情熱の赤・赤・赤
蒸し蒸し
ギラギラ
トコトコ
ぺ「ふぅ、台風も去って、、しかし、、、この暑さ、、。」
トコトコ
フラフラ
ヨロヨロ
汗ダラダラ・・ダラダラ・・
ぺ「あっあっ、あっー、田んぼの道の真ん中に死にそうな若者を発見!フラフラしてる、、ヨロヨロしてる、、大丈夫かな、。」
タッタタッタ
ぺ「あの、もし、そこの若いお方、、どこか具合が悪いのでしょうか?」
若者「ハァハァ、、いえ、大した事はないのですが、、あまりの暑さで、、。」
汗ダラダラ
ポタポタ
ぺ「そうだ、、確か、、『死にそうな若者に、薬草を煎じて飲ませたところ、息を吹き返した』あの話、。ようし、、。」
若者「ハァハァ、、。」
ぺ「そこの若いお方、しばらく待っていて下さい。直ぐに紫の草を煎じて参ります。」
タッタタッタ
トントン
くるくる
タッタタッタ
ぺ「さぁ、若いお方、これをお食べなさい、紫蘇酒入り スイカのカクテルサラダ でございます。」
若者「こ、これは、有難い、、」
パク
パクパクッ
若者「あぁ、汗がひいていく、、生き返った気分です、ありがとうございます。」
ぺ「紫の草で蘇る、、よってこれを紫蘇と呼ぶ、、。」
若者「このご恩は一生忘れません、あなた様のお名前は?」
ぺ「私の名は、、華佗、、。」
若者「って、ぺんたんさん、人が暑さで死にそうな時に、これなんですか?何ごっこですか?」
ぺ「あははー、、華佗さんごっこ、、やって見たかったのよねー。満足満足。」
新人君「全く、、あーでもこのスイカのカクテルサラダ、メチャ美味しかったです。ホント生き返りましたよ。」
ぺ「でしょ、暑い夏には熱を取り、津液を生み出す、スイカやトマトが良いのよねー。」
新人君「なるほど、、でもこれ、スイカも赤、トマトも赤、パプリカも赤、そして赤紫蘇、、なんか真っ赤か、、ですね。」
ぺ「あのね、新人君、夏は赤い食べ物が良いの。赤は心に帰経するから、。」
新人君「はぁ、、、。」
ぺ「夏はね、心の活動が盛んになるの、だから心に帰経する赤いたべものを、、汗は心の液体、だからね。」
サッ
ぺ「はい、夏の食薬表はこれ、、見ておいてね、じゃ、若者よ、またねー。」
タッタタッタ
*夏の食薬はこちら
スイカのカクテルサラダ
材料(2人分)
スイカ180g(皮付き)、トマト(小)1個、パプリカ1/4個、パセリ
ドレッシング:塩少々、オリーブ油大さじ1、赤紫蘇酒大さじ2(又は赤ワイン、枸杞酒)
作り方
- スイカ、トマトは食べ易い大きさに切る。
- パプリカは5mm角に切る。
- 塩、オリーブ油、赤紫蘇酒を混ぜる。
- ボウルにスイカ、トマト、パプリカを入れ3のドレッシングを入れて和える。
- 器に盛り、パセリを添える。
*赤紫蘇酒の作り方はこちら
西瓜 清熱瀉火類
[性味/帰経 ] 寒、甘/ 心、胃、膀胱
[働き]⑴暑熱出汗、身熱、目赤腫痛、喉の痛み
⑵口内炎、口渇
⑶尿短赤、血尿、排尿時の熱感
トマト 清熱瀉火類
[性味/帰経 ] 微寒、甘/ 肝、脾、胃
[働き]⑴生津止渇 熱病による煩渇
⑵健胃消食 食欲不振、消化不良
パプリカ(ピーマン) 温裏類
[性味/帰経 ] 熱、辛/心、 脾
[働き]⑴温中散寒 脾胃虚寒による脘腹冷痛、嘔吐下痢
⑵開胃消食 食欲不振、消化不良
仙人問答
サササッ
ササッ
仙「ふむ、ぺんたんは今日もおらんようじゃのう、、。」
シーン
仙「弟子の居ぬ間に、、、パン屋の道子さんとこへ行ってこよう〜。」
ウホウホ
ヒューン