薬膳でセルフケア めざせ!仙人life

中医薬膳学に基づき、薬食同源、医食同源で仙人のような健康長寿を目指します。

ひな祭りには、女子力アップの紅花で、海老と菜の花のちらし寿司

 

   血流を良くする紅花酢で、冷え、生理痛も改善

 

 

 パタパタ

    パタパタ

 

仙「なんじゃぺんたん、忙しそうじゃのう。」

ぺ「はい、明日は雛祭りですからねー。」

仙「おお、そうじゃ、そうじゃ。」

ぺ「ぺんたんはちょっと女子力をアップしようかと、、。」

仙「ほぉほぉ、、それはそうじゃ、そういう必要があるしのう、ウハハハハー。」

 

ジッ

ぺ「女子力アップと言えば、やはり紅花ですよね。」

仙「ふむふむ、そうじゃのう、。」

ぺ「だから、紅花で雛祭りのちらし寿司を作るんです。」

仙「おぉ、それは良い考えじゃ。では薬膳講座の皆も呼べ、女子限定じゃ。」

ぺ「え、あ、はい。」

 

 

仙人の薬膳講座  《女子限定♡》

 

 

ざわざわ

   ガヤガヤ

      

仙「里の美しい女子の皆よ、今日は良く集まってくれたのう。」

女子達「はーい。」

仙「明日は雛祭り、今日は皆で女子力アップのちらし寿司を作るとしよう。」

 

ワイワイ

    ウキウキ

 

ぺ「では、今日は冷えや瘀血、生理痛など、女性に多いトラブルを解決する紅花を使ってお寿司を作ります。」

仙「ふむ、先ずはこうして紅花を酢に漬けておくのじゃ。」

 

パラパラ

   ぽちゃぽちゃ

 

ぺ「はい、それからその酢にお砂糖と塩を入れて混ぜ、紅花ごと一緒にお米に入れて炊きます。」

仙「茹でた椎茸と、花型に抜いたにんじんの残りも一緒にな。」

   

 

 

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紅花を酢につけておき、その紅花酢を入れて炊く

 

 ぺ「炊いている間に、菜の花を茹でます。」

 

ぽこぽこ

 

仙「錦糸卵も焼いておくぞ。」

 

シュシュッ

 

ぺ「菜の花は茎の部分は5ミリ程に切って、葉の部分は2センチぐらいの大きめに。」

 

トントン

  トントン

 

仙「卵も美しく切るぞ。」

 

トトトトン

 

ぺ「炊き上がったすし飯に、えびと菜の花、花型にんじんを盛り付けて、錦糸卵を添えて、、。」

 

仙「ほい、出来上がり、海老と菜の花のちらし寿司 じゃ。」

 

 

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血流を良くする紅花酢で、海老と菜の花のちらし寿司

 

女子達「わぁ〜綺麗、、美味しそうー。」

女子達「すし飯の色が、、面白ーい。」

ぺ「さあどうぞ、召し上がって下さい。」

 

女子達「頂きまーす。」

 

パクパク

 

女子達「美味しい、、紅花酢もクセがないわねー。」

仙「血流を良くする紅花と、同じく血の巡りを良くし解毒作用のある菜の花、そして体を温める海老、これで女性に多い冷え性、瘀血、生理痛を改善して、お肌もツヤツヤ、女子力アップ間違いなし!じゃ。」

 

女子達「イェーイ‼️」るんるん

 

 

 

紅花酢で海老と菜の花のちらし寿司

材料(4人分)

うるち米2合、むきエビ80g、菜の花1/2束、にんじん小1/2本、干し椎茸2枚

椎茸戻し汁350ml 、塩小さじ1/2

紅花酢: 紅花3g、米酢大さじ4、砂糖大さじ2、塩小さじ1

錦糸卵: 卵2個、みりん小さじ1、酒小さじ2

 

 

 

作り方

  1. お米は洗ってざるに上げておく。紅花は分量の酢に浸けておく。椎茸は戻す。
  2. 椎茸は薄切り、にんじんは輪切りにして型で抜く。にんじんの切れ端は適度な大きさに切る。
  3. 椎茸の戻し汁に水を入れて350ml にし、塩小さじ1/2を入れて、にんじん、椎茸、海老を茹でる。
  4. お米に合わせ紅花酢を入れて(紅花ごと)、3の椎茸と切れ端のにんじんを入れて炊く。(花型のにんじんと海老は入れない。)
  5. 菜の花を塩茹でし冷水に取り、水気を切って、茎は細かく、葉は大きめに切る。
  6. 錦糸卵を焼き、細切りにする。
  7. 炊き上がったすし飯に、海老、花型にんじん、菜の花を混ぜ、錦糸卵を飾る。

 

 

 

紅花(こうか)活血化瘀類

[性味/帰経 ]  温、辛、甘/肝、心

[働き]⑴活血通経 血瘀による生理不順、生理痛、産後の腹痛、出血

         ⑵祛瘀止痛 胸痹心痛、脇痛、打撲疼痛、塊り

 

海老  助陽類

[性味/帰経 ]  温、甘/肝、腎、 脾、肺

[働き]⑴補腎壮陽 勃起不全、腰膝軟、骨痛、冷え

         ⑵温陽開胃 胃痛、食欲不振

         ⑶托毒通乳 口瘡、癰瘡腫毒、母乳分泌不足

 

