え、えっ、えーっ‼️10月
皆さま、こんにちは、ぺんたんです。
ピンポーン♪
玄関を開けたら、佐川急便のお姉さん
「荷物の配達に伺いました、サインお願いしま〜す。」
ささっと小さなタブレットにサインをすると
「荷物重たいので、お運びしますね。」と、お姉さん
「ありがとうございます。」
くるっと体の向きを変えて一歩踏み出したところで
お姉さん、、バタッと転び、、
え?と思って近づくと
荷物を持って倒れたまま、起き上がらない、、
そして、荷物の下から、、タラ〜〜っと血が・・・
「勝手に薬草園」 が、、
ぺんたんの住んでいる地区には、町民で行う除草作業や、ゴミ拾いなどの行事があります。
どうなんでしょう、こういうのは何処の地区でもあるんでしょうか?こういう田舎だけのものなんでしょうか?
でも、この除草作業、行政からの依頼で行われているものなので、除草作業を行う場所は町から指定されています。町内の何処でも良いから除草作業をするという訳ではないのです。指定されている場所は、メインの通りに沿ったところが主で、小さな脇道や側溝などは近所の住民が自主的に、、という事になっています。
ぺんたんが推進している『勝手に薬草園』の場所もその「自主的に」の場所で、貯水池の周りはthe草部族の聖地となっています。
貯水池は四方をネットフェンスで囲んであり、そこから1~3メートルぐらいのところにガードレールがあります。このネットフェンスとガードレールの間の空き地がthe 草部族の居住地です。貯水池を囲む4辺のうち、1辺は小山に直結しています。残りの3辺のうち、2辺はthe草部族の天下、そしてもう1辺の1部分をぺんたんが『勝手に薬草園』として使っている訳です。
さて、晴れた秋の日、町内の除草作業が行われました。
皆、指定された場所に赴き、池のあたりには誰もおりません、、。
ですが、そこに何者かが入り込んだようで、、
そして自主的に電動草刈りマシンで、、、、、
えーーーーーっ‼️
傷ましい数々の切り口、、
見渡せば、2辺のthe草部族旺盛なところは全く手付かずで切り捨てられる事もなく、この薬草園のはぶ草とエビスグサ、紫蘇だけが無残な姿となっています。the草部族の旺盛な所は蔓生の植物が地面にもはびこってとても草刈りマシンで刈れるような状態ではないので、丁度刈り易い、綺麗に並んだ、、、ガードレール近くに植えてあったはぶ草、エビスグサ、紫蘇が、、、ターゲットにされてしまったようです。
はぶ草の種はコツコツ収穫しておりましたが、、それでもまだ、たくさん花も咲いていたのに、、ほぼ全滅状態で生き残っているはぶ草はわずかです。エビスグサは全滅を免れ一部分が被害を受けました。紫蘇も同様です。
鋭利な電動の刃で切り捨てられてしまった薬草たち、、
夏の暑い盛り、毎日の水やりは結構な大仕事です。毎朝毎朝10mのホースリールを引っ張って、汗をかきかき一緒懸命育てたのに、、それが、、こんな、、
と、めちゃくちゃガッカリしている所へ、学区の役員さんが通りがかりました。
「なんて事、、。」と、直ぐに区長さんに連絡してくださり、区長さん、副区長さんが駆けつけてくださいました。
「どうしてこんな、、、見て分からんかなぁ、、。」と呆れ顔。
そうなんです、池の周りのこの1区画だけ綺麗に整地され、枇杷、ウコン、ローゼルなど、明らかに人の手が加えられている事が、、、
見て分からないようです、或いは見ていないのか、見えていないのか、、。
区の除草作業対象外のところで起きた事なので、区長さんとしてもなんとも言葉がありません、、それに切られてしまった薬草たちはもう元には戻らない、。
区長「あぁ、これは枇杷の木ですね、この切り取られたしまった植物は何なのですか?」
ぺ「はい、これははぶ草と言います。ハブに噛まれた時に葉っぱを揉んで擦り込むと良いという事で名付けられたらしいです。」
区長「そうですか、、ではマムシとかにも良いかもしれませんね、こっちのは?」
ぺ「これはエビスグサです。この種を決明子と言って、ちょうど今、収穫の時期なんです。はぶ草の種と同様に煎じて飲むと眼精疲労などに良いんですよ。」
区長「ほぉ、、ではこれらは皆、薬草、、なんですか?」
ぺ「はい、あ、私、薬膳師でして、、。」
副区長「あぁ、、それで、。」
区長「こっちのこの花は?」
ぺ「それはローゼルと言って食用ハイビスカスです。お肌や疲労回復に良いのですよ。」
区長「奥にあるのは、、。」
ぺ「あれはウコンです。」
区長「あぁそうか、ウコンか、。」
区長「これがはぶ草で、そっちのがエビスグサ、花はローゼル、、いやぁどれも初めて見ました。いや、実に良い勉強になりました。いや、面白い、、。」
と、大変、にこやかに帰って行かれました。
ん? あれ??
