薬膳でセルフケア めざせ!仙人life

中医薬膳学に基づき、薬食同源、医食同源で仙人のような健康長寿を目指します。

夏野菜できんぴら

 

  かぼちゃと牛肉で気血を補う

 

 

 

 

シュワ〜〜  

    ヒューンヒュウーーー

         シュワワワー〜

 

ヒュヒューン

 

仙「ふむ、上空を飛ぶのは気持ちが良いのう、、。わしのつばさは今日も絶好調!

    ♪ ♪ 君の為につばさになる、君を守り続ける〜 ♪ ♪ 」

 

グシュ

ぺ「仙人、、ご機嫌ですね、、。」

 

 

グシュグシュ

 

仙「なんじゃぺんたん、鼻水か、、。」

 

ジーっ

ぺ「はい、、そうですよ。」

 

グシュ

 

仙「今頃、夏風邪か?」

ぺ「雨、、です。夕立ちです!」

 

仙「おぉ、そう言えば、昨日の夕立ちは激しかったなぁ。」

ぺ「はい、。仙人、、あの時、消えましたよね。」

仙「お、おぉ、、ちょっと用を足しにな、、。」

 

ジーっ

ぺ「私ひとり、、ステージに残して、。」

仙「ステージ、、などと大袈裟なものでもなかろう。広場の隅に土が盛ってあっただけじゃ。」

 

グスグス

 

仙「まぁ、その程度の鼻水なら、大した事もなかろう。何か体を温める食材で疲労回復の薬膳でも作ってやろう。」

ぺ「は、それはどうも、。」

 

トントン

  トントン

     トントン

 

シャッシャッ

   シャシャシャッ

 

仙「ようし、完成。夏野菜と牛肉のきんぴら じゃ。」

 

 

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ぺ「は、ありがとうございます。」

 

仙「かぼちゃとパプリカの夏野菜を使って、カロテンやら、ビタミンCやらがたっぷりのきんぴらじゃ。牛肉も入っておるから、気血をしっかり補えるのじゃ。これを食べておけば、風邪などに入り込まれる事は無い。」

 

パクッ

ぺ「あ、美味しい、、です。」

 

仙「そうじゃろう、、わしが作ったのじゃから。」

 

パクッ

  パクパク

 

ぺ「美味しい、。」

 

 

 

 

夏野菜と牛肉のきんぴら

材料(2人分)

牛肉コマ切れ50g、かぼちゃ100g(皮付き)、パプリカ1/4個、玉ねぎ1/4個、白胡麻小さじ1/2、

醤油大さじ1/2、酒大さじ1/2、みりん大さじ1、ごま油

下味: 紹興酒大さじ1/2、醤油大さじ1/2

 

 

 

作り方

  1. 牛肉は下味をつけておく。
  2. 醤油、酒、みりんを合わせておく。
  3. かぼちゃ、パプリカ、玉ねぎは5mm角の細切りにする。
  4. フライパンを温めごま油を入れ、牛肉を炒める。
  5. 牛肉に火が通ったら、かぼちゃを入れて炒める。
  6. かぼちゃに火が通ったらかぼちゃパプリカ、玉ねぎを入れて炒め、2を入れて混ぜ、白胡麻をかける。

 

 

 

牛肉  補気

[性味/帰経 ] 平、甘/ 脾、胃

[働き]⑴益気補脾 疲れ、自汗、息切れ、めまい、むくみ

    ⑵養血強壮 気血両虚の虚弱、消痩、夜尿、頻尿

 

かぼちゃ  補気

[性味/帰経 ]  温、甘/脾、胃

[働き]⑴補気健脾 脾気虚の疲れ、悪心、嘔吐、胃腹疼痛、下痢、便秘

 

パプリカ(ピーマン) 温裏類

[性味/帰経 ]  熱、辛/心、 脾

[働き]⑴温中散寒 脾胃虚寒による脘腹冷痛、嘔吐下痢

    ⑵開胃消食 食欲不振、消化不良

 

玉葱  理気

[性味/帰経 ]  温、辛、甘/脾、胃、肺、心

[働き]⑴健脾理気 食欲不振、下痢

⑵和胃消食 げっぷ、吐き気、胃もたれ

⑶発表通陽 発熱、悪寒

 

白胡麻  滋陰類

[性味/帰経 ]  寒、甘/肺、脾、大腸

[働き]⑴清熱滑腸 皮膚の乾燥、筋肉の無力、痰、赤み、便秘

    ⑵行気通脈 頭痛、めまい、頭部瘡瘍

 

 

 

 

仙人問答

 

 