菜の花

[性味/帰経 ]  涼(平)、辛、甘/肝、肺、脾

[働き]⑴散血消腫 瘀血性出血、血行不良

         ⑵清熱解毒 乳腺の腫れ、熱感、赤み、疼痛 、皮膚の炎症や吹き出物、

 

にんじん  養血類

[性味/帰経 ]  平(微温)、甘/肺、脾、胃、肝

[働き]⑴養血明目益肝 血虚による目の乾燥、かすみ、視力低下

         ⑵斂肺止咳 咳、咳痰

 

うるち米  補気

[性味/帰経 ]  平、甘/ 脾、胃

[働き]⑴補中益気・健脾和胃 脾気虚の疲れ、食欲不振、むくみ、下痢

    ⑵除煩止渇      精神不安、イライラ、口渇

 

 

 

 

仙人問答

 

 ぺ「仙人、今日のちらし寿司、めちゃ美味しかったですねー。食べ過ぎてしまった。」

ゲフッ

 

仙「明日の雛祭りに皆も作ってくれると良いのう。」

ぺ「はい、女子力アップ、、フフ、、良い響き〜」バサバサ

 

仙「紅花は、紅花酒も良いが、アルコールが苦手な人は紅茶に入れて飲むと良いのう。」

ぺ「あ、そうですね。それに以前スープも作りましたよ。」パサパサ

仙「そうじゃ、スープも良いな。紅花は体を温めるので、同じく体を温める海老や、紅茶と相性が良いのじゃ。一緒に使えば更に血流がよくなるからのう。」

 

バッサバッサ

 仙「むむ、ぺんたんよ、まつ毛が増えておるぞ。」

ぺ「ふふ、女子力アップの為、マツエクしてみました。」パチパチ

仙「ゲホっ」

ぺ「春の陽気と紅花のちらし寿司でなんだか暖かくなって気分も上々⤴️」

仙「ふむむむ、、。」

ぺ「この陽気に誘われて、、ぺんたんちょっとお出かけしてきまーす。」

仙「そうか。」

ぺ「あーー、なんだか恋の予感♡」Winkパチッ

仙「あーなんだか恋の悪寒」ぶるっ

 

 

トットトット

     トットトット

            トットトット

 

 

 

 *紅花を使った薬膳はこちら

 

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月刊仙人life 2月号 2018

 

    平昌、ピョンチャン 2月 

 

 

ヨロブン アニョハセヨ!

ぺんたんイムニダ

 

と言う事で、今月はもうなんといってもオリンピック!に尽きます。

冷めやらぬ感動を胸に 、、ツラツラと、、。

 

 

 

『音 』のお話

 

日本中の期待が渦巻く男子フィギュアスケートフリー、、

この日は土曜日だったので、私はいつもの様に仕事場にいました。

でも、私の仕事場、、テレビ、無いんです(泣)

ただ、ラジオは有るんです。それで仕方なくスイッチを押した訳ですが、、。

 

フィギュアスケートをラジオで聞く、、と言うのは初めての体験でした。

アナウンサーは、全ての状況を伝えようと、ひたすら喋りまくります。

選手が身につけているコスチュームからはじまって、ひとつひとつの細かな動作、仕草、。

「スケート靴を持ち上げました〜」「反時計回りに回転しています〜」

ふぇ〜、ラジオでフィギュアスケートを実況中継するって大変な事だな、と感心しながら耳を傾けています。

聞こえてくるのはプログラムに選曲された曲と、アナウンサー、解説者の声のみ。

必死に想像力を働かせながら聞くんです、、。

するとね、、、、

 

やはり、映像がないので、曲によって感じ方が全く違ってくる事に気が付いたんです。

羽生結弦選手の『SEIMEI』、宇野昌磨選手の『トゥーランドット

和楽器の音に包まれて羽生選手の演技がスタートします。ジャンプの失敗がありませんようにと、もう心臓はドキドキばくばく、、正直音楽なんて何処へやら⁈ 必死に聞いていたにも関わらず、今何か音鳴ってた?ってカンジです。

ところが、宇野選手になったら、、同じようにジャンプの失敗がありませんようにと、ドキドキばくばくで聞いてはいたのですが、アナウンサーの声と解説者の声を超えてトゥーランドットが響き渡り、心臓のドキドキは感動のドキドキへとどこまでも高まってくるのです。

もちろん、映画音楽のサントラを繋ぎ合せたものと、オペラの曲と言う違いはあるのでしょうけれど、、こんなにも感情の高まり方が違うなんて、、。

 

で、帰宅してちゃんとテレビで見てみると、、

はぁ〜納得です。和楽器の音色にのって見事な演技を披露する羽生選手。氷上を全て陰陽道で操り、彼こそが主役。やはりこれはこのプログラムの為に構成された曲、羽生選手の演技なくしては成り立たない曲だ、という事がよ〜〜く理解出来る。

一方宇野選手は、トゥーランドットの曲と見事にシンクロして、まるで彼がメロディを奏でているかのように、彼の指先から音が溢れてくる様に、美しい旋律を舞っている。

それはもう、本当にどちらも感動、感動、、ですよー。

 

映像があって生きる音楽、映像と共に生きる音楽、こんなにカンジ方が違うんだな、と思いながら、

音も映像もなく、文字だけで書いているこのブログの事を考えて見ました。

勿論、写真は使ってますけどね。

 

 

