「おせち」にもいかが?
ルンルン♪♪
ゴシゴシ キュッキュッ ま〜るく掃く掃く
ピカーン
ぺ「あれ?何か光ってる、、。」
キラキラキラー
ぺ「せんに〜ん、蔵の中で本が赤く光ってます〜〜」
仙「おぉ、そうか、新しい『秘伝の書』最新号が届いたのじゃろう。届いてすぐは五色に光るのじゃ、。」
ぺ「ヘェ〜そうなんですか〜〜あ、Amazonから届くんだぁ、。」
トントン グツグツ
ぺ「あれ、何かいい匂い、、。」
トコトコ
ぺ「仙人、何か作って見えるのですか?」
仙「そうじゃ、今日はとっておきの薬膳、豚の角煮じゃ。」
ぺ「わ、美味しそう。」
仙「大棗や、八角、肉桂を使っての本格的な角煮じゃぞ。」
ぺ「あ、なつめ酒も使うんですね。」
仙「そうじゃ、なければ紹興酒でも良いぞ。」
グツグツ グツグツ
仙「よし、完成、なつめ入り豚の角煮 じゃ。」
ぺ「わぁ、濃厚な色合い。」
仙「角煮じゃからのう、しっかりめの味付けじゃ。」
ぺ「ん〜〜八角とシナモンの香りが〜〜。」
パクッ
ぺ「美味しい、甘ったるくない、。」
仙「なつめで気血を補い、豚肉で腎陰を潤し、八角と肉桂で腎陽を温める。冬の腎の時に話した通り、まさに腎を大切にする薬膳じゃ。ぺんたんも覚えておきなさい。」
ぺ「はい。」
薬膳 大棗入り豚の角煮
材料
豚バラブロック500g、なつめ6個、八角2個、肉桂1本、生姜10g、熱湯1カップ、ごま油
合わせ調味料:醤油大さじ2、なつめ酒大さじ1(紹興酒でも良い)黒糖大さじ1、塩小さじ1/2
作り方
- 豚バラブロックは厚み2cmに切る。生姜は薄切りにする。
- 合わせ調味料を作っておく。
- 厚手の鍋にごま油と八角、肉桂を入れ弱火にかけ、香りが出るまで炒める。
- 香りが出たら強火にし、肉を入れ、色が変わるまで2、3分しっかり炒める。
- 合わせ調味料を入れ、肉に絡ませながら4、5分炒める。
- 熱湯1カップを入れ、煮立ったらアクを取る。
- なつめと生姜を入れて蓋をし、弱火で40分程煮込む。(途中、煮汁がなくなりそうになったら、少しずつ湯をたす。)
- 40分煮込んだら蓋を取り、強火にして水分を飛ばし、煮汁を絡ませる。
豚肉 滋陰類
[性味/帰経 ] 平、甘、鹹/ 脾、胃、腎
[働き]⑴滋陰潤燥、益脾補腎、長筋肉、生津液、潤皮膚
大棗(たいそう) 補気類
[性味/帰経 ] 温、甘/ 脾、胃
[働き]⑴補中益気 疲れ、食欲不振、めまい
⑵養血安神 顔色萎黄、躁鬱、貧血、心悸、不眠、多夢、イライラ
⑶緩和薬性
肉桂(シナモン) 温裏類
[性味/帰経 ] 大熱、辛、甘/腎、脾、肝、心
[働き]⑴補火助陽 脾腎陽虚の冷え、むくみ、勃起不全、生理不順、下痢、喘息、心悸、不眠
⑵温暖脾胃 脾胃虚寒の食欲低下、胃脘冷痛
⑶温通経脈 慢性の瘡瘍腫毒、閉経
⑷袪寒止痛 生理痛、関節・筋肉の寒湿痺痛
[性味/帰経 ] 温、辛/ 肝、脾、胃、腎
[働き]⑴温腎散寒 関節・筋肉の冷え、陰部の冷え、生理不順
⑵理気止痛 脘腹冷痛、冷え、腰痛、生理痛
⑶和胃止嘔 嘔吐、食欲不振、下痢
仙人問答
ぺ「仙人、今年最後の仙人問答です。」
仙「ふむ、そうか、。」
ぺ「何か、それらしいお言葉を、、。」
仙「そうじゃのう、、、しかし、、ふむ、、やはり、、」
ぺ「仙人、どうされたのですか?」
仙「ぺんたん、ちょっと仙人会に行ってくる。」
ぺ「え??」
仙「やられた、、『秘伝の書』最新号、、海賊版じゃった。」
ぺ「え?海賊版!『秘伝の書』が?」
仙「仕方ない、お国柄じゃ、、。」
ヒューン