ぺ「きんぴら、、美味しかったです。」

仙「ふむ、残暑が厳しいから、しっかりと気血を補わねばな。」

ぺ「はい、ビタミンも補給されて、疲れもとれたみたい、、。」

仙「そうか、、では、わしはちょっと出かけて来るからのう。」

ぺ「え、、、又、、ですか?」

仙「気温や天候の変化が激しいからのう、山の状態も見ておかんと心配なんじゃ。」

ぺ「そっか、、水が足らなくてもダメだし、、土砂崩れとかが起こっても困るし、、。」

仙「そういう事じゃ、行ってくる。」

 

ヒューン

 

 

ハッピーバースデイ\(^o^)/

 

  〜  21:00のピアノマンへ 〜

 

 

ワーワー

   ワァーワァー  

 

ぺ「みんなぁーーー、今日は仙人bandの野外コンサートに来てくれて、ありがとー!」

 

ワァーワァー

 

 

ぺ「盛り上がってるかーい?」

 

「yeah~~」

 

 

ぺ「里のみんなぁーー、ちょっと聞いてほしい話があるんだーー」

 

ワァーワァー

 

 

ぺ「今日は、夏休み最後の日曜日ダー」

 

ワァーワァー

 

 

ぺ「ブロ友の 、誕生日なんだー」

 

ワァーワァー

 

 

ぺ「みんなぁ、、一緒に祝ってくれるかーい?」

 

「oh  yeah!!」

 

 

 

ぺ「彼の名は、、21時のピアノマン、ミスターーー、Ka・mo・shi~」

 

 

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satorukamoshida.hatenablog.com

 

 

 

「Kamoshi ~

       Kamoshi ~

            Kamoshi ~」

 

 

 

ピカッ

   ゴロゴロゴロ

 

 

ぺ「アーユーレディ?」

 

「yeah ~」

 

 

ピカ ピカッ

   ゴロゴロ

     

 

 

くるっ

ぺ「ヤバ、雨降りそう、、。仙人、、あれ?仙人、、いない、、もー。」

 

 

 

ぺ「オッケー、、じゃぁ、みんなぁ、、行くよーーーーー」

 

ぺ「3、2、1、」

 

「ハッピーバースディ  かもしーーー‼︎」

 

 

 


ハッピーかもし君

 

 

 

 

 

残暑を爽やかに乗り切るパスタ

 

  スモークサーモンとアボカドで

 

 

ジージー

   ジジジーッ

 

ギラギラ

   ギラギラ

 

 

くるくる

  トントン

     パラパラ

 

仙「お、ぺんたん、この暑いのに、何やら熱心じゃな。」

ぺ「はい、あまりに暑いので、、さっぱりした冷製パスタを作ろうと思って、。」

 

くるくる

   トントン

 

仙「で、それは何じゃ。」

ぺ「はい、今日は手作りパスタです。」

仙「ほぉ、麺を作っておるのじゃな。」

ぺ「はい、デュラムセモリナ粉と強力粉を使って、ホームベーカリーで捏ねて、あとは、こうして、伸ばして、くるくる巻いて、切って、バラして、、。」

仙「面白そうじゃ、。どれわしも、、くるくる、トントン、、。」

ぺ「あ、もう仙人、そんなに太く切っちゃダメですよ、もう、、。」

 

仙「ふん、それで、具材はどうするのじゃ。」

ぺ「トマト、スモークサーモン、アボカド、それにサワークリーム、、。」

仙「おぉ、それは美味そうじゃ。」

 

トントン

  グィグィグィグィーン

 

サッ 

  茹で茹で

 

くるくる

  パッ

 

 

 

ぺ「出来た、スモークサーモンとアボカドのサワーパスタ 。」

 

 

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仙「これは美味そうじゃ、、。」

 

パクッ

仙「うん、美味い。トマトソースの酸味が良いのう。何より、パスタの歯ごたえが違う、。やはり手作りパスタは美味いのう。」

 

パクッ

ぺ「サーモンの塩気とアボカドとサワークリームのバランスが良いですねー。」

 

パクパク

   パクパク

 

 

 

 

 

 

スモークサーモンとアボカドのサワーパスタ

材料(2人分)

生パスタ150g、スモークサーモン60g、アボカド1/2個、サワークリーム30g、フレッシュバジル

トマトソース: 完熟トマト大1個、玉ねぎ1/4個、牛乳100cc、塩小さじ1/4、オリーブ油少々

 

 

 

作り方

  1. 玉ねぎを薄切りにし、水に晒し、水気を切る。
  2. トマトを適当な大きさに切り、玉ねぎ、牛乳、塩、オリーブ油と一緒にミキサーにかける。
  3. アボカドをスライスし、フライパンで軽く焼く。アボカドが柔らかい場合はサワークリームと和えても良い。
  4. 麺を茹で、水で洗って冷まし、水気を切って2のソースと和える。
  5. 4を器に盛り、サーモン、アボカド、サワークリーム、フレッシュバジルをのせる。

