『滑り止め入り五角守り』じゃ。」

ぺ「えー、そんなぁ〜。」

仙「効力は試せたからのう、来年は本気で作って、『第1希望五角守り』を売りまくるのじゃ、ウハハハハ〜〜〜。」

 

 

フラフラくたくた補気ッチャえ! イライラうつうつ理気ッチャえ!