薬膳でセルフケア めざせ!仙人life

中医薬膳学に基づき、薬食同源、医食同源で仙人のような健康長寿を目指します。

にんにく・玉ねぎ・黒酢で、肩凝り改善のスープ

 

あなたの肩凝り、どこから?

      〜 気・血・水を考える 〜

 

 

ちくちく

  ちくちく

 

チクッ

ぺ「あ、イタッ、刺しちゃった、、もう、、。」

 

ヒュヒューン

 

仙「ぺんたんよ、何をしておるのじゃ?」

ぺ「仙人、、あずきピローを作ってるんですよ、。」

仙「あずきピロー⁈ 以前作ったじゃろ、もうダメになったのか?」

ぺ「いえいえ、あれはまだちゃんと使えてますよ、。これは新しく里に越してみえた方に、、と思って。」

仙「ほぉ、新しく里に越して来られた方がみえるのか、、嬉しい事じゃ。」

ぺ「はい、昨日、久しぶりに松江くんに会ったんです。そしたら、『里の新しい住人の方が酷い肩凝りで悩んでみえるから、何か良い薬膳はないですか?』って、、。」

仙「それはお気の毒じゃのう。」

 

ぺ「松江くんが言うには、その女性の方はまだこの里の生活に慣れず、もともと肩が凝りやすいようだったのですが、この里に越して来てそれが1段と酷くなってしまった、、という事らしいんです。」

仙「この里に越してきて酷くなった‼︎ むむ、、それは放っておけぬぞ。」

ぺ「はい、そうなんです!それでね、まず、これを作ってるんです。」

 

 

 

ぽん

 

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肩こり・腰痛・眼精疲労に良い「よもぎ入りあずきピロー」

 

 

 

仙「ふむ。」

ぺ「肩凝り、首凝り、腰痛、眼精疲労、、に良いあずきピロー。しかも、今回はバージョンアップして『乾燥よもぎ』を入れてみました。」

仙「艾葉(がいよう)か、、よもぎ蒸しの様な『あずきよもぎピロー』じゃな。」

ぺ「はい、ほのかによもぎの香りもして、、リラックス~~♪」

 

 

「あずきピローの作り方」はこちら

senninlife.hatenablog.com

 

 

「乾燥よもぎの作り方」はこちら

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

ぺ「まず、このよもぎ入りあずきピローで、肩の血流を良くして、、それから、、。」

仙「それから、どうする?」

ぺ「もちろん薬膳ですよ、血流を良くする薬膳。」

 

仙「血流を良くする薬膳、、そうじゃのう。それで、ぺんたんよ、その女性の肩凝りはどこから来たのじゃ?」

ぺ「え、どこから?  どこからって、、だから血流が悪くなって、、。」

仙「肩が凝ると言う事は、なにかの巡りが悪くなっておる、、と言う事じゃな。」

ぺ「あ、はい、、。」

 

仙「『不通則痛、通じざれば則ち痛む』つまり、通ずれば痛まず、痛みは通じなくなったところから起こる。」

ぺ「あ、ああ、そうです、、だから、血流が、、。」

仙「体の中を巡っているものは何じゃ?血だけか?」

ぺ「え、いえ、、巡っているのは『気』『血』『水』です。」

 

仙「そうじゃ、では、今回の肩凝り、最初の原因は何じゃ?」

ぺ「最初の原因?えーっと、もともと肩凝りのタイプだったんですが、、引越しをして、この里に馴染めず、、。」

仙「馴染めず、、。」

ぺ「あ、そうかっ!生活環境の変化でストレスが溜まって、、つまり『気』の巡りが悪くなった!」

仙「そうじゃ、そして『気』の巡りが悪くなれば、。」

ぺ「『気血同行』だから、血の巡りも悪くなる。」

 

仙「そいういう事じゃ。はじめに『気』の巡りが悪くなっておる場合、血流だけを良くする薬膳では物足らぬぞ。」

ぺ「はい、では『気』を巡らせて、『血』も巡らせる薬膳、、ですね。」

 

仙「そうじゃ。ウホホッ、実は今日は良いものを収穫してきたのじゃ。」

ぺ「良いもの?」

仙「これじゃ、採れたてのにんにく、玉ねぎ、そしてグリンピース、、。」

ぺ「わぁ、、仙人ありがとう!玉ねぎとグリンピースはどちらも『気』を巡らせる食薬、それに体を温め、血流を良くするにんにく、、バッチリな組み合わせです♪」

 

