食べ終わったみかんの皮で
ぽかぽか温まる薬膳茶作りましょ♪
ぴゅ〜
ぴゅ〜〜
ぴゅるるるる〜〜〜
ぺ「う、、本格的に寒くなってきたぁ、、。」
ワン
ぺ「よし、犬よ、走るわよ。」
ワン!
タタタタターーーッ
タタタタターーーッ
ぎぃ〜
ぺ「ハァハァ、、マスター、、こんにちは〜。」
マスター「いらっしゃいませ、ぺんたんさん。」
ガヤガヤ
ケラケラ
客1「あら、ぺんたんちゃん、こっちこっち。」
ぺ「え⁈」
客2「今ね、マスターが面白い薬膳茶を作ってくれてるの。」
ぺ「面白い薬膳茶?あ、もしかして、『ちょっと楽しい薬膳茶』の事ですか?」
マスター「いえ、それとはまた違うんです。」ニコッ
グツグツ
グツグツ
客3「あのね、私の家にみかんがたくさん成ったので、持ってきて、今店内の皆さんに配って、食べて頂いたのよ。」
客4「美味しいみかんだったわ。」
客2「そしたら、ほら、みかんの皮がね、、。」
ぺ「あ、わかりましたよ、干して陳皮を作るんですね。」
客3「陳皮?」
ぺ「はい、みかんの皮を干して作る陳皮です。」
客1「干してないわよ。」
ぺ「?」
マスター「ええ、ぺんたんさん、みかんの皮を使った薬膳茶なんですけど、今すぐ使いたい場合は、干さずに使っても良いんです。」
ぺ「そのまま?」
客4「そう、食べ終わったみかんの皮、そのままよ。」
マスター「陳皮より効能は落ちますが、手軽に使えますので、、。今日は、山楂子と合わせてみました。」
ぽん
ぺ「山楂子と、。」
マスター「山楂子には体を温めて、血流を良くする効能がありますからね、同じく体を温め気の巡りを良くするみかんの皮と合わせれば、気血がしっかり巡ってポカポカ暖まってきますよ。」
ぺ「そっか、、。」
マスター「もちろん陳皮で作れば尚良いですけどね。」
グツグツ
グツグツ
客3「ね、面白いでしょ。」
マスター「お待たせ致しました。気血の巡りを良くする『みかんの皮と山楂子の薬膳茶』です。」
さっ
客「わぁ、、みかんの香りが〜〜。」
マスター「どうぞお召し上がりください。」
客「頂きまーす。」
ふぅふぅ
ごく
客1「あ、みかん、。」
客2「ほんと、みかん、、。」
客3「すごい、みかんの味!」
客4「みかんの皮って、、こんなにみかんの味が、、びっくり。」
マスター「みかんの皮、、捨てては勿体無いでしょ⁈」
客たち「ほんとねー、こんなに美味しい薬膳茶になるなんて、。」
ぺ「山楂子の酸味も、うま~くみかんの酸味に溶け込んでる感じで、飲みやすいですね~。」
マスター「山楂子は、ぺんたんさんは薬膳料理で使われますよね?」
ぺ「はい、もちろん!山楂子酒や山楂子酢は常備してあります。山楂子はお肉の消化を良くするので、山楂子酒はお肉の下味や煮込みに入れて使ったり、山楂子酢はぽん酢にしてしゃぶしゃぶのタレやサラダのドレッシングに使ったりしてますよ。」
マスター「あると便利な山楂子酒&山楂子酢ですね。」
ぺ「はい、特にお肉料理が多い方、脂っこいものがお好きな方にオススメしてるんです。」
マスター「なるほど、それは良いですね。」
ぺ「ええ、でも山楂子の薬膳茶は初めてで、、これ、忘年会シーズンにも良い薬膳茶ですね、美味しいです。マスター、ありがとうございます。」
マスター「ハハ、確かに暴飲暴食の後にも良い薬膳茶ですね、みかんの皮の救済にもなりますし、。」ニコッ
ぺ「ほんと、、『陳皮を作るなんて面倒くさ~い』って言う方にはきっと喜ばれます、アハハ~」
【 みかんの皮と山楂子の薬膳茶】
《 立法: 理気活血 》
材料
- みかんの皮1個分(15g前後)
- 山楂子15g
- 水1ℓ
作り方
- 土鍋に分量の水と、綺麗に洗ったみかんの皮、山楂子を入れ20分ほどおく。
- 土鍋を火にかけ、沸騰したら弱火にして20分煎じる(蓋をする)。
- 火を止め、5分ほど蒸らして、器に注ぐ。
- 1日に何回かに分けて(温めて)飲む。
橘皮(きっぴ)陳皮、橘紅(きっこう) 理気類
[性味/帰経 ] 温、辛、苦/脾、肺
⑵燥湿化痰 胸苦しい、咳、多痰、喘息
山楂子(さんざし) 消食類
[性味/帰経 ] 温、酸/脾、胃、肝
[働き]⑴肉の食べ過ぎによる脹満、嘔吐、吐き気、下痢
⑵胸痛、生理痛、産後出血、腹痛
*薬膳素材辞典より
*山楂子はこちら
*『山楂子酢』の作り方はこちら
*山楂子を使った薬膳はこちら
*「ちょっと楽しい薬膳茶」はこちら
*「陳皮のつくり方」はこちら
*「薬膳酒ワークショップ」のお知らせ
開催日時; 12月8日(日)11:00~13:00
(申し込み締め切り:12月7日(土) 13:00)
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皆さまのお越しをお待ちしています(*^^*)