薬膳でセルフケア めざせ!仙人life

中医薬膳学に基づき、薬食同源、医食同源で仙人のような健康長寿を目指します。

とうもろこしで湿気にバイバイ

 

芯も一緒に炊き込みます

 

 

 

トコトコ

 

里の人「ぺんたんさん、こんにちは〜。」ニタッ

ぺ「こんにちは〜」

 

 

トコトコ

 

里の人「ぺんたんさん、今日も暑いねー。」ニタッ

ぺ「ええ、本当に。」

 

 

トコトコ

 

里の人「ぺんたんさん、お一人なのね〜。仙人さんはー?」クスッ

ぺ「あ、はい、仙人はおでかけで、、。」 

 

 

トコトコ

 

ぺ「気のせいかな?今日はやたら皆んなニタニタしてる、、怪しげな微笑み、、」

 

 

トコトコ

 

ミスシュガー「ぺんたんさーん、」

ぺ「あ、ミスシュガー、、。あの、体調は如何ですか?」

シュガー「ええ、ありがとう、この前仙人さんに相談してから、なんかとっても良くなってきて、もう食欲もバッチリ!よ。」

ぺ「あ、それは良かったです。」

シュガー「田んぼのババも心配してくれて、梅ジュースや紫蘇ジュースを作ってくれたりするの。」

ぺ「わぁ、さすがババですね。」

 

ガサッ

 

シュガー「これ、とうもろこし、これも今ババが持ってけって、、くれたの。」

ぺ「美味しそう、、。あ、そうだミスシュガー、これで薬膳作りましょう。とうもろこしって湿気退治にとっても良いんです。ほらこの前、ミスシュガーの脾がどろどろだったから、、。」

シュガー「え?私の脾?」

ぺ「あ、ハハハ、、いえ、何でもない、、です。」

シュガー「じゃ、里の皆も呼んで来るから、ぺんたんさん、寄合所で、、ね。」

 

タッタタッタ

 

トコトコ

   トコトコ

 

 

 

ガラガラっ

   

    ぷ〜〜ん

 

里の人「あら、いい匂い〜。もう出来てるの?」

ぺ「あ、いえ、今から炊くところです。」

 

里1「カレーの匂いね〜。」

ぺ「はい、とうもろこしで湿気退治のカレーピラフです。」

シュガー「とうもろこしの実を取って作るのね。」

ぺ「はい、あ、でも芯も捨てずに一緒に炊き込むんです。そうすると、芯から甘味が出るので、、。」

 里3「あら芯も」

 

ちらっ

 

ぺ「はい、こんな感じです。」 

 

 

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 シュガー「へぇ面白〜い。」

ぺ「新鮮なとうもろこしなら、ヒゲもお茶パックに入れて一緒に炊いても良いんですよ。」

里4「髭も?」

ぺ「はい、とうもろこしの髭は、『玉米髭(ぎょくべいしゅ)』と言って、むくみに良い中薬なんですよ。」

里1「えー、そうなの。」

 

ぺ「あれ、そう言えばこのとうもろこし、髭ついてませんでしたね。」

シュガー「ああ、きっとババが食べ易いように、取っておいてくれたんだと思うわ。」

ぺ「なるほど、、髭があれば薬膳茶も作れるので、。あとで、作り方貼っておきますね。」

 

 

ピロリロリーン

 

ぺ「あ、炊き上がりました。」

 

 

ほわほわほわ〜〜ん

 

 

ぺ「はい、とうもろこしのカレーピラフ(炊き込み) です。」

 

 

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シュガー「あー食欲を誘うこの匂い〜。」

里3「では早速、、。」

 

パクッ

 パクパク

 

 

里の人「美味し〜い。」

 

ぺ「とうもろこしは、むくみや疲労、食欲不振に良いんです。コレステロールを下げる働きもあるので、動脈硬化予防にもなりますし、。」

里1「カレーピラフ、あっさりしてるわー。」

ぺ「はい、自然の甘味だけなので、、。」

シュガー「これで湿気退治になるなんて、、嬉しい限り、。」

ぺ「はい、カレーや玉ねぎで気血の巡りも良くなりますので、余分な水分も出て行きますよ。」

 

パクパク

 

 

里1「あ、そう言えば、、今朝、仙人さんにお会いしたわ。」

里3「あら、私も。」

シュガー「あ、私も、。」

里4「私も、、。」

 

ぺ「朝から里へ?」

里の皆さん「うふふふ、、。」クスクス

 

 

 

 

 

とうもろこしのカレーピラフ

材料(2人分)

うるち米1合、とうもろこし1/2本、鶏胸肉50g、玉ねぎ1/4個、にんじん1/4本、カレー粉小さじ1、塩少々、オリーブ油、パセリ少々

 

 

 

 

作り方

  1. お米は洗ってざるにあげておく。
  2. とうもろこしの実を包丁で取る、芯はとっておく。
  3. 玉ねぎ、にんじんは5mm角に切る。鶏胸肉は食べ易い大きさに切る。
  4. オリーブ油をフライパンに入れて火にかけ、温まったら玉ねぎ、にんじんを炒め、その後とうもろこし、鶏胸肉を入れて炒め、塩、カレー粉を入れて混ぜる。
  5. お米はいつもよりやや少なめに水加減し、4ととうもろこしの芯を入れて炊く。
  6. 炊き上がったら、暫く蒸らしてから芯を取り出し混ぜる。
  7. 器に盛り、みじん切りにしたパセリを添える。

