薬膳でセルフケア めざせ!仙人life

中医薬膳学に基づき、薬食同源、医食同源で仙人のような健康長寿を目指します。

月刊仙人life 10月号 2019


 

 

 

  え、えっ、えーっ‼️10月

 

 

皆さま、こんにちは、ぺんたんです。

 

ピンポーン♪

玄関を開けたら、佐川急便のお姉さん

「荷物の配達に伺いました、サインお願いしま〜す。」

ささっと小さなタブレットにサインをすると

「荷物重たいので、お運びしますね。」と、お姉さん

「ありがとうございます。」

くるっと体の向きを変えて一歩踏み出したところで

お姉さん、、バタッと転び、、

え?と思って近づくと

荷物を持って倒れたまま、起き上がらない、、

そして、荷物の下から、、タラ〜〜っと血が・・・

 

 

 

 

 

 

 

「勝手に薬草園」 が、、

 

 

ぺんたんの住んでいる地区には、町民で行う除草作業や、ゴミ拾いなどの行事があります。

どうなんでしょう、こういうのは何処の地区でもあるんでしょうか?こういう田舎だけのものなんでしょうか?

でも、この除草作業、行政からの依頼で行われているものなので、除草作業を行う場所は町から指定されています。町内の何処でも良いから除草作業をするという訳ではないのです。指定されている場所は、メインの通りに沿ったところが主で、小さな脇道や側溝などは近所の住民が自主的に、、という事になっています。

ぺんたんが推進している『勝手に薬草園』の場所もその「自主的に」の場所で、貯水池の周りはthe草部族の聖地となっています。

貯水池は四方をネットフェンスで囲んであり、そこから1~3メートルぐらいのところにガードレールがあります。このネットフェンスとガードレールの間の空き地がthe 草部族の居住地です。貯水池を囲む4辺のうち、1辺は小山に直結しています。残りの3辺のうち、2辺はthe草部族の天下、そしてもう1辺の1部分をぺんたんが『勝手に薬草園』として使っている訳です。

 

さて、晴れた秋の日、町内の除草作業が行われました。

皆、指定された場所に赴き、池のあたりには誰もおりません、、。

ですが、そこに何者かが入り込んだようで、、

そして自主的に電動草刈りマシンで、、、、、

 

 

 

えーーーーーっ‼️

 

 

 

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切られたはぶ草

 

 

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切り捨てられた はぶ草



 



 

傷ましい数々の切り口、、

見渡せば、2辺のthe草部族旺盛なところは全く手付かずで切り捨てられる事もなく、この薬草園のはぶ草とエビスグサ、紫蘇だけが無残な姿となっています。the草部族の旺盛な所は蔓生の植物が地面にもはびこってとても草刈りマシンで刈れるような状態ではないので、丁度刈り易い、綺麗に並んだ、、、ガードレール近くに植えてあったはぶ草、エビスグサ、紫蘇が、、、ターゲットにされてしまったようです。

その奥に植えてあったローゼルエゴマは難を逃れました。

はぶ草の種はコツコツ収穫しておりましたが、、それでもまだ、たくさん花も咲いていたのに、、ほぼ全滅状態で生き残っているはぶ草はわずかです。エビスグサは全滅を免れ一部分が被害を受けました。紫蘇も同様です。

鋭利な電動の刃で切り捨てられてしまった薬草たち、、

 

夏の暑い盛り、毎日の水やりは結構な大仕事です。毎朝毎朝10mのホースリールを引っ張って、汗をかきかき一緒懸命育てたのに、、それが、、こんな、、

と、めちゃくちゃガッカリしている所へ、学区の役員さんが通りがかりました。

「なんて事、、。」と、直ぐに区長さんに連絡してくださり、区長さん、副区長さんが駆けつけてくださいました。

「どうしてこんな、、、見て分からんかなぁ、、。」と呆れ顔。

そうなんです、池の周りのこの1区画だけ綺麗に整地され、枇杷、ウコン、ローゼルなど、明らかに人の手が加えられている事が、、、

見て分からないようです、或いは見ていないのか、見えていないのか、、。

 

区の除草作業対象外のところで起きた事なので、区長さんとしてもなんとも言葉がありません、、それに切られてしまった薬草たちはもう元には戻らない、。

 

 

 

区長「あぁ、これは枇杷の木ですね、この切り取られたしまった植物は何なのですか?」

ぺ「はい、これははぶ草と言います。ハブに噛まれた時に葉っぱを揉んで擦り込むと良いという事で名付けられたらしいです。」

区長「そうですか、、ではマムシとかにも良いかもしれませんね、こっちのは?」

ぺ「これはエビスグサです。この種を決明子と言って、ちょうど今、収穫の時期なんです。はぶ草の種と同様に煎じて飲むと眼精疲労などに良いんですよ。」

区長「ほぉ、、ではこれらは皆、薬草、、なんですか?」

ぺ「はい、あ、私、薬膳師でして、、。」

副区長「あぁ、、それで、。」

区長「こっちのこの花は?」

ぺ「それはローゼルと言って食用ハイビスカスです。お肌や疲労回復に良いのですよ。」

区長「奥にあるのは、、。」

ぺ「あれはウコンです。」

区長「あぁそうか、ウコンか、。」

 

区長「これがはぶ草で、そっちのがエビスグサ、花はローゼル、、いやぁどれも初めて見ました。いや、実に良い勉強になりました。いや、面白い、、。」

と、大変、にこやかに帰って行かれました。

 

ん? あれ??

 

 

 

 

それから・・・

 

 

傷ましい事件の後も変わらず、毎日の水やり、、

数日後の朝、水やりをしている私の後ろにそーっと1台の車が近づいてきて止まります。窓を開けて中のおじさんがこちらを見ています。軽く会釈して「おはようございます。」と言ってまた水撒きを続けましたが、車は一向に発進しません。もう1度振り返ると、

「区長です。」と、、

アハっ、1度しかお会いしてないので、気がつかず、、

 

区長「誰がやったかわかったかね?」

ぺ「いえ、、。」

区長「あのね、、公園、、そこの公園、。」

ぺ「はぁ、。」

区長「公園にね以前花壇だったところがあるんだけど、老人クラブの人たちが花壇を作っていてね、でももう今は老人クラブは無くなってしまって、放置状態なんですよ。そこを使ってみてはどうかね?」

ぺ「え、公園の花壇のあとを、?」

区長「区の会議にかけて承認を得ておくから、、そうしなさい。ね、それが良い、ここでやるよりそっちのが良い!」

ぺ「あ、は、、はい、。」

 

 

 

こうして、区の承認を受け、町の承認も受け、『勝手に薬草園』は公園デビューする事になり、『公園で薬草園』という事になってしまいました。

 

え?良かったねって?おめでとうって?

