薬膳でセルフケア めざせ!仙人life

中医薬膳学に基づき、薬食同源、医食同源で仙人のような健康長寿を目指します。

月刊仙人life 7月号 2023

 

 

おじさんが逝く7

 

 

皆様こんにちは、ぺんたんです

 

 

1年半ほど前

おじさんの彼女から

「身元引き受け人を交替して欲しい」というお手紙を頂いた

「私ももう歳ですし、自分が先に逝ってしまうかもしれません」

 

おじさんが親族に「妻です!結婚しました!」とその彼女を紹介していたのはもう10年以上も前のこと

でも

入籍はしていない

施設の身元引き受け人の欄には「知人」として彼女の名前が書かれている

 

彼女の年齢を考慮して

 仕方なく

  仕方なくっ

   仕方な〜〜っく

身元引き受け人を受け継ぎ

 

その任務がやっと

終わろうとしている

 

 

 

 

 

時は金なり⁈

 

 

引き受けるに当たって、1番悩んだことは

なんと言っても「距離」

おじさんと私は全く別の市町村に住んでいて

私の家から車で、有料道路と高速道路を走りついで、最短でも1時間以上かかる

ラッシュ時の渋滞にハマったら1時間半以上〜

つまり、行って帰ってくるだけで2時間半〜3時間

 

そこからおじさんを病院へ連れて行く場合は更に片道30秒30分

仕事の休みを取るしかない

病院が更に最悪なのは、担当ドクターは同じ曜日にしか来ないので

私はいつも同じ曜日に休みを取らなければならない事になる

 

彼女から「定期的に病院に行く事になっていて予約がしてあります」と言われていたので

朝イチで出かけ、病院へ行き、採血し、1時間以上待ち、その後の3分診療!

更に調剤薬局で待たされて・・・

あまりに時間の無駄なので1回行って以降、病院にはお断りをさせて頂いた

 

銀行にも行った

「わからない事は何でも聞いてくださいね」とおじさんの彼女が言い

「おじさんが弱ってきたら、預金をおろしておいてくださいよ」とも仰るので

カードの暗証番号を聞き、練習がてら幾らかのお金を引き出してみる事にした

 

ピポパポ

4桁のコードを入力

 

ビーーーッ!

 

えっ?エラー?

 

もう一度入力

 

ビーーーッ‼︎

 

ヤバい、一旦ここでやめて

家に帰って彼女に暗証番号を確認する

「あってますよ、その番号です」と仰るので

再びチャレンジ

 

ビーーーッ

 

はぁァ

 

結局エラーでカードはロックがかかり

ヨタヨタのおじさんを連れて汗だくで銀行に行くハメになる

また1日がかり

 

おじさんは脳出血を起こして以来、言葉は殆ど話せなくなり

お金やら暗証番号やらはすっかりわからなくなっている

おじさんの腰に手を回して抱え込み

一歩一歩

どうにかこうにか銀行のソファーに辿り着く

 

調べてもらったらカードも通帳も磁気が破損していて

その上通帳の住所が正しく記入されておらず

作り直し、再発行となった

 

今はタブレットで物事が進むので

おじさんを座らせた待ち合いのソファーと銀行のカウンターを

私はタブレットを持ってひたすら往復した

筆圧が弱くなっているけれど

この時はまだなんとか自分の名前が書けた

読める字ではないけどね〜

 

「私は1度もカードを使ったことなくてー」と

「暗証番号ってATMでも変更できますよ〜」と

後日、彼女は呑気に仰った

 

 

マイナンバーカードの更新にも行った

「保険証との紐付け〜」などとニュースで言い出したので

期限切れになって面倒なことになっては困ると思い

代理人申請の方法を電話で尋ねた

 

この頃にはおじさんは介護認定4になっており

連れて行くことはすでに不可能な状態になっていた

 

「更新のお知らせ」という封書に書かれていた問い合わせの番号にかけたら

なんだかわからないけれど

ものすごーーーーくのんびりしたお姉さんが電話対応してくれて

根掘りぃ〜〜

葉掘りぃ〜〜〜

1時間近くも話した挙句

「後日またお電話させていただきます」といって電話を切った

 

数日後、別の方から電話が入り

代理人申請に必要な持ち物を教えてくださった

「更新の申請はネットで予約できますから」と教えて頂いたけれど

おじさんの市区町村に連絡をしたら

「あ、それは間違えてますね、予約はできません、お越し頂き番号札を取ってお待ちください。1時間ぐらいはかかると思います」

また、往復の2時間半+区役所、、

 

と、それよりもこのマイナンバーカードの暗証番号は?