 

 

 

サーモン(鮭)  温裏類

[性味/帰経 ]  温、甘/ 脾、胃

[働き]⑴健脾温胃和中 胃痛、食欲不振、腹部の冷え

    ⑵補益気血 疲れ、めまい、むくみ、下痢

 

アボカド

[性味/帰経 ]  涼、甘、酸/ 脾、肝

[働き]⑴健脾 元気不足、胃腸、便秘

 

トマト         清熱瀉火類

[性味/帰経 ]  微寒、甘/ 肝、脾、胃

[働き]⑴生津止渇 熱病による煩渇

       ⑵健胃消食 食欲不振、消化不良

 

牛乳  滋陰類

[性味/帰経 ]  平、甘、/心、肺、胃

[働き]⑴生津潤膚  口渇、消渇、盗汗、痒み、皮膚乾燥、便秘

    ⑵補肺益胃  虚弱、疲れ、微熱

 

パスタ(小麦) 清熱瀉火類

[性味/帰経 ]  涼、甘/ 心、脾、腎

[働き]⑴清熱除煩・養心安神 躁鬱、精神不安

    ⑵補益脾胃 消渇、食欲不振、下痢

 

玉葱  理気

[性味/帰経 ]  温、辛、甘/脾、胃、肺、心

[働き]⑴健脾理気 食欲不振、下痢

    ⑵和胃消食 げっぷ、吐き気、胃もたれ

    ⑶発表通陽 発熱、悪寒

 

バジル

[性味/帰経 ]  温、辛/肺、脾、胃、大腸

[働き]⑴気や血の滞り

    ⑵消化不良、お腹のはり、胃痛、頭痛

 

 

 

 

 

仙人問答

 

 

ぺ「仙人、あの、今日のパスタ、、如何でしたか?」

仙「ふむ、美味かったぞ。」

ぺ「薬膳としては?」

仙「もちろん、素晴らしい。今日のパスタは、サーモンとアボカドで気血を補い、トマトと牛乳で渇きを潤す、残暑を乗り切るにはもってこいの薬膳パスタじゃ。」

 

ぺ「やった!仙人、実はこれ、日曜日に行われる里のお祭りに出そうと思って、、。」

仙「そうか、それで張り切って麺から作っておったのじゃな。」

ぺ「へへ、、ちょっとオシャレにサワークリームも使ったりして、、みんな喜んでくれるかな、、。」

仙「これなら間違いなしじゃ。」

 

ぺ「仙人も手伝って下さいよー。」

仙「ふむ、、お祭りか、、楽しみじゃな、ウホウホ〜。」

 

蕎麦の実で、体のリズムを整える

 

 脾胃を労わり、気を巡らせる

 

 

ブッブー

   ブッブー

 

里の人「ぺんたんさーん。」

 

ぺ「あ、里の皆さんだ、、。」

 

キィーッ 

   バタン

 

里の人々「こんにちは、ぺんたんさん、お出かけでした?」

ぺ「こんにちは、、今、スーパーなぎさに行って来たんです。」

 

里の人1「毎日、、まだまだ暑いですね。」

ぺ「はい、、本当に。皆さん、楽しいお盆休みでしたか?」

 

里2「そうねぇ、、でも、、お盆休みって結構疲れるのよねー。」

里3「そうそう、うちも息子夫婦が孫連れて帰って来たけど、、もう大騒動で、、。」

里4「私は実家に行って来たんだけど、、大渋滞で、、子供が途中で飽きて泣き出すし、、。」

里1「休みが終わってやれやれって感じかしら、ね。」

 

ぺ「そうなんですか、、結構大変なんですねー。」

里2「生活は元に戻ったけど、この暑さでしょ、、体調は今ひとつだわ、、。」

里4「私もよー。」

 

ぺ「あ、じゃぁ、、寄合所で、何か薬膳、作りましょうか?」

里1「え、ほんと、嬉しいわ。」

ぺ「はい。」

 

 

 

ガラガラッ

 

ぺ「今スーパーなぎさで、蕎麦の実を買って来たところなんです。」

里2「あ、蕎麦の実、、この前テレビでやってたわよ。」

ぺ「それで、、、なんですねー。急に大量の蕎麦の実が置いてあって、びっくりしました。」

 

里2「バレリーナが食べてる、、とか言ってたわ。」

里4「あー私も見たわ、、ダイエットに良いって言ってたわよ。それに、高血圧や糖尿病にもとか、、。」

ぺ「なるほど、、。薬膳料理では『蕎麦米』と言ってとても良く使われるんですよ。では、その蕎麦の実を使って、気の巡りを良くする薬膳、、作ります。」

  

