薬膳でセルフケア めざせ!仙人life

中医薬膳学に基づき、薬食同源、医食同源で仙人のような健康長寿を目指します。

ハーブチンキでアロマジェル作り♪

 

アロマジェルも

  アロマ消毒ジェルも

 

 

ざわざわ

 わいわい

 

もこ「さぁ、2週間経ったわ。」

ミスシュガー「出来てる出来てる、いい色合いよ。」

 

ウキウキ

 

ぺ「はい、では、チンキと精製水を混ぜちゃいましょー♪」

 

ドボドボ

  ドボドボ

 

道子「チンキと精製水を4:1で混ぜて、、出来たわ〜、消毒スプレー。」

もこ「完成!月桃・薄荷スプレー&ラベンダースプレー。」

 

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月桃薄荷チンキ&ラベンダーチンキで消毒スプレー

 

シュッ

道子「月桃の爽やかな香り〜」

もこ「薄荷の香りはあまりわからないわ」

 

シュッ

ミスシュガー「んん〜ラベンダーのこの香りたまらないわ〜」

道子「癒やしの香りね〜」

 

ぺ「色も香りもそれぞれで、効能だけじゃなく気分で楽しめちゃいます。」

 

もこ「ほんとね、香りって癒しだわ。」

ぺ「そうなんですよ〜、これが自然の香りの素晴らしさ、消毒や殺菌の効果だけじゃなく気鬱も解消してくれちゃいます」

 

ミスシュガー「フワッと香って、サッと消えていく、空気が浄化されたカンジ〜〜」

ぺ「うふふ、、使い道もとっても広くって、キッチンはもちろんの事、お風呂のスノコや蓋、タイル、トイレ、下駄箱、畳、エアコンのフィルターなど、あっそれからお風呂に入れない時なんかはチンキを入れたお湯で体を拭くなんて事も、。」

道子「そんなに色々、、」

ぺ「はい、でもニスの塗ってある床や家具、それから皮製品はNGですのでお気をつけください。」

 

もこ「G対策や手指の消毒だけにとどまらず、いろんな所で活躍出来るスプレーなのね」

ミスシュガー「しかも、この香り〜〜」

ぺ「はい、あちこちで使っていれば自ずとG も近づきにくくなりますからね。」

 

道子「G とは逆にこっちはこの香りに引き寄せられちゃうわ、消毒の必要がなくても使いたくなっちゃう。」

 

ぺ「ふふ、なので、、今日はこの香りが満喫できるアロマジェルを作っちゃいましょう」

もこ「アロマジェル?」

 

ぺ「はい、ハーブチンキの量で普通のアロマジェルにも消毒用アロマジェルにもなります。」

ミスシュガー「嬉しい!この香りのジェルができるなんて」

 

 

 

ぺ「では、まず、月桃薄荷チンキで作った消毒スプレーの効能を生かして」

道子「出来たての消毒スプレーを使うのね。」

ワクワク

 

ぺ「はい、月桃薄荷消毒スプレーをキッチンペーパーにさっとひと吹き吹きつけて」

 

シュッ

ぺ「このキッチンペーパーで今から使う道具類や容器を拭きます。」

道子「まぁ楽しい、これで道具類が消毒、殺菌出来ちゃうのね。」

 

シュシュッ

 ササッ

 

もこ「消毒スプレー、キッチンではこうやって使えば良いのね」

ペ「はい、食器類やまな板などはこうして拭いて乾燥させておけばオッケーです。そのほかガス台や冷蔵庫内の掃除、排水溝、キッチンスポンジの殺菌とか用途がいっぱい!」

ミスシュガー「掃除の苦手な私でもこの香りにつられて掃除しそうだわ、、アハハ」

 

ぺ「では、アロマジェル、作っていきますよ」

皆「はーい」

 

ぺ「容器に精製水とグリセリン、それからキサンタンガムを入れて泡立て器でしっかりと混ぜ合わせます。」

ミスシュガー「キサンタンガム⁉︎」

ぺ「でんぷんの1種ですね。トロミ付けに色んなものに使われてるんですよ、化粧品はもちろん、歯磨き粉や、食品添加物として様々な食品にも。」

ミスシュガー「そうなの、変な名前、アハハ」

 

グルグル

 混ぜ混ぜ

 

もこ「うーん、なんかうまく混ざらないわー、ダマができてる〜」

ぺ「そういう時はぬるま湯で湯煎しながら混ぜてください。」

 

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湯煎しながら混ぜる

 

 

ミスシュガー「混ぜるの結構大変ね。」

道子「なんのなんの、葛を混ぜる時よりラクチンよ。」

もこ「アハハハ〜さすが道子さん。」

 

ぺ「混ざったら、そこに少しずつハーブチンキを入れて混ぜていきます。」

ミスシュガー「ラベンダーと月桃薄荷と、2種類作れるわね。」

 

 

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チンキを少しずつ入れて混ぜる

 

ぺ「はい、消毒用アロマジェルにしたい時はチンキと精製水の割合を1:1で、普通のアロマジェルの時はチンキは精製水の1割合ぐらいで。」

 

グルグル

 とろとろ

 

道子「出来たわ、アロマジェル!」

ぺ「はい、ではそれぞれ容器に移しましょう。今日は消毒用にはポンプボトル、アロマジェルにはカップが準備してありますので」

 

ドボドボ

  ドボドボ

 

 

皆「完成〜❗️」

 

アロマジェル &アロマ消毒ジェル(月桃薄荷チンキ・ラベンダーチンキで)

 

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アロマジェル&アロマ消毒ジェル



 

ミスシュガー「うわぁ美味しそう、ホント葛みたい、食べた〜い。」

ぺ「食べちゃダメです!食べたい時は月桃薬膳酒やラベンダー薬膳酒と葛で作ってくださいね。」

 

もこ「薬膳酒チンキだと食べれるから便利ね。」

ぺ「はい、成分の抽出能力としては圧倒的に無水エタノールが勝りますが、薬膳酒だと料理にも使えて体内で活躍できますし、うがい薬として口内環境にも力を発揮出来ます。」

 

ミスシュガー「それぞれのメリットがあるってわけね。」

ぺ「ふふ、ぺんたんにとっては枇杷の葉酒と月桃酒はなくてはならないうがい薬なんですよ、皆さんも色々作って楽しんでください。」

皆「はーい」

 

道子「アロマジェル、早速試してみてもいいかしら?」

ぺ「もちろん」

 

クルクル

 ぷるぷるるん

 

道子「爽やか〜」

ミスシュガー「気持ち良いわ〜、ベタつかず夏にぴったり、冷蔵庫で冷やして使おうっと」

もこ「どっちもいい香り〜〜」

 