いえいえ、そんなに簡単に喜ぶ訳には行きませんよ。

だって公園の花壇跡地はこれまたthe草部族の占領下にありますし、それに水やりの環境も整っていません。ぺんたんの家からは徒歩2、3分とはいえ、毎朝ここへ水をやりに行くとなるとそれなりに時間もかかります。今、家の隣にある『勝手に薬草園』でさえ、どんなにさっさと水やりをしても30分はかかります。ちょっと、「あ、この枝が、、」なんてごちゃごちゃいじっていたら直ぐに小1時間かかってしまいます。今でも出勤前にやるべきことが多すぎていっぱいいっぱい、、朝ごはんを食べ忘れる事もしばしば、、、それなのに、、出来るのかしら?と不安が募ります。

出来るだけ手のかからないものを中心に植えて、、ラベンダーやローズマリーを挿し木で増やそうかな、とか、区長さんは薬草たちをとても気に入って下さった様なので、春にははぶ草やエビスグサやローゼルも、。それで今のこの『勝手に薬草園』はどうするの?とか、問題山積です。

 

 

 

 

 

自然界便り 

 

 

 

『勝手に薬草園』の枇杷の木にカマキリがとまっています。

スマホを向けると、カメラ目線・・・

 

 

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枇杷の木のカマキリ

 

 

 

カマキリよりもう少し視線を上に持っていくと

あ、、 産んだのね 

 

 

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カマキリの卵



 

 

 

庭では、今年もパッションフルーツの花が咲きました♡

 

 

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パッションフルーツの花

 

 

 

 

 

 

  編集後記

 

 

  • 『勝手に薬草園』の悲劇
  • 『佐川急便 流血事件』(20kgの車のバッテリーを抱えたまま転ぶ→指骨折・裂傷→救急車→パトカー)
  • iPad ハマグリ化問題』

など、次から次へと事件が絶えなかった10月

ローゼルの葉を使った薬膳料理もアップしたかったのですが、バタバタの中に埋もれてしまい、アップ出来ずです(写真を撮ってる時間がなかった、、涙)

 

今月も訪れてくださった皆様、新しく読者になってくださった皆様、ステキなコメントやスター、ブクマをして下さった皆様、本当にありがとうございました。

 

 

 

  TABICA から、

「ぺんたん様の体験が11月の特集体験に選出されました!」というメールが届きました。

え、それは何?と送って頂いたメールをクリックしてみると、

 

TABICA 11月の特集『呑み歩き・お酒特集』

 

呑み歩き⁇   (笑)

 

呑み歩きではありませんが、ティスティングして頂ける薬膳酒の種類は50種類以上揃えております♪

薬膳酒ワークショップに興味を持っていただけた方は、是非!下記のページよりお申し込みください↓

開催リクエスト、お待ちしています(*^^*)

tabica.jp

 

 

 

*呑み歩きのページはこちら

tabica.jp

 

 

 

 

 

 

 

秋だから、肺を潤す「木ノ実プリン」

 

 

コンビニでは買えない、薬膳プリン登場❗️

 

 

ヒュー

   ヒュー

 

ザザッ

    ザザッ

 

 

ひょこっ

  キョロキョロ

 

道子「まぁ、仙人様、お久しぶりです。」

仙「道子さん、お元気そうじゃ、、。」

道子「はい、、仙人様も、。」

仙「お忙しいかの?」

道子「えぇ、仙人様、とても良いところに来てくださいました、嬉しいです。」にっこり

仙「ウホホッ、、良いところに?なにかな、なにかな、、?」

道子「はい、実はお店に出す秋のスィーツを考案中で、、。」

仙「秋のスィーツ、、それは楽しみじゃ。秋は収穫の季節じゃからのう。」

 

道子「隣町にたくさんコンビニが出来て、そこでは秋のスィーツが満載なんだそうですよ。里の皆さんもコンビニまで出かける方も多く、このところすっかりお客さんが減ってしまって、、。」

仙「コンビニ、スィーツ、、なるほどのう。」

道子「うちのような小さな里のパン屋では、、とてもコンビニにはかなわなくて、、。」

仙「いやいや道子さん、案ずるな、わしがついておるぞ。」

道子「はい、仙人様、だから今日来てくださって本当にありがたくて、。」

 

仙「ふむ、ところで道子さん、コンビニのスィーツには、どんなものがあるのかのう?」

 

道子「えぇ、例えば、セブンイレブンの『黒猫ティラミス』、ローソンストア100の『チーズスフレケーキ』、ミニストップの『ミニパフェあずきミルク』、ファミリーマートの『クリームほおばる安納芋のプリン』、デイリーヤマザキの『もちもちとしたパンプキンマフィン』、、。」

 

仙「そ、、そんなにあるのか、、ウホッ、確かにどれも美味そうじゃ、。」

道子「はい、もう次から次へと新作のスィーツが、、。」

仙「ふうむ、、。」

 

 

道子「仙人様、私、美味しくて、秋らしくて、里の皆さんの健康に良いスィーツ、、作りたいんです。」

仙「さすが道子さんじゃ。よし、では、これを使うとしよう。」

 

 

ぽろぽろ

  ぽろぽろ

     ぽろろんろん

 

道子「まぁ、、こんなにたくさん、、。」

仙「収穫したての秋の木ノ実じゃ。」

 

道子「落花生に、、クルミに、、銀杏も、。」

仙「秋は肺メタルの季節、木ノ実はその肺を潤し、腸を潤す。」

 

道子「わぁ、、仙人様、、なんだか私、ワクワクしてきましたわ、これでどんなスィーツを?」

 

仙「プリンじゃよ、道子さん、。滋陰作用のある卵と牛乳、そして潤い効果を更に高める蜂蜜を使ってな。」

道子「プリン、、木ノ実を使った薬膳プリン、、ステキ♡」

 

仙「よし、では早速、作るとしよう!」

道子「はい!」

 

 

 

パチっ

  パチパチっ

 

仙「銀杏を軽く割って、レンジでチン!じゃ。」

道子「はい。」

 

シャッシャッ

   シャッシャッ

 

仙「クルミと落花生は乾煎りじゃ。」

道子「はい、香ばしくなりますね。」

 

 

ドボドボ

   ドボドボ

 

仙「これらの材料を全てミキサーに入れて、。」

道子「スイッチオン!」

 

ウィーン

   ウィウィウィーン

 

道子「仙人様、出来ましたよ、裏ごししますか?」

仙「なんの、なんの、、そのままで良いぞ、。器に入れて弱火で蒸せば完成じゃ。」

 

ホワ

   ホワホワ

 

 

道子「仙人様、蒸しあがりましたわ。」

 

仙「よし、では冷まして、ぽん、と取り出して、、仕上げに忘れちゃならない、とっておきのびわシロップじゃ。」

道子「まぁ、、びわシロップ、。」

 

ぽん

 

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咳に良いびわシロップ

 

 

 

仙「これをかければ、潤い倍増、肺メタル大いに喜び、咳も吹っ飛ぶ、、魔法のシロップじゃ。」

道子「ステキ♡」

 

仙「洒落た大人味に仕上げたければ、これにびわ種酒をかけるのじゃ。こちらも咳止め効果バツグン!」

道子「オプションでびわ種酒を、、これもステキなアイデア!」

 

仙「ほい、コンビニでは買えない薬膳スィーツ『木ノ実プリン』の完成じゃ。」

 

ぽん

  ぽん

 

 

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肺・腸を潤す「木ノ実プリン」

 

 

 

道子「これが、新製品の木ノ実プリン、、。ううっ、、感激です。」

 

仙「どれ、味見じゃ、道子さん、、。」

道子「はい、。」

 

そっ

  パク

 

道子「まぁ、、仙人様、、ムースのようで、、木ノ実の甘みが、、美味しいです、。」

仙「そうじゃ、余分な甘味は何も入っておらぬ、これぞ薬膳!」

 

道子「はい、それに優しい甘さのびわシロップが絡んで、、。」

 

仙「ちょちょいと、びわ種酒をな、、。」

 

ちょい

 

道子「あらほんと、ぐっと大人の味になります、、びわ種酒は香りも良くて、秋の夜長を楽しめそう、。」

 

仙「肺と腸を潤し、咳に良い秋の新作スィーツ、気に入って頂けたかな?」

道子「はい、とっても。」

 

仙「ただし、道子さん、小さなお子たちには銀杏はちと強いのでな、お子たち用には銀杏抜きじゃぞ。」

道子「はい、仙人様。お子様用、一般用、そして大人向けにはびわ種酒のオプションも、、早速、取り掛かります。」

 

