蒸す・干す・保存
ヒューン
ヒュヒューン
仙「おぉ、これは、、」
エッサカ
ホッサカ
ズボッ
仙「採れた、ウホホッ」
ヒュヒューン
ぺ「仙人、おかえりなさい。」
仙「ぺんたんよ、今日はスペシャルな土産があるぞ。」
ぺ「スペシャルな土産⁈」
仙「これじゃ」
ぽん
![[f:id:hatenablog:20170217161727j:plain:title=:alt=]](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/senninlife/20220412/20220412101259.jpg)
ぺ「にんじん、、ちょっと太めですね、それに色も良くないし、妙に根っこが長い、」
仙「何を言うておる。これはニンジンはニンジンでもただのニンジンではない、朝鮮人参じゃ!」
ぺ「え⁈これ、、朝鮮人参‼︎」
仙「山で見つけて掘ってきたのじゃ。」
ぺ「凄い、さすが仙人。」
仙「蒸して干しておくのじゃ。中薬として保存するぞ。」
ぺ「あ、はい。」
仙「そうじゃ、ついでにウドも蒸して干しておこう。ウドも朝鮮人参も同じウコギ科の植物じゃ。」
仙「どちらも洗って薄切りじゃ。皮をむいてはならぬぞ。」
ぺ「はい、土をしっかり落として薄切りですね。」
シャッシャッ
シャッシャッ
トントン
トントントン
仙「あとは蒸し器で蒸す。」
ぺ「はい、」
仙「人参は5分ほど、ウドは3分ほどで良いぞ。」
シュッシュッ
シュッシュッ
![[f:id:hatenablog:20170217161727j:plain:title=:alt=]](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/senninlife/20220412/20220412101256.jpg)
![[f:id:hatenablog:20170217161727j:plain:title=:alt=]](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/senninlife/20220412/20220412101302.jpg)
仙「ようし、蒸し上がったら、ざるに並べて天日干しじゃ。」
ぺ「はい」
サッサッサ
サッサッサ
![[f:id:hatenablog:20170217161727j:plain:title=:alt=]](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/senninlife/20220412/20220412101306.jpg)
ぺ「仙人、、乾いてきましたが、、やはりいつもの様にこんなに小さく少しになってしまいました、、人参もウドも2本ずつ干したのに、」
ぽん
![[f:id:hatenablog:20170217161727j:plain:title=:alt=]](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/senninlife/20220414/20220414105051.jpg)
仙「よしよし、小さくなってもパワーはアップ!こうして保存しておけば、いつでも取り出して使えるぞ。」
ぺ「はい、、」
ぺ「仙人、人参は薬酒にするのが1番いいのでしょうか、、」
仙「そうじゃのう、薬膳鍋にするも良し、煎じて漢方薬として飲むも良しじゃが、朝鮮人参のような高価な中薬はやはり『薬酒』にするのがお得かも知れんのう。」
ぺ「なるほど、貴重な中薬のエキスをしっかりと抽出し、長く楽しむ、と言うわけですね。」
仙「その通り。高価な中薬ほど薬酒にする事が多いのじゃ。」
朝鮮人参・独活の保存
作り方
- 洗って薄切りにする。
- 蒸し器に水を入れて火にかけ、沸騰したら材料を入れて5分ほど蒸す(独活は3分ほど)。
- 完全に乾燥するまで、数日間天日干しにする。
- 密閉容器に入れて保存する。
使い方
- 薬湯として煎じて飲む。(煎じる前に30分ほど水に浸けておき、30分以上煎じる)
- 酒に漬けて薬酒にする。(下記の『山うど酒』は生うどで作られているので、干したうどの場合は半量以下で良い。)
- その他、人参は薬膳鍋等に、ウドは味噌玉や汁物に。
*『人参酒』
*『山うど酒』
人参(吉林人参、朝鮮人参、遼東人参、遼人参、高麗人参、オタネニンジン) 補気類
[性味/帰経 ] 微温、甘、微苦/肺、 脾
[働き]⑴補気固脱 気虚欲脱の大汗、動悸、めまい、大量出血、嘔吐、下痢
⑵補脾益肺 脾肺気虚の疲れ、自汗、喘息、食欲低下、むくみ
⑶生津止渇 津液不足の口渇、喉の乾燥
⑷安神益智 心神不安、不眠、多夢、心悸、健忘
独活(うど) 祛風湿類(きょふうしつるい)
[性味/帰経 ] 微温、辛、苦/ 肝、腎、膀胱
[働き]⑴祛風除湿止痛 頭の重い痛み、四肢の冷え、むくみ、しびれ
⑵補益肝腎・強筋健骨 腰・足の重い痛み
*薬膳素材辞典より
仙人問答
ぺ「ところで仙人、人参はいろいろ呼び方もあるようですが、、」
仙「そうじゃのう、加工の仕方によって生薬名が変わったりするのじゃ。」
ぺ「へぇ、、」
仙「ふむ、では人参の生薬名を書いておくとしよう」
- 「生晒参(せいさいじん)」:直接日光に晒し干したもの
- 「紅参」:蒸してから干したもの
- 「白参・白糖参」:氷砂糖汁に漬けた後干したもの
- 「参鬚(さんしゅ)」:鬚根や加工の過程で出るクズ品
- 「白参」:日本では周皮を去った生晒参
ぺ「アハハ、赤色が濃い人参が紅参で、白っぽいのが白参かと思ったら全然違う!」
仙「ひっかかってはならぬ、ウハハハ〜」
ぺ「はい、では今回私達が作ったのは『紅参』ですね。」
仙「そうじゃ、生晒参・紅参は効能が大変良い、効き目抜群じゃぞ、ウホホッ」
ぺ「よっしゃ!」
仙「白参は効能がそれよりやや劣り、参鬚は更に劣る」
ぺ「効能まで違ってくるんだ、、」
仙「ふむ、ではこの紅参を使って薬膳を作るとするかな」
ぺ「はい!もちろん❗️」