 

ささっ

   グツグツ

 

トントン

   サッサ

  

くるくる

    混ぜ混ぜ

    

 

ぺ「はい、お待たせしました、蕎麦米の彩りサラダ です。」

 

 

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里1「まぁ綺麗、、。」

里4「ほんと、美味しそう」

ぺ「どうぞ、召し上がってください。」

 

里の人々「頂きまーす。」

 

パク

  パクパク

    パクパクパクー

 

里4「美味しい、、。」

里2「ほんと、すっごく美味しい、。」

里1「オレンジの香りが効いてる。」

里3「食べ易い、、さっぱりしてて、、。」

 

ぺ「蕎麦の実は、薬膳では気の巡りを良くすると言われています。オレンジもそうです。疲れた時や、リズムが狂ってしまった時は気の巡りを整える事が大切ですから、、。」

 

里2「なるほどねぇ、。」

ぺ「ツナやインゲンで気を補い、そして蕎麦の実やパプリカで脾胃を整え、巡りを良くする、そんな薬膳です。」

 

里3「おいしかった〜。これ、作りたいわ、、。私もスーパーなぎさに行って、蕎麦の実、買って来ようっと。」

里2「あ、私も、、。」

 

ぺ「じゃ、レシピを書いて、貼っておきますね。」

里の人々「ありがとう、、宜しくねー。」

 

 

 

蕎麦米の彩りサラダ

材料(2人分)

蕎麦米(蕎麦の実)30g、ツナ缶50g、パプリカ2色各1/8個、インゲン2本、オレンジの皮3g、塩、オリーブ油

 

 

 

作り方

  1. 蕎麦米はさっと洗って、5分茹で、火を止め蓋をして10分蒸らし、水気を切って冷ます。(*茹で汁は捨てずにスープなどにお使いください。)
  2. インゲンは茹でて1cmに切る。パプリカも1cmの角切りにする。
  3. オレンジの皮を薄切りにする。
  4. 1、2、3を和え、塩とオリーブ油で味を整える。(ツナ缶の塩分、油分によって加減する。)

 

 

 

蕎麦米(蕎麦の実)(蕎麦) 理気

[性味/帰経 ]  涼、甘/脾、胃、大腸

[働き]⑴開胃寛腸 食べ過ぎ、腸胃積滞、腹痛、腹脹

         ⑵下気消積 下痢、帯下

 

ツナ(まぐろ)

[性味/帰経 ]  温、甘/ 肝、脾

[働き]⑴ 気血の不足、虚弱体質、脳血栓

 

隠元  補気

[性味/帰経 ]  平、甘/ 脾、胃

[働き]⑴健脾化湿 口中の粘る感じ、食欲不振、下痢

    ⑵消暑和中 口渇、嘔吐、下痢、暑熱の頭重感

 

パプリカ(ピーマン) 温裏類

[性味/帰経 ]  熱、辛/心、 脾

[働き]⑴温中散寒 脾胃虚寒による脘腹冷痛、嘔吐下痢

    ⑵開胃消食 食欲不振、消化不良

 

橙子(オレンジ)  理気

[性味/帰経 ]  涼、甘/ 胃、肺

[働き]⑴開胃理気 胸腹脹満、嘔吐、食欲不振

         ⑵生津止渇 口渇、発熱

         ⑶潤肺止咳 空咳、痰

 

 

 *『里芋とワカメの蕎麦米汁』はこちら

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

仙人問答

 

 

ぺ「と言う訳で、蕎麦米の彩りサラダ、大好評でしたよ。」

仙「ふむ、そうか、テレビで流行ると、材料が手に入りやすくなって有難い事じゃ。」

ぺ「はい、そうですね、、どんな番組だったんでしょうね。」

仙「バレリーナが出ておったんじゃろ?」

ぺ「そうらしいです。」

 

仙「読めた!」

ぺ「???」

 

仙「ロシアのバレエ団が贈る、新作  『蕎麦米の舞』じゃ。ウハハハハー。」

 

ぺ「・・・」

 

 

 

 

 

白ナスでとろとろステーキ

 

 

   洋風がお好き?和風がお好き?