仙「よし、ではわしは、あちこち飛び回って、宣伝チラシを撒いてくるとしよう。」

 

ヒューン

 

 

 

〜 秋の新作、薬膳スィーツ 〜

   『木ノ実プリン』(仙人監修)

 

香ばしい木ノ実たっぷりのムースのようなプリン ♪

とろ〜り、1年以上熟成させたびわシロップもかかって

あなたの肺を潤します ♡

さらに・・・

   秋の夜長を楽しみたいあなたには

                  びわ種酒のオプション付き☆

 

 お求めは、山のふもとの

            『 パン屋  山の道 』

 

 

 

 

【 木ノ実プリン 】

《 立法: 潤肺通腸 》

 

材料( 2人分 )

  • 銀杏6個
  • クルミ(無塩)20g
  • 落花生(無塩)20g
  • 卵1個
  • 牛乳150cc
  • びわシロップ少々(無ければ蜂蜜)   

 

 

作り方

  1. 銀杏は割り目を入れ、紙袋に入れて500Wで40秒、レンジにかける。
  2. クルミと落花生は乾煎りし、細かく砕く。(生落花生の場合は茹でる)
  3. 飾り用の銀杏、クルミ、落花生を取り置き、蜂蜜以外の材料を全てミキサーに入れてかける。
  4. 器に注いで、蒸し器で12、3分弱火で蒸す。
  5. 蒸しあがったら冷まし、皿に盛り、木ノ実を飾り、びわシロップをかける。お好みでびわ酒、びわ種酒もどうぞ。

 

 

 

 

 

びわシロップ・びわ酒・びわ種酒の作り方はこちら

www.senninlife.com

 

 

 

 

銀杏  止咳平喘類(しがいへいぜんるい)

[性味/帰経 ] 平、甘、苦、渋(小毒)/肺、腎

[働き]⑴斂肺定喘 咳、喘息、痰多

         ⑵収渋止滞 帯下、小便白濁、遺精、頻尿、尿失禁

 

胡桃肉(ことうにく、くるみ)  助陽類

[性味/帰経 ]  温、甘/肝、腎、肺、大腸

[働き]⑴補腎助陽 腎虚の腰痛、四肢無力、むくみ、冷え

         ⑵斂肺定喘 肺腎不足の吸気性呼吸困難、慢性咳、喘息

         ⑶潤腸通便 老人、虚弱者、病後の腸燥便秘

 

落花生  養血類

[性味/帰経 ]  平(微温)、甘/肺、脾、胃、肝

[働き]⑴補血止血 貧血、めまい、心悸、不眠、皮下出血、鼻血、不正出血、喀血

    ⑵補脾潤肺・和胃醒脾 咳、食欲不振、便秘

 

玉子   滋陰類

[性味/帰経 ] 平、甘/ 肺、心、脾、肝、腎

[働き]⑴滋陰潤燥 空咳、口渇

         ⑵清咽開音 目赤、声嗄れ、発声困難、のどの痛み

         ⑶養血安胎 不眠、多夢、めまい、精神不安、胎動不安

 

牛乳  滋陰類

[性味/帰経 ]  平、甘、/心、肺、胃

[働き]⑴生津潤膚  口渇、消渇、盗汗、痒み、皮膚乾燥、便秘

    ⑵補肺益胃  虚弱、疲れ、微熱

  

蜂蜜  補気

[性味/帰経 ] 平、甘/ 脾、肺、大腸

[働き]⑴補中緩急 脾胃虚弱の疲労、食少、胃痛、腹痛

    ⑵潤肺止咳 肺気虚の咳、空咳、息切れ、皮膚の乾燥

    ⑶潤腸通便 虚弱者、腸燥便秘

         ⑷解毒      トリカブトの中毒

 

枇杷  止咳平喘類

[性味/帰経 ] 涼、甘、酸/脾、肺、肝

[働き]⑴潤肺止咳 肺燥の咳、肺熱の咳、喀血、吐血、血便

    ⑵生津止渇 口渇

    ⑶下気止嘔 胃気上逆の嘔吐やしゃっくり、げっぷ、胃熱嘔吐

    ⑷平肝清熱 小児発熱驚風

 

 

*薬膳素材辞より

 

        

 

 

 

2019 F1 日本グランプリ

 

今年も鈴鹿サーキット

 

 

 

10月11日(金)〜13日(日)、鈴鹿サーキットにてF1日本グランプリが開催されました。

私、ぺんたんは今年も鈴鹿へ、、。

 

11日はフリー走行でしたが、台風前で曇り空、それでも、一粒の雨に打たれることもなく、、サーキットは例年よりも多くの人で溢れていました。

 

A 席(1コーナー)より撮った全景写真。

 

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鈴鹿サーキット全景

 

 

 

そしてこの席から、望遠を使って右手のVIP席、左手のHONDA応援席を撮影。

 

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  V 席



 

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HONDA応援席 C席

 

 

HONDA応援席には、レッドブルトロロッソチームの4選手のバルーンが飾ってあります。

2015年にF1に復帰したHONDAは、3年間マクラーレンホンダとして参戦したものの、結果が残せず、マクラーレンとの契約を切られました。

昨年、レッドブルのセカンドチームであるトロロッソと契約してトロロッソホンダへ、そして今年は更にレッドブルとの契約も果たし、レッドブルホンダへ。4台のF1マシンがHONDAのエンジンで走ります。

そのせいか、今年はレッドブルチームのウエアを着たファンが多くて多くて、、通常ならフェラーリファンがダントツなんですが、今年はレッドブルのウエアとオレンジ色のフェルスタッペンウエアを着た人たちがいっぱいです。

 

フェルスタッペンの応援ライオン君もいます。

 

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フェルスタッペンの応援ライオン君

 

 

 

さて、いよいよフリー走行のスタート。

フリー走行の日は自分のチケットの席ではなく、VIP席以外はどこでも🆗なので、この日はA席の上の方へ、。

 

ふふふ、iPhone11pro  に買い替えたお陰で、今年はマシンの写真もバッチリ撮れましたので、1台ずつ丁寧に記録しておきたいと思います。

 

チームは全部で10チーム、1チームにつき2人のドライバーが参戦します。

同じチームの車でも、よく見ると、マシンのてっぺんのところが黒い車と黄色い車がある事が分かると思います。

黒い方がそのチームのファーストドライバー、

黄色い方はセカンドドライバーです。

 

 

 

メルセデスAMGペトロナスモータースポーツ

 

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メルセデスチーム ルイス・ハミルトン

 

 

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メルセデスチーム バルテリ・ボッタス

 

 

 


*スクーデリア・フェラーリ

 

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フェラーリチーム セバスチャン・ベッテル



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フェラーリチーム シャルル・ルクレール

 

 

 

 

アストンマーティンレッドブル・レーシング

 

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レッドブルチーム アレクサンダー・アルボン

 

 

 

 

レッドブル・トロロッソ・ホンダ

 

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レッドブルトロロッソチーム ダニール・クビアト

 

 

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レッドブルトロロッソチーム ピエール・ガスリー



 

 

マクラーレンF1チーム

 

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マクラーレンチーム カルロス・サインツJr.



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マクラーレンチーム ランド・ノリス

 

 

 

 

ルノーF1チーム

 

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ルノーチーム ニコ・ヒュルケンベルグ



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ルノーチーム ダニエル・リカルド

 

 

 

 

*ハースF1チーム

 

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ハースチーム ロマン・グロージャン


 

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ハースチーム ケビン・マグヌッセン

 



 

アルファロメオ・レーシング

 

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アルファロメオチーム キミ・ライコネン

 

 

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アルファロメオチーム アントニオ・ジョヴィナッツィ



 

 

*ロキット・ウィリアムズ・レーシング

 

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ウィリアムズチーム ロバート・クビサ



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ウィリアムズチーム ジョージ・ラッセル

 

 




*スポーツペサ・レーシング・ポイントF1チーム

 

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スポーツペサ・レーシングチーム セルジオ・ペレス



 

 

20台全部撮ったつもりでしたが、レッドブルマックス・フェルスタッペンと、レーシングのランス・ストロールが撮れてませんでした、残念!

