吹き出物
ニキビの出来やすい〜人に
トットコ
トットコ
タッタ
タッタ
ぺ「犬よ、今日は久しぶりにマスターのお店よ、うふふ」
わん!
ぺ「あ、お店の前に何か干してある」
ぎぃ〜
ぺ「マスター、こんにちは!」
マスター「いらっしゃいませ、ぺんたんさん。」
ぺ「お久しぶりです。」
マスター「さぁどうぞこちらへ。」
わいわい
ガヤガヤ
ぺ「マスター、相変わらず賑わってますね。」
マスター「はい、おかげさまで。コロナ禍になってから、薬膳茶の人気が以前より高まって、多くのお客様に来て頂いています。」
ぺ「薬膳カフェ、美味しい薬膳茶と優しいマスター、人気が出るのは当たり前です♪」
ぺ「ところでマスター、お店の前に薬草が干してありましたが、」
マスター「ハハ、この店もドクダミに取り囲まれてしまっているのでね、花の咲いているこの時期に収穫して干しておいたのです。」
ぺ「アハハ、ドクダミってホントすごい繁殖力ですよね。」
マスター「ペパーミントも負けずに頑張っているので、こちらも収穫して日陰干ししています。」
ぺ「もしかしたら、今月の薬膳ティはドクダミとペパーミントですか?」
マスター「さすがぺんたんさん、大当たりです。湿気の多い梅雨・夏に、肌の吹き出物やニキビに良い薬膳茶をと思いまして。」
ぺ「ドクダミとペパーミントを合わせるのですか?」
マスター「はい、体内の湿熱を取ってくれるドクダミと、体表の熱を取ってくれるペパーミントで、」
ぺ「ドクダミント!」
マスター「ドクダミント!それは素敵なネーミングですね。早速使わせて頂きます。」ニコッ
ぺ「ではマスター、そのドクダミント、お願いします。」
マスター「はい、乾燥させたドクダミを煎じフレッシュペパーミントを入れて作ったお茶、ドクダミントです、どうぞ。」
ぽん
ぺ「頂きます〜」
ゴクリ
ぺ「サッパリしてる〜、とっても飲みやすいです。ドクダミが使ってあるとは思えない。」
マスター「ペパーミントが爽やかでしょ?」
ぺ「はい、これはホットでもアイスでもいけますね。あ、薬膳茶はホットが基本ですけどね〜」
ドボドボッ
ぺ「マスター、それは?」
マスター「はい、こちらは薬膳酒です。夏にぴったり、ドクダミント酒。」
ぽん
ぺ「これもドクダミとペパーミントで?」
マスター「はい、こちらはフレッシュドクダミとフレッシュペパーミントで漬けてみました。3週間ほどで完成しますよ。」
ぺ「わぁ楽しみ、、きっとサッパリした薬膳酒なんでしょうね。」
マスター「ええ、スッキリ爽やか。夏はビールが止まらない〜という方には、ビールの代わりにこの薬膳酒に軽くレモンを絞って炭酸割りにして飲んで頂きたいです。」
ぺ「すっごい、それはグッドアイデアです!」
マスター「味付けの濃い食事や脂もの、甘いものが多い食生活の方にもオススメです。こういう食事が湿熱を生みますからね。」
ぺ「薄味は1番大事な健康法。でも育ち盛りでカロリーたっぷりのものを食べちゃう中高生のニキビにはドクダミント茶、大人の吹き出物や湿熱にはドクダミント酒!陽盛体質の方には特にオススメですね。」
マスター「はい、それから車前草の葉も干しておこうと思っているのですよ。」
ぺ「車前草、、この前仙人も言ってました。湿をとってくれるんですよね。」
マスター「はい、ドクダミと合わせれば湿熱をしっかり取って高血圧に良い薬膳茶ができるので、」
ぺ「なるほど、中高年の高血圧対策・メタボ対策になるのですね。」
マスター「ええ、お客様の中にも高血圧の方が多いのでね。」
ぺ「湿熱が溜まって痰飲、つまり体内にドロドロができてくるから、ドクダミント茶やドクダミ車前茶でデトックス!」
マスター「はい、湿度が高くて暑い夏を爽やかに健やかに!です。」
ゴクゴクッ
ぺ「マスターご馳走さま、とっても飲みやすくて美味しかったです。ドクダミは花の咲いている時が1番効力が強い時、私も仙人社のドクダミとペパーミント摘んで作ります!」
ドクダミント酒
《 立法: 清熱解毒 》
材料
- ドクダミ30g(フレッシュ)(ドライの場合は半量)
- ペパーミント10g(ドライの場合は半量)
- リカー400ml
作り方
- ドクダミ、ミントは綺麗に洗って、葉と花を枝からとり、水気を切って乾かす。
- 熱湯消毒した瓶に、乾いた1を入れリカーを注ぐ。
- 密封し、冷暗所で2、3週間おく。
- 1回に20ml、お湯割り、又は水、炭酸水で割ってのむ(お好みでレモンを絞る)
ドクダミント茶
材料
- ドクダミ15g(ドライ)
- ペパーミント6g(フレッシュ)
- 水500ml
作り方
1日ひとり分
- ドクダミは洗って葉と花を取り、3、4日間天日干しにする。
- 土鍋に500mlの水と1のドクダミを入れて火にかけ、沸騰したら弱火にし、蓋をして20分煎じる。
- 火を止める直前にミントを入れて蓋をし、火を止めて5、6分蒸らしてから濾す。
- 1日に2、3回に分けて飲む。
*薬膳茶を作る時は必ず蓋をしましょう。
[性味/帰経 ] 微寒、辛、苦/肺、肝
[働き]⑴清熱解毒 喀血、膿痰、瘡瘍腫毒
⑵利尿通淋 排尿痛、血尿、排尿困難
⑶清熱止痢 湿熱下痢
薄荷(はっか、ミント) 辛涼解表類
[性味/帰経 ] 涼、辛/ 肝、肺
[働き]⑴疎風清熱 発熱、頭痛、無汗
⑵清利頭目 目の充血
⑶宣毒透疹 麻疹の透発が不十分な時
⑷疎肝解鬱 肝気鬱結の胸脇脹痛、ため息
*魚腥草のトマト&ズッキーニライス
*魚腥草寒天のみつ豆風
*たんぽぽ薄荷茶
*「陽盛体質」
今週のお題「夏物出し」