 

 

 

うるち米  補気

[性味/帰経 ]  平、甘/ 脾、胃

[働き]⑴補中益気・健脾和胃 脾気虚の疲れ、食欲不振、むくみ、下痢

    ⑵除煩止渇      精神不安、イライラ、口渇

 

鶏肉  補気

[性味/帰経 ] 平(温)、甘/ 脾、胃

[働き]⑴補中益気 脾胃虚弱、消渇(糖尿)、食欲不振、下痢

    ⑵補精添髄 虚弱体質、消痩、産後無乳、四肢無力

    ⑶降気止逆 咳、げっぷ、しゃっくり

 

玉蜀黍(とうもろこし)  利水滲湿類

[性味/帰経 ]  平、甘/ 脾、胃、大腸、肝、腎、膀胱、心、小腸

[働き]⑴清熱利湿 むくみ、黄疸、排尿困難

    ⑵健脾益肺 疲労、食欲不振、食少

 

玉葱  理気類

[性味/帰経 ]  温、辛、甘/脾、胃、肺、心

[働き]⑴健脾理気 食欲不振、下痢

    ⑵和胃消食 げっぷ、吐き気、胃もたれ

    ⑶発表通陽 発熱、悪寒

 

にんじん  養血類

[性味/帰経 ]  平(微温)、甘/肺、脾、胃、肝

[働き]⑴養血明目益肝 血虚による目の乾燥、かすみ、視力低下

    ⑵斂肺止咳 咳、咳痰

 

姜黄(きょうおう、カレー) 活血化瘀類(かっけつかおるい)

[性味/帰経 ]  温、辛、甘/脾、胃、肺、心

[働き]⑴破血去瘀 気滞血瘀による胸腹脇の痛み、生理不順、閉経、五十肩

    ⑵行気止痛 胸脇の痛み、胃痛、リウマチ、生理痛、外傷損傷

 

 

 

 

 

*とうもろこしティの作り方はこち

 

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

 

仙人問答

 

 

ぺ「ただいま〜〜。」

シーン

 

ぺ「仙人〜〜。」

シーン

 

 

ぺ「あれ、仙人、まだ帰ってないのかな?」

 

サササッ

ぺ「?気配、、。」

 

 

サササッ

  ジャーン‼️

 

ぺ「せ、仙人、、。」

 

仙「どうじゃ?凄いじゃろ?」

ぺ「・・・もしや、、その姿で朝から里へ、、?」

 

仙「ウホウホ、、風を切って走った、、風になびかせて走った〜〜、黄金の輝き、、。」

 

ぺ「とうもろこしの髭で、マツエク・・・」

   

        ゼック・・・

 

 

 

脾を整える梅雨の薬膳(お魚編)

 

シソ酒を使って

 

 

 

シュパーッ

  ピチピチピチ

 

仙「ウホウホ、、釣れた釣れた、。」

 

ヒュヒューン

 

 

仙「ぺんたんよ、美味そうな鯛が釣れたぞ、これで薬膳じゃ、、皆を呼べ〜。」

ぺ「あ、はーい。」

 

 

 

仙人の薬膳講座

 

 

仙「皆、昨日の雨は大丈夫であったか?被害はなかったかのう?」

 

ざわざわ

 

皆「育ててた野菜が、、根こそぎ倒れてしまって、、。」

皆「私は電車が止まって、仕事に行けなかったんです〜。」

仙「そうかそうか、それは大変じゃったのう。」

 

ガヤガヤ

 

ぺ「今日は仙人が鯛を釣ってみえたのでそれを使って薬膳を作ります。」

 

仙「前回の薬膳タコスはどうじゃったかのう?」

皆「とっても美味しかったです。」

仙「ふむそうか、前回はちと手間がかかったのでのう、今日は手間がかからぬ簡単薬膳じゃ。」

ぺ「ん?簡単?」

 

わいわい

 

うず玉の君「はい、今日は簡単そうなので私も参加させて頂きました。」

ぺ「あ、うず玉の君、、。」

 

講習生1「今日は私も娘を連れてきましたので、宜しくお願いします。」

 

キラキラ

     バサバサ

 

娘「ども、、宜しくです、。」

仙「おぉこれはビューティフルな娘ごじゃのう。」

 

ぺ「さ、それでは作って行きましょう。まず、鯛に塩麹をぬります。」

娘「塗るのは得意よ、ファンデの様に優しく〜」

 

塗り塗り

 

ぺ「それから生姜はすりおろしてシソ酒と合わせておきます。今日は、昨年作った青シソ酒を使います。」

仙「魚の臭みを消しながら、体も温めるのじゃ。」

講習生2「私、まだ青シソ酒、作ってないわ〜。」

仙「そうかそうか、そろそろ青シソも収穫が増えておるので、作ってみると良いのう。」

ぺ「赤しそ酒でも、もちろん良いですよ。」

講習生2「あら良かった、赤紫蘇酒はもう出来上がるわ。」

 

 

ぺ「続いて、しめじをほぐし、小松菜を切り、、こんな感じに皿に盛ります。」

 

 

 

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娘「はいはい、、っと。」

 パサッ パラパラ

 

ぺ「あとはシソ酒を回しかけて、、今日はレンジで蒸します、ラップしてね。」

 