 

 

でも、今までだとこんな感じ↓にしか撮れなかったので、あまり撮る気にもなれませんでしたが、今年は撮りがいがありました。嬉しい♡

 

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望遠なしで撮った写真

 

 

 

写真もたくさん撮れて大満足の11日(金)、

フリー走行を終えた時点で、12日の予選は台風の為中止と決定致しました。

本来なら12日(土)予選、13日(日)決勝なのですが、

13日(日)の午前に予選、午後に決勝というスケジュールに変更です。

 

12日が中止になった分、お気に入りチームのグッズを買っておこうと、グッズ売り場は凄い人でした。

特に、アルファロメオチームのグッズ売り場、。キミ・ライコネンが今年からアルファロメオチームに移ったので、その新しいグッズを買い求める人でいっぱい、、ライコネンファン、ホントに多いです。

 

 

 

さて、ぺんたんは、12日の台風に備えて、12日の3食分+13日朝食分までしっかりと買い出しして、宿へ向かいました。停電に備えて、ロールパンとか常温でokなものを中心にね。

12日は1日中、宿で待機、スマホの緊急速報が何度もピコピコ鳴って、警戒レベル3、、その上近くの川の水位が上がってるから避難所か建物の2階以上に避難せよと警戒レベル4のピコピコ、。

知らない土地で避難準備とか、警戒レベル4とか言われると、不安ですね。

でも、停電もせず、近くの川の氾濫もなく、大事に至らず過ごす事が出来ました、ホッ。

 

 

 

 

そしていよいよ、13日予選、決勝!

台風一過の晴天です。

 

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決勝の日


 

 

 

この日は自分のチケットの席、C席です。

去年まではアウトレットでB席のチケットを購入していたのですが、今年、アウトレットのお値段が高騰致しまして、やむなくC席を、、買ったら、、なんとそこはHONDA応援席でした、、

私、フェラーリのウエアとキャップなんですけど、、(^_^;)

 

あ、後ろの席のおじさんが「来る時にコンビニ寄って弁当買おうと思ったら、台風のせいで弁当なんもなかったわ。」と、ブツブツ、、言ってます。

 

そして強風の中、予選のスタートです。

普段なら予選と決勝は別の日ですので、予選で少々アクシデントが起こっても翌日までにマシンのメンテナンスを行えば良いのですが、今回はそうはいきません。

強風に煽られ、思うようにいかないドライバーもいましたよ。

 

予選結果、ラップタイム

1位セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、ポールポジション獲得です!

2位、シャルル・ルクレール(フェラーリ)

3位、バルテリ・ボッタス(メルセデス)

4位、ルイス・ハミルトン(メルセデス)

そして、なんと驚くべき事に、

5位、6位はレッドブルのフェルスタッペンとアルボンが同タイム‼️

 

アルボン選手は今年レッドブルチームに昇格したばかりのタイ人ドライバー、タイ人としては史上2人目のF1ドライバーなんだそうですよ。そのアルボンが自分と同タイムとはフェルスタッペンの心中も穏やかではないでしょう。

 

と、ワクワク予選を楽しんで、決勝へ向けて腹ごしらえです。

やっぱ、1日で予選と決勝というのは慌ただしいですね、予選の余韻に浸る間も無く、、ってカンジです。

 

決勝前はいつも、選手を乗せたクラシックカーのパレードがあったり、鈴鹿サーキットで挙式したカップルのウエディングパレードがあったりと盛りだくさんなので、あまりウロウロする時間はなく、お席でランチとなります。レース前はお手洗いも激混みになるので、こちらもお早めに、、です。ただ、F1の良いところは男性客が圧倒的に多いので、長蛇の列ができるのは男性のお手洗い、女性のお手洗いはさほど並ばなくても良いんですよ(^_−)−☆

 

 

決勝前のイベントで、今年はHONDAのジェット機が登場致しました。HONDAはジェット機まで作っちゃったんですね、スゴイ!

 

 

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HONDA ジェット



 

 

そして、ついに、日本グランプリ決勝スタートです‼️

 

 

 


2019 F1日本グランプリ 決勝スタート C席より

 

 



53周のレース、

1コーナーを回って私の前に現れたのは、あれ〜〜ベッテルでもルクレールでもなく、なんとボッタス。
この後、ボッタスは順調な走りでトップを独走、

ルクレール接触したフェルスタッペンは早々にリタイア、HONDAファンはがっかりですね。

 

 

レースの終盤でペレスがクラッシュ、

そんなひどいクラッシュではなかったので本人に怪我はなく、マシンはこんな風に運ばれていきました。

 

 

 

 

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クラッシュして運ばれるペレスのマシン



 

最後まで2位を争ったベッテルとハミルトンでしたが、ハミルトンは最後までベッテルを抜く事が出来ず、

 

決勝結果

優勝、バルテリ・ボッタス(メルセデス)

2位、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)

3位、ルイス・ハミルトン(メルセデス)

となりました。

そして

4位、アレクサンダー・アルボン(レッドブル)

アルボン、頑張りました!

 

1位、3位をメルセデスがとった事により、この日本グランプリメルセデスチームの今年度の優勝が確定しました。

個人の総合優勝はまだ決まりませんでしたが、ポイントはハミルトンがダントツなので、数レース後には決まる事でしょう。

 

 

 

 

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決勝 結果



 

こうして今年もF1日本グランプリを楽しんで来ました。

 

 

最後にオマケの写真を1枚

 

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こんな車も





 

 

 

 

秋のカゼに良い薬膳ジュース

 

桑・梨・百合根

 

 

トコトコ

  タッタ タッタ

 

トコトコトコトコ

   タッタ タッタ

 

そよそよ

  そよそよ

 

 

ぺ「犬よ、風が気持ちの良い季節になったわねー、」

ワン

 

 

 

ぎぃ〜 

 

ぺ「マスター、こんにちは。」

マスター「いらっしゃいませ、ぺんたんさん。」

 

ガヤガヤ

   ざわざわ

 

ぺ「今日は混んでますね。」

マスター「はい、天気が良いので、皆さんお散歩がてら来てくださって、。」

 

トントン

   トントン

 

ぐつぐつ

   ぐつぐつ

 

 

客1「あら、ぺんたんちゃん、お久しぶり。」

ぺ「あ、はい、こんにちは。」

 

コホッ

  コホン コホン

 

ぺ「カゼですか?」

客1「うん、ちょっとね、ほら急に空気が乾燥してきたでしょ、それで、。」

ぺ「秋は、六淫邪気の燥邪がやってきますからね、。」

客2「私もよ、なんか口や鼻が乾燥してる感じ、喉もちょっと痛いし、。」

ぺ「えーっと、では燥邪対策で、。」

 

マスター「はい、ただ今、秋のカゼに良い薬膳ジュース、お作りしてますよ。」

ぺ「わ、マスター、さすが、。」

 

ウィーン

   ウィン ウィン

        ウィーン ウィーン

 

 

マスター「お待たせ致しました。秋のカゼに良い 『桑梨百合ジュース 』です、どうぞ。」

 

ポン

 

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肺を潤し熱をとる「桑梨百合ジュース」

 

 

 