仙「よし、ではこれで、肩凝り改善のスープをつくるんじゃ。」

ぺ「わ、美味しそう~~。」

 

トントン

   トントン

 

タラタラ

  パパッ

 

仙「よいか、ぺんたん、オリーブオイルとニンニクを入れたら弱火でじっくりとよぉ〜く炒めるのじゃ。」

ぺ「はい。」

 

シャッシャッ

 

仙「そして玉ねぎをいれて、またまたじっくりと炒めるのじゃ。」

ぺ「はい、、。」

 

シャッ シャッ

    シャッシャッ

 

仙「えのきだけを入れて、さらにしっかりと炒めるのじゃ。」

ぺ「はい、、、。」

 

シャッ シャッ

   シャッ シャッ

     シャッ シャッ

 

仙「そこへ水とグリンピースを入れて、蓋をし、じっくり煮込む。」

 

コトコト

  コトコト

 

仙「パッと塩を振り、玉子を割る。」

ぺ「はい。」

 

パッ

 パカッ

 

仙「半熟に煮えたら、仕上げに黒酢じゃ。」

ぺ「はい!」

サーッ

 

仙「ローズマリーを散らして、、。」

 

パパッ

 

仙「完成、黒酢入り、にんにく玉ねぎスープ。」

 

 

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気・血のめぐりを良くして肩こりを改善する「黒酢入りにんにく玉ねぎスープ」

 

 

ぺ「うぅ、、美味しそう、、ローズマリーが香ってる~~。頂きまーーす!」

 

パク

  ズズッ

 

ぺ「激ウマ、、。」

仙「そうか、。」

 

ぺ「玉ねぎとえのきの出汁が効いてます、。」

仙「そうじゃろう。」

 

ぺ「ほのかな酸味とグリンピースの甘み、にんにくの風味と、玉子のトロトロ感が、、たまりません、。」

 

パク

  ズズッ

パクパク

  ズズズズッ





黒酢入りにんにく玉ねぎスープ

【 立法: 理気活血 】

材料(2人分)

にんにく2片、玉ねぎ1/4、えのきだけ1/2、グリンピース大さじ1、

玉子2個、

水400、

オリーブオイル、塩ひとつまみ、黒酢大さじ1、

ローズマリー少々

 

 

 

【 作り方 】

  1. にんにくは薄切り、玉ねぎは1㎝幅にスライス、えのきだけは石づきをとって3㎝の長さに切る。
  2. 鍋にオリーブオイルとにんにくを入れて弱火にかけ、じっくりとにんにくを炒める。
  3. 2に玉ねぎを入れとろみが出るまでじっくり炒め、えのき茸を入れてさらにしっかり炒める。
  4. 3に水とグリンピースを入れて強火にし、煮立ったら弱火にして10分ほど煮込む。
  5. 4に塩ひとつまみを入れ、玉子を割り入れる。
  6. 玉子が半熟に煮えたら、黒酢を回し入れて火を止める。
  7. 器に盛り、ローズマリーを散らす。

 

 

 

玉葱  理気

[性味/帰経 ]  温、辛、甘/脾、胃、肺、心

[働き]⑴健脾理気 食欲不振、下痢

⑵和胃消食 げっぷ、吐き気、胃もたれ

⑶発表通陽 発熱、悪寒

 

グリンピース 理気

[性味/帰経 ] 平、甘/ 脾、胃

[働き]⑴健脾益気、健胃利湿 食欲不振、嘔吐、下痢

    ⑵解毒利水 水虫、吹き出物、外傷腫毒

    ⑶生津通乳 産後乳汁不下

 

えのき茸椎茸)  補気

[性味/帰経 ] 平、甘/ 脾、胃

[働き]⑴補気益胃 脾胃気虚の食欲不振、胃痛、げっぷ、嘔吐

 

大蒜(ニンニク) 外用類・その他

[性味/帰経 ]  温、辛、甘/脾、胃、肺、大腸

[働き]⑴健胃止痢 食欲不振、消化不良、下痢

         ⑵殺虫 寄生虫、条虫、回虫

         ⑶辛温散寒  冬の風邪

         ⑷解毒消腫(外用)  瘡瘍腫毒の初期、皮膚炎

         ⑸排膿止痒(外用)  痒み、化膿症

*注意: 蜂蜜と一緒に用いない

 

酢  活血化瘀類(かっけつかおるい)

[性味/帰経 ]  温、酸、苦/肝、胃

[働き]⑴活血散瘀 瘀血性出血

         ⑵消食化積 食欲不振、消化不良

         ⑶解毒殺虫 食中毒、寄生虫

 