 

ピロリロピロリロピロリロリン〜

 

 

 

ぺ「はい、完成、鯛のシソ酒蒸し です。」 

 

 

 

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皆「美味しそう〜〜」

パクッ

 

皆「美味しい〜〜、良い香り〜〜。」

 

パクッ 

   パクッ

 

 

ざわざわ

    ざわざわ

 

皆「えー、私達の薬膳に、、何か入ってる〜〜。」

皆「わー、ほんとー。」

皆「やだー、これ、何〜〜?」

 

ざわざわ 

   ざわざわざわ

 

仙「どうしたどうした?異物混入か?」

 

わーわー

    わーわー

 

 

皆「まつえく〜〜ん」

 

仙「なんじゃ、松江くんがどうかしたのか?」

ぺ「え、松江くんって誰??」

 

 

 

ツカツカ

娘「あ、ども、これ私の、、。」

 

仙「松江くんは、娘ごの?」

娘「松江くんじゃなくて、、マツエク、、私のマツエクが調理中に落ちたみたいで、、すいませ〜ん。」

 

 

仙「???」

ぺ「あの、仙人、マツエクって、まつ毛のエクステンションの事、、です、、」

仙「???」

 

 

ざわざわ 

  ガヤガヤ

 

 

 

鯛のシソ酒蒸し

材料(2人分)

鯛2切れ、小松菜1/2束、しめじ1/2パック、生姜5g、青シソ2〜3枚、しそ酒大さじ1、レモンスライス2枚、塩麹少々

*写真の鯛は一尾ごとですが、切り身の鯛で構いません。

 

 

 

作り方

  1. 鯛に塩麹をぬっておく。青しそはせん切りにする。
  2. 生姜はすりおろして、シソ酒と合わせる。
  3. しめじはほぐし、小松菜は2〜3cmに切る。
  4. 皿に、小松菜、しめじ、鯛をのせ、2をかけて、軽くラップをしてレンジで蒸す。(もちろん蒸し器でも良い。)
  5. 蒸し上がったらレモンスライスと青シソを添える。

 

 

*青しそ酒の作り方はこちら 

 

senninlife.hatenablog.com

 

*赤紫蘇酒の作り方はこちら 

 

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

[性味/帰経 ]  平、甘/ 脾、胃、腎

[働き] 消化吸収、むくみ、母乳の出が悪い

 

小松菜  滋陰類

[性味/帰経 ]  温、辛、甘/肺、肝、胃、大腸

[働き]⑴養陰潤燥 腸燥便秘

    ⑵利肺止咳 風寒の咳、肺虚の喘息、咳

 

しめじ(椎茸)  補気

[性味/帰経 ] 平、甘/ 胃

[働き]⑴補気益胃 脾胃気虚の食欲不振、胃痛、げっぷ、嘔吐

    ⑵托痘止血 風疹の発疹不暢、不正出血、血便、ガンの出血

 

紫蘇  辛温解表類

[性味/帰経 ]  温、辛/肺、脾

[働き]⑴発表散寒     風寒表証の発汗、解熱、咳

    ⑵行気寛中   脾胃気滞の胸悶、嘔吐    ⑶解魚蟹毒     蟹、海老、魚介類の中毒

 

 

 

 

 

仙人問答

 

ぺ「仙人、今日は驚きの薬膳講座、でしたね。」

仙「ウハハハハ、若い娘ごは面白いのう、。」

ぺ「うっうん、、お陰で薬膳の効能も何も全く言えずじまいです。」

仙「まあ、簡単で美味ければ良いじゃろ?」

ん「そうは行きませんよ、講座、、なんですから、。あとで皆さんにプリントしてお配りします。」

仙「そうか、宜しく頼むぞ。」

ぺ「って仙人、ちゃんと教えてくださいよ 。」

仙「鯛もな、むくみに良いのじゃ。小松菜は腸を潤し便通を良くする。それに脾胃を整えるしめじ、温めるシソ、これで脾胃の環境はバッチリ!と言う事じゃ。」

 

サラサラ

   サラサラ

ぺ「はい、えっと、、ちゃんと書き留めないと、鯛は、、。」

 

 

ゴソゴソ

 

仙「ぺーんたん、」

くるっ

 

ぺ「せ、仙人・・・」

仙「どうじゃ、わしもマツエク、、つけてみた。」

  

   キラーン☆

 

 

梅雨にオススメの超!簡単薬膳スープ

 

 

ポリポリ歯応え、はと麦シリアルで

 

 

ザッザザー

   ザザザザー

 

ビュービュー

    ゴゴゴゴーッ

 

 

ぺ「凄い、、雨、、風、、台風みたい、、。」 

 

バタバタ

 

ぺ「仙人、、外は凄い風雨ですよ〜。」

仙「そうじゃのう、、。」

 

ポリポリ

 

 

ぺ「今日は夏至だって言うのに、これじゃ夏至感ゼロですよねー。」

仙「そうじゃのう、。」

 

ポリポリ

 

ぺ「夏至って、陽が1番旺盛な日なんですよね。」

仙「ふむ、そうじゃ。今日を境に陽は少しずつ減っていき、陰が少しずつ増えて来る。」

 

ポリポリ

 

ぺ「まだまだこれからどんどん暑くなるのに、陽が減って行くなんてピンと来ないなぁ〜〜。」

 

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ポリポリ

   ポリポリ

 

