平昌、ピョンチャン 2月
ヨロブン アニョハセヨ!
ぺんたんイムニダ
と言う事で、今月はもうなんといってもオリンピック!に尽きます。
冷めやらぬ感動を胸に 、、ツラツラと、、。
『音 』のお話
日本中の期待が渦巻く男子フィギュアスケートフリー、、
この日は土曜日だったので、私はいつもの様に仕事場にいました。
でも、私の仕事場、、テレビ、無いんです(泣)
ただ、ラジオは有るんです。それで仕方なくスイッチを押した訳ですが、、。
フィギュアスケートをラジオで聞く、、と言うのは初めての体験でした。
アナウンサーは、全ての状況を伝えようと、ひたすら喋りまくります。
選手が身につけているコスチュームからはじまって、ひとつひとつの細かな動作、仕草、。
「スケート靴を持ち上げました〜」「反時計回りに回転しています〜」
ふぇ〜、ラジオでフィギュアスケートを実況中継するって大変な事だな、と感心しながら耳を傾けています。
聞こえてくるのはプログラムに選曲された曲と、アナウンサー、解説者の声のみ。
必死に想像力を働かせながら聞くんです、、。
するとね、、、、
やはり、映像がないので、曲によって感じ方が全く違ってくる事に気が付いたんです。
羽生結弦選手の『SEIMEI』、宇野昌磨選手の『トゥーランドット』
和楽器の音に包まれて羽生選手の演技がスタートします。ジャンプの失敗がありませんようにと、もう心臓はドキドキばくばく、、正直音楽なんて何処へやら⁈ 必死に聞いていたにも関わらず、今何か音鳴ってた?ってカンジです。
ところが、宇野選手になったら、、同じようにジャンプの失敗がありませんようにと、ドキドキばくばくで聞いてはいたのですが、アナウンサーの声と解説者の声を超えてトゥーランドットが響き渡り、心臓のドキドキは感動のドキドキへとどこまでも高まってくるのです。
もちろん、映画音楽のサントラを繋ぎ合せたものと、オペラの曲と言う違いはあるのでしょうけれど、、こんなにも感情の高まり方が違うなんて、、。
で、帰宅してちゃんとテレビで見てみると、、
はぁ〜納得です。和楽器の音色にのって見事な演技を披露する羽生選手。氷上を全て陰陽道で操り、彼こそが主役。やはりこれはこのプログラムの為に構成された曲、羽生選手の演技なくしては成り立たない曲だ、という事がよ〜〜く理解出来る。
一方宇野選手は、トゥーランドットの曲と見事にシンクロして、まるで彼がメロディを奏でているかのように、彼の指先から音が溢れてくる様に、美しい旋律を舞っている。
それはもう、本当にどちらも感動、感動、、ですよー。
映像があって生きる音楽、映像と共に生きる音楽、こんなにカンジ方が違うんだな、と思いながら、
音も映像もなく、文字だけで書いているこのブログの事を考えて見ました。
勿論、写真は使ってますけどね。
料理をしている時は、本当に色々な音が出ます。
そんな音たちが私は大好きなので、なんとかその音を伝えたいと、「トントン」とか「グツグツ」とか幼稚で稚拙な表現を使いながらも、必ず書き込んでいるんです。
言葉の持つ響きやリズム、、。
観客様はみな鰯
のんどが鳴ります牡蠣殻(かきがら)と
ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん
こう言う日本語の使い方が出来たら良いな、と思いながら、
胡麻を煎る音に耳を傾けています。
私の一番お気に入りの音、。胡麻すり、じゃなくて、胡麻を煎る時の音。
シャッシャッ ンシャッシャッ
軽快な音と共に、芳ばしい香りが漂ってくる〜〜
今はちょっと忙しくて出来ないけれど、もう少し落ち着いたら
iPad & iPhone のアプリ” GarageBand “を使って、胡麻の乾煎り音を録音し、その胡麻音で演奏して見ようかな?なんて、、。
GarageBandでは、サンプリングした音を鍵盤で演奏することが出来るので、胡麻音でドレミ〜と演奏できるんです。つまり、シャッシャッと言う音がドレミファソラシドの高さで出てくるんです、楽しいですよー。あ、もちろん、胡麻音じゃなくても、鳥の声とか、風の音とか、自分の声とか、、何でもok何ですけどネ。
これで『黒胡麻協奏曲』とか『ロックンロール・セサミ』とか、作ったら面白そう、、。
でも、それにはやはりもう一捻り、ここからが薬膳、中医学の腕の見せどころ。
黒胡麻は肝・腎に帰経する食薬ですから『黒胡麻協奏曲』を腎に良いイ長調で、『ロックンロール・セサミ』を肝に良いホ長調で作曲し、これらの曲を聴きながら「イカと枸杞子の酢味噌和え」や 「ししゃもの黒胡麻ソテー」を食べる。
「フフ、これでもう、肝・腎完璧!」なんて、、どうでも良い様な事を考えている今日此の頃です(笑)
自然界便り
真っ白な、スノードロップの花が咲きました。
下を向いて咲く謙虚で可憐な姿に心惹かれます。
編集後記
自然豊かな海辺の里、この街ではひじき、海苔、わかめが旬を迎え、スーパーなぎさに行けば大量の生ひじきや生ワカメが売られています。今月はもう毎日ひじきや、海苔、ワカメを食べてましたね。
他の街のスーパーではこんなには新鮮な海藻類は売られてないのかな?海藻類の旬って余り感じられてないのかな?と思いながら、「海藻類が旬ですよー」という気持ちを込めて、ひじきや海苔の薬膳を作ってみました。
そして、先月の仙人life で中薬が手に入る中華街のお店をご紹介したので、大きい顔をして中薬を使った「人参酒」や「麦門冬と玉竹のお茶」などもご紹介しました。一家にひと瓶「人参酒」、おススメです(^^)
今月も訪れて下さった皆様、新しく読者になって下さった皆様、スター、ブクマ、コメントを下さった皆様、本当にありがとうございました。感謝の気持ちを忘れず、3月へと向かいます。
バタバタの私の諸問題も、ひと山ふた山み山越えて、いよいよ最終決戦の時を迎えます。
見事に技を決め切れるか、冷静沈着に勝機を見極められるか、、
決戦は・・・何曜日 ⁇