 

 

ヒュヒューン

 クルッ  クルクルクルクルーッ

   

    ピタッ

 

仙「ウホッ、見事な着地、、東京五輪も夢ではない、、。」

 

仙「ぺんたんよ、、何処じゃ?」

 

タッタタタタ

 

ぺ「はい、仙人、、。」

ジーっ

 

仙「なんじゃ、、。気持ちの悪い、、。」

ぺ「いえ、別に、、。」

 

 

ごろッ

  

仙「ほれ、白ナスじゃ。」

 

 

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ぺ「わ、おっきい、、。」

 

仙「白ナスは、もう、こう、トロトロッとして美味いのじゃ、。」

 

ぺ「へぇ、、どうやって食べるんですか?」

仙「ステーキの様に焼くのが美味いのじゃ。」

ぺ「ステーキ、、。」

 

仙「こうして、、トントン、、と、分厚い輪切りにして、、。」

ジュージュー

 

仙「肉味噌と相性が良いぞ、、夏はやはり、豚の肉味噌が良いな。」

ぺ「肉味噌、、美味しそう、、。」

 

シャカシャカ

 

仙「さて、、ここからが悩むところじゃ、、和風にすべきか、、洋風にすべきか、、。」

ぺ「両方食べたい!」

仙「むむッ、、そうか、2種作るか、、良し、、。」

 

トントン

  サッサ

     とろ〜り

 

 

仙「ようし、完成、、白ナスの肉味噌ステーキ  洋風&和風 じゃ。」

 

 

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ぺ「わ、本当に両方出来た、、。うーん、どっちから食べようかなぁ、、。先ずは、和風。」

パクッ

 

ぺ「んー、美味しい、、。大葉と肉味噌、、合う〜。」

 

仙「良し、ではわしは洋風じゃ、。」

パクッ

 

仙「おぉ、、チーズがとろ〜り、、グラタンの様じゃ。」

ぺ「白ナス、トロトロで美味しい〜。」

 

パクパク

  パクパク

 

 

白ナスの肉味噌ステーキ

材料(2人分)

白ナス1個、大葉、チーズ、オリーブ油

肉味噌: 豚ひき肉100g、ニンニク1片、生姜5g、ネギ10g、白味噌大さじ2、みりん大さじ1/2、紹興酒大さじ1/2、塩少々、ごま油

*肉味噌は多めになっています、余った分は冷奴、おにぎり、サンドイッチ等にお使い下さい。

 

 

 

作り方

 

 *肉味噌を作る

  1. 豚ひき肉は軽く塩して紹興酒につけておく。白味噌とみりんを合わせておく。
  2. ニンニク、生姜、ネギは全てみじん切りにする。
  3. フライパンを熱し、ごま油を入れ、2を入れて炒め香りを出す。
  4. 3にひき肉を入れてしっかり炒める。
  5. ひき肉に火が通ったら、合わせ味噌を入れて、水分がなくなるまで炒める。

 

*白ナスステーキ

  1. 大葉はせん切りにしておく。
  2. ナスはヘタを取り、底を切り落とし、4等分の輪切りにする。
  3. 火の通りを良くする為、ナスの断面に格子の切り込みを入れる。
  4. フライパンにオリーブオイルを入れて火にかけ、温まったらナスを入れ、2分ほど焼いて焼き目をつける。
  5. 裏返して、蓋をし、弱火で3分前後焼く。
  6. 皿に盛り、肉味噌をかけ、大葉またはチーズをのせる。(チーズをのせる場合は、フライパンにあるうちにのせる。)

 

 

 

 

 

白ナス(茄子)  止血類

[性味/帰経 ]  涼、甘/脾、胃、大腸

[働き]⑴血熱の各種出血

    ⑵黄疸、水腫、むくみ

    ⑶食欲不振、胃腹脹満

 

豚肉  滋陰類

[性味/帰経 ]  平、甘、鹹/ 脾、胃、腎

[働き]⑴滋陰潤燥 熱病による消渇、空咳、便秘、乳汁分泌不足、病気の回復

 

 

 

 

仙人問答 

 

ぺ「仙人、、白ナスステーキ、美味しかったです〜。」

仙「ふむ、、白ナスが手に入らなければ、米ナスでも良いぞ。」

ぺ「あ、白ナスみたいに大きいナス、、ですね、紫色の、、。」

仙「そうじゃ。そろそろ季節も秋へと移っていくからのう、、。こうした暖かい料理も良いものじゃ。」

ぺ「そうですね。暑い日、涼しい日、蒸し暑い日、、当分落ち着かない気温に振り回されそうです。」

仙「ふむ、ナスで余分な熱、むくみを取り、豚肉で体を潤す、、今日の薬膳はそんな薬膳じゃ。」

 

ぺ「はい、、。」

ジーっ

 

仙「なんじゃ、今日はやたらに、、ジーっと、、。」

ぺ「いえ、、別に、、。そう言えば仙人、、最近、仙人bandの演奏って、、無いですよね。」

仙「そうか?、、そうでも無いぞ、。」

ぺ「え、だって、、年末に演奏してからずーっと、、。」

仙「それは、ぺんたんとは一緒に演奏しておらぬ、という事じゃ。」

ぺ「?私の居ないところで、、?」

仙「ウハハハハ、、ぺんたんは、、ちと、音程が、、のう、、。」

 