ぺ「薬膳酒ワークショップでもラベンダー酒で作るローションは1番人気なんです♪ ぜひこのチンキでローションも作ってみてくださいね〜。材料は精製水とグリセリンとチンキだけですから、アロマローションとアロマジェル、合わせてお使いください。」

皆「はーい」

 

 

シュッ

 ぷるるん

ミスシュガー「ラベンダーの香りのスプレーとジェルを身にまとって、さぁ彦星さんに会いに行こうーーっと、アハハ〜〜」

 

 

 

 

ハーブチンキでアロマジェル(50mℓ容器1本分弱)

 

材料

  • 精製水40g
  • グリセリン4g
  • キサンタンガム0.5g 
  • ハーブチンキ4g 

 

 

消毒アロマジェル(50mℓ容器2本分弱)

 

材料

  • 精製水40g
  • グリセリン4g
  • キサンタンガム0.5g 
  • ハーブチンキ40g(精製水:ハーブチンキ=1:1)

 

 

 

作り方

 

【 アロマジェル 】

  1. ハーブ消毒スプレーをキッチンペーパー等に吹き付け、使う道具類、容器を拭いておく。
  2. 容器にキサンタンガム、グリセリン、精製水を入れ泡立て器でダマがなくなるまでよく混ぜる。(混ざりにくい場合は30~40℃ぐらいのお湯で湯煎しながら混ぜる)
  3. 2にハーブチンキを少しずつ入れて混ぜ、容器に移す。
  4. 冷暗所(夏は冷蔵庫)で保存して2〜3週間ほどで使い切る。

  

【 消毒アロマジェル 】

1、アロマジェルと同様に作り、ポンプ容器に入れる。

2、冷暗所(夏は冷蔵庫)で保存し、2〜3週間ほどで使い切る。

 

*どちらも持ち歩く場合は少量ずつにする。

*チンキと精製水の割合は消毒ジェルの場合は1:1ですが、アロマジェルの場合はお好みで。

*ご使用前にパッチテストを忘れずに!

 

 

 

*キサンタンガム

 

グリセリン

 

 

 

*ハーブチンキの作り方

www.senninlife.com

 

 

*アロマローションの作り方

(この記事の『はと麦酒』のところをハーブチンキに変えて作ってください)

www.senninlife.com

 

 

*ハーブチンキで保湿クリーム(電子レンジを使った作り方を追記しました♪)

(この記事の『枇杷の葉酒・ラベンダー酒』のところをハーブチンキに変えて作ってください)

www.senninlife.com

 

 

*ハーブチンキ入り酒粕石鹸

(この記事の『枇杷の葉酒・ラベンダー酒』のところをハーブチンキに変えて作ってください)

www.senninlife.com

 

 

枇杷の葉酒の作り方

www.senninlife.com

月刊仙人life 6月号 2022


 

 

6周年の6月

 

 

皆さま、こんにちは、ぺんたんです。

 

6月でこのブログも6周年を迎えました。

 

中医薬膳師の試験に合格し

かと言ってその資格を使って何かをするわけで無し

自分の仕事とは全くジャンルも違うので

放置しておけば

得た知識はどんどん薄れ 消えていく

 

いかん!いかん!いかん!

何かせねば

と思って始めたこのブログです♪

 

 

 

 

 

 

チンキのお話(本当にあった怖いお話)

 

 

今年もラベンダーがたくさん咲きました

庭にあるハーブの中で私が1番大好きな花

この花の香りの虜です♡

ラベンダー酒を1年おきぐらいに漬けていますが

ラベンダー酒は殆ど外用に使っていて内服に使う事は僅かだと最近気づきました(遅い!)

 

だったら外用に使いやすいよう無水エタノールで作ろうっと

ではついでに月桃薄荷チンキも作ろうっと

 

「なんだよ、コロナで消毒スプレーが引っ張りだこだったんだから、こういう事はもっと早く記事にして欲しかったね」なんて言われそうですが、精製水はどこへ行っても売り切れで手に入らずの状態でしたから・・・

 

 

薬膳酒を作るようになってからは、これをチンキにして使っていますが、以前は無水エタノールを使ってチンキを作っていました

レモングラスの香りが好きで、レモングラスを庭で育ててね

カレーにもトムヤムクンにも欠かせない存在です

 

レモングラスは見た目は、、

どう見てもただの雑草 花も咲かないし

1年草なので(私の地方では)毎年苗を植えなければなりません

何度も越冬を試みたのですが、毎年失敗で

 

そしてその年もホームセンターでレモングラスの苗を買って庭に植えました

ツンツンした葉っぱがどんどん大きくなっていきます

どんどん どんどん

伸びて 伸びて

でも あれ?なんだか いつもと違う

おかしいな?

おかしいぞ?

あの香りは?

レモングラスの香りは?

 

 

どんどん 伸びて

穂が出て

開いて

ふさふさ 

ゆらゆら

・・・・・

ぐんぐん伸びたレモングラス

立派なエノコログサになりました とさ

 

その年以来

怖くてレモングラスの苗が買えないぺんたんです(笑)

 

 

 

月桃・薄荷チンキ&ラベンダーチンキ

www.senninlife.com

 

 

 

 

6周年って

 

このブログの1周年と共に登場したトッコちゃん、当時小学校1年生でした

と言う事はこの4月で6年生です

そう考えると6年って結構な年月です

もちろん、トッコちゃんも、マスターも、道子さんも、仙人も、

このブログに登場する人物は全てこの『仙人の里』のみに存在する人たちで

現存するモデルもおりません

 

でも、ここに登場する薬草達は全てリアル!

月桃は私が沖縄に行った時(1回しか行ってないけど)、出会った薬草

月桃ジュース、月桃ピザ、月桃餅に月桃

月桃石鹸、月桃ローション

沖縄で見つけたたくさんの月桃品に心惹かれ、庭に種を蒔いて育てた薬草

ここ数年収穫が楽しめるようになった枇杷も種を蒔いて育てた木

ラベンダーは以前からあったけれど、色んな事に使いたくてせっせと挿しめをして増やしたハーブ

 

こうして色々な薬草を育てていると

なるほど、その性質がみえてくる

 

たっぷりと美しい雫を光らせる月桃、これが保湿力の源に違いない

地植えしたラベンダーの根本はいつもサラサラと土が綺麗に乾いて、けれど水を撒けば、雨が降ればパッと香りが立つ。この性質と香りで内外の湿と鬱をとってくれる、これが芳香化湿類の力

ちょっとでも水が足らないと直ぐにショボンとなってしまう菊芋の葉っぱ、だから体の中に入った時もぐんぐん余分な水分を吸収してくれる、これが利水滲湿類の力

 

6年間、私に多くの事を気づかせてくれたリアル薬草達との日々はまだまだ つづく

 

 

 

 

 

オマケ

 

 

梅酒を漬ける梅を買うため、福井県三方五湖

お目当ては「紅映梅」(べにさしうめ)

ほんのりと赤みがさしてる可愛らしい梅

私のお気に入りの梅です♪

 

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紅映梅 

 

 

 

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紅映梅で梅酒

 

 

 

帰りに立ち寄った賤ヶ岳SA

あ!

