爽やかな秋晴れの日に
天気予報は雨、、
うーん残念、折角、決明子やローゼルを収穫して頂けるのに、、、と思っていたら、
当日は素敵な秋晴れ、
本日のゲスト、ルナル様はきっと晴れ女なのねーと思いながら、
待ち合わせの無人駅まで、歩いてお迎えに。
ぺんたんの家から徒歩7、8分のこの駅、
お天気が悪ければ車で行くんですけど、こんな良い天気じゃね。
電車が来るまでの数分、、乗客が降りて来る時のドキドキ、、
どの方がルナルさん?
にっこりと微笑んでルナルさんと初顔合わせ、。
家までの7、8分にもうお話が弾みます ♪
「どちらからお越しくださったのですか?」とか
「他の調べごとしてたんですけど、たまたまその方がTABICA のホストをして見えて、それでTABICA を知って、、」とか
おうちに着くまでに、もうすっかり打ち解けてしまいます。
そして、家に着くやいなや、
「あの、宜しければ、、今日はローゼルと決明子の収穫をして頂けるのですが、、」と聞いてみると
「はい、やります!」と気持ちよくお返事頂き、早速、プチ収穫のスタートです。
軍手をはめて、まずは茶色くなった決明子の種から収穫スタートです。
そしてローゼルのガクの収穫も、。
ローゼルは花が終わった後のぷっくり膨らんだガクを収穫するのですが、あまり早く収穫してしまうと中のタネが育たず、来年へと命を繋いで行けません。ですから花が終わってから1ヶ月後ぐらい、10月半ば過ぎに収穫するのがベストです。
なので、今日、全部収穫してしまう訳にはいきません。ローゼルティとプチローゼル酒用にいくつか収穫して頂きました。
決明子はお持ち帰り頂き、中のタネを2、3日天日干しして頂くようお願い致しました。
さて、収穫したローゼルを洗っておいて、、
いよいよティスティングのスタートです。
「何から始めましょうか?」とお聞きすると
「薬膳酒に興味を持ちました。何もわからないので初めから色々教えてください。」などとおっしゃって頂き、それではと
『気』『血』『陰』『陽』のお話を、、。
そしてお話を交えながら『なつめ酒』『枸杞酒』『黒豆酒』『玫瑰花酒』など、ティスティングをして頂いたのです、。
ルナルさんは1酒1酒、香り、味、と全てストレートで、とても丁寧にティスティングしてくださり、「好き」とか「嫌い」とか、「美味しい」とか「まずい」とかだけではなく、ひとつひとつの薬膳酒の個性を楽しんでくださり、とても素敵な時間が流れました。
「はと麦酒」と「陳皮はと麦酒」の飲み比べをして頂いた時は
「あ、みかん、、ほんと、みかんの味、、。おばあちゃんがみかんを作っていましてね、すっごく美味しかったんです。でもスーパーで買うと皮が洗ってあって、、美味しくないんですよ、。」と。
青シソ酒を飲んで頂いた時は「これ、すっごく良いですね、やっぱり日本人はシソですね〜〜。」と気に入って頂いたり。
私がティスティンググラスを20個用意しておいたので、「このグラスの数だけは飲みます。」と色々楽しんで頂きました。
そして最後の1酒、
「最後の1酒は薬膳酒らしいもの、、。」とリクエストを頂き、「五味子酒」「山ウド酒」「茯苓酒」など並べた中から選んで頂いたのは「酸棗仁酒」、先日ブログで薬膳茶としてご紹介したあの精神安定に良い酸棗仁で作った薬膳酒です、今まで、誰からもご指名のなかった酸棗仁酒、、きっと喜んでいるだろうと思います。
「なんだろう?なんて言ったら良いんだろう?」と酸棗仁酒の感想に悩んでみえました。
ほんのり甘くて優しい味で、ほわっと眠りを誘います、おやすみ前におススメの薬酒zzz
そして、収穫したローゼルでプチローゼル酒作りとローゼルティ作り
ガクの付け根を切って、そこに割り箸を入れて押し、ぽん!と中のタネを抜きます。これ、楽しいですよ♪
さてここからはレギュラーの薬膳酒作り、
私の中医学の話から「やはりベースとなる『気』を補う薬膳酒を、」という事でなつめ酒を作って頂く事になりました。少しだけ枸杞子も加えて陰も補う『なつめ枸杞酒』です。
薬膳酒作りを終えて、今日の薬膳茶は収穫して頂いたローゼルティと私が前もって収穫しておいたはぶ草のはぶ茶。
「和と洋と両方のお茶、、どちらも美味しいです。はぶ茶を飲んだら今まで頂いた薬膳酒のアルコール分がサーッと抜けた気がします。」
最後にお土産用のプチ薬膳酒、
「気血を補う薬膳酒を作ったので、では気の巡りを良くする薬膳酒を。」という事で金柑酒を選んで頂きました。
ルナルさんもお仕事がら色々な経験をされており、多方面から健康を考えたい、とおっしゃっていました。けれど先輩やら恩師の方から『東洋医学にだけは手を出すな、あれは深すぎる。』と言われた、、という事で(笑笑)
今回、ティスティングをして頂きながら、中医学のお話をさせて頂きながら、、ルナルさんが様々な経験や知識を持ってみえるにも関わらず、全てをニュートラルな状態で受け入れてくださった事に深く感動し、その姿勢を学ばせて頂いたぺんたんであります。
だから、このワークショップの記事を書きたくなりましたね。(もちろん、毎回、ゲストの方の承諾を得て、書かせて頂いてます。)
そして『手を出すな!』と言われた東洋医学、中医学、薬膳の世界にとっても興味を持っていただき、「薬膳酒、全部美味しかったです。考え方が変わりました。とっても楽しかったです、また来ます、色々教えてください。」と嬉しいお言葉も頂きました。
こうしてルナル様より開催リクエストを頂いた薬膳酒ワークショップ、9月29日(日)に大変楽しく終了致しました♡
あんまり楽しかったので、いつもなら最後に、作った薬膳酒を持って写真を撮らせて頂くのですが、それもすっかり忘れてしまいました。
なんと言っても、ルナルさんが体験中、一切スマホを手にする事がない、、という、本当に雑念のない方でしたので、。
プチ収穫体験付きで、プチローゼル酒と薬膳茶も2種類、という、おまけ付きのワークショップ、ルナルさんも「良いタイミングで来ましたね。」と喜んでくださりました。
春ウコン、秋ウコンの収穫は12月になってからでしょうか?
今度はもう少し収穫量も有ると思うので、プチじゃなくてしっかり漬けて頂けるのでは、と思っています。
参加したい!という方は是非、下記のTABICA のページからメッセージを送ってください。お待ちしております。