センチメンタル10月
皆さま、こんにちは、ぺんたんです。
電車を降りて仕事場への道を歩く
ひたすら歩く
残り1/3ほどになったところ
大通りの街路樹は全てイチョウの木
どこまでも続くイチョウの木
この季節には歩道にたくさんの銀杏の実が
落ちて
潰れて
臭かったりもするけれど
葉っぱが黄色く色づく前の
秋の匂い
でも
あれ?
今日はイチョウの木に何かくくりつけてある
この木も
次の木も
又その隣りの木にも
柿
緊急事態宣言も解除になり
久しぶりのドライブは富有柿が有名な岐阜県へ。
昨年作った「柿酢」「柿黒酢」がなかなか良かったので、今年はもう少したくさん仕込みたいと思い、出かけたわけです。
庭に柿の木がある方はきっと大量に収穫できて、柿酢作りにはもってこいなんでしょうけれど、残念ながら、我が家の庭には柿の木はありません。
今から植えても「桃栗三年柿八年」ですから、岐阜県まで走った方が早い(笑)
「柿酢」は、昨年写真を撮るのが面倒でブログにアップ出来なかったので、今年こそ!と思いながらも、いざとなるとマメに写真を撮るのは手間な事です。
今年もブログにアップするのはサボっちゃおうかな〜なんて思っていたら、このはずくさん(id:mkonohazuku)から柿酢作りでid コールを頂き、あ、やっぱりこれはサボれないな、と。
持つべきものは、良い刺激をくれるブロ友ですね、このはずくさん、ありがとうございます♪
*このはずくさんの「柿酢」、新製品しゅわとろ柿も載ってますよ♡
柿酢は出来上がってからアップしたのでは、読んでくださった皆様が今年作るのに間に合わないかと思い、カビの心配がなくなったところで記事に致しました。
順次追記していきたいと思っています。
さて、そんな柿酢を作るため、岐阜県、道の駅「富有柿の里、いとぬき」に行って参りました。
この道の駅はホント柿しかありません。
でも富有柿はたっぷり、ご家庭用から御贈答品まで、私はもちろんお買い得品の富有柿を購入。
ここ以外でも、「道の駅本巣」にも柿はたっぷり、いえ、道の駅じゃなくても、道路沿いは柿屋さんだらけで、どこでも買う事が出来ます。
適当に入った柿屋さんで「新品種の『太秋』という柿が人気なんですよ。この柿は青いうちから食べられる柿で、シャキッと梨のような歯応えです。」と教えて頂いたので、買って食べてみましたが、確かにシャキッとしてて瑞々しくて美味しかったです。
ぷぅ〜んと漂う酸の匂いを嗅ぎながら
ぐるぐると柿酢をかき混ぜる
とろとろになっていく柿たちを眺めながら
ひと舐め、ふた舐め
西洋わさびの葉
我が家の庭&『勝手に薬草園』も収穫の季節です。
庭で育てている「西洋わさび」が今年は元気で、葉っぱがわさわさと育っています。
例年、葉っぱは虫にやられてしまっていたのですが、今年は夏の雨やら何やらで虫が少なく、被害を逃れました。
この葉っぱ、刻んで食べてもあんまり辛くありません。
で、スムージーにしてみたら、
ヒッヒッ火ーーーーーッ‼️
辛くて飲めませン!
やっぱりわさびって擦り下ろすと辛さを発揮するんですね。
それならばと、今度は葉っぱを陰干し。
カラカラに乾いたところで、バイタミックスで粉々に粉砕してみました。
思ったほどの辛さはなく、品の良いほのかな辛みです。
- 唐辛子
- 黒ゴマ
- 白ゴマ
- 松の実
- 陳皮
- 海苔
- 西洋わさびの葉
全部バイタミックスに入れて
ウィーン
ウィーン
薬膳七味の完成です♡
『勝手に薬草園』では、今年も3種類のローゼルがスクスク育ちました♪
毎年恒例の
そして
- ローゼルシロップ
このローゼルシロップはブログではご紹介してなかったのですが、
瓶いっぱいにローゼルを詰め込んで、蜂蜜を注ぐだけ。
酵素たっぷりのローゼルがプクプクと発酵し、美味しいシロップが出来上がります。
ローゼルたっぷり
蜂蜜たっぷり
酵素たっぷり
とても贅沢な1品です。
あ、そうそう
わさびの葉のスムージーは激辛ですが
オススメです。
*柿酢・柿黒酢・柿酒
*薬膳七味の作り方
*陳皮の作り方
*ローゼルいろいろ
自然界便り
月桃の花が咲いたあと
実が付きました
でも、全然気がついてなかった私
アコさんの花いけを見て
え?月桃の実って⁈
慌てて庭を確かめたら
出来てました(^◇^;)
まだ青いけれど
だんだん赤くなるのかなぁ・・・
アコさん(id:akokura)、ありがとうございました&記事お借りしましたm(._.)m
*アコさんの情熱的な『月桃の赤い実の花いけ』
薬草園便り
今年、たくさん花が咲いた山茱萸
実もついたのですが
その後虫か病気にやられたらしく
葉っぱも元気がありません
赤く色んだ実は
ほんの僅か
・・・
*山茱萸のお話はこちら
編集後記
いつも
何も考えずイチョウの木の下を歩いていた
でも
電線地中化工事に伴い
イチョウの木は全て撤去されてしまう
あるのが当たり前だと思っていたものが
消えていく
ずいぶんと物悲しい
秋
ですね
今月もお越しいただきありがとうございました♪
〜 〜 * 〜 〜 * 〜 〜
高校時代、私は落語大好き少女だった
愛読書は「古典落語全集」で
友人と二人、落語の高座に何度も足を運んだ(渋い高校生σ(^_^;)
部活は落研ではなかったけれど
ひとり 古典落語の習得に励んだ(笑)
柳家小三治師匠
一番一番一番好きな噺家さんだった
〜 * 〜 * 〜
この町に住み始めた頃
電車を降りて美術館に向かう姿
美術館から電車の駅に向かう姿
「先生、こんにちは!」と声をかけると
いつも明るく「こんにちは」と挨拶してくださった
名古屋の能楽堂が完成した折
舞台背景を任された杉本画伯
能楽堂の定番「老松」ではなく
「若松」を描いた事で物議を醸した
杉本健吉画伯が亡くなられてもう17年
杉本美術館も今日で閉館になる
最後にもう一度訪れた美術館
たくさんの作品と共に
画伯のこんな言葉が心に残った
「常識から幻想は生まれ難し」
・ ・ ・
寂しさに 蓋はしない
柿酢のように
毎日 かき混ぜて 熟成させる
ツンツンと鼻をつく匂いも
いつか
優しい 味わいになる