  ヒューン

 

ぺ「あーーっ、仙人、、仙人、、、、くーっ、逃げられた!」

 

 

五臓の声に耳をすませば(後編)

 

   ♪ 五臓に届け 愛の歌 ♪ ♪

 

 

キラキラ

   キラキラ

 

〜〜 ♪ ♪  〜 ♪ ♪ ♪〜〜

 

 

 

 

♪♪ マスターの音楽講座(後編)

 

 

ぺ「マスター、、あの、、では、脾アースがハ長調が好き、、と言うのは、、。」

マスター「はい、これは全く僕の勝手な考えですよ。」

ぺ「え?」

 

マスター「脾アースがハ長調の声を発生するなら、、ハ長調の曲を聴かせてやると落ち着くのでは、と思ったのです。波長が合う、、とでも言うのかな?」ニコッ

ぺ「なるほど、。」

 

マスター「実際に、何処かの国でそんな実験も行われている様ですよ。」

ぺ「脾アースが弱っている時にハ長調の音楽を聴かせるって、、事ですよね。」

マスター「はい、残念ながら、成果が出たと言う報告はまだ無いらしいですがね。」

ぺ「そうなんですか、、。」

 

マスター「五季で考えるなら、

 

 

が良い、と言う事になるのですが、。」

 

ぺ「はい、、あの、マスター、、やはり仙人は気づいて無いのでは? そんな話は1度も聞いた事ないです。」

 

マスター「そんな事はないと思いますよ。では、これまでの仙人bandの曲を振り返ってみましょうか?」

ぺ「あ、、はい。」

 

 

マスター「 僕と一緒に演奏した『It's only a paper moon 』、これはト長調です。」

 

 

*『It's only a paper moon 』の演奏はこちら

senninlife.hatenablog.com

 

ぺ「では、ト長調と言う事は、この曲は『心ファイヤー』に良いかも、、ですね。」

マスター「はい、これを演奏した時は夏でしたから、、まさにぴったり!ですね、夏の心。」

ぺ「あ、ホント、、。」

 

 

 

マスター「それから、『ハッピークリスマス』、これは凄いですよ、3つの調で演奏されてます。始めはイ長調、それからニ長調、最後はト長調、です。」

 

 

*『ハッピークリスマス』の演奏はこちら

senninlife.hatenablog.com

 

 

ぺ「と言う事は、腎ウォーター、肺メタル、心ファイヤー、に良い。」

マスター「時期はクリスマスですからね、、冬の腎、、ですよ、それに風邪に侵され易い肺、、。」

ぺ「なるほど、、、これも季節に合った良い曲ですね。」

 

 

 

マスター「それから年末には『恋』ですね、これはイ長調です。」

 

*『恋』の演奏はこちら

senninlife.hatenablog.com

 

 

ぺ「これはまさに冬、、冬の腎、、ですね。」

マスター「そうなんです、、星野源、、恐るべし、、です。」

ぺ「大ヒットするはずですね、みんなの腎に響き渡った、、。」

マスター「はい、。」

 

ぺ「はー、でも驚き、、、仙人bandの曲にこんな深い意味が込められていたなんて、、。仙人が適当に遊んでるだけかと思ってたから、、ビックリ、、。」

 

マスター「はい、、でも、この『恋』は、、少しおかしいのです。」

ぺ「え、何がですか?」

マスター「はい、原曲はイ長調なのですが、、仙人は何故かこれをト長調で演奏されているのです。」

ぺ「ほら、ほらほら、、やっぱり、、、。仙人は、、この五臓と五音の事、、知らないんですよ、全部ただの偶然なんですよ、。だから、折角の冬の腎に良い曲を、心に良い曲に変えてしまった、、。」

 

マスター「いえ、仙人がご存知ないなどと、、そんな事は絶対にないのです。」

ぺ「どうしてですか?」

 

マスター「ぺんたんさん、、去年の夏、、風邪をひいた時の事、、覚えていますか?」

ぺ「あ、、はい、、あの時は、、心がバクバクしてて、、。」

マスター「あの時、、仙人がぺんたんさんの為に演奏して下さった曲、『海』ですよね。」

 

 

*『海』の演奏はこちら

senninlife.hatenablog.com

 

 

ぺ「あー、、これもう、、すっごい拙い演奏で、、。」

 

マスター「この曲、、普通はト長調で演奏されるんです。でも仙人はハ長調で演奏されてます。」

ぺ「あーー、ほら、やっぱり、、。夏なんだから心に良いト長調のが良いのに、、ハ長調に変えちゃって、。まったく仙人は、、、。」

 