なんといつも売り切れで買うことができない「サラダパン」が‼️

 

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賤ヶ岳SA サラダパン

 

 

 

1度だけ買ったことがあるんですけど、なかなかお目にかかれない人気のパンです

 

 

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つるやのサラダパン

 


そう言えば、ずっーーーーと前にこのはずくさん(id:mkonohazuku)が作ってたような⁉︎

このはずくさん、今更ですがサラダパンはこんなパンです♪

結構大きくて長さは20㎝以上、厚みもたっ〜ぷり

カリカリぽりぽり たくあんの歯応え

 

ぺんたん的には「話のたね」に1度食べれば充分かと(笑)

 

 

*「このはずくさんのサラダパン」

(このはずくさん、懐かしい記事、お借りしました(´∀`))

mkonohazuku.hatenablog.com

 

 

 

 

 

自然界便り

 

 

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満開のユリ

 

 

ご覧の通り

 梅雨入りと共に

   元気いっぱいの ユリ〜ズ

 

 

 

 

 

薬草園便り

 

 

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薬草園スタート!

 

 

 

苗のままプランターに放置され

なかなか移植出来なかった薬草達

なんとか梅雨入り前に「勝手に薬草園」にお引越しできました♪

 

 

 

 

 

編集後記

 

 

3年ぶり!F1日本グランプリ開催!が決定致しました(10月)

昨年も一昨年も中止でしたからね〜

日本グランプリは中止になっていましたが、世界のあちこちでは開催されていたんですよ

各国のF1をテレビで見ていると、観客はマスクなど全くつけておらず

この国ほんとにコロナ渦中?と思っちゃいます

F1だけでなく、ありとあらゆるモータースポーツが中止でしたから

トヨタの社長さんが言ってましたね

「五輪はよくて、なんで四輪はダメなんだ!」と

お見事‼️

 

 

  〜 〜 〜 ♪  〜 〜 〜

 

 

このブログを始めた時に

「そうかこう言う意味だったのか」とか

「こうやって説明してくれたら丸暗記せずに済んだのに」とか

自分が勉強しながら疑問に思った事を

ひとつずつきちんとわかりやすく

これから薬膳を学ぶ人たちのため

薬膳に興味を持ってくださった方達のため

書いていこうと燃えていたのです

 

鎮火〜〜

年月と共になんだかどっちの方向に向かっているのかさっぱりわからないブログになってしまったけれど(笑)

中医学の勉強に振り回されながら

7年目に突入したこのブログを

呑気にダラダラと気ままに続けて行こうと思ってます

 

一過性のブームではなく

当たり前の日常の薬膳と共に

 

お越し頂いた皆様、ありがとうございます♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無水エタノールでハーブチンキを作りましょ♪

 

月桃薄荷・ラベンダーチンキで

 殺菌・消毒・防虫スプレー

 &スキンケア

 

 

チョキチョキ

  チョキンチョキン

 

バサバサッ

 

ぺ「うふふ、大量に摘んで、、よし!」

 

ピッ

 バタン

  ブルッ

   ブルルルッ

    ブッブーーーッ

   

 

バタン

 

ぺ「えへへ、ここもお久しぶり、里の寄り合い所〜」

 

ガラッッ

 

ぺ「皆さん、お久しぶりです。お待たせしましたーーーッ。」

道子「あ、来た来た、、。ほんと、ぺんたんさんお久しぶりだわ。」

もこ「今日は寄り合い所で里の女子会があるって聞いて飛んできたわよ。最近はほらzoom⁉︎ばっかりだったから。」

ミスシュガー「私もよ、何か美味しいものにありつけるのかしら⁉︎」

ワクワク

 

ぺ「え、アハ、、それが、、美味しいものじゃなくって、。」

 

バサ

 バサッ

 

 

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月桃の葉と和薄荷

 

ラベンダー

 

 

 

 

 

皆「⁇ 葉っぱ⁇ お花⁇」

ぺ「はい、、今日は月桃の葉と薄荷、それからラベンダーでチンキを作ろうかと、。」

皆「チンキ?」

ぺ「えーっと、化粧水や保湿クリームなどのスキンケア用品にも使えますし、それから消毒・殺菌スプレー、防虫スプレーなんかも作れます。」

 

道子「あら、いいじゃない。」

もこ「菌や虫が繁殖するこの時期だから、殺菌、防虫スプレーはありがたいわ。」

ミスシュガー「手作りスキンケアグッズも嬉しい〜♪」

 

ぺ「使う葉っぱは殺菌効果や防虫効果のあるハーブならなんでも良いんですけど、。」

道子「枇杷の葉、、確か以前トッコが虫刺されで痒かった時に、ぺんたんさんに枇杷の葉液塗ってもらったとか、」

ぺ「あ、はい。もちろん枇杷の葉も良いんですけど、枇杷は今、実の収穫が終わったところなので、葉っぱさん達もひと休みさせてやりたくて、。」

道子「なるほどね、枇杷の実を育てあげた葉っぱさん達は今ちょっとひと休みタイムなのね。」

 

ぺ「はい、それで、夏に向けてぐんぐん勢いよくなって来てる月桃の葉と和薄荷、それからラベンダーを持って来たんです。」

もこ「へぇこれが月桃の葉なのね、私、初めて見るわ。」

 

ぺ「月桃の葉は、防虫・殺菌・消毒・抗炎症・保湿などなど、すっごく効能が多くて、その上、、」

ミスシュガー「その上?」

ぺ「G 対策に優れていると言われているので、」

道子「G って、あれ、あの攻撃的な態度でこちらに向かって飛んでくる、、」

ぺ「はい、ラ・クカラチャ、、」

道子「それは助かるわ、、うちは食品を扱ってるから。」

 

ミスシュガー「あたしは保湿力に惹かれるわねー」

ぺ「月桃って時々葉っぱからすっごく綺麗な透明な雫が出てくるんですよ、天然の美容液がたっ~ぷり」

 

もこ「やぶ蚊対策にもしたいし、水回りの雑菌対策にも、色々使えて面白そう、、早速作りましょうよ。」

 

ぺ「はい、作ると言ってもすごく簡単で、」

 

 

ぺ「まず月桃と和薄荷でチンキを作りますが、」

皆「ふふふ、楽しい」

 

ぺ「葉を綺麗に洗って、水気を切って、月桃は適当な大きさに切り、薄荷はそのまま瓶に入れて無水エタノールを注ぐだけです。」

皆「はーい。」

 

