フレッシュ1月
皆様こんにちは、ぺんたんです
街灯もほとんどない
真っ暗な田舎道を
対向車に気をつけながら
ハイビームで走る
ぐにゅっとしたカーブを曲がると
ほわ
ほわ
ほわ
暖色の灯りが広がった
真っ暗な田舎道に
浮かび上がるビニールハウスの灯火
始まった!
日本人の食習慣の過不足
お正月、新聞を読んでいたら
『完全栄養食』と書かれた記事を見つけた
完全栄養食⁈
初めて聞くワードに引き込まれて読んでみると
健康のため必要な栄養素をバランス良く組み合わせてできている食品らしい
すごい!
栄養学が専門の佐々木敏(東京大学大学院名誉教授)氏のお話も載っていた
- 人類はまだ栄養について完全に理解できていない。それは宇宙をまだ栄完全に理解できていないのと同じようなものなんです。
- 小さなことに注意し過ぎず、大きなことを忘れないこと
記事によれば、日本人の死因に大きく影響する食習慣の上位は
- 食塩過多
- 全粒穀物の不足
- 果物の不足
日本人の死因トップは
- 悪性新生物(癌)
- 心疾患
- 脳疾患
① 食塩過多
佐々木教授によれば
『多くの人が最も気をつけるべきは食塩のとりすぎ』だそうだ
世界保険機関のガイドラインでは、成人に強く推奨される食塩の摂取量は1日あたり5g未満
うす味の我が家でも、これを守れているかどうかは危うい
外食やインスタント食品、カップ麺、レトルト、スナック菓子などを食べている人はまず間違いなく塩分過多だ
そう言えば、大学の管理栄養学部に通っていた子が
「無理!絶対無理!1日5gの塩分で献立考えるなんて無理!殆ど味がないわ」とぼやいていた
病院に入院した後輩も
「病院食、全く味がない、食事制限のない普通食なのに味がない、赤味噌で育った僕には耐えられない!」とこちらもぼやいていた
薬膳では素材が持つ五味を活かす
だから昆布やワカメ、シラスなど、それ自体の塩味(鹹味)を大切にして、余分な塩や醤油を足さない
調味料は多くの塩分を含んでいるので、まず調味料を減らす事が大切!
能登半島地震のニュースで、被災者の皆さんの栄養が偏らないようにと栄養士さんが話していた
「まず、食べることが第一です。食べれるようになったら今度はカップ麺等の粉のスープは半量だけ入れるようにして作ってください」
こちらもやっぱり塩分過多を重視している
カップ麺の塩分量は3g〜4gだから、1食でほぼ1日の殆どの塩分を摂ってしまうことになる
レトルト食品、インスタント味噌汁などもかなり塩分が多い
カップ麺・レトルト・インスタント汁物、これらは絶対選んだらあかんヤツや(非常時用ですね)
私の好きな味噌煮込みうどんも確実にアウト(;_;)
それから、カロリーを気にしてマヨネーズの「カロリーハーフ」や「ノンオイルドレッシング」をチョイスする人もいるかもしれないけれど、
こちらは普通のマヨネーズ、ドレッシングよりも塩分は多いので要注意!
ダイエットは落とし穴が多いから気をつけねば
1日5gはなかなか厳しいかもしれないけれど、手に取った食品の『食塩相当量』をチェックし
- 汁物は出汁を効かせ、具材を多めに入れてうす味に作り、最後に陳皮や柚子皮などの酸味、苦味、ネギの辛味で味を整える
- 何でもかんでも醤油やソースをかけない!
- カップ麺やうどん、ラーメンの汁は飲みほさない!
などなど
少しづつでも意識する事がまず大切な一歩かなと思う
そしてうす味に慣れる事も大切
試しに作ってみて欲しいのがこちらのスープ↓
この味に慣れれば減塩大成功です!
便利な表を見つけたので貼っておきます
②全粒穀物の不足
全粒穀物とは
玄米、発芽玄米、古代米、蕎麦の実、キビ、オートミール(オーツ麦、燕麦)、全粒ライ麦、全粒スペルト小麦など
全粒穀物を摂る事で心血管疾患、2型糖尿病、癌等のリスクが減るという研究がされているようだ
アメリカでは心血管疾患の予防において、オーストラリアでは大腸癌予防においても研究が進んでいるらしい
日本人の死因はやはり癌がトップ(その中でも上位に大腸癌、肺癌)
そして心疾患
「糖質を避ける、減らす」と言った事が流行り始めて、日本人の穀物離れが進み、食物繊維が不足してきていると考えられている
白米、白パン、清涼飲料水等は避けるべきでも、食物繊維が豊富な全粒穀物は1日30〜90gは摂ることが望ましいそうだ
むやみに糖質を避けるダイエットは危ない
このブログでも何度かおすすめしている
自宅でご飯を炊く方なら、簡単にこの全粒穀物を取り入れる事ができる、その気さえあれば、、だけど
発芽玄米は売ってるので、それを白米に混ぜて炊けば出来上がり!簡単!