 

マスター「ぺんたんさん、、仙人が演奏したハ長調の『海』、、。音で歌ってみると、、

 

《 ♪ ミレド  ラレドラ  ソソドドレ〜 

       ミミソ  ミミレド   ララソレド〜  ♪ 》

 

なんですよ。」

 

ぺ「???」

 

マスター「気が付きませんか?」

ぺ「???」

 

マスター「五臓の五音、、『ド・レ・ミ・ソ・ラ』全てを使って、演奏されているのです。」

ぺ「えっ‼️、、、、、、」

 

 

 

マスター「ね、仙人は五臓と五音の事を、とても良く知って見えて、そして僕と同じ様にこの五音が五臓に響くと思い、、ぺんたんさんの体が早く良くなる様にと、、演奏されたのですよ、きっと、、。」

 

 

ジーン

  ジワジワー

 

ぺ「グスっ、、せ、仙人、、、。」

 

 

 

マスター「僕達が色々な音楽を聴きたくなるのは、、もしかしたら五臓が望んでいるからかも知れませんね。」

ぺ「グシュ、、、は、はい、、。」

 

マスター「その時々でお気に入りの曲が変わったりするのも、五臓の調子で変わっているのかも知れません。」

ぺ「は、、はい、、。」

 

マスター「音楽を聞いたり、演奏したり、、これは感性にも五臓にも良いのですよ、きっと、。」

ぺ「はい、、。」

 

マスター「例えこの先、五臓と五音の関係の治療効果が立証されても、『貴方は肺が悪いので、ニ長調の曲のカプセルです。』と、薬の様にカプセルに詰め込んで飲み込んでしまう訳には行きませんからね。」

ぺ「はい、、。」

 

マスター「お気に入りの曲が、体全体を包み込んで五臓六腑に染み渡るのです。」

 

ぺ「はい、、マスター、、。今日はとってもステキな夜、でした。私も五臓の声に耳をすまして、、五臓に沢山の音楽をプレゼントします、。ありがとうございました。」

 

 

 

 

五臓の五音 】

 

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五臓の声に耳をすませば(前編)

 

  ♪ あなたの五臓も歌っています ♪ 〜

 

 

キラキラ

    キラキラ

 

そよそよ

  そよそよ〜

 

チチチ

   ジジジ

 

ぺ「あ、虫の声、、そろそろ秋、、かな、、夜になると、、ちょっと涼しい、、。」

 

トコトコ

  トコトコ

 

 

ぎぃ〜

 

ぺ「こんばんは〜、マスター、、まだ良いですか?」

マスター「いらっしゃいませ、ぺんたんさん、、どうぞ。」

 

ぺ「お盆だから、お店休みかなぁって思ったんですけど、、。」

マスター「ええ、お客様は少なくて、今日はもう終わろうかと思ってたところです。」

ぺ「あ、じゃぁ、、。」

マスター「ハハ、丁度良いところに来てくださったんですよ、ぺんたんさんは、。」

ぺ「そ、そうですか?」

 

トクトク 

  カシャカシャ

 

 

マスター「ぺんたんさん、 甘酒と赤紫蘇酒のカクテル です、どうぞ。」

 

 

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ぺ「わぁ、キレイ、、。」

マスター「今流行りの甘酒に赤紫蘇酒を入れてカクテルにしてみました。」

ぺ「ほんのり赤くて美味しそう、、では、頂きます。」

 

ゴク

 

ぺ「んー、甘くて、美味しい、、。お酒じゃないみたい、、。」

マスター「赤紫蘇酒もこうして飲むと、飲み易くて良いでしょう。」

ぺ「はい、、。」

 

ゴク

 

マスター「何か、音楽でもかけますね。」

 

 カチャッ

   ♪ ♪  ♪ ♪ 〜〜

 

ぺ「そう言えば、、確か去年の夏、今頃だったかしら、、マスターと一緒に 演奏しましたよね。」

マスター「そうでしたね、、ペイパームーンの曲です。」

ぺ「マスターが白ゴーヤ見ながら、、あれはペイパームーンだ、、なんて変な事言ってて、、。」

マスター「ハハ、、そうでしたそうでした、、。」

 

ハッ

 