客1「あら、美味しそう、。」

客2「ほんと、喉の渇きを潤してくれそう。いただきます。」

ぺ「私も、、」

 

ごく

  ゴクッ 

  

ゴクン

   ゴクン

 

客1「マスター、これ、面白い味ですね。」

客2「お茶の味がしっかりするわ、。」

ぺ「マスター、これって、、何が入ってるんですか?」

 

マスター「はい、桑の葉を煎じた薬湯に、百合根と梨、蜂蜜を入れてジュースにしてあるのです。今日は生の百合根が手に入りましたからね、。」

客2「桑の葉を煎じて、、百合根も、へぇ、、じゃあこのお茶の味は、桑の葉茶の味なんですね。」

マスター「はい、。」

客1「甘みは百合根と梨と蜂蜜、、。百合根や梨の味、あんまりわからないけど、とろっとして美味しいわ。」

ぺ「梨の味も百合根の味もうま〜く桑の葉茶に混ざってる感じです、、美味しい。」

 

マスター「カゼに良い解表類、秋分の日も過ぎたので、そろそろ生姜やネギなど『辛温解表類』の出番なんですが、日中は気温が高いですからね、『辛涼』の桑の葉を使ってみました。」

 

客1「咳にも効きそう、喉の熱にも良い感じね。」

客2「潤う感じが良いわ〜。」

マスター「はい、カゼの初期の熱を取り、肺を潤して、喉の渇きや痛み、咳、口鼻の乾燥に良いですから、、どうぞゆっくりお召し上がりください。」

 

客1・2「ありがとう、、。」

 

ぺ「桑の葉で熱を取り、梨と百合根と蜂蜜で肺を潤す、、。そっか、マスター、梨と百合根は『相須』の関係でしたね。」

マスター「はい、ぺんたんさん、一緒に使えば肺を潤す効果がググッとアップです。」

ぺ「うふっ、、乾燥する秋のカゼにバッチリ!」

 

ゴックン

 

 

 

 

 【 桑梨百合ジュース 】

 

《 立法: 清熱滋陰潤肺 》

 

材料

  • 桑の葉 10g
  • 水 500cc
  • 梨 1/2個
  • 百合根 1/2個
  • 蜂蜜 少々

 

   

作り方

  1. 土鍋に分量の水と桑の葉を入れ、沸騰させ、弱火で15分煎じる。
  2. 火を止め5分ほど蒸らし、濾して冷ましておく。
  3. 百合根は洗って1枚ずつはがし、耐熱容器に入れ、ぴったりラップをしてレンジにかける(600Wで1分)。レンジから取り出し、ラップをかけたまま置いておく。
  4. 梨は洗って半分にきり、芯をとって、皮ごと1㎝幅に切る。
  5. 2が冷めたら、2、3、4と蜂蜜をミキサーに入れてかける。

 

 

 

桑葉(そうよう)  辛涼解表類

[性味/帰経 ]  涼、辛/ 肝、肺

[働き]⑴疎風清熱 外感風熱の発熱、頭痛、軽咳、咽痛

         ⑵清肝明目 風熱・肝火上炎の目赤、涙、肝陰不足による目のかすみ、痒み

 

  止咳平喘類(しがいへいぜんるい)

[性味/帰経 ] 涼、甘、微酸/肺、胃

[働き]⑴清熱化痰・生津潤燥 煩熱口渇、消渇、痰熱の咳、喀血

 

 

百合  滋陰類

[性味/帰経 ]  微寒、甘、微苦/心、肺

[働き]⑴潤肺止咳  肺陰虚の空咳、少痰、喀血

         ⑵清心安神  動悸、不眠、夢多、精神不安、イライラ

 

 

蜂蜜  補気

[性味/帰経 ] 平、甘/ 脾、肺、大腸

[働き]⑴補中緩急 脾胃虚弱の疲労、食少、胃痛、腹痛

    ⑵潤肺止咳 肺気虚の咳、空咳、息切れ、皮膚の乾燥

    ⑶潤腸通便 虚弱者、腸燥便秘

         ⑷解毒      トリカブトの中毒


 

*薬膳素材辞典より

 

 

 

 

 

小川生薬の徳島の桑の葉 40g ×2袋 リーフ

小川生薬の徳島の桑の葉 40g ×2袋 リーフ

 

 

 

 

 

 

*熱を取り、肺を潤す「梨と銀耳のスープ」はこちら

www.senninlife.com

 


  

*『辛温・辛涼解表類の食薬』はこちら

www.senninlife.com

 

 

 

*『咳・痰に良い食薬』はこちら    

www.senninlife.com

 

 

 

 

*『六淫邪気のお話』はこちら

www.senninlife.com

 

 

 

 

*「食薬の配伍、相使・相須、、」のお話はこちら

www.senninlife.com

 

プチ収穫体験付きで薬膳酒ワークショップ♪

 

爽やかな秋晴れの日に

 

 

天気予報は雨、、

うーん残念、折角、決明子ローゼルを収穫して頂けるのに、、、と思っていたら、

当日は素敵な秋晴れ、

本日のゲスト、ルナル様はきっと晴れ女なのねーと思いながら、

待ち合わせの無人駅まで、歩いてお迎えに。

ぺんたんの家から徒歩7、8分のこの駅、

お天気が悪ければ車で行くんですけど、こんな良い天気じゃね。

電車が来るまでの数分、、乗客が降りて来る時のドキドキ、、

どの方がルナルさん?

 

にっこりと微笑んでルナルさんと初顔合わせ、。

家までの7、8分にもうお話が弾みます ♪

「どちらからお越しくださったのですか?」とか

「他の調べごとしてたんですけど、たまたまその方がTABICA のホストをして見えて、それでTABICA を知って、、」とか

おうちに着くまでに、もうすっかり打ち解けてしまいます。

 

そして、家に着くやいなや、

「あの、宜しければ、、今日はローゼル決明子の収穫をして頂けるのですが、、」と聞いてみると

「はい、やります!」と気持ちよくお返事頂き、早速、プチ収穫のスタートです。

 

軍手をはめて、まずは茶色くなった決明子の種から収穫スタートです。

 

そしてローゼルのガクの収穫も、。

ローゼルは花が終わった後のぷっくり膨らんだガクを収穫するのですが、あまり早く収穫してしまうと中のタネが育たず、来年へと命を繋いで行けません。ですから花が終わってから1ヶ月後ぐらい、10月半ば過ぎに収穫するのがベストです。

なので、今日、全部収穫してしまう訳にはいきません。ローゼルティとプチローゼル酒用にいくつか収穫して頂きました。

 

決明子はお持ち帰り頂き、中のタネを2、3日天日干しして頂くようお願い致しました。

 

 

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決明子ローゼル収穫中

 

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ローゼル



 




 

さて、収穫したローゼルを洗っておいて、、

いよいよティスティングのスタートです。

 

「何から始めましょうか?」とお聞きすると

 

「薬膳酒に興味を持ちました。何もわからないので初めから色々教えてください。」などとおっしゃって頂き、それではと

『気』『血』『陰』『陽』のお話を、、。

そしてお話を交えながら『なつめ酒』『枸杞酒』『黒豆酒』『玫瑰花酒』など、ティスティングをして頂いたのです、。

ルナルさんは1酒1酒、香り、味、と全てストレートで、とても丁寧にティスティングしてくださり、「好き」とか「嫌い」とか、「美味しい」とか「まずい」とかだけではなく、ひとつひとつの薬膳酒の個性を楽しんでくださり、とても素敵な時間が流れました。

 

 

 

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ティスティング中

 

 

 

 

 

「はと麦酒」と「陳皮はと麦酒」の飲み比べをして頂いた時は

「あ、みかん、、ほんと、みかんの味、、。おばあちゃんがみかんを作っていましてね、すっごく美味しかったんです。でもスーパーで買うと皮が洗ってあって、、美味しくないんですよ、。」と。