ぺ「それから、ラベンダーは蕾の部分を切り取って軽く汚れを取り除き、瓶に入れて無水エタノールを注ぎます。」

皆「ラベンダー、ん〜〜いい香り〜♪」

 

ぺ「無水エタノールは揮発性が高く肌の水分を奪いますから、扱うときはゴム手袋かポリエチレン手袋をはめてくださいね。」

皆「はーい」

 

ザーー

 じゃぶじゃぶ

シャッ

 シャッ

 

チョキ

 チョキ

 

ドボドボッ

 

ぺ「はい、できたら、暖かい所に2週間ほど置いて完成です。」

 

 

無水エタノールとハーブで殺菌・防虫チンキ

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無水エタノールを入れて暖かい場所へ

 


道子「暖かい所なのね⁉︎」

ぺ「ええ、その方が香りが良く移るんです。」

ミスシュガー「香りって大事♡」

 

ぺ「しっかりと香りが移ればそのままパヒュームとしても使えるんですよ。」

ミスシュガー「え、ほんと⁉︎それいいわぁ。」

ぺ「はい、でも原液のまま直接肌につけないでくださいね。」

ミスシュガー「OK」

 

ぺ「2週間経ったら、出来上がったチンキと精製水を4:1の割合で混ぜてスプレー容器に入れ、完成です!」

道子「4:1という事は、チンキ80ccに精製水20cc ね。」

ぺ「はい、そうです。精製水と混ぜたら冷蔵保存してください。」

 

もこ「うちにも色んなハーブがあるけど、それでも出来るのかしら?」

ぺ「はい、殺菌や防虫に良いハーブを書いて来ましたので、それを参考に色々作ってみてください。少なくともエタノールの1割以上のフレッシュハーブを入れると良いです、出来るだけ沢山のハーブを瓶いっぱいに詰め込んで、ハーブがエタノールから出なければオッケーです♪」

もこ「わかったわ、ありがとう。」

 

ぺ「今日使ったラベンダーは150本以上なんですよ。それでやっと40gです。」

道子「150⁉︎」

ぺ「はい、ですからいっぱい摘んで作ってください。フレッシュハーブが無ければドライハーブでもオッケーですよ。」

道子「ぺんたんさん、ハーブ摘みありがとうございました。」

ぺこり

 

ぺ「どう致しまして、では、本日の女子会はこれで終了です。」

皆「じゃ、2週間後に〜〜。」

 

ぺ「あ、これお土産ですよー。さっき切ったラベンダーの葉と茎です。不織布袋に入れてありますからお風呂に入れてハーバルバスを楽しんでください。」

皆「まぁ、、嬉しい〜♪」

 

ぺ「出来れば追い焚きして2日続けて入ってください。2日目にめちゃくちゃ良いラベンダーの出汁が出ますから」

皆「ラベンダーの出汁⁉︎ 楽しみ〜〜」

 

 

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ラベンダーの葉と茎はバスタブへ〜

 

 

 

 

完成「月桃・薄荷チンキ&ラベンダーチンキ」

 

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月桃・薄荷チンキ&ラベンダーチンキ



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濾したあとの葉





 

 

月桃薄荷チンキ

材料

作り方

  1. 月桃の葉を洗って乾かし、1、2cmに切る。
  2. 薄荷の葉も洗って乾かす。
  3. 熱湯消毒した瓶に、1と2を入れ無水エタノールを注ぎ、しっかりと蓋を閉める。
  4. 蓋をして日当たりの良い暖かいところに2週間ほどおく。(直射日光は✖️)
  5. 時々優しく揺する。
  6. 茶漉し、ざる等を使って濾す。(ゴム手袋等をはめて)
  7. ガラス、ポリエチレン、ポリプロピレンの容器に入れて、冷暗所で保存する。(遮光性のある容器なら尚良し)
  8. 濾した後の葉っぱ類は、不織布袋等に入れてバスタブへ〜。又は少量ずつキッチンの生ゴミ入れ等に。

 

 

ラベンダーチンキ

材料

  • ラベンダーの蕾(フレッシュ)40g以上(ドライの場合は半量以上)
  • 無水エタノール400cc

作り方  

  1. ラベンダーの蕾の部分を取り、汚れを払う。
  2. 熱湯消毒した瓶に1を入れ無水エタノールを注ぎ、しっかりと蓋をする。
  3. 蓋をして日当たりの良い暖かいところに2週間ほどおく。(直射日光は✖️)
  4. 以下、月桃薄荷チンキと同様

 

 


使い方

  • 消毒・殺菌・防虫スプレーとして使う場合は【チンキ:精製水=4:1の割合】で作る。
  • 精製水と混ぜたものは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ガラス製の容器に入れて冷蔵保存する。
  • まな板、冷蔵庫、電子レンジ、生ゴミ、お風呂、トイレ、スニーカー、手指等、殺菌、消毒、防虫、消臭に。
  • ハーバルバスに使う場合は原液のまま適量をバスタブに。
  • 化粧水等を作る場合は下記参照↓(薬膳酒のところをこのチンキに変えて作ってください。)

*注意!

  • 無水エタノールで作ったチンキは外用のみでお使いください。(飲んじゃダメ)
  • 内服にも使いたい場合は各種薬膳酒の作り方をご参照ください。(体内美人)
  • 引火しやすいので火気に近づけないでください。(燃える)
  • ニスの塗ってあるもの、皮革製品には使わないでください。(色変わる)
  • 揮発性が高いのでしっかりと蓋をしてください。(減っちゃう)
  • 小さいお子さんが見えるご家庭はお子さんの手の届かない所に保存してください。

 

 

*化粧水

www.senninlife.com

 

*保湿クリーム

www.senninlife.com

 

*石鹸

www.senninlife.com

 

*薬膳酒・茶等

www.senninlife.com

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【 月桃の効能 】

  • 殺菌・消毒
  • 防虫
  • 血圧降下
  • 鎮静
  • 抗炎症
  • 抗酸化
  • 収斂・保湿

 

【 薄荷の効能 】

  • 鎮静
  • 鎮痙
  • 抗菌
  • 防腐
  • 発汗

 

【 ラベンダーの効能 】

  • 鎮静
  • 鎮痙
  • 抗菌
  • 殺菌
  • 防腐
  • 防虫
  • 抗炎症
  • 抗うつ
  • 鎮痛

 

 

【 殺菌等に良いハーブ 】

  • アロエ : 抗菌、抗炎症、美肌
  • エキセアナ : 抗菌、殺菌、抗炎症
  • オレガノ : 鎮静、殺菌
  • セージ : 抗菌、抗ウィルス、防腐、収斂、制汗
  • タイム : 抗菌、殺菌、抗ウィルス、防腐、鎮痙
  • バジル : 鎮静、抗菌、抗うつ、皮膚の痒み
  • ヤロウ : 抗痙攣、抗炎症、殺菌、収斂、発汗
  • レモングラス : 抗菌、殺菌、収斂、防虫
  • レモンバーム : 鎮静、抗菌、抗ウィルス、収斂、発汗、抗うつ
  • ローズマリー : 抗菌、発汗、収斂、防虫

夏のデトックス「ドクダミント酒&茶」

 

吹き出物

 ニキビの出来やすい〜人に

 

 

トット

 トット

タッタ

 タッタ

 

ぺ「犬よ、今日は久しぶりにマスターのお店よ、うふふ」

わん!