料理をしている時は、本当に色々な音が出ます。

そんな音たちが私は大好きなので、なんとかその音を伝えたいと、「トントン」とか「グツグツ」とか幼稚で稚拙な表現を使いながらも、必ず書き込んでいるんです。

言葉の持つ響きやリズム、、。

 

クラムボンはわらったよ。クラムボンはかぷかぷわらったよ。

 

観客様はみな鰯

のんどが鳴ります牡蠣殻(かきがら)と

ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん

 

こう言う日本語の使い方が出来たら良いな、と思いながら、

胡麻を煎る音に耳を傾けています。

私の一番お気に入りの音、。胡麻すり、じゃなくて、胡麻を煎る時の音。

 

シャッシャッ   シャッシャッ

軽快な音と共に、芳ばしい香りが漂ってくる〜〜

 

 

今はちょっと忙しくて出来ないけれど、もう少し落ち着いたら

iPad & iPhone のアプリ” GarageBand “を使って、胡麻の乾煎り音を録音し、その胡麻音で演奏して見ようかな?なんて、、。

GarageBandでは、サンプリングした音を鍵盤で演奏することが出来るので、胡麻音でドレミ〜と演奏できるんです。つまり、シャッシャッと言う音がドレミファソラシドの高さで出てくるんです、楽しいですよー。あ、もちろん、胡麻音じゃなくても、鳥の声とか、風の音とか、自分の声とか、、何でもok何ですけどネ。

 

これで『黒胡麻協奏曲』とか『ロックンロール・セサミ』とか、作ったら面白そう、、。

でも、それにはやはりもう一捻り、ここからが薬膳、中医学の腕の見せどころ。

黒胡麻は肝・腎に帰経する食薬ですから『黒胡麻協奏曲』を腎に良いイ長調で、『ロックンロール・セサミ』を肝に良いホ長調で作曲し、これらの曲を聴きながら「イカと枸杞子の酢味噌和え」や 「ししゃもの黒胡麻ソテー」を食べる。

 

「フフ、これでもう、肝・腎完璧!」なんて、、どうでも良い様な事を考えている今日此の頃です(笑)

 

 

 

 

*「どうしてイ長調ホ長調?」と思った方はこちら

 

senninlife.hatenablog.com

 

 

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自然界便り 

 

 

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スノードロップ

 

 

 

 真っ白な、スノードロップの花が咲きました。

下を向いて咲く謙虚で可憐な姿に心惹かれます。

 

 

 

 

  編集後記

 

 自然豊かな海辺の里、この街ではひじき、海苔、わかめが旬を迎え、スーパーなぎさに行けば大量の生ひじきや生ワカメが売られています。今月はもう毎日ひじきや、海苔、ワカメを食べてましたね。

他の街のスーパーではこんなには新鮮な海藻類は売られてないのかな?海藻類の旬って余り感じられてないのかな?と思いながら、「海藻類が旬ですよー」という気持ちを込めて、ひじき海苔の薬膳を作ってみました。

そして、先月の仙人life で中薬が手に入る中華街のお店をご紹介したので、大きい顔をして中薬を使った「人参酒」「麦門冬と玉竹のお茶」などもご紹介しました。一家にひと瓶「人参酒」、おススメです(^^)

 

 

今月も訪れて下さった皆様、新しく読者になって下さった皆様、スター、ブクマ、コメントを下さった皆様、本当にありがとうございました。感謝の気持ちを忘れず、3月へと向かいます。

 

バタバタの私の諸問題も、ひと山ふた山み山越えて、いよいよ最終決戦の時を迎えます。

見事に技を決め切れるか、冷静沈着に勝機を見極められるか、、

 

  決戦は・・・何曜日

 

 

 

 

骨だ!血だ!ししゃもだ!

 

    ししゃもと黒胡麻で肝腎を労わる

 

 

ジーっ

  ジーッ

 

仙「ぺんたんよ、何をしておるのじゃ。」

ぺ「あ、はい。ちょっと、ししゃもと、、。」

仙「ししゃもと、にらめっこ、か?」

ぺ「はい、オリンピックを観ていて、やはり骨を丈夫にしておこうと思い、、それにはカルシウム、ですよね。」

仙「ふむ、そうじゃのう、。ししゃもはカルシウムも鉄分もあるから、、そうじゃ、黒胡麻を一緒に使ってししゃも薬膳を作るとしよう。」

ぺ「黒胡麻と、、。」

仙「黒胡麻にも養血作用があるからのう。一緒に使えば、骨にも血にも良い薬膳となるぞ。」

ぺ「骨にも血にも、、それは良いですネ。」

仙「良し、では早速、作るとするか。」

ぺ「はい。」

 

トントン

  シャッシャッ

 

ジュワジュワ

    パッパ

 

仙「完成、ししゃもの黒胡麻ソテー  じゃ。」

 

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肝腎を労わり、骨、血を養うししゃもの黒胡麻ソテー

 

ぺ「わ、、海苔肉団子に続いて、、又も真っ黒、、。」

 

キュッキュッ

 

ぺ「レモンをたっぷりかけて、、いっただきまーす。」

 

パクッ

 

ぺ「香ばしい、、黒胡麻が香ばしくて、、美味しい〜。」

 

パクパク

 

仙「ふむ、黒胡麻とししゃもが良くマッチしておる。」

 

パクパク

   ムシャムシャ
 

 

 

 

 

 ししゃもの黒胡麻ソテー

材料(2人分)

ししゃも生干し8尾、玉ねぎ1/2個、黒胡麻大さじ2、

ニンニク1片、塩、オリーブ油、レモン

 