外食が多くてそれは無理、という方には断然オートミールがオススメ
ヨーグルトにオートミールを入れて食べる、これでオッケー
ヨーグルトと一緒に食べる事で腸活度もアップするし
朝食がわりにもおやつにもなる
オートミールは本当に便利な食材で
私は粉にして、パンケーキやお好み焼きにも使っている
もちろんスノーボールクッキーにも♪
*発芽玄米を使った薬膳
*オートミールを使った薬膳
*スペルト小麦を使った薬膳
③果物の不足
果物の不足の原因、2つあると思う
その1、価格が高い
その2、「いいですか、果物はスィーツの位置付けですよ!」と叫ぶアホなダイエット推奨者に惑わされる
果物はフレッシュフルーツとドライフルーツがあり
- フレッシュフルーツはビタミン・ミネラルが豊富
- ドライフルーツは食物繊維が豊富(砂糖をまぶしてないものを選ぶ)
どちらもバランスよく摂りたいけれど
中でも私が重要だと思うのはビタミンC
ビタミンCはフレッシュフルーツや野菜に含まれている
でもデリケートなビタミンCは熱に弱く、損なわれやすい
野菜など、煮たり茹でたり炒めたりしてたら殆どのビタミンCは壊れてしまい、、なかなか取り込めない
1日に必要とされる100mgのビタミンCを確実に摂るには
フレッシュフルーツの出番だ!
フルーツの中でもビタミンCが豊富なのが
- 柿
- イチゴ
- 柚子の皮
- キウイフルーツ
簡単にお手軽に摂れるじゃないですか
仙人のお言葉が聞こえてきます
「『果物はスィーツの位置付けですよ』などと言う言葉に振り回されてはならぬ
確かに果物には果糖などの糖分は含まれておる
しかしそれだけではないぞ、ビタミンやたっぷりの水分、香り、大切なものがいっぱい入っておるのじゃ
中医薬膳学で言うならば
この水分こそが体内の余分な熱を取り、体に潤いを与え
香りが気の巡りを良くして鬱やストレスを緩和するのじゃ、ウハハハハ〜」
ビタミンCはコラーゲンの生成にも必須であり、ストレスや風邪などの病気に対する抵抗力を高め、抗酸化作用、癌や動脈硬化の予防、老化防止などなど良い事がいっぱい
そして肝臓の薬物代謝に関わる酵素を活性化し、解毒作用を高めてくれたりもするので、お酒を飲む人にも必須のビタミン
確実にビタミンCを摂ることができるフレッシュフルーツは決してスィーツの位置付けなどではない!ない!なーい‼︎
(ここにもダイエットの落とし穴)
この時期なら、みかんや金柑もオススメ
毎朝1個のキウイフルーツ
お弁当の片隅に金柑
夜はまったりコタツでみかん
休日はリッチにイチゴデザート
美味しくて簡単♡
ひと手間かけて下記のようなスムージーやサラダもオススメ
毎朝1杯のグリーンスムージー
夜はフルーツベジタブルサラダ
フレッシュフルーツ&フレッシュベジタブルでビタミンバッチリ!
*キウイとセロリのスムージー
*イチゴとキウイのスムージー
*キウイとモロヘイヤのサラダ
*みかんを使った薬膳
*オレンジと蕎麦の実(全粒穀物)を使った薬膳
*イチゴを使った薬膳
完全栄養食
日清の完全メシ、食塩量は2.9g、塩分多いです!
最後に
という事で、新聞記事をネタにあれこれ書いて見たけれど
やっぱり1番難しいのは減塩!
全粒穀物やフレッシュフルーツはその気になれば足すのは簡単
でも引き算は難しい
このブログでも何度も「うす味が1番大事!」と書いてきたけれど
ほらね「うす味!」
やっぱり「うす味!!」
なんと言っても「うす味‼️」
あーでも
後輩にうす味をすすめたら
「インスタント味噌汁、倍量のお湯で薄めてうす味にして飲みました〜」って
この「うす味」ではあきまへんで(うす味にしても全部飲んだら意味ないわw)
薬膳で言うなら
鹹味(塩味)は『腎』に帰経する
『鹹味を摂りすぎれば、血流が悪くなり、色黒になる』
『腎』に負担がかかり『腎』の相剋関係である『心』にも影響し、血流が悪くなり色黒になるということ
『腎陰』『腎陽』は『全身の陰陽の元』であるので、これが弱れば根本的なダメージになる
人生、『腎』に始まり『腎』で終わる
減塩は真剣に取り組むべき問題ですネ
ゆべし
今年も作りました
柚餅子
薬草園で採れたエゴマの種と八丁味噌、阿波和三盆、柚子果汁をたっぷり使った「エゴマ味噌」
前回は八丁味噌がなく、普通の麹味噌で作ったので、今度は八丁味噌で作ろうと決めてました
味噌の香りとコクがグッと増して美味しい1品が完成しました♡
塩分を摂りすぎないよう
うすーーーく切って、1枚ずつ頂きます♪
*柚餅子の作り方はこちら
自然界便り
田んぼの道を歩いていたら
あれ?
木の枝にとまっているのは?
一瞬
彫り物かと思うほど
静かにとまっています
とんび
暫くしたら
飛んで行きました
編集後記
産直市場へ駆けつければ
軽トラに乗って運ばれてくる
摘みたてのフレッシュイチゴ
真っ暗な道に浮かび上がっていた暖色の灯りは
イチゴ農家の電照栽培の灯り
甘い香りが市場の隅々まで漂って
お陰でビタミンCには事欠かない
ふふ=(^.^)=
フレッシュイチゴで
2024年 スタートです♡