  

 

ぺ「あ、お店の前に何か干してある」

 

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葉・花を取り洗って乾かす

 

 

ぎぃ〜

 

ぺ「マスター、こんにちは!」

マスター「いらっしゃいませ、ぺんたんさん。」

 

ぺ「お久しぶりです。」

マスター「さぁどうぞこちらへ。」

 

 

わいわい

 ガヤガヤ

 

ぺ「マスター、相変わらず賑わってますね。」

マスター「はい、おかげさまで。コロナ禍になってから、薬膳茶の人気が以前より高まって、多くのお客様に来て頂いています。」

ぺ「薬膳カフェ、美味しい薬膳茶と優しいマスター、人気が出るのは当たり前です♪」

 

ぺ「ところでマスター、お店の前に薬草が干してありましたが、」

マスター「ハハ、この店もドクダミに取り囲まれてしまっているのでね、花の咲いているこの時期に収穫して干しておいたのです。」

 

ぺ「アハハ、ドクダミってホントすごい繁殖力ですよね。」

マスター「ペパーミントも負けずに頑張っているので、こちらも収穫して日陰干ししています。」

 

ぺ「もしかしたら、今月の薬膳ティはドクダミとペパーミントですか?」

マスター「さすがぺんたんさん、大当たりです。湿気の多い梅雨・夏に、肌の吹き出物やニキビに良い薬膳茶をと思いまして。」

 

ぺ「ドクダミとペパーミントを合わせるのですか?」

マスター「はい、体内の湿熱を取ってくれるドクダミと、体表の熱を取ってくれるペパーミントで、」

ぺ「ドクダミント!」

マスター「ドクダミント!それは素敵なネーミングですね。早速使わせて頂きます。」ニコッ

 

ぺ「ではマスター、そのドクダミント、お願いします。」

マスター「はい、乾燥させたドクダミを煎じフレッシュペパーミントを入れて作ったお茶、ドクダミントです、どうぞ。」

 

ぽん

 

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夏のデトックスドクダミント茶」






ぺ「頂きます〜」

 

ゴクリ

ぺ「サッパリしてる〜、とっても飲みやすいです。ドクダミが使ってあるとは思えない。」

マスター「ペパーミントが爽やかでしょ?」

ぺ「はい、これはホットでもアイスでもいけますね。あ、薬膳茶はホットが基本ですけどね〜」

 

 

ドボドボッ

 

ぺ「マスター、それは?」

マスター「はい、こちらは薬膳酒です。夏にぴったり、ドクダミント酒。」

 

ぽん

 

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夏のデトックス酒「ドクダミント酒」

 

 

 

ぺ「これもドクダミとペパーミントで?」

マスター「はい、こちらはフレッシュドクダミとフレッシュペパーミントで漬けてみました。3週間ほどで完成しますよ。」

ぺ「わぁ楽しみ、、きっとサッパリした薬膳酒なんでしょうね。」

 

マスター「ええ、スッキリ爽やか。夏はビールが止まらない〜という方には、ビールの代わりにこの薬膳酒に軽くレモンを絞って炭酸割りにして飲んで頂きたいです。」

ぺ「すっごい、それはグッドアイデアです!」

 

マスター「味付けの濃い食事や脂もの、甘いものが多い食生活の方にもオススメです。こういう食事が湿熱を生みますからね。」

ぺ「薄味は1番大事な健康法。でも育ち盛りでカロリーたっぷりのものを食べちゃう中高生のニキビにはドクダミント茶、大人の吹き出物や湿熱にはドクダミント酒!陽盛体質の方には特にオススメですね。」

 

マスター「はい、それから車前草の葉も干しておこうと思っているのですよ。」

ぺ「車前草、、この前仙人も言ってました。湿をとってくれるんですよね。」

 

マスター「はい、ドクダミと合わせれば湿熱をしっかり取って高血圧に良い薬膳茶ができるので、」

ぺ「なるほど、中高年の高血圧対策・メタボ対策になるのですね。」

マスター「ええ、お客様の中にも高血圧の方が多いのでね。」

 

ぺ「湿熱が溜まって痰飲、つまり体内にドロドロができてくるから、ドクダミント茶やドクダミ車前茶でデトックス!」

マスター「はい、湿度が高くて暑い夏を爽やかに健やかに!です。」

 

ゴクゴクッ

ぺ「マスターご馳走さま、とっても飲みやすくて美味しかったです。ドクダミは花の咲いている時が1番効力が強い時、私も仙人社のドクダミとペパーミント摘んで作ります!」

 

 

 

 

ドクダミント酒

 

《 立法: 清熱解毒

 

材料

  • ドクダミ30g(フレッシュ)(ドライの場合は半量)
  • ペパーミント10g(ドライの場合は半量)
  • リカー400ml

   

作り方 

  1. ドクダミ、ミントは綺麗に洗って、葉と花を枝からとり、水気を切って乾かす。
  2. 熱湯消毒した瓶に、乾いた1を入れリカーを注ぐ。
  3. 密封し、冷暗所で2、3週間おく。
  4. 1回に20ml、お湯割り、又は水、炭酸水で割ってのむ(お好みでレモンを絞る)

 

 

 

 

ドクダミント茶

 

材料

  • ドクダミ15g(ドライ)
  • ペパーミント6g(フレッシュ)
  • 水500ml

 

作り方

1日ひとり分

  1. ドクダミは洗って葉と花を取り、3、4日間天日干しにする。
  2. 土鍋に500mlの水と1のドクダミを入れて火にかけ、沸騰したら弱火にし、蓋をして20分煎じる。
  3. 火を止める直前にミントを入れて蓋をし、火を止めて5、6分蒸らしてから濾す。
  4. 1日に2、3回に分けて飲む。

*薬膳茶を作る時は必ず蓋をしましょう。

 

 

 

魚腥草(ぎょせいそう)ドクダミのこと)  清熱解毒

[性味/帰経 ]  微寒、辛、苦/肺、肝

[働き]⑴清熱解毒 喀血、膿痰、瘡瘍腫毒

         ⑵利尿通淋 排尿痛、血尿、排尿困難

         ⑶清熱止痢 湿熱下痢

 

薄荷(はっか、ミント)  辛涼解表類

[性味/帰経 ]  涼、辛/ 肝、肺

[働き]⑴疎風清熱 発熱、頭痛、無汗

         ⑵清利頭目 目の充血

         ⑶宣毒透疹 麻疹の透発が不十分な時

         ⑷疎肝解鬱 肝気鬱結の胸脇脹痛、ため息

 

 

 

 

魚腥草のトマト&ズッキーニライス

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*魚腥草寒天のみつ豆

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*たんぽぽ薄荷茶

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*「陽盛体質」

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今週のお題「夏物出し」

ヤングコーンの皮ごと蒸し焼き



むくみ・尿の出が悪い〜人に

  ヒゲも食べるのじゃ!