 

作り方

  1. ニンニク、玉ねぎは薄切りにする。
  2. 黒胡麻はから炒りする。
  3. フライパンにオリーブ油を入れて火にかけ、温まったらニンニクを入れて炒める。
  4. ニンニクの香りが出たら、玉ねぎを入れて炒め、軽く塩をし、皿に盛る。
  5. 同じフライパンにオリーブ油を足し、ししゃもを並べて蓋をし、蒸し焼きにする。
  6. ししゃもを玉ねぎの上にのせ、黒胡麻をかけ、レモンを添える。

 

 

ししゃも

[性味/帰経 ]  平、甘/脾、肝、腎

[働き]⑴血行不良、痰

         ⑵肝・腎の機能不足

 

 

黒胡麻  滋陰類

[性味/帰経 ]  平、甘/肝、腎

[働き]⑴滋補肝腎・養血益精 耳鳴り、頭痛、めまい、白髪、疲労

         ⑵潤燥滑腸 皮膚乾燥、腸燥便秘

 

玉葱  理気

[性味/帰経 ]  温、辛、甘/脾、胃、肺、心

[働き]⑴健脾理気 食欲不振、下痢

    ⑵和胃消食 げっぷ、吐き気、胃もたれ

    ⑶発表通陽 発熱、悪寒

 

大蒜(ニンニク) 外用類・その他

[性味/帰経 ]  温、辛、甘/脾、胃、肺、大腸

[働き]⑴健胃止痢 食欲不振、消化不良、下痢

         ⑵殺虫 寄生虫、条虫、回虫

         ⑶辛温散寒  冬の風邪

         ⑷解毒消腫(外用)  瘡瘍腫毒の初期、皮膚炎

         ⑸排膿止痒(外用)  痒み、化膿症

*注意: 蜂蜜と一緒に用いない

 

檸檬(レモン)  収渋類

[性味/帰経 ] 平(涼)、酸、甘/脾、胃、肺

[働き]⑴生津止渇 口渇、消渇

    ⑵利肺潤喉 肺燥痰火、咳

    ⑶開胃消食 食欲不振、脘腹痞脹、下痢

    ⑷安胎   妊娠によるつわり、胎動不安

 

 

仙人問答

 

ぺ「仙人、シシャモも肝・腎 に帰経するんですねー。」

仙「ふむ、ししゃもは薬膳では血行不良に良いと言われておってのう、そのししゃもと気の巡りを良くする玉ねぎを併せたので、骨や血を養うだけでなく、気血の巡りが良くなる薬膳が出来上がった、という訳じゃ。」

ぺ「なるほど、、。」

仙「黒胡麻は養血作用だけでなく、腸も潤し便秘改善にも役立つ。」

ぺ「そっか、、巡りが良くなれば、よりお通じも良くなるし、。」

仙「そうじゃ、巡り巡ってyoo yoo ♪ ♪ 〜

ぺ「あ、久々に出ましたね、yin yoo ラップ ♪

 

仙「陽気になってきたところで、、さてさて、、。」

 

ガサガサ

 

ぺ「ん?何してるんですか、仙人、、。」

 

仙「パシュート団体女子、金メダル記念じゃ。」

ぺ「金メダル記念⁈」

仙「デヨングのいるオランダチームに勝ったじゃろ、ウホホッー。」

 

 

ボン!

 

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ぺ「アァーーーっ、ペヤング‼️」

熱痰を取り、体を滋養する海苔肉団子

 

    生海苔を使って蒸しスープ

 

 

 シュボボボボォーー

 

仙「ウホッ、今日も大漁で、ノリノリ〜〜。」

 

 

ヒュヒューン

 

仙「ぺんたんよ、ぺんたん〜〜。」

 

バタバタバタ

ぺ「は、はい。」

 

ドボドボドボッ

 

仙「今日はこれじゃ、海苔、新鮮な海苔を収穫してきたぞ。」

 

ぺ「うわっ、真っ黒、、いや緑? ん〜〜磯の香りだーー。」

 

仙「海苔は化痰類。肺に帰経して、熱による痰を取り除くのじゃー。」

 

ぺ「はい、では今日は海苔を使った薬膳ですね。」

 

仙「ふむ、しかし海苔は寒性じゃからな、温かくして使うとするか。」

ぺ「はい。」

 

 

ドボドボ

  シュッシュッ

     トントン

 

くるくる

  こねこね

     くるくる

 

ほわほわ

    ほわわ〜〜ん

 

 

仙「完成、海苔肉団子の蒸しスープ じゃ。」

 

[f:id:hatenablog:20170217161727j:plain:title=:alt=]

痰を取り、肌を潤す海苔肉団子の蒸しスープ

 

 ぺ「うわぁ、美味いしそう。では早速、、。」

 

ズズッ

ぺ「わぁ、スープから磯の香りが、、海苔の出汁と豚の出汁が絡まってる〜〜。」

 

ズズッ

  パクッ

 

仙「うん、美味い。水菜の辛味が効いて、わさび海苔の様な風味じゃ。」

 

ズズッ

  パクパク 

 

ぺ「あーー、これもうめちゃ美味しいから、薬膳的説明、、要りませんねぇー。」

 

ズズッ

 パクパク

    ムシャムシャ

 

仙「そうじゃのう、美味ければそれで良しじゃ。」

 

ズズズッ

   パクパク

 

  完食!