 

ぺ「?仙人、さっきから何を召し上がっているんですか?」

仙「これじゃ、そこに置いてあった。」

 

 

 

 はと麦シリアル(はと麦スナック)

 

 

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 ぺ「あーーー!これ、私が買って置いたはと麦シリアル、。」

仙「なかなか美味いぞ、食べだしたら止まらん、。」

 

ポリポリ

 

 

ぺ「ダメですよ、仙人、これで薬膳を作ろうと思ってたんですから。」

仙「そうか、。」

ぺ「はい、やはり脾アースがドロドロにならないよう、水はけを良くしようと思って。」

仙「ふむ、それは良い事じゃ。」

ぺ「このシリアルなら、ネットで簡単に買えて、しかも使い方も簡単。」

仙「このまま食べても美味いぞ、おやつに持ってこいじゃ。」

ぺ「三つ葉が凄い勢いで育ってるので、それと合わせて簡単薬膳スープです。」

 

 

トントン

  グツグツ

     ポロポロ

 

 

 

 

ぺ「はい、完成、はと麦と三つ葉のスープ です。」

 

 

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仙「おぉ、三つ葉の良い香りじゃ。」

 

ずずっ

    ポリっ

 

仙「はと麦シリアルが香ばしくて美味いぞ。歯ごたえも楽しいな。」るんるん

 

ぺ「はと麦と三つ葉、生姜、梅雨にぴったりの組み合わせでしょ?」

仙「そうじゃな、脾を温め、湿を尿で排泄する。簡単じゃが立派な梅雨の薬膳スープじゃ。」

 

ずずっ

 ぽにゃっ

 

 

 

はと麦と三つ葉のスープ

材料(2人分)

昆布出汁2カップ、はと麦シリアル10g、三つ葉20g、生姜5g、醤油小さじ1/2

 

 

 

作り方

  1. 生姜はみじん切りにする。三つ葉は適当な長さに切る。
  2. 鍋に昆布出汁と生姜を入れて火にかけ、はと麦シリアルを入れる。
  3. 煮立ったら醤油で味を整え、三つ葉を入れて火を止める。

 

 

薏苡仁(よくいにん、はと麦)  利水滲湿類

[性味/帰経 ] 微寒、甘、淡/ 肺、脾、胃

[働き]⑴利水滲湿 むくみ、下痢、かっけ、四肢痙攣

    ⑵健脾補肺 咳、痰多、胸の痛み、食欲減少

         ⑶清熱排毒 皮膚の化膿症

 

三葉(みつば)  辛温解表類

[性味/帰経 ]  温、辛/

[働き]⑴袪風止咳     かぜ、咳、喘息、膿痰、黄痰

    ⑵活血化瘀解毒     皮膚のかゆみ、怪我、瘡瘍腫毒、歯痛

 

生姜  辛温解表類

[性味/帰経 ]  微温、辛/肺、脾

[働き]⑴発汗解表     風寒表証の悪寒、無汗、身体の痛み

    ⑵温胃止嘔     胃の冷え・痛み、嘔吐、食欲不振

    ⑶温肺止咳     咳、白痰、喘息

    ⑷解毒     魚・蟹中毒の時に喉、舌の痺れを取る

 

 

 

ぺ「あ、そうそう、梅雨の薬膳スープ、こちらもどうぞ。」 

 

だいだい大好(大豆)きスープ

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

 

仙人問答

 

 仙「簡単スープ、美味かったぞ。」

ぺ「はと麦シリアル、使い道が沢山ありそうです。」

仙「簡単スープ、今日の様な雨の日にぴったりじゃ。」

ぺ「はい、湿を取りますし、。」

仙「簡単スープ、脾も温めるしのう。」

ぺ「え、えぇ、、。」

仙「簡単スープ、、。」

ぺ「もう!仙人さっきから何ですか、簡単、簡単って、、。」

仙「簡単じゃから、。」

ぺ「なんか私が手抜きしたみたいじゃないですかー、。」

仙「手抜きとは言っておらん、簡単、と言うておるのじゃ。」

ぺ「簡単でも効能はバッチリですよ。」

仙「それは良いな。簡単、美味い、効能バッチリ、三拍子揃った簡単スープじゃ。ウハハハハ〜〜」

 

 

 

甘味が過ぎたら酸味で害を防ぐ

 

 

脾アースが湿気で、、

 

 

 

  

 

ヒューン

       ヒューン 

 

 

ドロドロ

   ジトジト

 

 

ぺ「仙人〜〜、暗いですねー、ここ何処ですかぁ?」

仙「ミスシュガーの脾じゃ。」

ぺ「えーー‼︎ じゃ、私達、ミスシュガーの体の中に、、。」

 

ドロドロ

    ヌメヌメ

 

ドボッ

 

ぺ「わっ、足がぬかるみに、、えー、もうここ、すっごいどろどろ、、。」

仙「これじゃよ、これ、脾アースは土じゃ。その土がこんなにどろどろになってしまっておる。」

ぺ「豪雨が降った後の田んぼ道みたい〜〜。」

仙「これでは脾アースも思うように活動出来んじゃろう。」

ぺ「それで、ミスシュガーは食欲もなく、疲れがたまり、、。」

 

 

仙「ふぉ〜〜ふぉ〜〜風よ出でよ〜〜」

 

ふぉ〜〜ふぉ〜〜

 