 

 

 

ヒュヒューン

 パッ

 

ドサドサッ

 

仙「ウホホッ、ぺんたんよ今日の土産じゃ。」

 

ぺ「うわっ、ヒゲがモサモサ、、でもちっちゃい、、これは、、?」

仙「ヤングコーンじゃ。」

 

ぺ「ヤングコーン、、」

仙「スーパーなどで透明のカップに入って水煮のものを売っておるじゃろ、あれじゃ。」

ぺ「あぁ、、あのちっちゃいベイビーなコーン。あれが、これ。」

 

仙「採れたてのヤングコーンはうまいぞ。早速食すとしよう。」

ぺ「はい!」

 

仙「まずは、ヒゲをさっと洗ってアルミホイルを巻く」

ぺ「え?ヒゲにアルミホイルを?なぜ⁇」

 

仙「ヒゲも食すのじゃ。これがまた旨い」

ぺ「ヒゲって、、確かに中薬だから、皮と一緒に煮出して薬膳茶には使ってるけど、、食べる?」

仙「新鮮なヒゲは食べても良い。」

 

ささっ

 くるくる

  くるくるっ

 

仙「ほい、こんな感じじゃ。」

 

 

ぽん

 

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ヒゲはサッと洗ってアルミホイルで包む

 

 

ぺ「はい、、でもアルミホイルで包んで、、どうするんですか?」

仙「あとは、焼くだけじゃ。」

 

ぺ「え?このまま?」

仙「そうじゃ、皮を1、2枚だけ剥き、このまま焼けば蒸し焼きになってうまいぞ。」

ぺ「そっか、皮ごと焼けば蒸し焼きになる、、」

 

ジュー

 ジュジューッ

 

仙「ほい、焼き上がったぞ。」

 

ぽん

 

 

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グリルで焼いて、縦に包丁を入れ皮を剥く

 


ぺ「わぁ、、美味しそう〜〜。ヤングコーンがヒゲに包まれてる。」

仙「食べてみよ。」

 

ぺ「このまま?」

仙「何も付けずともウマイぞ。ヤングコーンの皮ごと蒸し焼きじゃ。」

 

 

ぽん

 

 

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むくみを改善する「ヤングコーンの皮ごと蒸し焼き」

 

 

パクッ

 パクッ

 

ぺ「甘い!仙人、ヒゲがめちゃくちゃ甘いです。」

仙「うむ、ウマイ!」

 

シャキ

 シャキッ

 

ぺ「それに、ヒゲ、シャキシャキ、、」

仙「ふむ、シャッキシャキじゃ。」

 

ぺ「え、ヒゲってもっと柔らかくてふにゃふにゃかと思ったら全然違う!歯応えバツグン❗️大根のせん切りよりシャキシャキしてる。」

仙「ウホホッ、気に入ったかな」

 

ぺ「はい、ヤングコーンも甘いし、、何もつけなくてもホント美味しい。」

仙「新鮮なヤングコーンが手に入る者の特権じゃ。」

 




ヤングコーンの皮ごと蒸し焼き

 

《 立法: 利水消腫 》

 

材料

  • 新鮮なヤングコーン(皮付き)

   

作り方

  1. 新鮮なヤングコーンの皮を1、2枚剥き、ヒゲはさっと洗う。
  2. ヒゲの部分をアルミホイルで包む。
  3. グリル等で弱火~中火で7、8分焼く。
  4. 焼き上がったら、縦に包丁を入れ、皮を剥く。
  5. 器に盛る。

 

 

 

 

玉蜀黍(とうもろこし)  利水滲湿類

[性味/帰経 ]  平、甘/ 脾、胃、大腸、肝、腎、膀胱、心、小腸

[働き]⑴清熱利湿 むくみ、黄疸、排尿困難

    ⑵健脾益肺 疲労、食欲不振、食少

 

玉米鬚(ぎょくべいしゅとうもろこしのヒゲ) 利水滲湿類

[性味/帰経 ]  平、甘/ 肝、腎、膀胱、心、小腸

[働き]⑴利水消腫 むくみ、腹水、排尿困難

    ⑵去湿退黄 黄疸

    ⑶解毒排膿 熱邪による腫れ物、吹き出物、ニキビ

 

 

 

 

 

 

 

《とうもろこしを使った薬膳》

 

*とうもろこしスープ

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*とうもろこし&はと麦の薬膳茶

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*とうもろこしの炊き込みカレーピラフ

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*緑豆&とうもろこしのご飯

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*とうもろこし茶

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仙人問答

 

 

ぺ「あ〜美味しかった。」

仙「季節を感じる一品じゃ。」

 

ぺ「それにしても、ヒゲの美味しさとシャキシャキの歯応えにはビックリ!です。」

仙「うまいだけではなく、効能もバッチリじゃぞ。」

 

ぺ「とうもろこしやとうもろこしのヒゲは、体内の余分な水分を排出して、浮腫みに良いのでしたね。」

仙「そうじゃ。尿の出が悪い〜という人にも良いぞ。」

ぺ「はい、私も既にトイレに行きました。」

 

仙「むくみは、まぶたから始まる事が多いぞ、まぶたから顔面、手足、全身に、、と広がって行く。」

ぺ「まぶた、、ではまぶたが浮腫んできたら要注意ですね。」

 

仙「時に下肢から始まり全身に広がる場合もある。」

ぺ「足の浮腫みにも要注意。」

 

仙「とうもろこしのヒゲは単味で薬膳として成り立つので重宝なのじゃ。」

ぺ「ヒゲは単味で効果が、つまり配合七情の『単行』ですね。」

 

仙「ふむ、あとは車前子(しゃぜんし)や冬瓜皮と組み合わせて、浮腫み改善の薬膳とする。」

ぺ「冬瓜もそろそろ収穫の季節、、車前子は確か、、オオバコの種子でしたね。」

 

仙「そうじゃ、オオバコはその辺りにワサワサと生えておるじゃろ。」

ぺ「はい、毎日踏んでます。」

 

仙「ウホッ、踏むと増えるぞオオバコは。」

ぺ「えっ、、道理で、、。」

 

仙「葉は車前草、花が咲く頃に収穫して干しておくと良いぞ。」

ペ「雑草扱いにせず、、ですね。」

 

  ⁉︎  ⁉︎

ぺ「うっ、うわーっ又だ、もうこれで3回目」

仙「なんじゃ?」

 

ぺ「仙人、、ヒゲが効いてるんですよ〜ー我慢できない〜〜。」

 

ピューーーーッ

 

仙「ウホホッ、ヤングコーン&ヒゲ『利水消腫の術』見事なり。

  ヒゲコーンでむくみが改善する。

むくみが改善した君に、ヒゲは高らかに歌う事だろう

 

〜〜たった一つ確かな事があるとするのならば

         君は綺麗だ 〜〜 ♪

 

 

 

 

*「配合七情のお話」

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塩麹漬けらっきょうはいかが?

