待つことも大切
ソヨソヨソヨ〜 ソヨソヨソヨ〜
ぎぃ〜
ぺ「こんにちは〜」
マスター「いらっしゃいませ、ぺんたんさん。」
ぺ「あの、仙人がお出かけのままで、私ずっと1人でちょっと、、。」
マスター「そうですか、仙人、今回は長く留守されているのですね。」
ぺ「はい、お題を書いた手紙だけが空から降ってきたんですけど、、。」
マスター「お題の手紙? ハハ、さすが仙人、厳しいですね。」
ぺ「そうなんですよ、だからちょっと息抜きに来ちゃいました。」
マスター「今日はフルーツが色々とれたので、フルーツティなど如何ですか?」
ぺ「フルーツティ、美味しそう、ではそれでお願いします。」
マスター「はい、しばらくお待ちください。」
トントン トントン
マスター「お待たせしました、秋のフルーツティです。りんごとイチジクで脾胃の調子を整えて、腸にも良いですよ。」
ぺ「うわぁ、綺麗。」
ドボドボドボ
マスター「あ、ぺんたんさん、もう注いでしまって、、。」
ぺ「え、いけなかったですか?」
マスター「じっくり時間をかけた方が、フルーツの味がしっかりしみて美味しいんですよ。1時間ぐらい待ってください。」
ぺ「1時間も?」
マスター「その間に、何かお話ししましょうか、薬膳酒の事でもいいですよ。」
ぺ(わ、マスターとお話し、、ウキウキ)「はい、では、、。」
ぎぃ〜
客1「こんにちは〜、あら素敵なお店ね。」
客2「本当、隠れ家っぽくていい感じ〜。」
ざわざわ ガヤガヤ
マスター「いらっしゃいませ。すいません、ぺんたんさん、ちょっと待っててくださいね。」
ぺ「あ、はい、どうぞどうぞ。」
客1「まぁ、あなたがマスター?イケメンねー。」
客3「こんな山の中まで歩いたきた甲斐があったわぁ。」
マスター「いらっしゃいませ、こちらがメニューですどうぞ。」
客2「あら、薬膳ティがあるのね。」
客4「ほんと、薬膳スィーツもあるし、。」
客1「美人になる薬膳ティはどれかしら?」
客4「そんな無理言っちゃだめよ、ねぇマスター。」
ワイワイ ガヤガヤ ワイワイ ガヤガヤ
ポッツーン
ぺ「・・・」
マスター「お待たせしました。玫瑰花ティと、、。」
客3「あ、それ私、で、ブルーベリー白玉はこの人ね。」
客2「あら、美味しそうねぇ。マスター、私もブルーベリー白玉お願い。」
マスター「はい、ただいま。」
ワイワイ ガヤガヤ ワイワイ ガヤガヤ
カチカチカチ チクタクチクタク
カチカチカチ チクタクチクタク
ぺ「そろそろ、注いでみよう。」
ぺ「あ、綺麗な色、、味も全然違う、甘くて酸っぱくて、、優しい味、、。」
秋のフルーツティ
材料(2人分)
りんご(紅玉がおすすめ)1/2個、いちじく1個、レモンスライス3枚、紅茶2カップ
作り方
- りんご、イチジクは適当な大きさに切る。
- レモンスライスは1/4に切る。
- 熱湯で紅茶を煎れる。
- ティポットにフルーツ類をすべて入れ、紅茶を注ぐ。
- 1時間以上つけておく。
りんご 清熱瀉火類
[性味/帰経 ] 涼、微酸、甘/ 脾、胃、心
[働き]⑴清熱生津潤肺 暑熱の発熱、口渇、空咳、二日酔い
⑵止瀉便通 下痢、便秘、消化不良
無花果(イチジク) 瀉下類(しゃげるい)
[性味/帰経 ] 平、甘/ 小腸、大腸、膀胱
[働き]⑴健脾益胃・通便 食欲不振、下痢、便秘
⑵潤肺止咳 咳、痰
⑶消腫解毒 喉の痛み、声嗄れ、痔の腫れ
ぺ「マスター、ご馳走様でした。」
マスター「あ、ぺんたんさん、今日はすいませんでした。」
ぺ「いえ、フルーツティ、とっても美味しかったです、では、、。」
マスター「ありがとうございました。」
ぎぃ〜
ソヨソヨソヨ〜 ソヨソヨソヨ〜