ぺ「あ、、そうだ、、音楽の話で思い出したんですけど、あの、マスター、、お聞きしたい事が、、。」

マスター「はい、なんでしょう?」

ぺ「あの、以前、マスターが『脾アースはハ長調が好き、、』みたいな事を言って見えたと思うんですが、。」

マスター「あぁ、はい、言いましたよ。」

ぺ「それって、、脾土の土(ど)とハ長調のドとをかけたシャレ、、なんですか?」

マスター「え?、、ハハ、、それは面白い、、誰がそんな事を?」

ぺ「あ、もちろん、仙人です。」

マスター「仙人、ですか、、面白い方だ。」

ぺ「あの、違うんですか?」

マスター「いつも言ってるじゃないですか、ぺんたんさん、『音は五臓で聞くんです』って、、。」

ぺ「はい、、でも、その意味が未だにわからなくて、、。」

マスター「では、カクテルでも飲みながら、今夜は僕の音楽講座でも、、いかがですか?」

ぺ「あ、はい、はい、もちろん、是非是非、、お願いします。」

 

 

 

 ♪♪  マスターの音楽講座(前編)

 

 

マスター「どこからお話しましょうか、、。そうですね、、。」

ぺ「・・・」

 

マスター「五臓には、それぞれ華があったり、、液体があったり、、穴があったり、、しましたよね。」

ぺ「はい。」

マスター「それと同じ様に、五臓にはそれぞれの音があるのです。」

ぺ「五臓にそれぞれの音が?」

 

マスター「はい、ド・レ・ミ・ソ・ラ、の五音です。」

ぺ「五音、。」

マスター「中国や日本には五音音階という音階がありますからね、それから来ているのかもしれません。」

ぺ「はぁ、、。」

 

マスター「五臓と五音の関係はこんな感じです。」

 

サラサラ

  サラサラ 

 

 

 【 五臓と五音】

 

  • 肝ー角(かく)ーミ
  • 心ー徴(ち)ーソ
  • 脾ー宮(きゅう)ード
  • 肺ー商(しょう)ーレ
  • 腎ー羽(う)ーラ

 

 

ぺ「漢字が、、。」

マスター「はい、古典にはこの様に漢字で書かれているのです。それをドレミに当てはめると、右端に書いた音になるのです。」

ぺ「肝ウーッドはミ、、心ファイヤーはソ、、脾アースはド、肺メタルはレ、腎ウォーターはラ、、。」

マスター「そうです。」

 

ぺ「これが脾アースがハ長調が好きって事なんですか?」

マスター「いえ、、。この音は、それぞれの臓腑が病気になった時に発生する声の音階、、と言われています。」

ぺ「え?臓腑が病気になった時の音階?」

 

マスター「はい、、例えば、肝ウーッドが病気になったら、ミの音階で発生される、、のです。」

ぺ「???不思議な話、、私の肝ウーッドが調子悪くなったら、私はミの音階で、苦しい声を出す?」

マスター「ハハ、、古典に書かれている事ですからね、、。でも、その発生する声の音階でどの臓腑が悪いのかが分かったら、ちょっと面白いでしょ?」

ぺ「えーっ、、マスター、どうしましょう、、私、私、あのちょっと音痴、、なんです、、。ちょっと音程がずれてたら、 どの臓腑が悪いか、、わからないじゃないですか、、。」

マスター「ハハ、、心配ないですよ、ぺんたんさん、。聞いてる方も音痴かもしれませんから、、。」

ぺ「そんな、、。」

 

マスター「ドがハ長調のハ、、と言うお話はしましたっけ?」

ぺ「あ、、、仙人からちょっと聞いたんですが、、はっきりとは、、。」

マスター「ドレミ・・はイタリア語ですからね、。これを日本語で言うと、ハニホヘトイロハ、、です。」

 

サラサラ

 

 

  • ドレミファソラシド=ハニホヘトイロハ
  • ド=ハ、レ=ニ、ミ=ホ、ファ=ヘ、ソ=ト、ラ=イ、シ=ロ

 

マスター「ですから、長調で考えてみると

 

 

という訳です。あ、短調やそれ以外の音階もあるかもしれませんが、先ずは解り易く長音階で、。」

 ぺ「はぁ、、、、。」

 

マスター「長音階と言うのは、聞いた時に『ドレミファソラシド』と聞こえる音階の事です。」

ぺ「はい、、。」

 

マスター「ハ長調はドから始まるドレミファソラシド、ト長調はソから始まるドレミファソラシド、、。と言う事です。」

ぺ「はぁ、、。」

 

マスター「もちろん、ド以外から始まるドレミファソラシドには、シャープやフラットが必要になって来るのですけどね。」

ぺ「はぁ、、。」

 

クスッ

マスター「ちょっと休憩しましょうか、、。」

ぺ「はいッ‼︎」

 

 ♪ ♪ ♪ 〜

  ♪ ♪ ♪ 〜

 

 

 

五臓の華のお話はこちら

 

senninlife.hatenablog.com

 

 

五臓の液体のお話はこちら

 

senninlife.hatenablog.com

 

 

五臓の穴のお話はこちら

 

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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