今度は彼女は

「おじさんが元気な時に勝手に作ったものなので、私、知りませ〜ん」と

ふぅ

再びおじさんの施設へ行き

部屋のタンスを探しまくり、、

あった!

 

一体

何度往復したことだろう

もちろん、これ以外にも

施設から電話があれば出向かなければならない

心優しいぺんたんとしては

干し柿やらプリンやらイチゴやらを携えて

 

 

どれだけ費やしたんだろう

私の時間

 

お金は借りたら返せるけれど

時間って返せないんだよね

・・・

 

 

 

 

以外なストレス

 

 

施設への往復ももちろんストレスだったけれど

予想外にストレスだったのは

施設からの電話と郵便物

 

身元引き受け人になってしまった私のところへ

何かある度に施設から電話が入る

おじさんの容態だったり

さまざまな書類の手続きだったり

承諾がいる事の説明だったり

 

仕事中にかかってくると

一瞬ためらうのだけれど

もし、緊急だったらと思い

出るしかない

話の内容が思いがけず長かったりすると

心の中で「3倍速でしゃべって〜」と叫びながら

仕事相手にゴメン!と目配せを送る

 

こういった施設の方々は必ず電話で連絡を取る

これはバッちゃんやジッちゃんの時でよくわかっている

いちいちメールなんかしていたら

とんでもなく時間がかかるから電話は至極当然の事だ

でも、、

ツライ・・・

 

 

そしてもうひとつは郵便物

おじさん宛の郵便物が全て私のところへ転送されてくるようになった

 

  • 施設からのお知らせ&請求書&領収書
  • 施設で診てもらっている内科からの請求書&領収書
  • 同じく施設内での歯科からの請求書&領収書
  • 薬局からの請求書&領収書
  • マッサージ院からの請求書&領収書

 

完全なる医療のサブスクだ

 

そしてこれ以外にも

税金やら保険やら年金やら

etc...

 

仕事で疲れて帰ってきて

郵便受けを開けると

こう言った郵便物がドバドバっと出てくるのだ

もはや我が家宛の郵便物より多い

中には代筆でサインして返送しなければならないものもある

 

正直

げんなり・・・

する

 

 

 

 

 

シングル軍団

 

 

おじさんは私が高知を旅行している間に亡くなった

昨年の11月に看取り状態だったおじさんはその後回復し

この6月に再び看取り状態となっていた

 

旅行に行く前

施設には「私が留守の間は直接彼女に連絡してください」と頼んでおいたし

彼女にも伝えておいた

おじさんは献体に登録してあったので

もしもの場合でも荼毘に伏す必要はない

「死亡届の提出をお願いします、後の事は帰ってから対応しますので」と彼女に伝えた

 

旅行から帰った翌日から直ぐにも対応に追われた

役所へ返納するものやらなんやらを施設に行って探し

役所内をあちこちまわり

問い合わせが必要なものは電話し

また施設に出かけ

 

仕事の合間をぬっておじさんの後始末をしているのか

おじさんの後始末の間に仕事をしているのか

 

猛暑の中 駆けずり回り

流石の私も疲れ果て

おじさんの部屋のハウスダストにもやられて

鼻水と咳が止まらなくなった

 

「珍しいですね、ぺんたんさんが体調不良なんて、、どうしたんですか?」というので

こうこうこう言う訳でひとり者のおじさんの後始末をしている事を話した

「え!おじさんなんて、、、ほぼ関係ない人じゃないですか、なんでぺんたんさんが、、」

「えーやだ〜、そんなの絶対嫌!」

 

話を聞いている人たちをよくよく見てみると

30代、40代、50代

私の周りにはシングルさんがいっぱい!