 

 

 

 

海苔肉団子の蒸しスープ

材料(2人分)

豚ひき肉120g、生海苔50g(生海苔が無ければ焼き海苔)、水菜40g、鰹出汁160cc

下味: 紹興酒小さじ1、醤油小さじ1、片栗粉小さじ1、胡椒少々

 

 

 

作り方

  1. 生海苔は洗って水気を切り、布巾で絞っておく。(焼き海苔の場合は、濡れ布巾で湿らせる)
  2. 豚ひき肉に下味の材料を入れ、しっかりとこね、6個に分けて団子を作る。
  3. 鰹出汁を作っておく。
  4. 2の肉団子を1の海苔で包み、器に入れ、出汁を注ぐ。
  5. 蒸気の上がった蒸し器で、強火で10分〜12分蒸す。
  6. 細かく刻んだ水菜を散らす。

 

 

豚肉 滋陰類

[性味/帰経 ]  平、甘、鹹/ 脾、胃、腎

[働き]⑴滋陰潤燥、益脾補腎、長筋肉、生津液、潤皮膚

 

海苔  化痰

[性味/帰経 ] 寒、甘、鹹/肺

[働き]⑴化痰軟堅 リンパ節腫、甲状腺

         ⑵清熱利尿 水腫、淋病、小便不利、脚気、不眠、皮膚病

 

水菜   清熱瀉火類

[働き]⑴清熱解毒・瀉下通便 熱病、煩熱、熱性便秘

    ⑵滋陰潤燥 陰虚の消渇、皮膚の乾燥

 

 

 

 

仙人問答

 

ぺ「仙人、、海からのプレゼント、海苔で包んだ肉団子蒸しスープ、美味しかったですぅ〜。」

仙「海苔や海藻などの化痰類の食薬は、熱のある黄色い痰に良いのじゃ。」

ぺ「熱がある時に、、。」

仙「そうじゃ、海苔は黄痰、咳、不眠、便秘、慢性の気管支炎、高血圧などに良いのじゃ。」

ぺ「なるほど、その海苔と豚肉、水菜との組み合わせ、、。」

仙「熱を取るという意味で、清熱類の食薬と組み合わせるのが良いのじゃ。」

ぺ「それで、水菜なんですね。」

仙「ふむ、セロリや豆腐、トマトなども良いぞ、どれも熱を取って潤いをもたらす食薬じゃ。」

ぺ「はい、豚肉も肌の潤いに良いから、冬の乾燥肌にも良い、ウフっ。」

仙「そうじゃ、滋陰類の豚肉は腎に帰経して潤いをもたらし、疲労回復、無気力、食欲不振に良いからのう。」

ぺ「では今日の薬膳は、熱が出た時などの滋養の薬膳と言う訳ですね。」

仙「ふむ、風寒邪にやられて熱っぽい時にも良いと言う事じゃ。」

 

ぺ「熱による黄痰には、海苔が良い!」

仙「他にも熱を取り、痰を取る食薬は海苔、昆布、クラゲ、あさり、春菊じゃな。」

ぺ「クラゲ!うわッ、、海月姫の瀬戸くん思い出しちゃった。美しい〜〜。」

 

ドッフーー‼️

 

 

 

ぺ「瀬戸くん女装話のついでにもうひとつ、、仙人、、ぺんたん昨日男の子に間違われました。」

仙「ふむ、そうか、、 。」

ぺ「スイミンさんのブログでこのブログを紹介して頂いたのですが、なんと『男性ブログ』として紹介されてたんですー。」

仙「ブホッ、ブハッ、ブハハハハハーー、。」(爆笑‼️)

ぺ「やっぱ、女子力が足りてない、、タリ、、。」

 

仙「いや、もしかしたら、スイミンさんはぺんたんの事をイケメン男性ブロガーと思い、淡い恋ごころを抱いていたやも知れぬぞ。」

ぺ「そっか、、それは申し訳ない、、。」

 

仙「どれどれ、その楽しいページを見てみるか、、。」

ぺ「あ、それが、残念ながら、スイミンさんが慌てて記事を訂正して下さったので、、。」

仙「むむ、それは残念じゃ。そのままにしておいた方が面白かったのにのう。ウハハハハー。」

 

 

という事で、訂正されてしまったけれど、ご紹介して頂いた記事はこちら

 

www.skyaya.com

 

 

スイミンさ〜ん、楽しい記事をありがとうございました。

これからも、よろしく、です(^_−)−☆

 

 

 

 

*咳・痰に効く、化痰止咳平喘類の食薬はこちら 

 

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

*「クラゲと大根の和え物」はこちら

 

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

*「春菊のゆり根味噌和え」はこちら

senninlife.hatenablog.com

 

貧血にも、眼精疲労にも良い薬膳

  

   春に向けて、肝腎を養う

 

 

シュパーーン

 

仙「ウホッ、、大漁大漁、、。」

 

 

ヒュヒューン

 

仙「ぺんたんよ、、ぺんたん、、」

 

 

バタバタバタ

 

ぺ「はーい、あ、仙人、お帰りなさい。」

 

 

ドボドバ

 

仙「今日はイカが大漁じゃ。」

 

ぺ「うわっ、、タリがヨル、、。」

仙「?タリがヨル?? 何だそれは?」

ぺ「ハングルです。タリは藤原鎌足のタリで足という意味、、ヨルはひとつふたつと数えてトオ、つまり10個、、。タリがヨルとは、足が10本という意味です。ウフフ、ピョンチャン仕様、ハングルで、、。」

