とろっと美味しい半熟たまごで
ヒューヒューー
ぺ「もしや、風邪?それとも寒邪?」
ヒューヒュー
ぺ「違う、単なる風だわ、、春一番ほどの威力ではない、、。」
ヒュヒューン
ぺ「あ、仙人、おかえりなさい。」
仙「ふむ、里の様子を見に行ってきたんじゃが、、。」
ぺ「里の皆さんはお元気でしたか?」
仙「元気ではあるようじゃが、やはり寒邪もうろついておるのでのう、油断は禁物じゃ。」
ぺ「寒邪、、という事は、対策としては、やはり体を温め潤す薬膳ですね。」
仙「ふむ、この時期は風邪と寒邪が合体する風寒邪気に注意が必要じゃ。」
ぺ「風寒邪気、。」
仙「白ネギが良く育っておるので、それで風寒邪気を追い払う薬膳じゃ。」
ぺ「白ネギ、、良いですね、お鍋とか、、。」
仙「お手軽、簡単、変わり湯豆腐じゃ。」
ぺ「変わり湯豆腐?」
仙「ふむ、湯豆腐をちょっとアレンジするだけじゃ。」
トントン グツグツ
パカっ
仙「ほれ完成、変わり湯豆腐 じゃ。」
ぺ「わっ、何ですかこの湯豆腐、美味しそう、、。」
仙「ぷるんぷるんの豆腐に、とろ〜〜り半熟卵、白ネギを入れてもろみ味噌で頂くのじゃ。」
ぺ「いっただきまーす。」
パクッ とろっ
ぺ「うわァ、美味しい〜〜、あったまる、、。」
仙「陰液を潤し、疲れにも、食欲が無い時にも良い薬膳じゃ、。もろみ味噌のような発酵食品は体に良いしのう、。」
ぺ「う〜〜ん、どのタイミングで半熟たまごを崩すかが、、。」
プチッ
ぺ「あー〜ー、仙人、私の半熟たまごをーッ。」
変わり湯豆腐
材料(1人分)
豆腐1/4丁、卵1個、白ネギ1/4本、もろみ味噌小さじ1/2、だし用昆布少々、水50cc
作り方
- 土鍋に水とだし昆布を入れておく。
- 豆腐は中央をくり抜いておく。ネギは斜め切りにする。
- 鍋に豆腐を入れ、蓋をして煮る。
- 豆腐が煮えてきたら、卵を割り入れ、ネギを入れ、くり抜いた豆腐も崩して周りに入れ、蓋をして卵が半熟になるまで煮る。
- 卵が半熟になったら、火を止め、もろみ味噌を添える。
豆腐 清熱瀉火類(せいねつしゃかるい)
[性味/帰経 ] 寒、甘/ 脾、胃、大腸
[働き]⑴益気和中 肺熱の咳、喘息、食欲不振
⑵生津潤燥 消渇、便秘
⑶清熱解毒 水腫、麻疹、皮疹、吐血
玉子 滋陰類
[性味/帰経 ] 平、甘/ 肺、心、脾、肝、腎
[働き]⑴滋陰潤燥 空咳、口渇
⑵清咽開音 目赤、声嗄れ、発声困難、のどの痛み
⑶養血安胎 不眠、多夢、めまい、精神不安、胎動不安
葱 辛温解表類
[性味/帰経 ] 温、辛/肺、胃
[働き]⑴発汗解表 外感風寒の発熱、悪寒
⑵散寒通腸 陰寒腹痛
⑶解毒散結 瘡瘍腫毒
仙人問答
仙「今日の薬膳は簡単じゃから、ぺんたんは里へ行って教えてくると良いぞ。」
ぺ「あ、そうですね。」
仙「こういう薬膳を食べておれば、風寒邪も近づかん。」
ぺ「白ネギに白い豆腐に、半熟たまごの白、、肺メタルが喜んでる気がします。」
仙「そうじゃな、。これで肺メタルが強くなって、体力アップじゃ。」
ぺ(ん?? そう言えば、今日の仙人の肌色、、なんか白くてツヤツヤしてる)
仙「さぁ、里に行ってくるのじゃ、体力が衰えておるものが狙われる、。風寒邪気はポストの辺りをうろうろしておったぞ。」」
ぺ「ポストってことは、。」
仙「田んぼにあるポストじゃ。あの辺りに老人が住んでおったじゃろ、狙われるぞ。」
ぺ「あ、わかった、田んぼのババだ、急いで薬膳食べさせてきまーす。」
タタタタタタターッッ