下腹部の冷え、生理痛に!
ガサガサ
ズズズッ
ドサドサっ
ぺ「ふぅぅぅーー」
ヒューン
パッ
仙「ぺんたんよ、今日は草取りか、、」
ぺ「仙人、、そろそろ薬草園の季節ですからね、雑草を抜いて、ローゼルの苗を植える場所を作らないと、、」
仙「ふむ、よし、ではわしが大事な中薬だけ先に収穫しておこう」
ごそっ
ごそっ
ごそっ
バサバサっ
ぺ「わ、、さすが仙人、お見事!」
仙「ウホホッ、よもぎが大量じゃ、洗って干しておこう、これで薬酒を作るのじゃ」
ぺ「はい!」
ぺ「仙人、よもぎが良い感じに乾いてきましたよ」
ぺ「おぉ!ドライとフレッシュのブレンド薬酒」
仙「そこにリカーを注ぎ、、」
ぺ「はい、冷え・生理痛に良い『艾葉酒』です!」
ぽん
艾葉酒
《 立法: 温経止痛 》
材料
作り方
- ヨモギを洗って葉を数日間陰干し、艾葉を作る(根はお風呂に入れて使う)。
- 艾葉が完成したらフレッシュよもぎを摘んで洗い、水気をしっかり切る。
- 艾葉(乾燥ヨモギ)とフレッシュよもぎを熱湯消毒した瓶に入れ、リカーを注ぐ。
- 冷暗所で2ヶ月〜3ヶ月おく。
- 1日、1回20〜30mlを2〜3回服用。(お湯で割って飲む、お好みで蜂蜜を加える)
- 艾葉のみ、またはフレッシュヨモギのみで作っても良い。(ドライはフレッシュの倍量、フレッシュはドライの半量で計算)
艾葉(がいよう) 散寒薬
キク科ヨモギの若い全草または葉
[性味/帰経 ] 温、辛、苦/肝、脾、腎
[働き]⑴散寒除湿・止痛
下焦虚寒による下腹部の冷え痛み・月経不順・月経痛・不妊に、香附子・当帰・呉茱萸・肉桂などと用いる
*方剤例: 艾附暖宮丸
⑵温経止血
虚寒による不性器出血・月経過多・切迫流産の性器出血に、阿膠・当帰・川芎・白芍などと用いる
*方剤例: 芎帰膠艾湯
血熱妄行による吐血・鼻出血・下血などに、側柏葉・生地黄・荷葉などと用いる
*方剤例: 四生丸
⑶その他
除湿止痒の効能、湿疹や皮膚掻痒に、白鮮皮・地膚子などと配合した煎液で洗浄する
ヨモギの葉裏にある絨毛は灸の材料であり、穴位に焼灸すると気血を温通し経絡を透達する
*艾葉(乾燥よもぎ)
*よもぎを使った薬膳はこちら
*よもぎ入り小豆ピロー
*足腰の痛み・冷え・肩こりに良い「山うど酒」
仙人問答
ぺ「仙人、、艾葉酒、よもぎの良い香がする薬酒、、楽しみです」
仙「ヨモギはこれからが収穫に良い時期じゃ、新芽は柔らかくて料理に良いが、薬酒にする時は少し成長した葉っぱの方が良いからのう。」
ぺ「はい、5月半ば〜6月末ぐらいですね。」
仙「ふむ、ヨモギは中薬名を艾葉と言い、体の下半身に効くのじゃ。」
ぺ「下腹部の冷えや生理痛に良いんですよね」
仙「肝・脾・腎、この3つの陰経に入って気血・経脈を温め、冷えや湿を取り除き、冷えからくる痛みも止めてくれるぞ」
ぺ「それで、生理痛にも良いのですね」
仙「足腰にも良い」
ぺ「ははっ」
仙「炒炭して使えば『止血』の効能が働き、月経過多や鼻血にも良いのじゃ。」
ぺ「メリットいっぱいのヨモギ、、」
仙「シミやクマにも良いぞ。」
ぺ「え!それは結構ポイント高いですーーッ」
仙「婦人科の要薬とも言われておる『艾葉』じゃ」
ぺ「うわーッ!ますます出来上がりが楽しみ〜〜♪」
ぽん
ぽん
ぽん
ぺ「え?仙人、、こんなに沢山艾葉酒を漬け込んで、、どうするんですか?」
仙「母の日のプレゼント用じゃ、仙人社に置いておけば飛ぶ様に売れるぞ、ウハハハハーーッ」
ヒューン