それから・・・
傷ましい事件の後も変わらず、毎日の水やり、、
数日後の朝、水やりをしている私の後ろにそーっと1台の車が近づいてきて止まります。窓を開けて中のおじさんがこちらを見ています。軽く会釈して「おはようございます。」と言ってまた水撒きを続けましたが、車は一向に発進しません。もう1度振り返ると、
「区長です。」と、、
アハっ、1度しかお会いしてないので、気がつかず、、
区長「誰がやったかわかったかね?」
ぺ「いえ、、。」
区長「あのね、、公園、、そこの公園、。」
ぺ「はぁ、。」
区長「公園にね以前花壇だったところがあるんだけど、老人クラブの人たちが花壇を作っていてね、でももう今は老人クラブは無くなってしまって、放置状態なんですよ。そこを使ってみてはどうかね?」
ぺ「え、公園の花壇のあとを、?」
区長「区の会議にかけて承認を得ておくから、、そうしなさい。ね、それが良い、ここでやるよりそっちのが良い!」
ぺ「あ、は、、はい、。」
こうして、区の承認を受け、町の承認も受け、『勝手に薬草園』は公園デビューする事になり、『公園で薬草園』という事になってしまいました。
え?良かったねって?おめでとうって?
いえいえ、そんなに簡単に喜ぶ訳には行きませんよ。
だって公園の花壇跡地はこれまたthe草部族の占領下にありますし、それに水やりの環境も整っていません。ぺんたんの家からは徒歩2、3分とはいえ、毎朝ここへ水をやりに行くとなるとそれなりに時間もかかります。今、家の隣にある『勝手に薬草園』でさえ、どんなにさっさと水やりをしても30分はかかります。ちょっと、「あ、この枝が、、」なんてごちゃごちゃいじっていたら直ぐに小1時間かかってしまいます。今でも出勤前にやるべきことが多すぎていっぱいいっぱい、、朝ごはんを食べ忘れる事もしばしば、、、それなのに、、出来るのかしら?と不安が募ります。
出来るだけ手のかからないものを中心に植えて、、ラベンダーやローズマリーを挿し木で増やそうかな、とか、区長さんは薬草たちをとても気に入って下さった様なので、春にははぶ草やエビスグサやローゼルも、。それで今のこの『勝手に薬草園』はどうするの?とか、問題山積です。
自然界便り
『勝手に薬草園』の枇杷の木にカマキリがとまっています。
スマホを向けると、カメラ目線・・・
カマキリよりもう少し視線を上に持っていくと
あ、、 産んだのね
庭では、今年もパッションフルーツの花が咲きました♡
編集後記
- 『勝手に薬草園』の悲劇
- 『佐川急便 流血事件』(20kgの車のバッテリーを抱えたまま転ぶ→指骨折・裂傷→救急車→パトカー)
- 『iPad ハマグリ化問題』
など、次から次へと事件が絶えなかった10月
ローゼルの葉を使った薬膳料理もアップしたかったのですが、バタバタの中に埋もれてしまい、アップ出来ずです(写真を撮ってる時間がなかった、、涙)
今月も訪れてくださった皆様、新しく読者になってくださった皆様、ステキなコメントやスター、ブクマをして下さった皆様、本当にありがとうございました。
TABICA から、
「ぺんたん様の体験が11月の特集体験に選出されました!」というメールが届きました。
え、それは何?と送って頂いたメールをクリックしてみると、
TABICA 11月の特集『呑み歩き・お酒特集』
呑み歩き⁇ (笑)
呑み歩きではありませんが、ティスティングして頂ける薬膳酒の種類は50種類以上揃えております♪
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