 

冷えによる胸のつかえ、痛みに

 

 

 

ゴシゴシ

 シャッシャッ

 

キュッ

 キュッ

 

ぺ「ふぅ、、あとは根を切って、、」

 

トン

 トン

 

 

ヒュヒューン

 パッ

仙「おぉぺんたんよ、何やら匂っておるぞ〜」

 

ぺ「仙人、今、らっきょうの下処理中なんです。」

仙「それでこの匂いーーか。」

 

ぺ「仙人、この時期って忙しいですね、らっきょう、ニンニク、生姜、梅、枇杷、、。」

仙「ふむ、そう言えばそうじゃのう」

 

ぺ「去年は枇杷が大量で、そっちに手がかかりすぎてラッキョウを漬けそこなっちゃったから、」

仙「そうか、それで甘酢らっきょうを漬けるのかな?」

 

ぺ「はい、もちろん!」

仙「甘酢らっきょうはうまい!が、しかし、少しだけ塩麹漬けにしてはどうじゃ。」

 

ぺ「塩麹漬け?」

仙「そうじゃ、甘酢らっきょうのついでに、下処理したラッキョウを少し頂いて塩麹に漬けておくのじゃ。」

 

ぺ「なるほど、それもいいかも。」

仙「塩麹漬けらっきょうは1〜2日で出来上がるぞ。」

 

ぺ「わ、それは良いですね。それで、、どうすれば、」

仙「至って簡単!下処理したラッキョウの水気を切って塩麹に漬ける、密封する、冷蔵庫で1〜2日寝かせる、これだけじゃ。」

 

ぺ「ほんと、すっごい簡単!甘酢らっきょうより手がかからない。」

 

パッパ

 パパッ

 

ぺ「キッチンペーパーで水気を切って、保存袋に入れて、塩麹も投入、そして空気を抜いて、、閉める」

 

ぽん

 

 

 

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塩麹をまぶし、空気を抜いて密封する

  

 

仙「2日経ったぞぺんたん、塩麹らっきょうを頂くとしよう!」

 

 

 

ぺ「はい、仙人、塩麹漬けらっきょうです。」

 

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ラッキョウ塩麹漬け

 


パクッ

仙「おぉ、シャキシャキの歯応え」

 

パクッ

ぺ「ほんと、シャッキシャキ、塩麹の塩加減が良いですね、甘酢らっきょうよりサッパリ味です。」


仙「ピリッとカリッと、、旨い!」

 

 

 

 

らっきょう塩麹漬け


《 立法: 温中通陽 》

 

材料

  • らっきょう200g(皮むき根切り後)
  • 塩麹20g(市販品でも良い)

   

作り方

  1. 下処理したらっきょうの水けを切り、密閉容器又はジッパー付き保存袋に入れ、塩麹を入れてまぶし、空気を抜いて閉じる。
  2. 冷蔵庫で保存する。
  3.  1~2日後ぐらいから食べれる。(洗わずそのままで)
  4. 1週間ほどで食べ切る。

 

 

薤白(がいはく)(らっきょう)  理気類   

[性味/帰経 ]  温、辛、苦/肺、胃、大腸

[働き]⑴温中通陽 胸背冷痛、胸陽不振の胸痺

    ⑵行気導滞 喘息、咳、脾胃気滞の下痢

 

 米麹

[性味/帰経 ]  温、辛、甘/ 脾、胃

[働き]⑴補中益気・健脾和胃 脾気虚の疲れ、食欲不振、むくみ、下痢

 

 

 

 

塩麹の作り方

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《この時期のオススメ》

 

*「黒酢生姜」

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*「黒糖梅サワー」

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*「ニンニク酒」

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枇杷酢(枇杷が大量に採れた方向け)

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枇杷酒、枇杷酢、枇杷シロップ

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*赤紫蘇酢・酒

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仙人問答

 

ぺ「仙人、ラッキョウは中薬名は『韮白(ガイハク)』でしたね。」

仙「そうじゃ、気の巡りを良くする『理気類』の中薬。」

 

ぺ「温性ですから、体を温めて巡りを良くするんですよね。」

仙「ふむ、ラッキョウは冷えや湿によって悪くなった巡りを改善するのじゃ。」

 

ぺ「冷えや湿で、、」

仙「特に胸の陽気を通してくれるのでな、胸のつかえや痛み、背中の痛み、喘息にも良いぞ、。」

 

ぺ「冷えや湿によって滞ってしまった陽気を通して胸の痛みを改善する。ラッキョウ、優れものですね。」

 

仙「『胸痺の要薬』と言われておる。」

ぺ「おぉそんな別名が、、」

 

仙「しかし、食べ過ぎてはならぬ、1日2、3粒じゃ。」

ぺ「はい!」

 

仙「塩麹漬けらっきょうを食べながら、甘酢らっきょうの仕上がりを待つのじゃ、ウハハハハハーーーッ」

 

 

ボタニカ

 

牧野富太郎さんの物語

 

 

皆様、こんにちは、ぺんたんです。

本日は中薬学に関連した道草編です♪

お時間がございましたらお付き合いください。

 

 

 

植物学

 

今年の1月に「ボタニカ」という本が出版されました。

これは牧野富太郎というひとりの植物学者の物語。

 

この牧野富太郎という人物、私、詳しいことは全く知らないのです。

私が知っている事は、とにかくものすごーーく植物に長けていた方で、出身地の高知県に「牧野植物園」という記念館のようなものがあるという事だけ。

いつかこの植物園に行ってみたいと思っていたぺんたんでしたが、その牧野富太郎さんの物語の本が出版されると知って、発売と同時に飛びついて読んでみました。

 

 

 

 

1月、私がこの本を読み終える前に、『2023年春の朝ドラは牧野富太郎さんをモデルに~』というニュースが流れたので、おそらくこの本はその為に書かれたのでは、と思うのですが

読後の感想としては、「えっ、これを朝ドラに⁈大丈夫⁈お茶の間は不愉快にならない⁈」です。

 

植物一色の世界

天才というよりは天命とも言えるような人生

 