仙「ふむ、では、そのタリがヨルのイカで、春に向けた肝腎滋養の薬膳じゃ。」

ぺ「はい‼︎」

 

仙「肝腎薬膳では、腎精を養うスーパーイカ飯を作ったが、今日も肝腎の血陰を補う為に、滋陰類の枸杞子、松の実と合わせた薬膳じゃ。」

ぺ「はい。」

 

シュッシュッ

   スルスルメー

      サササッ  

 

トントン

  トントン

     くるくる

 

 

 仙「ようし完成、イカと枸杞子の酢味噌和え じゃ。」

 

 

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ぺ「わ、美味しそう、、。いっただきまーす。」

 

パクッ

ぺ「んーー、美味しい、、イカが柔らか〜い。」

 

パクッ

仙「うむ、酢味噌の味が良く絡んで、、枸杞子の甘みと松の実の歯応えも良いのう。」

 

パクパク

ぺ「これで、肝腎に良い薬膳だなんて、、嬉しい限り、、。」

仙「酸味は肝に帰経する。酢を入れることで食薬がより肝に作用しやすくなるのじゃ。」

ぺ「なるほど、引経の術!ですね」 

 

パクパク

仙「ぺんたんよ、決してこれは酒の肴にしてはならぬぞ。肺を潤し滋養する枸杞子と松の実も入った血虚肝腎陰虚に良い薬膳じゃからな。」

ぺ「ん?仙人、自分に言い聞かせてる?」

 

 

 

イカと枸杞子の酢味噌和え

材料(2人分)

イカ200g、枸杞子5g、松の実5g、ネギ少々、塩

酢味噌: 麹味噌大さじ1、みりん大さじ1、米酢小さじ1

 

 

作り方

  1. 枸杞子は分量の酢で戻す。
  2. イカはワタを取り、皮をむいてさっと塩茹でする。
  3. ネギは薄切りに、松の実はから炒りする。
  4. 茹であがったイカを輪切りにし、足は食べ易い長さに切る。
  5. 酢味噌の調味料を混ぜ、イカ、松の実を入れて和える。
  6. 器に盛り、ネギを添える。

 

 

烏賊(イカ)  養血類

[性味/帰経 ]  平、鹹/肝、腎

[働き]⑴養血滋陰 貧血、血虚閉経、出血、帯下

 

枸杞子  滋陰類

[性味/帰経 ]  平、甘/肝、腎、肺

[働き]⑴滋補肝腎 足腰疼痛無力、遺精、めまい、頭のふらつき

         ⑵益精明目 白髪、視力減退、眼精疲労、風に当たると涙が出る

         ⑶潤肺止咳 肺腎陰虚の慢性咳、喘息

 

松の実  滋陰類

[性味/帰経 ]  温、甘/肝、肺、大腸

[働き]⑴養陰平肝 めまい、かゆみ

         ⑵潤肺止咳 肺燥の咳、皮膚乾燥

 

 

 

 

仙人問答

 

仙「肝陰、腎陰を補うことがどれほど大切か、という事は、肝腎3部作の時に話してあるのう。」

ぺ「はい、肝腎を養う事で、心の安定に繋がるんですよね。」

仙「そうじゃ。腎精不足や腎陰虚になれば、肝の陽気を抑えることが出来ず、肝陽が燃え上がり、その火は心の火へと移っていく。」

ぺ「はい、心ファイヤーが燃え広がっちゃうんですよね。そして、めまいや不眠へと繋がる。」

 

仙「そうじゃ、しかし、一口にめまいといっても色々あるぞ。高血圧や低血圧・貧血・神経症メニエール病などもこの肝腎陰虚による場合がある。」

ぺ「そうなんだ、、怖そうな病気ばっかり、、。」

 

仙「陰虚が酷くなると、陰虚で抑えられなくなった肝陽が上り頭痛が起きたり、怒りっぽくなったり、目が真っ赤になったり、更には肝陽が心火に燃え広がり、心神を犯し、てんかんを発症する場合もあるのじゃ。」

ぺ「うわっ、、大変、」

仙「そう言う訳じゃから、肝陰・肝血・腎陰を補う事が重要なのじゃ。」

ぺ「はい。冬は腎、春は肝の季節。冬から春へのこの時期は肝腎を養う!」

仙「ふむ、肝血を補い、腎陰を補陰して、貧血・眼精疲労も改善じゃ。」 

ぺ「はい!」

 

 

仙「ところでぺんたんよ、タリがヨルのイカはハングルで何というのじゃ?」

ぺ「イカですか? イカはハングルで『オージンオ』です。」

仙「ウハハハハ、ハングルお見事、イカの働きは、『おー!腎を!』。」

 

 

 

 

* 肝腎3部作「イカ飯」「牡蠣スープ」「黒胡麻茶」はこちらから

 

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

*肝血虚に良い『薬味煮卵』はこちら

 

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

血虚のお話はこちら

 

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

乾燥肌、声枯れに良い薬膳茶 (中薬の煎じ方)

 

   中薬(漢方)で 潤いの薬膳茶

 

 

トコトコ

    トコトコ

 

ぎぃ〜

 

ぺ「こんにちは〜」

マスター「いらっしゃいませ、ぺんたんさん、お久しぶりですね。」

 

ぺ「アハハ、、本当に、、。」

マスター「さ、こちらへどうぞ。」

ぺ「ありがとうございます。」

 