青シソ酒を飲んで頂いた時は「これ、すっごく良いですね、やっぱり日本人はシソですね〜〜。」と気に入って頂いたり。

私がティスティンググラスを20個用意しておいたので、「このグラスの数だけは飲みます。」と色々楽しんで頂きました。

そして最後の1酒、

「最後の1酒は薬膳酒らしいもの、、。」とリクエストを頂き、「五味子酒」「山ウド酒」「茯苓酒」など並べた中から選んで頂いたのは「酸棗仁酒」、先日ブログで薬膳茶としてご紹介したあの精神安定に良い酸棗仁で作った薬膳酒です、今まで、誰からもご指名のなかった酸棗仁酒、、きっと喜んでいるだろうと思います。

「なんだろう?なんて言ったら良いんだろう?」と酸棗仁酒の感想に悩んでみえました。

ほんのり甘くて優しい味で、ほわっと眠りを誘います、おやすみ前におススメの薬酒zzz 

 

 

 

 

そして、収穫したローゼルでプチローゼル酒作りとローゼルティ作り

ガクの付け根を切って、そこに割り箸を入れて押し、ぽん!と中のタネを抜きます。これ、楽しいですよ♪

 

 

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ローゼル酒作り

 

 

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楽しい種取り♪





 

 

さてここからはレギュラーの薬膳酒作り、

私の中医学の話から「やはりベースとなる『気』を補う薬膳酒を、」という事でなつめ酒を作って頂く事になりました。少しだけ枸杞子も加えて陰も補う『なつめ枸杞酒』です。

 

 

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なつめ枸杞酒





 

薬膳酒作りを終えて、今日の薬膳茶は収穫して頂いたローゼルティと私が前もって収穫しておいたはぶ草のはぶ茶

 

 

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ローゼルティとはぶ茶

 



 

 

「和と洋と両方のお茶、、どちらも美味しいです。はぶ茶を飲んだら今まで頂いた薬膳酒のアルコール分がサーッと抜けた気がします。」

 

 

 

最後にお土産用のプチ薬膳酒、

「気血を補う薬膳酒を作ったので、では気の巡りを良くする薬膳酒を。」という事で金柑酒を選んで頂きました。

 

 

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気の巡りを良くする金柑酒



 

 

 

ルナルさんもお仕事がら色々な経験をされており、多方面から健康を考えたい、とおっしゃっていました。けれど先輩やら恩師の方から『東洋医学にだけは手を出すな、あれは深すぎる。』と言われた、、という事で(笑笑)

 

 

 

今回、ティスティングをして頂きながら、中医学のお話をさせて頂きながら、、ルナルさんが様々な経験や知識を持ってみえるにも関わらず、全てをニュートラルな状態で受け入れてくださった事に深く感動し、その姿勢を学ばせて頂いたぺんたんであります。

だから、このワークショップの記事を書きたくなりましたね。(もちろん、毎回、ゲストの方の承諾を得て、書かせて頂いてます。)

 

そして『手を出すな!』と言われた東洋医学中医学、薬膳の世界にとっても興味を持っていただき、「薬膳酒、全部美味しかったです。考え方が変わりました。とっても楽しかったです、また来ます、色々教えてください。」と嬉しいお言葉も頂きました。

 

 

こうしてルナル様より開催リクエストを頂いた薬膳酒ワークショップ、9月29日(日)に大変楽しく終了致しました♡

あんまり楽しかったので、いつもなら最後に、作った薬膳酒を持って写真を撮らせて頂くのですが、それもすっかり忘れてしまいました。

なんと言っても、ルナルさんが体験中、一切スマホを手にする事がない、、という、本当に雑念のない方でしたので、。

 

 

 

プチ収穫体験付きで、プチローゼル酒と薬膳茶も2種類、という、おまけ付きのワークショップ、ルナルさんも「良いタイミングで来ましたね。」と喜んでくださりました。

 

tabica.jp

 

 

 

 

 

春ウコン、秋ウコンの収穫は12月になってからでしょうか?

今度はもう少し収穫量も有ると思うので、プチじゃなくてしっかり漬けて頂けるのでは、と思っています。

参加したい!という方は是非、下記のTABICA のページからメッセージを送ってください。お待ちしております。

 

 

tabica.jp

 

月刊仙人life 9月号 2019


 

 

 

  咲いて咲いて 9月

 

 

皆さま、こんにちは、ぺんたんです。

 

時間調整のため、ふらっと立ち寄ったフラワーパーク

咲いている咲いてる

睡蓮も、、クルクマも、、エキナセアにスモークツリー、

あら? 私、いつの間にか知り合いのお花が増えてるみたい、

『花より団子』の私、

お花の名前など、ほとんど知らなかったのに

 

 

 

 

 

 

 

 

方剤学

 

 

国際中医薬膳師の資格取得後、しばらくしてから中医学の研究科に進み、そして、2年が経ちました。

中医臨床基礎学から始まって、内科学、外科学、婦人科学、小児科学、なんとかここまで修了し、

残すところ方剤学、なんですが、国際中医師を受験する場合は更にここから中医師研究科に進んで弁証論治など6教科、、ゲンナリ

 

そしてこの方剤学、、予定では1年がかりでの勉強となります。

方剤学、、もちろん、薬膳師の資格試験の時にもあった教科なんですが、これが苦手で、、。

その時はまだ主要な方剤だけ、、それでも25種類以上はあったでしょうか、。

方剤の名前もややこしい、その上その方剤の成分の中薬の名前はさらにややこしい、、しかも漢字が難しすぎる!

覚えられない、、無理、でも覚えねば、、もちろん漢字の練習も欠かせない、、。

という事で、必死に『方剤ラップ♪ 』を作りまして、掃除をしながら、料理を作りながら、大声で歌っておりました(笑)

 

例えばこんなカンジ、、

 

宜しければ皆さんご一緒に ♪

 

♪  

ジュクチサンサンタクブクタン

   ジュクチサンサンタクブクタン  (六味)地黄丸

 

ニンビャクブッカーン

  ニンビャクブッカーン  四君子

 

ジュクチットーシロシャクセン

    ジュクチットーシロシャクセン  四物湯

 

タクブクチョハッケー

    タクブクチョハッケー  五苓散  ♪

 

 

 

そしてこんなに頑張ったのに、試験では覚えてきれてないのが出た!という、黒歴史(涙)

試験8教科のうちで、方剤学の点数が1番悪かったんです ⤵️

 

 

あーー、ついにその方剤学かぁ、、とテキストを見てるだけで凹み気味、。

薬膳師の時は、まぁあまり意味も分からず、とりあえず丸暗記、、と言う事で、ラップで済んだ訳だけれど、流石に今はそんな訳にはいかない。

 

それでも、内科学やら外科学やらと勉強を積みかさてきた訳だし、その都度「証」に合わせた方剤も一応目を通して来たので、顔なじみの中薬も増え、見覚えのある方剤も増え、。

でも、正直、あんまり方剤に目を向けていると勉強も中々進まないので、「一体これは何?植物?鉱物?」と思いながらも、目をつぶり、「ま、いっか、どうせ後で方剤学勉強するんだから、その時わかるでしょ。」と相変わらずの良い加減ぶりで、、。

実際、中医学研究科に進んでからは、もう食薬を取り扱う事はなく、書かれているのは全て中薬のみ。今まで愛用してきた食薬辞典や素材辞典には掲載されていないものも多く、中薬の名前だけでは、何の根っこなのか、葉っぱなのか、実なのか、さっぱりわからない状態だったので、、方剤学のテキストが届くのを心待ちにしていたのですが、、大変残念なことに、届いたテキストには、中薬名一覧が巻末に掲載されてはいるものの、どうにかルビはふってはあるものの、、効能や帰経等のみで、その中薬の出どころ、植物名、鉱物名等は載っていない、、

