低温12月
皆さま、こんにちは、ぺんたんです。
暖冬スタートの12月、、
クリスマスの飾り付けをしよう、
でも毎年一緒じゃつまらないから、、と頭をひねる。
そうだ!と、あの招き猫にサンタの帽子を被せてみた。
低温調理
今月は、先月購入したヨーグルトメーカーを使った料理をいくつかアップしてみました。ですが、それはヨーグルトではなく、発酵バターとか低温調理とか、。
もちろん、ヨーグルトも色々作っているのです。お気に入りは豆乳で作るヨーグルトですね、お豆腐のような優しい味で、お腹にも優しい気がします。市販の豆乳ヨーグルトは好きじゃなかったんですけど、自家製は美味しい。「普通のヨーグルトがお腹に合わないわ、。」という方にはオススメですよ。
で、折角ヨーグルトメーカーを買ったわけですから、ヨーグルト作りだけでは物足らない、。そこで、あれこれ遊んでみたのですが、、低温調理の説明など一切せず、いきなりレシピだけアップしてしまいました。
クリスマスだし、あんまりあれこれゴチャゴチャ書いてもなーと、思いまして。薬膳とはほぼ関係ないようなレシピですが、一応薬膳の理論からは外れていない食材の組み合わせで作ってあります(^^)v
低温調理というのは、その字のごとく、低温で調理する、、ということです。
低温でじっくり時間をかけて調理することで、柔らかく、ジューシーに仕上がるというものです。どうやらお肉が硬くなるボーダーラインは66℃、ですから65℃以下で調理すれば柔らかさを保てる、、ということのようです。
けれど、気をつけなければならないのは、当然、加熱不足による食中毒、衛生面。
豚肉の場合は殺菌効果のため、63℃で30分以上、もしくは75℃で1分以上の加熱が厚生省により義務付けられています。
今回、低温調理を作るにあたり、もう、あっちこっち調べまくって、あれこれと考えて作ってみたわけですが、まだまだ、色々お試しがいのある面白くて美味しい低温調理の世界です。
参考にさせて頂いたページはこちらです。
サーモンミキュイはほぼ、このレシピ通りに作ってあります。
ローストビーフは私のオリジナルの味付けです。『ホテルのローストビーフより美味しかった。』とお褒めの言葉を頂きました。皆さまも是非お試しください ♪
そして、私の『豆乳ホイップ発酵バターで作るデニッシュ』に、このはずく(id:mkonohazuku)さんから素晴らしい言及をして頂きました。
なんと、このはずく先生直々に豆乳ホイップ発酵バターを作り、手作業でデニッシュパンを焼いて下さる、という、有り難すぎる記事です。デニッシュパンを手作業で作る行程を1行程ずつ写真入りで丁寧に解説して下さっていて、、必見!です。
このはずくさん、私の拙い『豆乳発酵バターでデニッシュパン』にお付き合い頂き、本当にありがとうございました。心より感謝致します。
低温調理との出会い
さて、では、どうして私が低温調理を作ってみたかったのか、、いつ、どこで、どんな風に低温調理と出会ったのか、と言うと、。
それは今から遡ること、3年、、。
時は2015年12月、です。
12月の大仕事を終えた私は、美味しい海の幸を求め、伊勢志摩へ、。お伊勢参りなんかもして、予約したホテルへ、go →
この日の夕食はイタリアンのコース料理を予約しておきました。
コース料理、好きなんですよ。初めはね、ちょっと敷居が高いかなぁ、テーブルマナーとか、、心配だし、、と、思っていたんですけど、、これが、慣れてくると意外と心地良い。
私が何処かへ出かけるときは、まず、『美味しいものが食べれる事!』が第一条件ですので、こういう時はあまりケチらず、、それにイタリアンならなんとか私のお財布とも折り合いがつきます。
コース料理の心地よいところ、、それは、なんと言っても一品一品きちんと向き合ってお料理を楽しめる、というところです。ふふふ、だって私は食べるのが大好きですからね、ごちゃごちゃ、ぐちゃぐちゃ、何か良くわからないうちに食べ終わってしまった、、なんて事にはしたくないんです。
本日のコースメニューがテーブルに置かれていて、、この日、このレストランにはお客様はまばら、、どうやらコース料理を注文した方は他には見当たらないようです。
「お飲み物は?」と尋ねられて、グラスワインのセットのようなものがあったので、それを注文しました。スパークリングワイン、白ワイン、赤ワインのセットだった様に思います。ソムリエさんが美しくグラスに注いでくれます。
antipasto freddoに続き、antipasto cardo 、ここで出されたのが「低温調理した志摩産ポーク」です。