トコトコ

 

マスター「今日は少し暖かいですね。」

ぺ「はい、ほっとします。」

マスター「今日は何になさいますか?」

 

ぺ「えーっと、、このところ、冬の乾燥のせいか、、なんだかあちこち痒くって、、。」

マスター「そうですか、では、乾燥肌に効く薬膳茶、お作りします。」

ぺ「わ、ありがとうございます。」

 

ドボドボ

 

マスター「今日は中薬を使った薬膳茶をお淹れします。」

ぺ「中薬、、ですか?」

マスター「はい、これ、  麦門冬と玉竹です。」

 

 

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麦門冬・玉竹

 

 

ぺ「あ、麦門冬、、これは漢方薬にも良く使われていますね。」

マスター「そうです、漢方薬の麦門冬湯(ばくもんどうとう)は滋陰潤燥剤として有名ですね。」

ぺ「麦門冬湯、、聞いたことありますよ。」

マスター「そうですか、麦門冬湯は麦門冬に半夏、人参、甘草、粳米を配合して作られた漢方薬です。」

ぺ「へぇ、半夏や人参も入っているのですね。」

マスター「はい、半夏は痰を改善しますし、人参は肺気・脾気を補いますからね。」

ぺ「人参、赤いにんじんではなくて、ウコギ科吉林人参とか朝鮮人参とかの人参ですよね。そう言えば仙人が人参と枸杞子の薬膳酒を飲んでいて、、。」

マスター「ハハ、さすが仙人、。肺は百脈の集まる所、、ですからね。」

 

 

ぽちゃ

  ヒタヒタ

 

マスター「中薬は、こうして、まず水に30分ほど浸けておき、それから煎じるのです。」

ぺ「はい、。」

マスター「もちろん、花や葉類など、香りが飛びやすいものは、最後に入れて使うのですが。」

ぺ「あ、薄荷とか、菊花とか、ですよね。」

マスター「はい、そして中薬を煎じる時は、必ず土鍋を使って、そして蓋をして下さい。性質が変質したり、薬効が飛んでしまいますからね。鉄鍋や銅鍋は禁忌ですよ。」

ぺ「はい、ガラスのポットでも良いですか?」

マスター「はい、ガラスは良いですよ。」

 

ふつふつ

 ふつふつ

 

マスター「薬膳茶に限らず、どんなお茶を淹れる時も蓋をすると良いのですよ。例えティパックのお茶でも、蓋をして蒸らす事で、香りがグンと良くなるのです。」

ぺ「へぇ〜〜、。」

 

ドボドボ

 

マスター「はい、お待たせ致しました。乾燥肌や、声枯れに良い、麦門冬玉竹茶です。」

 

 

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乾燥肌・声枯れに良い 麦門冬と玉竹の薬膳茶

 

 ぺ「頂きます。」

ゴクッ

 

ぺ「わ、甘い、、」

 

ゴクッ

ぺ「漢方薬だから、もっとマズイのかと思ったら、、甘くて飲みやすいです。」

 

マスター「ハハ、麦門冬も玉竹もどちらもユリ科の植物で、甘みのある中薬なんですよ。」

ぺ「ユリ科、、それでゆり根と同じ滋陰類、、。」

マスター「はい、どちらも肺と胃に働き、体の水分を補って、肺、胃を潤し、肌の乾燥、声枯れ、空咳などに良いのです。」

 ぺ「肺と胃を潤す、、。そうか、肺も胃も乾燥を嫌いますもんね。」

マスター「そうです、皮膚、体毛は肺の華、、肌の乾燥は肺気の運動と密接に関係しているのです。」

ぺ「肺気の運動と、、それで肺気を養う人参と一緒に摂ることが効果的なんですね。」 

マスター「はい。」

 

 

ゴクッ

ぺ「なんか、効きそうです。」

マスター「薬膳茶は、朝1日分をまとめて作り、3回に分けて、飲む分だけ温めて召し上がってください。」

ぺ「はい、まとめて作って、1日3回に分けて飲む、、のですね。」

マスター「はい、そうです。食前や食間に飲むのが良いのです。では、これ、今日のあと2回分、、です。どうぞ。」

 

ドボドボ

 

ぺ「あ、お持ち帰り分まで、、ありがとうございます。」ウキウキ

 

 

 

麦門冬と玉竹の薬膳茶

材料(1人1日分)

麦門冬15g、玉竹15g、水5カップ

 

 

作り方

  1. 土鍋に、全ての中薬と水3カップを入れて30分浸けておく。
  2. 1を火にかけて(蓋をする)、30分煎じる。
  3. 2を濾して、再び土鍋に2カップの水を入れ20分煎じ、濾す。
  4. 2回分の薬湯を混ぜ、1日3回に分けて食前・食間(空腹時)に温めて飲む。

 

 

麦門冬(ばくもんどう)  滋陰類

[性味/帰経 ]  微寒、甘、微苦/肺、心、胃

[働き]⑴清熱潤肺  肺陰不足の空咳、痰少

         ⑵養胃生津・清心除煩  胃陰不足の口渇、舌の乾燥、心陰虚の不眠、焦燥

      ⑶潤腸通便  腸燥便秘

 

玉竹(ぎょくちく)  滋陰類

[性味/帰経 ]  微寒、甘/肺、胃

[働き]⑴養陰潤燥・生津止咳  肺胃陰傷の口渇、多飲、空咳、吐き気、便秘

         ⑵清心除煩  イライラ、多汗、発熱、自汗、尿が少ない

 