ガッカリ

もちろん、この時代ですから、ネットでピュッと調べることは出来るのですが、こういうのって、やっぱり「本」で手元に置きたいんですよね、暇な時パラパラ眺めれるし、。

 

 

方剤、組み合わせ、配伍

例えば熱血漢のリーダータイプの人がいて、グイグイみんなを引っ張ってくれそうなんだけど、ちょっと暑苦しいところもあるから、側に冷静沈着なサポートを置いて、そんでもって、そのリーダーの若干アクの強い部分をさらっと打ち消してくれる人もいれておく、その上で、みんなをまとめ、目的地へと誘導してくれる道案内人も忘れずに、、。

こんな風にして出来上がったひとつのグループが「方剤」で、グループ名「腎気丸」なんて名前で呼ばれる訳です。

このグループを作るのには、まぁそれはそれは様々な『術』があって、これが、面白くも難解で、とても日本語を読んでいるとは思えなくて、、(泣)

 

いつの日か、仙人が話してくださるか、、と期待しましょう。

 

この『術』を学びながら、薬膳料理に、薬膳茶に、そしてもちろん薬膳酒に、と応用していくんです。(薬膳茶は茶剤、薬膳酒は酒剤と言って方剤の一種です)

 

 

 

ふう、、

ひと息ついて、はてなブログをウロウロすれば、

 

あ、、アコ( id:akokura)さん がワレモコウのお花を活けている

   ワレモコウの根っこは確か、、地楡(ちゆ)と言う中薬

 

あ、mikipan( id:mikipan) さんがハマスゲが増えすぎて、、生薬になるらしいけど、、なんて書いている。

    そうだ、ハマスゲの根っこは、香附子という中薬、それにちょうど今、香蘇散(こうそさん)の勉強をしていたところ。

 

テキスト以外のところで出会う中薬たちは、なんだかとっても愛らしい、。

  それに、こうやって出会うと、単なる丸暗記の中薬名ではなく、

アコさんの素晴らしい生け花とともに、

mikipan さんの美しいお庭と共に、

私の記憶にしっかりと定着してくれる。

アコさん、mikipan さん、、ありがとう~、おかげでお花の名前も沢山覚えました😊

 

 

方剤はまだまだ私にとっては未知の世界、

 

だから、少しでも、、色々なものを植えてみたり、、薬草園に足を運んだり、、

そんな秋の日々  なんです。

 

 

 

 

 

自然界便り 

 

 

 

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枸杞の花

 

 

枸杞の花が咲きました。

花が咲いたんだから、実がつくだろうと、あちこちキョロキョロ探してみるけれど、

何処にも見当たらない、、枸杞子、、ゴジベリー

 

枸杞の葉っぱは枸杞葉、実は枸杞子、根っこは地骨皮、ぜ〜んぶ中薬 、なんです♪

 

 

 

 

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菊芋の花

 

 

菊芋の花も咲きました。

菊に似た花が咲くから、菊芋と名付けられたとか。

昨年は台風でやられてしまいましたが、今年は多少の被害は出ているものの、なんとか持ちこたえて大空に向かって伸びています。

 

 

 

 

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ローゼルの花



ローゼルの花も咲いてます。

 

 

 

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ローゼル塩麹漬け

 

 

花の終わった後のガクを ちょっとだけ収穫して塩麹漬けにしてみました。

美味しい ☆

 

 

 

 

 

 

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ヤマガラ

 

 

我が家のエゴノキにやって来る鳥さん、、

キィーキィー鳴いて、コツコツ突いて、

網戸越しではありますが、木の実をゲットしたところをパシャッ!

鳥の名前に詳しくないので調べてみたのですが、

この鳥さん、ヤマガラ、、であってますか?

 

 

 

 

ところで、この5枚の写真のうち、「ローゼル塩麹漬け弁当」のみiPhone11Pro で撮りました。ポートレートの自然光モードで。

他の4枚はiPhone 7で撮ったもの、加工はしていません。

どうでしょう、7からの買い替えですから、進歩が激しいかしら⁉︎

 

 

 

 

  編集後記

 

 

残暑厳しかった9月が終わり

消費税アップの10月がやって来ます。

10月から10%、、、ところどころ8%、、カードで払えばポイント還元がなんとやら、

これもまたややこしい。

 

10月が10%なら11月は11%、12月は12%、、なんてどうでしょう?

え⁈どんどん増えるのかって?

いえいえ、1月は1%、2月は2%、、となる訳ですよ。

そうしたらもう、年明け、みんな爆買いですよ、、消費者の消費が止まらない~~~。

客がれの季節なんて言わせない、2月も観光客ばんばんで、、

経済効果上がる上がる、、。

 

こうなった場合、、皆さん何月ぐらいから財布の紐を締め始めるのでしょうね⁉︎

あーー、でも、カード払いだと財布の紐を引き締める『収斂益気』の術が使えなくなるので、ご用心を^_−☆

ちなみに、『オクレオクレサギ』のお話は、私のバッちゃん1もバッちゃん2も被害にあった『本当にあった怖い話』なんです。かんぽ生命不正販売の問題が紙面を賑わせていたので、思い出して書いてみました。近所の郵貯の職員が、常連さんのお年寄りをカモにするとはね、。

 

 

今月もお越し下さった皆様、新しく読者になってくださった皆様、スター、ブクマをしてくださった皆様、本当にありがとうございました。

 

 

爽やかな秋の訪れと共に

   鈴鹿の季節がやってくるんです 🏁 🏎

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

精神を安定させる「酸棗仁と百合根の薬膳茶」

 

大丈夫、安神してください!

 

 

そよそよ〜

  そよそよ〜

 

 

ケア「マスター、もうすっかり秋、、ですね。」

マスター「ええ、涼しくなってきました。」

ケア「ふう、、。」

マスター「大変なお仕事ですね、、次から次へと、、。」

ケア「はい、池向こうのデイサービスセンターの問題もうやむやなまま、、今度はこんな、、。」

 

マスター「まだ、詳しいことはわかっていないのですね。」

ケア「ええ、でもどこのお宅へ伺っても同じような問題が起こっていて、、もう、、何がなんだか、。」

マスター「今、心が安定する薬膳茶、、お淹れします。」

ケア「ありがとうございます。以前もマスターに決明茶を淹れていただいて、、。」

 

 

ぎぃ〜

 

ぺ「こんにちは〜」

マスター「ぺんたんさん、、いらっしゃいませ。」

ぺ「マスター、、外は気持ちの良い風が吹いてますよ〜。」

ケア「あの、、。」

ぺ「あ、ケアマネージャーさん、、お久しぶりです。」

ケア「ぺんたんさん、、相変わらずお元気そうで、。」

ぺ「アハハ、、それだけが取り柄で、、。」

 

チラッ

ぺ「マスター、、何を作って見えるのですか?」

マスター「はい、これです、。」

 

 

ぽん

 

 

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酸棗仁と乾燥百合(びゃくごう)

 

 


ぺ「酸棗仁と、、百合、、。これで薬膳茶を?」

マスター「はい、ケアマネージャーさんが色々と心労が絶えないようなので、。」

ぺ「そうなんですか、、。」

 

ケア「ぺんたんさん、何かご存知ないかしら、。このところ訪問介護に伺うとどこの家でも同じような問題が起こっているんですが、。」

ぺ「同じような問題?」

 

ケア「はい、。ご家族が仰るには、『ジジやババが、孫や、親戚や、そのほか知り合いにやたらと物を送っている。』と、。」

ぺ「物を送る?」

ケア「はい、初めのうちは皆、美味しいお菓子が届いたとか、旬のフルーツを送ってくれた、とか、喜んでいたのですが、あまりにも頻繁なので、だんだん心配になってきて、問い正してみると、どうもポストオフィスから送っているらしい、、という事なんです。」

 

ぺ「ポストオフィス、、、あ!