ぺ「わ、なんですか仙人、、。」

仙「風じゃ、風を呼ぶのじゃ。」

ぺ「な、なんで、?」

仙「この湿った土を乾かすんじゃ〜〜。」

 

ふぉ〜〜ふぉ〜〜

 

 

仙「風よ、こっちじゃこっちじゃ、、。」

 

ヒューヒューヒュルル〜〜

 

 

仙「ようし、風が吹いて来たぞ〜、こっちじゃこっちじゃ〜〜東風(こち)じゃ〜〜」

 

 

どっどど どどうど どっどど どどう〜〜

    どっどど どどうど どっどど どどう〜〜

 

 

仙「よおし、良い風が吹いて来たぞ〜〜。」

ぺ「は、はい、あ、少しずつ、土が乾いて来ました〜。」

仙「よし、退散じゃ。」

 

ヒュ〜〜〜ン

 

 

ぱたっ

 

ぺ「あ、仙人の蔵の前、、私達、戻ってる、、。」

仙「ウハハハハ、どうじゃ、ぺんたん、今頃ミスシュガーはすっかり元気になっておるじゃろう。」

ぺ「そ、そうなんですか、。」

 

仙「脾アースが乾いていくのを見たじゃろ?」

ぺ「はい、、でも、それは仙人が風を呼んだから、、。仙人、普通の人は風なんて呼べませんよ、どうしたら良いんですか?」

 

仙「土の湿気がひどくなれば、風で乾かす。それはわかるのう?」

ぺ「はい。」

仙「ふむ、では、ぺんたんよ、その風はどの季節の主節気じゃ?」

ぺ「え?、あ、はい、えーっと、風は、、春、春の主節気です。」

 

仙「そうじゃ、春じゃ。ではその春の主味はなんじゃ?」

ぺ「はい、酸味です。」

仙「それじゃ、、甘味を取り過ぎた時には、酸味でその害を防ぐのじゃ。」

ぺ「え、あ、あ、そう、、か、。」

 

仙「ミスシュガーは甘味を取り過ぎて脾アースがどろどろになっておった、それを風で乾かす。五味で言えば、酸味じゃ、。」

ぺ「なんとなく、、分かったような、、。」

 

そよそよ〜〜 

 

 

 

仙「これも五行なんじゃよ、ぺんたん。つまり脾土を乾かすのは風、心火が過ぎれば水で鎮め、肺金が強すぎれば火で溶かし、腎水が増えすぎれば土で止め、肝木が伸びすぎれば金で木を倒す、。」

 

ぺ「あ、それって相剋(そうこく)、ですね。」

仙「そうじゃ、。相剋とは相手を抑制する、または制御することなんじゃ。

  • 甘味の取り過ぎには酸味、
  • 苦味の取り過ぎには鹹味、
  • 辛味の取り過ぎには苦味、
  • 鹹味の取り過ぎには甘味、
  • 酸味の取り過ぎには辛味、

という事じゃな。」

 

 

ぺ「えーっと、、ややこしいから、もう一度五行の相剋の図を、。」

 

 

 

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ぺ「この中央に描かれた太い矢印が相剋の関係ですね。」

仙「そうじゃ、五味にも相剋の関係がしっかり成立しておるという訳じゃ。」

ぺ「なるほど、、それでバランスを保つんですね。」

仙「そう言う事じゃ、甘味だけではなく、何でも取り過ぎてはいかん。」

ぺ「はい、過ぎたるは、、ですね。」

仙「万が一取り過ぎたら、この相剋を思い出し害を防ぐのじゃ。甘味を取り過ぎたら、酸味を忘れずに、じゃ。梅やレモンも良いぞ、。 」

ぺ「はい。」

 

 

 

 

ぺ「あ、仙人、そう言えば、田んぼのババが、これを作って来てくれました。紫蘇酢の葉で作ったんだそうです。」

仙「おぉこれは美味そうじゃ。」

ぺ「赤紫蘇酢を漉した後の紫蘇の葉はこうやって使うと良いんですね。」

 

 

 

赤紫蘇酢を使って 甘エビの手まり寿司

 

 

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作り方

  1. 赤紫蘇を軽く絞ってみじん切りし、塩少々と赤紫蘇酢を加えてご飯と混ぜる。
  2. 軽く絞った赤紫蘇を広げ、ラップにのせ、甘エビ(お好みの刺身)、1のご飯を加えてラップで丸くまとめる。
  3. むいた甘エビの頭は焼くか、または汁物に。

 

 

 

赤紫蘇ふりかけ

 

 

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作り方

  1. 赤紫蘇をしっかり絞り、細かく切って、熱したフライパンでから炒りする。
  2. 水気がとんだら、塩少々を加えてフードプロセッサー等にかける。

 

 

 

 

 

ベジタリアンの方にも良い薬膳

 

豆腐で余分な熱をとって

 

 

サンサンサン

    ギラギラギラ

 

ぺ「ふう、暑い、、。」

 

トコトコ

   トコトコ

 

里の人「ぺんたんさん、、。お出かけですか?暑いですね。」

ぺ「あ、こんにちはぁ、、ほんと暑くて、、。」

 

里「今から寄り合い所でランチなんですけど、、。こんな暑い日は食欲もなくて、、。」

 

ハッ!

