生家〜牧野公園
〜バイカオウレンの葉〜
この日は牧野富太郎氏のふるさと、佐川町(さかわちょう)へと向かいました
高知市にある牧野植物園からは車で1時間ほどの距離です
佐川町は、朝ドラのお陰であちこちに案内板があり
街並みは歩き易くなっておりました
6月の平日にも関わらず観光客があっちにもこっちにも
TVの影響は凄い!
案内板に従ってまずは、富太郎君が通った「名教館」から
名教館(めいこうかん)
門を潜ると
中には伊藤蘭林先生と生徒の皆さん
富太郎君もいますねー
授業内容も難しそうです
そして、名教館の壁にはこんな「博物図」も展示されていました
時代は寺子屋から小学校へと
名教館で高等教育を受けていた富太郎君はその授業に退屈し、退学してしまいます
その富太郎君が小学校で唯一興味を示したのがこの「博物図」だそうで
- 1図: 植物学的な葉・根・花
- 2図: 果実・瓜
- 3図: 穀物・豆類・根塊類
- 4図: 野菜類・海藻類・菌類
なんか、薬膳の食薬表みたい、、、
名教館を出て、町並みを歩き、富太郎氏の生家へ
生家
中に入ると
こちらも色々な展示がありましたよ
この「重訂本草綱目啓蒙」は、明の時代、李時珍(りじちん)が編んだ薬学書「本草綱目」に、小野蘭山が和名、説明等を加えたもの
李時珍は30年近くの歳月を費やし関連書籍800部余りを参考にし、広範囲に薬物を採取、臨床経験を踏まえ3回の改稿を行った後に「本草綱目」を完成させた
全書52巻(植物だけでなく食物、鉱物、虫、魚、獣、など16部に分けられている)
この本の完成により薬膳学は中医学の進歩と共に全面的な発展を遂げた!
なのでこれは「植物学」の本ではなく「薬学」の本なのだけれど
挿図の数も1160とあるので、富太郎君は目を輝かせたに違いない
そしてこちらは富太郎の佐川交友図&この地にゆかりのある人々
さて、生家を出てドラマのロケ地になった「金峰神社」へと
これがまぁすっごい階段で
登って 登って 登って
静か〜〜〜
そして下って 下って 下って
牧野公園へ
牧野公園
迎えてくれたのは「富太郎氏の胴乱と帽子」
牧野公園さん、粋な計らいです♪
そして直ぐにも出会ったのが
ドラマにも登場したあの「マルバマンネングサ」!
本物に会えて感激‼️
更に歩いていくと
透明感があって なんと美しい
八重ドクダミ!
そして富太郎氏が苦労をかけまくった愛妻スエさんに因んで名付けた「スエコザサ」
こちらは「黄蓮華升麻」
「升麻」は中医学で扱う「辛涼解表薬」
同じ種類なのかなぁと思って調べたら
「升麻」はキンポウゲ科のサラシナショウマや、オオミツバショウマ
一方「黄蓮華升麻」は立札にあるようにユキノシタ科
別物のようです
立札、、よく見ると最後に「Yatabe 」の文字がありますね〜
今週(20週)のらんまんではタイトルが「キレンゲショウマ」となっていたので教授との関わりが楽しみです♪(ドラマでは田邊教授)
そしてこちらが牧野博士が最も愛したと言われている
「バイカオウレン」
今は季節ではないので花は咲いていませんでしたが
一面の梅花黄連の葉 感激です!
いちめんバイカオウレンの葉
いちめんバイカオウレンの葉
いちめんバイカオウレンの葉
(パクった)
途中見つけた真っ赤なキノコ
アワモリショウマ
これもキレンゲショウマと同様「ユキノシタ科」です
スズカケソウ
これはあっちにもこっちにも咲いてました
公園をどんどん歩いて物見岩がある所に辿り着きました
公園内は結構賑わっていたのですが、ここまで来ると人影もなく静かです
ヨイショ!
物見岩によじ登って
絶景かな
絶景かな
物見岩付近には
クチナシの花が
帰り道で出迎えてくれたのは
トカゲ君と
ドラマにも登場した「ジョウロウホトトギス」
酒蔵の道
フフフ
とっても良いネーミングな道を見つけました
「酒蔵の道」
「司牡丹酒造」がどこまでも続いております
富太郎氏の生家の造り酒屋「岸屋」から司牡丹酒造が譲り受けた土地らしいです
1日中歩き回って
汗だくのクッタクタ
宿では「すき焼きが煮えたら、最後に芋けんぴを入れてください、甘みが増して美味しいんですよ」と
珍しい芋けんぴ入りすき焼きを
「船中八策」と共に頂きました!
こちらも超辛口の純米酒
この後、いよいよ「牧野植物園」です
が
尋常じゃない写真の数に途方にくれています
どういたら
どういたらええがかえ?
*高知①はこちら