玉子   滋陰類

[性味/帰経 ] 平、甘/ 肺、心、脾、肝、腎

[働き]⑴滋陰潤燥 空咳、口渇

⑵清咽開音 目赤、声嗄れ、発声困難、のどの痛み

⑶養血安胎 不眠、多夢、めまい、精神不安、胎動不安

 

ローズマリー

記憶力、集中力、血流促進、抗酸化作用

 

 

「気の巡りを良くする食薬」はこちら

senninlife.hatenablog.com

 

 

「血の巡りを良くする食薬」はこちら

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

仙人問答

 

 

ぺ「あーーーっ、もうめちゃくちゃ美味しかった。」

仙「里の方に作って差し上げるのじゃぞ。」

ぺ「あ、はい、もちろん、。」

 

仙「ぺんたんよ、肩凝りには色々なタイプがある事が分かったかのう。」

ぺ「はい、えーっと、まず、気の巡りが悪くなり、それに伴って血の巡りも悪くなるタイプ。」

仙「中医学で言う『気滞血瘀(きたいけつお)』じゃな、。スマホやPCの使い過ぎで目が疲れてくると血流が悪くなり、肩が凝る、これも気滞血瘀じゃぞ。」

ぺ「血流が悪くなり、気も巡らなくなる、、。確か『『久視は血を損ない、肝・心に影響する』、でしたね。ハハ、、私も結構、眼精疲労が酷いから気をつけようっと、。」

仙「今日使った食薬の他に、玫瑰花や、菊花、陳皮、よもぎ、紅花、少量の酒などがオススメじゃ。」

ぺ「はい。」

 

 

 *「紅花酒と青梗菜のスープ」はこちら

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

 

仙「それから、他のタイプはどうじゃ、。」

ぺ「はい、水の巡りが悪く、痰湿がたまって肩が凝るタイプです。」

仙「そうじゃ、痰湿証。脂っこいものや甘いものの食べ過ぎ、酒を飲みすぎる、と言った人に多い証じゃな。汚い水分が溜まり、血液がドロドロになって血行不良となる。このタイプは湿気が多い時に肩が重くなったり、凝りが酷くなったりするんじゃ。」

ぺ「じゃあ、これからの梅雨時には要注意ですね。」

仙「ふむ、しかしこの場合は同じ肩凝りでも今日の薬膳では合わぬぞ。」

ぺ「あ、そうか、、。」

仙「痰湿タイプの人には、にんにくはあまりオススメせんからのう、、。はと麦やウドなどがオススメじゃ。山うど酒など、良いぞ。」

 

 

*「山うど酒」の作り方はこちら

senninlife.hatenablog.com

 

 

*「痰湿体質のお話」はこちら

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

ぺ「はい、今年もバッチリ山うど酒を仕込んだし、、これで、気・血・水の巡りを良くして、肩凝りを改善できますね。」

 

 

仙「ふむ、しかし、これらは全て慢性的な肩凝りの場合じゃ。」

ぺ「?」

 

仙「慢性的ではなく、急に肩が凝る場合もあるぞ。」

ぺ「えっ、急に⁈」

仙「そうじゃ、寒邪にや風邪に入り込まれ、冷えて血流が悪くなり肩凝りとなるのじゃ。」

ぺ「あ、そうか、、六淫邪気の寒邪、風邪、、つまり風寒証ですね。」

仙「その通り、風寒証、。風寒証には何が良いかのう?」

ぺ「解表類です。」

仙「葛根(かっこん、くずの事)、ネギ、生姜、などじゃな。」

ぺ「はい。」

 

 

*「生姜と黒糖のスープ」はこちら

senninlife.hatenablog.com

 

 

*「六淫邪気のお話」はこちら 

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

*「解表類の食薬」はこちら

senninlife.hatenablog.com

 

 

 

 

仙「中医学ではな、肩凝りにも色々な証があり、その証に合わせて立法を立て施膳を考える。」

ぺ「はい、同じ肩凝りでも『気滞血瘀証』だったり、『痰湿証』だったり、『風寒証』だったり、、。肩凝りには湿布薬、って訳にはいかないんですね。」

仙「そうじゃ、頭痛には頭痛薬、胃痛には胃腸薬と言う訳にはいかぬ中医学じゃ。」

ぺ「はい、目に見えている症状だけでなく、ちゃんと原因を探って、薬膳を作れるよう、更に精進致します‼︎」

 

 

 

フラフラくたくた補気ッチャえ! イライラうつうつ理気ッチャえ!