 

ぺ「あ、そうですよね、。大丈夫です、暑い日向け、簡単薬膳、作ります!」

里「ま、嬉しい。」

 

 

ガヤガヤ

  ワイワイ

 

里1「ほんと助かります、今日はみんなでランチ会なんだけど、もう何作っていいか、」

里2「そう、私もこのところ食欲なくて、、。」

ぺ「はい、では豆腐を使って、さっぱりと食べ易い薬膳を、。」

 

シャッシャッ

   トントン

 

サッサ 

  サッサ

 

 

 

 

ぺ「はい、どうぞ、納豆腐丼 です。」

 

 

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里3「速い、、あっという間にできちゃった。」

里4「美味しそうね。」

 

ぺ「どうぞ、召し上がってください。」

里「頂きまーす。」

 

パクパク

  パクパク

 

里1「とっても美味しい、食べやす〜い。」

里 2「麻婆丼ベジタリアン向け、、みたい、。」

ぺ「あ、そうですね。挽き肉の代わりに納豆、、で。」

里3「生姜も効いてて、、ほんと美味しい。」

 

ぺ「お豆腐は余分な熱を取って、それから体に必要な水分を補給してくれます。」

里4「冷奴、、は夏の定番メニューね。」

ぺ「はい、お豆腐と生姜、ネギの組み合わせは糖尿病の方にも良いんですよ。あ、それに枸杞子なんか乗せると更に良いです。あ、冷奴のレシピはこちらです。」

 

枸杞子ポン酢で冷奴

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

里1「納豆、ワカメ、も美味しいわ。」

ぺ「はい、納豆、ワカメは動脈硬化などの生活習慣病にも良い組み合わせなので、。」

 

里4「おかげですっかり食欲回復!だわ。」

里2「あら、良いわね、私は、なんか調子悪くて、今一歩だわ、。」

里3「あなたは甘いものの食・べ・す・ぎ!」

 

里1「この人、私達の間ではミスシュガーって呼ばれてるの。」

ぺ「あ、そう言えば、ウォルマートのチョコパイ、、すっごく食べたそうでしたものね。」

里2「最近はそんなに食べて無いわよ、。」

里4「はいはいミスシュガー、。」

ぺ「あの、よければ、、、一度仙人に相談してみます?」

里2「そうね〜、。」

 

 

 

 

納豆腐丼

材料(2人分)

納豆2パック、豆腐1/2丁、生ワカメ20g、生姜5g、ネギ10cm、ごま油、ご飯

 

 

作り方

  1. 生姜はみじん切り、ネギは小口切りにする。
  2. 豆腐の水気を切っておく。ワカメは食べ易い大きさに切る。
  3. フライパンを熱し、ごま油を入れ生姜を加えて香りを出す。
  4. 3に豆腐を入れて炒め、豆腐の水分がとんだら納豆、ワカメを加えて炒め、納豆のたれ、辛子も入れて混ぜる。
  5. 器にご飯を盛り、4をのせ、ネギを乗せる。

 

 

豆腐   清熱瀉火類(せいねつしゃかるい)

[性味/帰経 ]  寒、甘/ 脾、胃、大腸

[働き]⑴益気和中 肺熱の咳、喘息、食欲不振

   ⑵生津潤燥 消渇、便秘

   ⑶清熱解毒 水腫、麻疹、皮疹、吐血

 

納豆

[性味/帰経 ] 温、甘/ 脾、肺

[働き]⑴血行不良、毒素排出

    ⑵鬱

 

わかめ(海藻)  化痰

[性味/帰経 ]  寒、鹹/ 肝、胃、腎

[働き]⑴消痰軟堅 瘰癧(るいれき)、痰核、腹部腫塊、睾丸の腫大疼痛

         ⑵利水消腫 脚気浮腫、水腫

  

  辛温解表類

[性味/帰経 ]  温、辛/肺、胃

[働き]⑴発汗解表     外感風寒の発熱、悪寒

    ⑵散寒通腸     陰寒腹痛

    ⑶解毒散結     瘡瘍腫毒

 

うるち米  補気

[性味/帰経 ]  平、甘/ 脾、胃

[働き]⑴補中益気・健脾和胃 脾気虚の疲れ、食欲不振、むくみ、下痢

    ⑵除煩止渇      精神不安、イライラ、口渇

 

 

 

 

 

仙人問答

 

ぺ「仙人、で、ミスシュガーさんの体調がよろしく無いので、。」

仙「ふむ、それはいかんのう、。」

ぺ「どうしましょう?」

仙「一度行ってみるかのう、。」

ぺ「あ、はい。」

 

ヒューン

 

 

 

赤紫蘇酢&紫蘇酒を作ろう

 

 

まずは赤紫蘇で

 

 

 

 

ヒュヒューン

 

 

ぺ「仙人、お帰りなさい、。田んぼのババ、お元気でしたか?」

 

仙「ウハハハハ、相変わらず、じゃ。ババのパワーは衰えておらぬぞ、ほれ、。」

 

バサバサバサッ

 

ぺ「わっ、シソ、、赤紫蘇、。」

仙「ババはのう、この赤紫蘇で紫蘇酢と紫蘇酒を作っておった、流石じゃのう。」

 

ぺ「昨年、たしか、、青シソでシソ酒を作りましたが、、。とっても美味しくて便利でしたね。」

仙「そうじゃ、アサリの酒蒸しや、ブイヤベース、ドレッシングにアヒージョにと大活躍であったのう。」

ぺ「はい、香りが良くて、、お料理に使うと何倍も旨みが増して、。」

 