「低温調理?」初めて聞くその言葉に、ソムリエさんが丁寧に説明して下さいました。「低温でじっくり時間をかけて調理する事で、お肉が硬くならないのです。」
初めての不思議な感覚、、これが低温調理、、添えられたさつま芋のソースで頂きます。
お料理の説明を聞きながら、「今日のお料理に合うワインをお選びしました。」とソムリエさんが今度は白ワインを注いでくださるので、「ワイン、好きなんですけどね、どうやって料理に合うワインを見つけたら良いのか、わからなくって、、。」と尋ねてみると、「作りながら飲むのが一番、、なんですよ。」と嬉しいお言葉、。「作りながら試して飲んでいると、その料理に合ったワインが見つかります。」
なるほど、、と思いながら「スペイン産の赤ワインを頂くと、必ず頭が痛くなって、、。」と言ってみる、、。「それは、酸化防止剤のせいですよ、きっと。」そうなんだ〜と、お人柄が良くお話しやすいソムリエさんとの会話も弾み、楽しいひと時。
赤ワインのグラスを持って眺めていたら、、「その赤ワイン、、気に入って頂けましたか?」「えぇ、渋みが少なくて、、飲みやすいです。」というと「お客様がね、どれくらいの間グラスを持っていてくださるか、、で、気に入って頂けたかどうかを確かめるんですよ。」「え?グラスを持つ時間で?」「はい、気に入って頂けたときはグラスを持ってみえる時間が長くなるのです。」
お料理やワインを持ってみえるたびに楽しい会話が繰り広げられ、けれど出過ぎる事なく、絶妙なタイミングで次のお料理を、出してくださる。
お料理やワインと共にこのソムリエさんのお陰で何倍も楽しいひと時を過ごし、、、
「本当に美味しく、楽しいひと時でした。また、伺いたいです。」というと、ソムリエさんは少し苦笑いをして、
「実はこのレストラン、もうあと数日で閉店になるのです。」
「え?」
「来年、ここ伊勢志摩でサミットが行われます。」
「あ、はい、、」
「それで、、外国からのお客様が大勢みえるので、やはり日本的なものが良い、このイタリアンレストランは閉店して、、全面、和食処にリニューアルされる事になったのです。」
「そんな、、。」
「ですから、今日、こうしてコース料理をご注文頂けたこと、、お客様と楽しいひと時を過ごさせて頂けた事、、私も大変嬉しく、。」
絶句・・・ でした。
けれどそう言われてみれば、確かに、ここへ来るまでの途中、以前立ち寄った事のある道の駅に行ったら、トイレがすごく綺麗に改装されていたし、、そうか、そういう事なんだ、、伊勢志摩サミットに向け、多くの予算が振り分けられ、、。
優しい笑顔のソムリエさん、美味しいお料理を作ってくださり、低温調理の世界を教えて下さったシェフ、、
たった2日間の伊勢志摩サミットで、人生を変えられてしまった人達がいる、。
だから、、私にとって、、このソムリエさんと共に低温調理は忘れられないものとなったのです。
自然界便り
どこからか種が飛んできて、庭に咲いた花
散った後に可愛い実がつきました。
でも花の名前がわかりません。
この花、、なぁに?
編集後記
反省はするけれど、振り返らない。いつも先の事ばかり考えて生きてきた。
だから、同窓会とかは全く興味無いし、思い出作り〜なんて言葉も大嫌い。
けれど、今、薬膳酒を漬けながら、1ヵ月1ヵ月のその味の違いを確かめる時、振り返るという訳ではないけれど、その過去から繋がっている『今』『時』をひしひしと感じている。
振り返らない私でも、流石に今年は色々な事があったなぁって思ってしまう1年。
仕事場の強制移転、じっちゃん2の死、ブログ丸ごとパクられ事件、、悪い事がたくさん続き、
でも、幾たびかのスマートニュースへの掲載、Mr.スーからのお問い合わせで始めたTABICA での薬膳酒ワークショップ、たぁこ様との出会い、、良い事も沢山、、。
かなりハードで、面白みのある1年でした、ネ。
今月、そして今年1年、このブログを訪れて下さった皆様、新しく読者になって下さった皆様、スター、ブクマ、コメントを下さった皆様、本当に本当にありがとうございました。
新しい年がやってきます。
でも、りきむこと無く、やっぱり、前を向いて歩いて行こう!と思います。
あ、そうそう、あの招き猫なんですけどね、
伊勢神宮のおかげ横丁、招き猫のお店でガラガラくじを引いて当たった、縁起の良い猫なんです。
1等‼️ 常滑焼(笑)
などと書きあがったところで、今日になって又新たなる事件が発生し、私は来年、とんでもなく忙しい日々を送る事になりそうです。
正直、、ブログを更新出来るかどうかは ⁇ です。
次、いつ、お会い出来るかはわかりませんが、、
皆さま、良いお年を❣️
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