竹林寺〜牧野植物園
咲いてます!実ってます!
五台山という山の上に「牧野植物園」はあります
牧野博士が生前に「植物園を造るなら五台山がええ」と言ってみえた場所です
そしてその直ぐ隣に「竹林寺」があります
牧野植物園に入る前に、竹林寺に行ってみました♪
立派な梵鐘があります
登って下を覗き込むと
梵鐘の真下に大きな大きな
穴
梵鐘をつくとこの穴に響いて
それはそれは良い響きです♪
山門をくぐって
参道をどこまでも
五重の塔が見えて来ました
五重の塔をぐるりと1周し
あ、面白いおみくじ発見!
12体の縁起物のどれかが入っているそうで
何が出るかな?
じゃん!
なんと『 第一番 大吉 』
達磨さんでした〜
『忍耐、人望、福徳』を授かりました
牧野植物園
牧野植物園は、とーーーッても広くて見どころいっぱい!
なので
①一般編
②薬草編
③温室編
の 3つに分けてアップする事にしました
①一般編よりスタート〜〜♪
牧野植物園は「正門」「中門」の入り口があり、私は竹林寺から近い「中門」から入りました
今回の旅の目的はこの植物園の「薬用植物区」を訪れることです
中医学の勉強をしていても
訳のわからない名前の中薬ばっかり
姿形を見たこともない中薬を相手に勉強していてもさっぱり頭に入りません
ですから、その中薬たちの正体を探るべく
いざ!
なんですけど、『薬用植物区』は植物園の北の果て〜
そしてもう一つ楽しみにしている『温室』は南の果て〜
まずは、北の果てを目指しながらぶらぶら行きましょう
歩き始めて目にするたくさんの植物
その植物には全て丁寧な「ネームプレート」がついており
「咲いてます」とか「実ってます」
「らんまんで取り上げられました」など わかりやすいです
「咲いてます」などは書いてなくても見ればわかるだろ?と思われる方もあるかと思いますが
これがどうしてどうして、、どれが花なんだか、どこに咲いてるんだかわからないものがいっぱいあるんですよ
「温室」では首が痛くなるほど見上げて探しましたよ、花も実も(笑)
レストランもあるのですが、牧野公園の時と同様、この日もおにぎり持参で!
お天気もバッチリで暑かったのでネックファンも必須です!
園内は早朝から賑わっています
みなさん、スマホ片手にパシャパシャやってます
私も記念すべき1枚目をパシャリ
オオマツヨイグサ
道に沿って歩いていくと
人だかり
ざわざわ
ざわざわ
大きな実が、種が、頭上に、目の前に
凄い迫力です
トビカズラ
「触ってはダメ」だそうで
あれ、でもこれどこかで?
そうそう、『勝手に薬草園』の上からぶら下がっている「葛」と似ています
葛も花を咲かせた後、これよりは小さいですが、こんな感じの種がいっぱいぶら下がってるんです
同じ「マメ科」だもんね
ここからは気分に任せて写真をパシャリ
このサクユリのように
牧野博士の植物画が付いているものもたくさんあって
本当、スタッフさんに感謝です
さて、とっても面白いものを見つけました
キバナノセッコク
この木に巻きついているモシャモシャしたものが「キバナノセッコク」
木に着生している植物です
花がなんとも可愛らしく♡
セッコクは中薬で、腎・肺・胃に帰経する滋陰薬です
こんな風に着生している植物とは!
辞書からでは全く想像もつかない
来てよかった‼︎
石斛(セッコク) 滋陰薬
ラン科のセッコク属植物の茎
性味: 甘、微寒
帰経: 肺・胃・腎
効能: ①養胃生津・滋陰清熱
②滋腎陰・明目強腰
もう一つ木に巻きついているもの
ムカデラン
名前の通りでモゾモゾしてます
こちらは花は咲いてなくて残念!
続いて
可愛いらしい赤い実がついている
ヨコグラノキ
山茱萸みたいな実ですが
「クロウメモドキ科」とありますので「なつめ(大棗)」と同じ科ですね
そして道の途中には洒落たベンチが
牧野博士が愛した「バイカオウレン」の葉の形のベンチです
側面には博士の写真も
引き続き
歩いて歩いて
博士お手植えの「タイワンニンジンボク」
説明書きにあるように、牧野富太郎氏が自身の手で自宅のお庭に植えられたものだそうで
練馬区立牧野記念園に現存する株を接木で増やしたものだそうです
練馬にも行ってみたくなっちゃいます
可愛くて思わず写真を撮ってしまった
ツキトジ
これも可愛い
こちらは「レンゲショウマ」
蕾が風船のようにたくさんぶら下がってます
レンゲショウマは中薬の「升麻」と同じキンポウゲ科なんですね
白い可愛い花が咲いてなくて残念
レンゲショウマのお隣には「ジョウロウホトトギス」も写ってます
にしても、「キレンゲショウマ」を牧野公園で見ましたが
矢田部教授は(朝ドラでは田邊教授)「レンゲショウマに似ている黄色い花」という事で「キレンゲショウマ」と名付けたそうです
が、
この花とどこが似ているのかわからん!
素人にはわからないのかしら?と思っていたら
後日、牧野植物園さんのインスタにこんな記事が
《牧野博士もこの事が許せず誤解を招くキレンゲショウマの和名を改めるように強く求めています》
やっぱりねーーッ
似てないよねーッ
(キレンゲショウマについては下記の『高知②』の記事をお読みください)
記念館の中にもとっても興味深いものが飾ってありました
編鐘
中国古代の楽器です♪
半音まで出るみたいで
どんな音が出るのか鳴らしたい〜
鳴らしたいーーッ!!!
ショップにも立ち寄っていくつかお土産を買いました
お土産といっても皆さん自分の記念になるようなものを買って見えましたね
私は
カレンダー
博士の植物画が12枚も付いてます
カレンダーを使い終わっても画だけ額に入れて飾れます♪
牧野博士の手ぬぐい
タペストリーみたいにして飾ってます
漢方テイストのお茶3種類
- 当帰(とうき) :血を補い、血の巡りを良くする女性に嬉しい中薬です
- 橙(だいだい):脾胃の気の巡りを良くし、胸の痞え・お腹の脹りに良い中薬です
- 柴胡(さいこ):発熱や、イライラに良い中薬です
それぞれオリジナルブレンドになっているのでどんな味になっているのか楽しみ♪
(まだ飲んでません)
この他にも色々ありましたが
正直言って全体的に高めのお値段です
丸1日かけて歩き回った植物園でしたが、全部周ることはできませんでした~
一般編はここまで!
何?大した写真の数じゃないじゃない?とお思いでしょうが
ここからなんです
「薬草編」「温室編」が凄い事になってまして
でも「薬草編」が今回の旅の一番の目的なので
中薬の勉強がてらボチボチと・・・
お付き合い頂きありがとうございました☆
*高知①はこちら
*高知②はこちら