仙「しかし、青シソはまだまだこれからじゃ。今は赤紫蘇の収穫が盛んじゃから、まずは赤紫蘇で作るとしよう。」

ぺ「はい、で、、赤紫蘇酒、ですか?」

仙「ふむ、酒と酢と両方じゃ。紫蘇酢は1週間程漬ければ出来上がるから、直ぐに使えて便利じゃ。」

ぺ「はい。」

 

仙「洗ったら、葉だけを取って、水気をきるんじゃ。暫く干しておけば早く乾くぞ。」

ぺ「はい、。」

 

じゃぶじゃぶ

   パッパ

      カラカラ

 

 

仙「ようし、葉が乾けば後は簡単じゃ。瓶に入れて、蜂蜜とレモンスライス、そして酢を注ぐ。」

 

ドボドボドボッ

 

 

 

仙「ほれ、出来上がり、紫蘇酢&紫蘇酒  じゃ。」

 

 

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ぺ「綺麗、、。」

仙「紫蘇ジュースは、葉を水で煮出して作る方法もあるんじゃが、水を使うと日持ちせんからのう、こうして漬け込んでつくるのじゃ。」 

 

ぺ「紫蘇酒も楽しみですね。」

仙「ふむ、酒の方は2〜3週間漬け込んでおくのじゃぞ。」

ぺ「はい。」

 

 

 

* 赤紫蘇酢

材料

赤紫蘇300g、酢1.2ℓ、蜂蜜1カップ、レモンスライス2〜3枚

 

*赤紫蘇酒

材料

赤紫蘇100g、ホワイトリカー1.2ℓ、レモン1個

 

 

 

作り方

 

*赤紫蘇酢

  1. 赤紫蘇は綺麗に洗って、葉の部分だけを取る。
  2. 葉の水分をしっかり取る。
  3. レモンは皮をむいてスライスする。
  4. 熱湯消毒した瓶に、赤紫蘇、蜂蜜、レモンスライスを入れ、酢を注ぐ。
  5. 冷暗所で1週間程置く。
  6. ろ過して細口瓶に詰め替える。
  7. 水、炭酸で割ってジュースに、ドレッシングに、寿司酢に。

*色々な料理に使い易いよう、甘さ控えめで作ってあります、お好みで蜂蜜を少量足してください。

 

 

*赤紫蘇酒

  1. 1〜3は赤紫蘇酢と同様に。
  2. 熱湯消毒した瓶に、赤紫蘇、レモンスライス、ホワイトリカーを注ぐ。
  3. 冷暗所で2〜3週間程置く。
  4. ろ過して細口瓶に詰め替える。
  5. 1日30ml、飲む。
  6. お刺身などと合わせると抗菌効果が期待できる。

 

 

 

紫蘇  辛温解表類

[性味/帰経 ]  温、辛/肺、脾

[働き]⑴発表散寒     風寒表証の発汗、解熱、咳

    ⑵行気寛中   脾胃気滞の胸悶、嘔吐

    ⑶解魚蟹毒     蟹、海老、魚介類の中毒

 

 

 

今回使った酢は富士酢です↓

 

 

 

 

 

 

 

 仙「ぺんたんよ、田んぼのババが作った紫蘇酢を少しもらってきたので、一緒に飲むかのう、。」

 

トクトクトク

 

 

赤紫蘇サワー

 

 

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ぺ「わー、キレイ〜〜」

 

ゴクっ

 

ぺ「ん〜〜、美味しい〜〜。」

仙「爽やかじゃ〜〜。」

 

ぺ「仙人、この紫蘇酢もジュースだけじゃなくて、ドレッシングや寿司酢や、、色々使えそうですね。」

仙「ふむ、楽しみじゃ、紫蘇は香りもあり、気の巡りをよくし、鬱の解消にも良い。それに夏は酸味が重要じゃからのう。」

 

  ゴクゴクゴク

 

 

 

*青シソ酒はこちら

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

 

 仙人問答

 

 

仙「赤紫蘇にはアントシアニンが入っておるからのう、毛細血管を強化したり、視力回復、疲れ目にも良いんじゃ。」

ぺ「青シソにはないんですよねー。」

仙「いやいや、青シソにはβカロテンがた〜っぷり含まれておるぞ。」

ぺ「ふうん、どっちにしても、赤でも、青でも、解熱作用があるし、魚介類の中毒にも良いから、この時期には良いですよね。」

 

 

仙「むかぁし、むかし、、。蟹の食べ過ぎで死にそうになっておる若者がおった。」

ぺ「???」

仙「その青年を華佗(かだ)と言う医者が、見つけたんじゃ。華佗さん、知っておるじゃろ?」

ぺ「え、華佗さん?、、知りませんよ、。」

仙「なんじゃ、勉強不足じゃのう、。華佗さんは初めて麻酔薬を発明したと言われておる医者じゃ、。」

ぺ「麻酔薬を⁈」

仙「そうじゃ、そしてその作った麻酔薬で腹部切開手術をしたと言う名医なんじゃ。」

ぺ「へぇーー凄〜い人なんですねー。」

 

仙「その華佗さんが、死にかけておる若者に薬草を煎じ飲ませたところ、若者はたちまち回復したんじゃ。」

ぺ「え、凄っ、。」

仙「その薬は紫色じゃった、、。」

ぺ「紫、、つまり、その薬草は、。」

仙「そう言う事じゃ。紫で蘇る、、それでこの薬草は『紫蘇』と呼ばれるようになったと言う、、お・は・な・し、。」

 

パチパチパチパチ

 

 

 

 

 

 *ワークショップのお知らせ

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解熱、解毒効果のあるオカヒジキで

 

 

むくみも解消します

 

 

 

パクパク

    ムシャムシャ

 

新人君「うまい、うまいですよー、ぺんたんさん、この薬膳タコス、、チリビーンズ、、。」

 

パクパク

        完食!