マスター「ぺんたんさん、何か心当たりが?」

ぺ「はい、、丁度その話、、田んぼのババから聞いたところなんです。」

ケア「田んぼのババも?ババもやはり皆に何か送っているのですか?」

ぺ「いえ、ババは大丈夫です。」

ケア「ぺんたんさん、是非詳しく教えてください。」

ぺ「はい。では、私がババから聞いた事、お話しますね。」

 

ぺ「このところ、ババが『頻尿だ、腎ウォーターが弱っている、』と言うので、私は腎気を高め引き締める薬膳を作ってババの家に何度か通っていたのです。するとババがこんな面白い話をしてくれました。」

 

 

ーーー ♪  ーーー ♪ ーー〜

 

 

ババ「ぺんたんよ、里外れのポストオフィスを知っておるじゃろ。この里の老人たちは皆あのポストオフィスへ年金をおろしに行っておる、あの、あのポストオフィスじゃ。」

ぺ「うん、私はあまり行かないけど、、。」

ババ「最近、あのポストオフィスの周りの田んぼに、妙なサギが舞い降りてな。」

ぺ「サギ、白サギ?」

 

ババ「いやいや、、変わった鳴き声でなくサギじゃ。」

ぺ「変わった鳴き声?」

 

ババ「老人たちがポストオフィスに入るとな、サギたちは一斉に鳴き出すのじゃ。」

ぺ「一斉に?」

 

ババ「送れ〜送れ〜送れ〜♪  

                送れ〜〜〜っ♪ 

            孫に送れ〜

               孫に送れ〜(コーラス)

             息子に送れ〜

                息子に送れ〜(コーラス)

            親戚にも送れーーー っ♪   

               送れっ 送れっ送れ〜〜〜っ(コーラス)

           とな。」

 

ぺ「なに、、それ、、サギが歌うの?」

ババ「歌ってハモる。」

ぺ「歌ってハモる、アハハ、、アレクサみたい、。」

 

ババ「そしてその歌声を聞いた老人たちは皆、無性に何か送りたくなって、思わずそこにおいてあるパンフレットを手に取り、果物やら、菓子やら、海の幸、山の幸やらを送ってしまうのじゃ。」

ぺ「えーーーっ、なんなのそのサギ、、。」

 

ババ「オクレオクレサギ、じゃ。」

ぺ「オクレオクレサギ? オレオレサギじゃなくて、オクレオクレサギ、、ポストオフィスで、、。」

ババ「偶数月の15日、、つまり、年金支給日にやって来るサギじゃ。」

ぺ「年金支給日に!なんて事!! で、ババはババは大丈夫だった?」

 

ババ「もちろん、わしにもあのサギ達の声は聞こえた。」

ぺ「えッ、、ババも送りたくなったの?」

 

ババ「サギの声が届いたふりをして、、パンフレットを手に取った、そしてゆっくり、ゆっくり、1歩1歩、、ポストオフィスの窓口に近づき、。」

ぺ「近づき、、。」

 

ババ「窓口の向こうでニッコリ笑う人の顔をみながら、パンフレットと財布を置いたのじゃ。」

ぺ「えーーーッ。」

 

ババ「そして、そこで、ぺんたんが作ってくれた白豆と蓮子を取り出して、ぽんぽんと口へ放り込んだ。」

ぺ「え?ババ、持ち歩いてたの?」

 

ババ「食べ終わって、わしは財布に手を伸ばした。」

ぺ「もうっ、、ババ、。」

 

ババ「五行レンジャー達の声が聞こえた、腎ウォーターの声が届いた。」

ぺ「聞こえにくくなってた腎ウォーターの声が⁈」

 

ババ「『収斂益気の術。』腎ウォーターが低く厳かな声でささやいた。」

ぺ「腎ウォーター、、。」

 

ババ「わしの体に気が満ち溢れた、、そしてそれから、、右の手と、左の手で、財布の紐の両端を握り、、」

ぺ「握り、、。」

 

ババ「一気に財布の紐を、ギューーーッ、と引き締めた。」

ぺ「おぉぉぉ、、ババ、、。」

 

ババ「わしが思いっきり財布の紐を引き締めた時、、オクレオクレサギの断末魔の叫びが聞こえた。」

 

ぺ「すごい、すごい、さすがババ、、。」

 

ババ「いやしかし、まだまだあのポストオフィスの周りの田んぼには無数のオクレオクレサギが舞い降りて来る。用心せねばな。」

 

 

ーーー ♪  ーーー  ♪ーー〜

 

 

ぺ「と、こんなお話だったんです。」

ケア「そうですか、、そう言う事でしたか、、ポストオフィスに、オクレオクレサギが、。」

マスター「まさか、ご老人の皆さんが安心して通うポストオフィスの周りにそんなサギが舞い降りて来るとは、。」

ケア「ぺんたんさん、ありがとう。これで納得できました。」

 

 

マスター「では、酸棗仁百合茶、ゆっくりお召し上がり下さい。」

 

ぽん

 

 

 

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精神不安・不眠・イライラに良い「酸棗仁百合茶」

 

 

 

ごくっ


ケア「あぁ、優しいお味です。」

ぺ「ほんと、くせがない、、。酸棗仁、ナツメのお仲間ですね。酸棗仁入りなんて贅沢な薬膳茶です、、百合は食べちゃおうッと。」

 

パクッ

 

 

ケア「これを飲んで、私、、早速、訪問介護先を回ってみます。皆さんに注意を促さないと、。」

マスター「はい、まだまだ心労が絶えませんね。このお茶お持ちになって、就寝前にも忘れずにお召し上がり下さい。」

ケア「マスター、ありがとうございます。ぺんたんさんも、ありがとう。田んぼのババの家にも寄ってみます。」

 

 

 

 

【 酸棗仁百合茶 】

 

《 立法 : 養心安神 》

 

材料

1人1日分

  • 酸棗仁 20g
  • 乾燥百合(びゃくごう) 20g (生の百合根の場合は倍量)
  • 水600ml

 

作り方

  1. 土鍋に分量の水と、酸棗仁、百合を入れて30分おく。
  2. 1を火にかけ、沸騰したら弱火にし30分煎じる。(蓋をする)
  3. 5分程蒸らし、濾す。(百合は食べられる)
  4. 食間と就寝前に温めて飲む。

 

 

 

酸棗仁(さんそうにん)  安神類

[性味/帰経 ]  平、酸、甘/心、肝、胆、脾

[働き]⑴補肝丁神  焦燥、熱感、動悸、不眠

         ⑵収斂止汗  体虚の多汗

 

 

百合  滋陰類

[性味/帰経 ]  微寒、甘、微苦/心、肺

[働き]⑴潤肺止咳  肺陰虚の空咳、少痰、喀血

         ⑵清心安神  動悸、不眠、夢多、精神不安、イライラ

 

 

*薬膳素材辞典より

 

 

 

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 *9月の『薬膳酒ワークショップ』開催のお知らせ

 

9月29日(日)11:00〜13:00 「薬膳でセルフケア!体質に合わせて薬膳酒を漬けよう!」

 

「勝手に薬草園」の薬草も収穫して薬酒に漬け込める時期になってきました。

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皆様のお越しをお待ちしております。

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