何の予備知識もなく読み始め、まず最初に驚いたのは時代です。

高知県出身などと思っておりましたが、いえいえ、この方が生まれた時はまだ高知県ではなく土佐藩であります。つまり幕末の生まれ、坂本龍馬がまだ存命だった時代、物語はここからスタートするのです。

6・3・3制などとは程遠い寺子屋の時代、やがて明治維新へと。

 

次に驚いたのは、富太郎が研究を重ねて行く中で文中に*1本草綱目』という書物が出てきたこと、

これは『李時珍』が書いた薬膳学・中医学の歴史に出てくる重要な書物なんです。

私にとっては単に歴史的書物でしかないものが、ここでリアルに登場し、実際に研究に役立てている事には感動ですよ。

 

幕末から明治、大正、昭和とひたすら植物に没頭した人生

得たお金は全て研究の為の書物などに費やしてしまい、年がら年中借金、夜逃げを繰り返す

植物界にはなくてはならない人だけれども、これだけ破茶滅茶でもなんとかなったのは、色々な制度が整っていない時代だからこそなのかなぁと思いながら、

いやいや、これだけのバイタリティーで植物と共に生きた人を、この本を読んだだけで終わってはいけないと思い、今月ようやくご本人の書かれた作品を読むことができました。

 

 

植物に精通されている方々には「ぺんたん何を言っているんだ、牧野富太郎と言えば日本で最も有名な植物学者だぞ、その牧野富太郎の植物図鑑も知らんのか⁉︎」と怒られそうなんですが、なんと言っても私は薬膳を始める前は、食物には興味があっても植物にはなんの興味もない人間でしたから、植物図鑑など無縁、知る由もありません。

でも、薬膳・中医学の勉強を始めてみたら、中薬として扱う物は殆どが植物。動物や鉱物もありますが、圧倒的に植物!

植物の葉、花、蕾、枝、樹皮、根、塊根、種子

 

そこで、まずは牧野富太郎さんの描かれた画集を手に取ってみました。

『ボタニカ』の本の中でもその類稀なる植物の描写力について書かれているので、やはり観てみたいですよね。

 

牧野富太郎植物画集

牧野富太郎植物画集

牧野富太郎植物画集

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美しいだけではないこの画集、毛筆で描かれている作品が多く、時代を感じます。

見事な筆遣いに感服するとともに、単なる写生ではなくて、絵画でもあり解剖図でもあり、、

全体像はもちろんのこと、花弁、メシベ、オシベ、種子、根など、事細かに描かれています。

「あ、綺麗な花、スマホでパシャッ」という現代からはかけ離れた世界がそこにあります。

自分自身がいかにきちんと物を見ていないか、、痛感しますッ(>_<)

 

 

 

そしてもう一つ、植物について書かれた随筆集を読んでいます。

 

*植物一日一題

 

 

これは表題通り、牧野氏が一日に一題ずつ執筆され百日百題書かれた随筆

戦後一年後、牧野氏が84歳の時に書かれたものだそうですが、内容がとんでもなく濃い!!!

冒頭から「馬鈴薯とジャガイモ」の違いについて書かれており、エッ⁉︎

馬鈴薯≠ジャガイモ

他にも「百合とユリ」「昔の草餅、今の草餅」などなど、

文中には英語の学術名なども表記されており、読みづらい漢字も多いけれど興味深いお話が実に盛り沢山

そしてここでも「本草綱目」からの記述があちこちに

 

 

ふぅ、、「知識」とはこう言うことを言うのだと実感させられます

中医師のweb講座を受講した際、先生が言って見えましたね、「『知識』とは知っているだけではダメです、きちんと識別できないと、、」

 

情報過多の時代、何でも検索すれば出てくる出てくる

でも検索で得たものは知識ではなく単なる情報

中医学の勉強をしているとつくづく思うんですよ、情報過多の時代だからこそ、その情報の真偽を見極めるために「知識」が必要なんだ、とね

 

目下、中薬学に出てくる様々な中薬たちに苦戦中

まず、漢字が読めない

読めても、それが何なのかわからない

中薬学辞典と睨めっこして、その正体を探る日々

葉なのか、根なのか、種子なのか

温めるのか、冷やすのか

潤すのか、乾かすのか

補うのか、瀉するのか

毒性があるのか、ないのか

そして、それはどんな姿形なのか

 

途方もなく時間のかかる作業にうんざりしていたけれど

こんな程度の事はまだまだ序の序の序の口だと

牧野氏の描かれた作品、書かれた随筆に教えられました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして朝ドラ

 

 

2023年の朝ドラ、この牧野富太郎さんを演じるのは「神木隆之介」君との発表がありました。

神木隆之介君、とっても好きな役者さんです。

1番最初に彼を知ったのは、まだ子役だった頃で、もう随分前の作品だと思うのですが、緒形拳さんと一緒に出ていたドラマ。

確か神木くんの役は知的障害を持っている役で、でも花の名前が何でも言えちゃうような子だったような、、

このドラマの中で、神木くんがピアノで「乙女の祈り」を弾くシーンがあったのですが、それがとても印象に残っていて、それまで「乙女の祈り」という曲をあまり好きではなかった私に、この曲を好きにさせてくれたドラマでもあります。

 

花の名前が言えちゃう役を演じていた神木くんが、どんな風に「牧野富太郎」さんを演じるのか

またこのとんでもない、いえ、飛びまくってる人生をどのように脚本家は描くのか

そして、どんな風景が、どんな草木がこのドラマを彩るのか

来年の春を楽しみに待つことにします。

でも、その前に高知の牧野富太郎植物園に行きたいッ‼️

 

そうそう、この神木くんが出ていたドラマが何だったのか気になったので「神木隆之介緒形拳、ドラマ」で検索してみました。

結果は

風のガーデン

あらっ、主演は中井貴一さん⁉︎ 

ヒェー、これぞ正真正銘『記憶にございません』!

 

 

ガーデン繋がりで最後にぺんたんオススメの1曲を❣️

 

 

   〜〜 ♪  〜〜

 

花は咲いては枯れ

あなたに心奪われ

それでも守り続けたくて

ガーデン 果てるまで

 

人は出会い別れ

失くしてはまた手に入れ

それでも守り続けたくて

私のガーデン 果てるまで

 

  〜〜 ♪  〜〜

 

藤井風『ガーデン』より

 

 


www.youtube.com

 

 

 

 

*1:本草綱目(ほんぞうこうもく):明の時代、李時珍(りじちん) 全52巻、16世紀までに著された各医籍に取り上げられた薬物を網羅し、再検討を加え、16部62類に分けられた1892種類の薬、方剤11000余り、翻訳され世界中に伝えられた。

フラフラくたくた補気ッチャえ! イライラうつうつ理気ッチャえ!