まずは赤紫蘇で
ヒュヒューン
ぺ「仙人、お帰りなさい、。田んぼのババ、お元気でしたか?」
仙「ウハハハハ、相変わらず、じゃ。ババのパワーは衰えておらぬぞ、ほれ、。」
バサバサバサッ
ぺ「わっ、シソ、、赤紫蘇、。」
仙「ババはのう、この赤紫蘇で紫蘇酢と紫蘇酒を作っておった、流石じゃのう。」
ぺ「昨年、たしか、、青シソでシソ酒を作りましたが、、。とっても美味しくて便利でしたね。」
仙「そうじゃ、アサリの酒蒸しや、ブイヤベース、ドレッシングにアヒージョにと大活躍であったのう。」
ぺ「はい、香りが良くて、、お料理に使うと何倍も旨みが増して、。」
仙「しかし、青シソはまだまだこれからじゃ。今は赤紫蘇の収穫が盛んじゃから、まずは赤紫蘇で作るとしよう。」
ぺ「はい、で、、赤紫蘇酒、ですか?」
仙「ふむ、酒と酢と両方じゃ。紫蘇酢は1週間程漬ければ出来上がるから、直ぐに使えて便利じゃ。」
ぺ「はい。」
仙「洗ったら、葉だけを取って、水気をきるんじゃ。暫く干しておけば早く乾くぞ。」
ぺ「はい、。」
じゃぶじゃぶ
パッパ
カラカラ
仙「ようし、葉が乾けば後は簡単じゃ。瓶に入れて、蜂蜜とレモンスライス、そして酢を注ぐ。」
ドボドボドボッ
仙「ほれ、出来上がり、紫蘇酢&紫蘇酒 じゃ。」
ぺ「綺麗、、。」
仙「紫蘇ジュースは、葉を水で煮出して作る方法もあるんじゃが、水を使うと日持ちせんからのう、こうして漬け込んでつくるのじゃ。」
ぺ「紫蘇酒も楽しみですね。」
仙「ふむ、酒の方は2〜3週間漬け込んでおくのじゃぞ。」
ぺ「はい。」
* 赤紫蘇酢
材料
赤紫蘇300g、酢1.2ℓ、蜂蜜1カップ、レモンスライス2〜3枚
*赤紫蘇酒
材料
赤紫蘇100g、ホワイトリカー1.2ℓ、レモン1個
作り方
*赤紫蘇酢
- 赤紫蘇は綺麗に洗って、葉の部分だけを取る。
- 葉の水分をしっかり取る。
- レモンは皮をむいてスライスする。
- 熱湯消毒した瓶に、赤紫蘇、蜂蜜、レモンスライスを入れ、酢を注ぐ。
- 冷暗所で1週間程置く。
- ろ過して細口瓶に詰め替える。
- 水、炭酸で割ってジュースに、ドレッシングに、寿司酢に。
*色々な料理に使い易いよう、甘さ控えめで作ってあります、お好みで蜂蜜を少量足してください。
*赤紫蘇酒
- 1〜3は赤紫蘇酢と同様に。
- 熱湯消毒した瓶に、赤紫蘇、レモンスライス、ホワイトリカーを注ぐ。
- 冷暗所で2〜3週間程置く。
- ろ過して細口瓶に詰め替える。
- 1日30ml、飲む。
- お刺身などと合わせると抗菌効果が期待できる。
紫蘇 辛温解表類
[性味/帰経 ] 温、辛/肺、脾
[働き]⑴発表散寒 風寒表証の発汗、解熱、咳
⑵行気寛中 脾胃気滞の胸悶、嘔吐
⑶解魚蟹毒 蟹、海老、魚介類の中毒
今回使った酢は富士酢です↓
仙「ぺんたんよ、田んぼのババが作った紫蘇酢を少しもらってきたので、一緒に飲むかのう、。」
トクトクトク
赤紫蘇サワー
ぺ「わー、キレイ〜〜」
ゴクっ
ぺ「ん〜〜、美味しい〜〜。」
仙「爽やかじゃ〜〜。」
ぺ「仙人、この紫蘇酢もジュースだけじゃなくて、ドレッシングや寿司酢や、、色々使えそうですね。」
仙「ふむ、楽しみじゃ、紫蘇は香りもあり、気の巡りをよくし、鬱の解消にも良い。それに夏は酸味が重要じゃからのう。」
ゴクゴクゴク
*青シソ酒はこちら
仙人問答
仙「赤紫蘇にはアントシアニンが入っておるからのう、毛細血管を強化したり、視力回復、疲れ目にも良いんじゃ。」
ぺ「青シソにはないんですよねー。」
仙「いやいや、青シソにはβカロテンがた〜っぷり含まれておるぞ。」
ぺ「ふうん、どっちにしても、赤でも、青でも、解熱作用があるし、魚介類の中毒にも良いから、この時期には良いですよね。」
仙「むかぁし、むかし、、。蟹の食べ過ぎで死にそうになっておる若者がおった。」
ぺ「???」
仙「その青年を華佗(かだ)と言う医者が、見つけたんじゃ。華佗さん、知っておるじゃろ?」
ぺ「え、華佗さん?、、知りませんよ、。」
仙「なんじゃ、勉強不足じゃのう、。華佗さんは初めて麻酔薬を発明したと言われておる医者じゃ、。」
ぺ「麻酔薬を⁈」
仙「そうじゃ、そしてその作った麻酔薬で腹部切開手術をしたと言う名医なんじゃ。」
ぺ「へぇーー凄〜い人なんですねー。」
仙「その華佗さんが、死にかけておる若者に薬草を煎じ飲ませたところ、若者はたちまち回復したんじゃ。」
ぺ「え、凄っ、。」
仙「その薬は紫色じゃった、、。」
ぺ「紫、、つまり、その薬草は、。」
仙「そう言う事じゃ。紫で蘇る、、それでこの薬草は『紫蘇』と呼ばれるようになったと言う、、お・は・な・し、。」
パチパチパチパチ
*ワークショップのお知らせ