 

新人君「あー、旨かった、ご馳走様でした。」

 

ガサッ

 

新人君「あ、そうだ、ぺんたんさん、これ、田んぼのババからもらったんですけどね、、。何ですかこれ?」

 

ぺ「え、何?」

 

ちらっ

 

ぺ「あー、これはオカヒジキ、、今よく採れるのよね。」

新人君「オカヒジキ、、変な名前ですね。どうやって食べるんですか?」

 

ぺ「シャキシャキの歯応えが良いので、さっと茹でてサラダや和え物、酢の物、なんか良いと思うけど、。」

新人君「はぁ、、、。」

ぺ「うーん、仕方ない、チャチャッと作ってやるか、、。」

新人君「はい、よろしく!」

 

じゃぶじゃぶ

   サッ

    トントン

       混ぜ混ぜ

 

 

 

ぺ「はい、出来たわよ、オカヒジキとツナの和え物 。」

 

 

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新人君「速いですねー。それに美味そう。」

ぺ「これなら簡単だから、次回は自分で作れるでしょ?」

新人君「ええ、まぁ、、多分、、。」

 

ぺ「オカヒジキは薬膳では解毒解熱作用があると言われているの。また、カリウムが豊富なのでむくみ解消にも良いのよ。」

新人君「ヘェ〜そうなんですか、。」

ぺ「タコスもむくみ解消に良いし、このオカヒジキも、、。新人君、これで梅雨をバッチリ乗りきれるわよ。」

新人君「は、どうも、、そう言われるとそんな気がします。」

 

ぺ「食べないの?」

新人君「持って帰ります。今腹いっぱいで、。」

ぺ「そっか、じゃ、私もこれで、。」

新人君「はい、ご馳走様でした。」

 

ピッ

  ブルブル

       ブーンーーー

 

 

 

 

オカヒジキとツナの和え物

材料(2人分)

オカヒジキ60g、ツナ75g1缶(無塩無油)、トマト1個、

生姜5g、ローズマリー酢小さじ1(無ければ普通の酢)、オリーブオイル小さじ1/2、醤油小さじ1/2

 

 

 ローズマリー酢の作り方はこち

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

作り方

  1. オカヒジキは洗って、沸騰した湯に塩ひとつまみを入れさっと茹で、冷水に取り水気を切る。
  2. 生姜は微塵切りにし、酢、オイル、醤油と合わせる。(ツナ缶に油分塩分がある場合はオイルと醤油を加減する。)
  3. トマトは角切りにする。
  4. オカヒジキを適当な長さに切り、2,3と和える。

 

 

おかひじき

[性味/帰経 ]  寒、甘/ 肝

[働き]⑴ 解熱、解毒、血圧降下 

 

ツナ(まぐろ)

[性味/帰経 ]  温、甘/ 肝、脾

[働き]⑴ 気血の不足、虚弱体質、脳血栓

 

トマト         清熱瀉火類

[性味/帰経 ]  微寒、甘/ 肝、脾、胃

[働き]⑴生津止渇 熱病による煩渇

         ⑵健胃消食 食欲不振、消化不良

 

生姜  辛温解表類

[性味/帰経 ]  微温、辛/肺、脾

[働き]⑴発汗解表     風寒表証の悪寒、無汗、身体の痛み

    ⑵温胃止嘔     胃の冷え・痛み、嘔吐、食欲不振

    ⑶温肺止咳     咳、白痰、喘息

    ⑷解毒     魚・蟹中毒の時に喉、舌の痺れを取る

 

 

 

仙人問答

 

 

ぺ「で、オカヒジキの和え物を作ってきたんです。」

仙「ふむ、そうか、、。」

ぺ「オカヒジキって、むくみに良いのですよね?」

仙「そうじゃ、高血圧にも良いし、長時間の運動による筋肉の痙攣を防ぐ効果もあると言われておるのう。」

 

ぺ「そうなんですね。緑黄色野菜だからカロテンが豊富だろうと思って、吸収力が高まるよう、オリーブオイルも入れて作りましたよ。」

仙「こんな暑い日にはトマトも入れてのオカヒジキの和え物はなかなか良いぞ、。しかしオカヒジキは寒性じゃから、。」

ぺ「はい、ご心配なく、ちゃんと生姜も入れました。あ、そう言えば、今日は『生姜の日』ってどこかに書いてあったような、、。」

 

仙「ふむ、そうなのか、、。わしも食べたくなってきたな、オカヒジキ、。」

ぺ「田んぼのババの家に行くともらえるかも、ですよ。」

仙「そうか、、では一度、里へ見回りに行って来るか、。」

ぺ「はい。」

 

ヒューン

 

 

フラフラくたくた補気ッチャえ! イライラうつうつ理気ッチャえ!