薬膳でセルフケア めざせ!仙人life

中医薬膳学に基づき、薬食同源、医食同源で仙人のような健康長寿を目指します。

月刊仙人life10月号 2020


 

 

 朝から晩まで 10月

 

 

 

皆さま、こんにちは、ぺんたんです。

 

仕事が終わって、外へ出たら

お隣の方が500mlのペットボトルを片手に

コンクリートの隙間から生えている雑草に水をかけていました

 

「育ってるなぁ、、って思いましてね。」

「優しい、、」

思わず微笑んでしまう

 

ぺんたんよ、あの雑草、抜いてはならぬ!

 

 

 

 

 

タネのお話

 

 

天の気と相談をしながら

毎日、ケツメイシや望江南子、ローゼルを収穫したり

干したり

夜になれば、その種を鞘から出して

翌朝また干して

 

そして又収穫し

干して

取り出して

 

延々とこれを繰り返した10月

まるで兼業農家の様に

夜遅くまで内職の様に

 

 

タネ・たね・種

 

薬膳の勉強を始めてから、いろんな種に出会ってきた。

もちろん、タネだけじゃなく、根っこや、皮も。

 

そんな中で一つ気がついた事、

タネの大きさによって呼び方が違う。

 

「子」(し)

「仁」(にん)

「核」(かく)

 

小さなタネは「子」

少し大きくなると「仁」

もっと大きくなると「核」

 

ふふ、面白いね、

 

 

 

【 薬膳のタネ・たね・種 】

 

《子》

 

決明子(ケツメイシ)   エビスグサ 平肝熄風類

望江南子(ぼうこうなんし)   はぶ草

蘇子(そし)  紫蘇  止咳平喘類

牛蒡子(ごぼうし)  ゴボウ 辛涼解表類

韮子(きゅうし)  ニラ  温裏類

白芥子(はくがいし)   芥子 化痰

莱菔子(らいふくし)   大根 化痰

南瓜子(なんかし)  かぼちゃ その他(駆虫薬)

榧子(ひし)   カヤ その他(駆虫薬)

 

 

 

《仁》

 

郁李仁(いくりにん)  ユスラ梅 潤下類

火麻仁(ひまにん) 大麻    潤下類

砂仁(しゃにん)  陽春砂    芳香化湿類

薏苡仁(よくいにん)  はと麦  利水滲湿類

甜杏仁(てんきょうにん)南杏(甘い) 止咳平喘類

杏仁(きょうにん)           北杏( 苦い)   止咳平喘類

 

 

 

《核》

 

桃核(とうかく)(又は桃仁)  桃  活血化瘀類

茘枝核(れいしかく)   ライチ 理気

 

 

 

 

分類はタネの分類です。

タネと実とでは分類が違う物もあるんですよ、つまり効能が変わってくる。 

例えば、紫蘇は辛温解表類だけれど、タネの蘇子は止咳平喘類

大根は消食類だけれど、莱菔子は化痰

桃は補気類だけれど、桃核(桃仁)は活血化瘀類

ライチは養血類だけれど、茘枝核は理気

 

 薬膳は分類がとっても大事!

まず、分類を覚えて理解しないと、薬膳料理への1歩は踏み出せません。

分類は「薬膳のタネ」のひとつ ダネ。

 

 

 

 

 

 

 

薬草園便り

 

 

 

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薬草園のホースリールの所にいるカタツムリ🐌

 

 

 

 

 

毎朝薬草園に行くと、水やり用のホースリールの近くにカタツムリさんがいます。

ホースリールにくっついてるカエルくんもいたのですが、写真を撮り損ねました。

 

タツムリさんは時々、ご機嫌にのんびりお散歩をしているので

脱兎のごとく駆け込んでくるぺんたんは、踏み潰してしまいそうで・・・

 

ぺんたんよ、そのカタツムリ、踏んではならぬ!

 

 

 

 

 

 

 

自然界便り

 

 

 

 

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空にそびえる菊芋の花

 

 

 

 

 

 

菊芋の花が満開です

 

あまりに背が高くて写真を撮るのが大変!

 

 

 

 

 

 

 

  編集後記

 

 

朝から晩まで、タネにふり回されたひと月

 

最近では「タネ」のない果物が市場を席巻し、すっかり高級品扱い

「種あり」と「種なし」では、お値段の差も激しく

「種なし品種」はいつも「種あり品種」を見下してる感さえある

 

こんな時代なのに

私は、ひたすらタネ・たね・種

 

 

 

今月もお越しくださった皆様、新しく読者になってくださった皆様、本当にありがとうございました。

種との毎日で、薬膳料理も記事もアップすることが出来ず、又、はてなブログの皆様のところへも伺えず、申し訳ない限りです。

 

 

 

一粒のタネは、未来につながっている

 

種を撒いても、芽が出るかどうかは分からなくて

芽が出ても、うまく育つかどうかの保証もなくて

なんとか育っても、花が咲くかどうかも怪しくて

花が咲いたからといって、実がつくとも限らないし

実が成っても、熟さず終わってしまうものもある

 

それでも 種を撒く

ワクワクするから

ドキドキするから

 

 

体の中にも

タネ撒きしましょ

 

あなたの撒いた種が

あなたの体を作ります

 

 

そして私と種との毎日は

11月になってもまだまだ終わらない

 

はぁ・・・

 

 

やむを得ぬ

これも私が撒いた種

 

 

 

 

 

たね (ずかん)

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  • 作者:近田 文弘
  • 発売日: 2014/07/09
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