 

30代の彼女は

「ちょっと待ってよ、、私の親戚のおじさんおばさんは、、大丈夫!子供もいるし絶対私のところに回ってくる事はない!」と

 

40代、50代は

「えーー、私もそうなるかも、、姪っ子を可愛がっておかないと、、」

「どうしよう、うちは私も姉も独身だし、、誰が私の面倒見るの〜⁈」

 

皆様、人ごとじゃない事に気がつかれたようで・・・

 

 

 

 

 

戦力外からの〜

 

 

おじさんの部屋の撤収は業者に頼む事に決めていたが

個人情報に繋がるものだけはこちらで処分せねば、と

紙類をあれこれ探し出し持ち帰った

 

家に帰って見直してみると

エンディングノート」やら「もしもノート」など

何冊かの終活ノートが見つかった

どれも家族の欄には

「妻」として彼女の名前が書かれている

 

ページをめくると

緊急連絡先の欄があって

そこには姪や甥の名前が書かれていた

 

緊急連絡先

1位、これはもちろん妻である彼女の名前

2位以下は順番に姪、甥の名前

私の名前は?と探してみると

1番下に書かれていて順位もついていない

ドベ(最下位)どころか

戦力外通告だ!

 

ところが

この順位がその後何度も書き換えられている

不動の2位であるはずの姪が

さんざんおじさんにお世話になっていた姪が

おじさん側の提示した条件『金銭管理や身の回りの雑用+没後の後始末』に激怒し

交渉は決裂!姿を消したのだ

3位以下も当然これに続き

残ったのは私ひとり

 

結果

最終ページでは私の名前が2位に急浮上している

 

そして

おじさんのエンディングノートでは2位で終わっている私だけれど

身元引受人が彼女から私にバトンタッチされた時

私は

遂に!

緊急連絡先の1位指名を勝ち取ってしまったのだ!!

 

 

 

 

 

自然界便り

 

 

 

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キッチンにカエル

 

ある日の朝
キッチンの鍋の蓋にカエル君

 

ぴょん

 

飛んで

ラックの片隅へ

まるで置物のよう

 

 

 

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ゴーヤのネットでひと涼み


♪〜〜

もしも ちょうちょ およいでいたら

みんな びっくり バタフライ〜〜 ♪

なみから なみへ

およげやおよげ

ちょうちょ ちょうちょ バタフライ〜♪

 

 

ちょうちょも泳ぎたくなる暑さです

(ちょうちょのメロディで歌ってください〜♪)

 

 

 

 

 

薬草園便り

 

 

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イチジク 初なり♪

 

2019年2月に植えたいちじく

なんと!

実が!

1個!

 

 

 

 

編集後記

 

 

私がずーっとずーっと前からめちゃくちゃ楽しみにしていた高知旅行の最中に死ぬなんて

おじさん、あんまりじゃない!

こんなに迷惑かけておいてまだ足りないの!

と腹が立ったけれど

 

ふと思った

 

私が1位指名になった事をおじさんは気づいていて

彼女が1位指名に復帰する日を待ち望んでいたんだ

戦力外からの成り上がり者が1位になるなど あってはならない事

だから

私の旅行中を狙って

彼女に真っ先に連絡が行く日を狙って

逝ったんだと思う

彼女さえ来てくれれば

おじさんはそれで幸せだったに違いない

 

 

7月

中医学も薬草園も何もかも全て放ったらかし

 

高知で買ってきた日本酒もジンも焼酎も

全て未開封のまま

 

写真を見返す余裕もなく

もう高知旅行の記憶が・・・

 

 

長々と書いてしまったけれど

この1年半に決着をつけたくてね

『入籍していない妻』という無責任な存在

『血縁』というだけで押し付けられた責任

 

 

「御遺骨は1年か2年後にお返し出来ると思いますので」と

献体提供先の大学病院からお礼の電話を頂いた

 

1年後か2年後

この遺骨を永代供養がお願いしてあるお寺に納めたら

私のミッションは全て完了する

 

兎にも角にも

私は任務を全うしたのだ

 

でも 

もう

懲り懲り

 

 

お付き合いくださった皆様

本当にありがとうございました!

 

 

 

*猛暑を乗り切る薬膳あれこれ!

 

イカココナッツ

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夏の食薬

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夏カゼの薬膳茶

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ゴーヤのスムージー

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ゴーヤ酒

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