かぼちゃと牛肉で気血を補う
シュワ〜〜
ヒューンヒュウーーー
シュワワワー〜
ヒュヒューン
仙「ふむ、上空を飛ぶのは気持ちが良いのう、、。わしのつばさは今日も絶好調!
♪ ♪ 君の為につばさになる、君を守り続ける〜 ♪ ♪ 」
グシュ
ぺ「仙人、、ご機嫌ですね、、。」
グシュグシュ
仙「なんじゃぺんたん、鼻水か、、。」
ジーっ
ぺ「はい、、そうですよ。」
グシュ
仙「今頃、夏風邪か?」
ぺ「雨、、です。夕立ちです!」
仙「おぉ、そう言えば、昨日の夕立ちは激しかったなぁ。」
ぺ「はい、。仙人、、あの時、消えましたよね。」
仙「お、おぉ、、ちょっと用を足しにな、、。」
ジーっ
ぺ「私ひとり、、ステージに残して、。」
仙「ステージ、、などと大袈裟なものでもなかろう。広場の隅に土が盛ってあっただけじゃ。」
グスグス
仙「まぁ、その程度の鼻水なら、大した事もなかろう。何か体を温める食材で疲労回復の薬膳でも作ってやろう。」
ぺ「は、それはどうも、。」
トントン
トントン
トントン
シャッシャッ
シャシャシャッ
仙「ようし、完成。夏野菜と牛肉のきんぴら じゃ。」
ぺ「は、ありがとうございます。」
仙「かぼちゃとパプリカの夏野菜を使って、カロテンやら、ビタミンCやらがたっぷりのきんぴらじゃ。牛肉も入っておるから、気血をしっかり補えるのじゃ。これを食べておけば、風邪などに入り込まれる事は無い。」
パクッ
ぺ「あ、美味しい、、です。」
仙「そうじゃろう、、わしが作ったのじゃから。」
パクッ
パクパク
ぺ「美味しい、。」
夏野菜と牛肉のきんぴら
材料(2人分)
牛肉コマ切れ50g、かぼちゃ100g(皮付き)、パプリカ1/4個、玉ねぎ1/4個、白胡麻小さじ1/2、
醤油大さじ1/2、酒大さじ1/2、みりん大さじ1、ごま油
下味: 紹興酒大さじ1/2、醤油大さじ1/2
作り方
- 牛肉は下味をつけておく。
- 醤油、酒、みりんを合わせておく。
- かぼちゃ、パプリカ、玉ねぎは5mm角の細切りにする。
- フライパンを温めごま油を入れ、牛肉を炒める。
- 牛肉に火が通ったら、かぼちゃを入れて炒める。
- かぼちゃに火が通ったらかぼちゃパプリカ、玉ねぎを入れて炒め、2を入れて混ぜ、白胡麻をかける。
牛肉 補気類
[性味/帰経 ] 平、甘/ 脾、胃
[働き]⑴益気補脾 疲れ、自汗、息切れ、めまい、むくみ
⑵養血強壮 気血両虚の虚弱、消痩、夜尿、頻尿
かぼちゃ 補気類
[性味/帰経 ] 温、甘/脾、胃
[働き]⑴補気健脾 脾気虚の疲れ、悪心、嘔吐、胃腹疼痛、下痢、便秘
パプリカ(ピーマン) 温裏類
[性味/帰経 ] 熱、辛/心、 脾
[働き]⑴温中散寒 脾胃虚寒による脘腹冷痛、嘔吐下痢
⑵開胃消食 食欲不振、消化不良
玉葱 理気類
[性味/帰経 ] 温、辛、甘/脾、胃、肺、心
[働き]⑴健脾理気 食欲不振、下痢
⑵和胃消食 げっぷ、吐き気、胃もたれ
⑶発表通陽 発熱、悪寒
白胡麻 滋陰類
[性味/帰経 ] 寒、甘/肺、脾、大腸
[働き]⑴清熱滑腸 皮膚の乾燥、筋肉の無力、痰、赤み、便秘
⑵行気通脈 頭痛、めまい、頭部瘡瘍
仙人問答
ぺ「きんぴら、、美味しかったです。」
仙「ふむ、残暑が厳しいから、しっかりと気血を補わねばな。」
ぺ「はい、ビタミンも補給されて、疲れもとれたみたい、、。」
仙「そうか、、では、わしはちょっと出かけて来るからのう。」
ぺ「え、、、又、、ですか?」
仙「気温や天候の変化が激しいからのう、山の状態も見ておかんと心配なんじゃ。」
ぺ「そっか、、水が足らなくてもダメだし、、土砂崩れとかが起こっても困るし、、。」
仙「そういう事じゃ、行ってくる。」
ヒューン