 

 

五臓の華のお話はこちら

 

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

 

*肺気を養う「人参酒」はこちら

 

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

 

貧血予防に、デトックスに、春を呼ぶ菜の花の和え物

 

痰湿体質に良いひじきと一緒に

 

 

ヒュヒューン

 

 

 ドサドサッ

 仙「ぺんたんよ、菜の花を採って来たぞ。」

 

ぺ「あ、ほんと、、もう菜の花の季節、、。」

 

ドサドサッ

仙「そして、海ではひじきも収穫して来た、。」

 

ぺ「ワカメやひじき、、、そう言えば海藻類の獲れる時期でしたねー。」

 

仙「そうじゃ、ぺんたんが修行をサボっておる間も、自然界は変わらず動いておる。」

 

ぺ「は、そうですね、、。では今日は、この菜の花とひじきで、、」

仙「春を呼ぶ薬膳じゃあ〜。」

 

トントン

  サササッ

 

茹で茹で

 くるくる

    混ぜ混ぜ

 

 

ぺ「出来ました。菜の花とひじきの辛子和えです。」

 

 

[f:id:hatenablog:20170217161727j:plain:title=:alt=]

貧血・デトックスに菜の花とひじきの辛子和え

 

 

仙「おぉ美味そうじゃ。」

 

パクっ

 

仙「美味い、和テイスト、、。」

 

パクっ

 

ぺ「ほんと、ほんのり辛子の味で、、美味しい。」

仙「ひじきは寒性で体を冷やすからのう、辛子を加えて寒性を緩和させるのは良い事じゃ。」

ぺ「低カロリーな感じで、ダイエットにも良さそう。」

 

 

 

菜の花とひじきの辛子和え

材料(2人分)

菜の花1/2束、生ひじき(茹でひじき)40g(乾燥ひじきの場合は半量)、塩ひとつまみ

菜の花の茹で汁大さじ1/2、醤油小さじ1、練り辛子少々

白ゴマ、かつお

 

 

作り方

  1. 生ひじきは洗って、さっと茹でる。(乾燥ひじきの場合は、水で戻してから茹でる)
  2. 沸騰したお湯に塩ひとつまみを入れ、菜の花を茹で、冷水に取る。
  3. 菜の花を絞って、2㎝に切る。
  4. ボウルに、菜の花の茹で汁、醤油、練り辛子を入れて混ぜる。
  5. 4のボウルに、菜の花、ひじきを入れて和える。
  6. 器に盛り、白胡麻かつお節をかける。

 

 

菜の花

[性味/帰経 ]  涼(平)、辛、甘/肝、肺、脾

[働き]⑴散血消腫 瘀血性出血、血行不良

         ⑵清熱解毒 乳腺の腫れ、熱感、赤み、疼痛 、皮膚の炎症や吹き出物、

の炎症や吹き出物、血行不良、毒素排出(活性酸素コレステロール

 

ひじき(海藻)  化痰

[性味/帰経 ]  寒、苦、鹹/ 肺、脾、腎

[働き] 熱、痰、むくみ、リンパ節の腫れ、脚気

 

 

 

 

 にぎにぎ

     きゅっきゅ

 

ぺ「へへ、多めに作った菜の花とひじきの辛子和えで、おむすびを作っておこうっと、、。」

 

[f:id:hatenablog:20170217161727j:plain:title=:alt=]

菜の花とひじきのおむすび

 

 

 

 

 

 

*「あさりと菜の花のパスタ」はこちら

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

*「菜の花と黒豆のご飯」はこちら 

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

*「ひじきと切り干し大根の食べるスープ」はこちら

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

痰湿体質に良い「里芋とわかめの蕎麦米汁」はこちら

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

仙人問答

 

 ぺ「仙人、菜の花は確か、、解毒作用があるんでしたよね。」

仙「そうじゃ、皮膚の吹き出物にも良いのじゃ。それに血流改善にも良いのでな、浮腫みや、汚い水分を排出するひじきと組み合わせれば、デトックスもバッチリ。」

ぺ「汚い水分、、痰飲、ですね。」

仙「ふむ、痰飲を追い出して脂質降下、坑凝血対策、痰湿体質の人にも良い薬膳じゃな。」

 

ぺ「その上、ひじきは鉄分豊富、。」

仙「ウホホッ、貧血にも良い、。春に向けて肝腎を労わるのじゃ。」

ぺ「春、、そろそろ肝ウーッドの季節、、か。」

 

ハッ

ぺ「ところで仙人、昨日のオリンピック、女子のジャンプ見ましたか?高梨選手、すごかったですねー。」

仙「そうじゃのう、モーグルもカッコ良いしのう、。」

ぺ「はい、ドキドキワクワク!です。」

仙「それでな、ぺんたん、わしは焼きそばが食べたくなって来た、、。」

ぺ「え、焼きそば???」

仙「やたらとペヤングペヤング、、と言うておったじゃろ、。」

ぺ「ペヤング⁇ 」

仙「ペヤング焼きそば、じゃ。。」

 

タラッ

ぺ「仙人、、それ違います。ペヤングじゃなくて、デヨング、です。」

仙「デヨング?」

ぺ「はい、焼きそばじゃなくて、オランダのスピードスケート選手の名前です!!」

 

 

 

フラフラくたくた補気ッチャえ! イライラうつうつ理気ッチャえ!